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M$社はトマホークを無料で配布しているようなもの [OS]

Microsoft、「WannaCry」攻撃で米連邦政府に苦言
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/15/news078.html

この記事によると、Windowzを開発するMicro$oft社はアメリカ政府に対し、Windowzの脆弱性を知った事をMicro$oft社に隠し、その情報を武器として所有していた事に苦言を呈したという。


言い分は理解出来る。
今回の件(WannaCryの世界的蔓延とその被害)は“米国家安全保障局(NSA)から盗まれた情報が元で起きた”からだ。

もし、NSAがWindowzに内包された未知の欠陥について隠す事無くMicro$oft社に報告していれば、今回の問題は起きなかった可能性がある。

それに、そもそも社会インフラとして普及してしまったOSの欠陥を国家が悪用しても良いのか、という話もある。この点に関して私はMicro$oft社に同意する。


しかしだ、そもそもの原因はこのような欠陥商品を売り続けるMicro$oft社にこそあるのではないか?

私は過去から現在まで、Micro$oft社は自社製品の欠陥が元で起きたあらゆる損害に責任があると思う。

Micro$oft社はWindowzでボロ儲け(ビルゲイツの資産を見ると良い)しているのだから、例え会社が潰れようとも損害を賠償しても良いくらいに思っている。


もちろん、現在のコンピュータセキュリティを取り巻く複雑きわまる状況下で、誰か一人を悪役にする事は無意味だ。

コンピュータのセキュリティ問題は、他のあらゆる問題と同様、実際に損害を被った者にも一定の責任がある。特にMicro$oft社は問題への責任の取り方の一つとして、商品の欠陥を修正するプログラムを定期的に提供しているので、その修正プログラムの導入を怠った責任は被害にあったコンピュータの所有者及び管理者にある。
第一この世に欠陥がゼロの物などあり得ない。何か他人が作ったモノを利用するのなら、その欠陥の程度や時と場合によっては利用者の責任において回避する事が絶対に必要なのだ。(例えば包丁やハサミといった刃物は、刃物自体に予測できない事故原因になる瑕疵が存在しない限りケガをしても使用者の責任である、当然刃物の取り扱いに関する知識が無い場合も使用者の責任)

また、当然だがOSの欠陥を悪用した者の責任も同様だ。そもそもOSの欠陥を悪用して金儲けをするなど言語道断。これも他の様々なモノの欠陥に起因する問題と共通する事だ。


欠陥商品を売った者、欠陥商品を利用する者、欠陥商品の欠陥を悪用する者。

以上の事から、この3者の責任は等しいと私は考える。


とはいえこの問題を責任問題にする事では絶対に解決出来ない事は明白だ。

しかし、だからといって3者の負うべき責任が消滅する事もあり得ない。

それはそれ、これはこれ、である。


とにかく、私はMicro$oft社には商品の持つ影響力を考えて開発しろと言いたい。

そしてMicrosoftのブラッド・スミス法務担当上級副社長が言うようにNSAが「トマホークを盗まれたようなもの」ならば、Micro$oft社は「トマホークを無料で配布しているようなもの」だ。

ちなみにWannaCryを利用して攻撃した者は「トマホークを発射した者」、WannaCryに感染した者は「トマホークの着弾地にわざわざ出向いた者」である。



Windows 10 Sは成功するだろうか [OS]

Windows XP登場以降、Micro$oftはまったくダメだ。
何がダメかというとOSの開発方針に一貫性が無く、迷走している事だ。

だから「Windowz 10 S」などという中途半端なモノを出す。


Windows 10 SとSurface Laptopを武器に文教市場で反撃の狼煙を上げるMicrosoft
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1058162.html


そもそもOSに様々なアプリケーションを最初から組み込む事に無理がある。

肥大化したOSには、設計上、システム上、プログラム上のバグが山盛りなので、保守管理に多大なコストが必要。


要するに、用途ごと必要な機能のモジュールをユーザー自身が選択して組み込めるようにすれば良いものを、最初から全部突っ込んでいるので非常に使い勝手が悪いのだ。(しかも無駄に高価だ)


こうした欠点は、パーソナルコンピュータのOSで支配的地位を築いていた時はまだ良かった。
競争相手が居ないのだからやりたい放題でも利用者は逃げ場が無かったからだ。

しかし“個人向け携帯型通信装置”(スマートフォン)が常にコンピュータネットワークに接続し、一般的なパソコンの用途の内「コミュニケーション、情報検索、音楽と映像の視聴」に十分な性能を持つパソコンとして機能するようになった現在は事情が違う。


こうした中、過去の成功に縛られたままのMicro$oftが、旧態依然とした価値観で物事を判断し続ける限り成功などするはずがない。
今のままでは小さな失敗を繰り返し、その積み重ねが大きな失敗を生む事を繰り返すだけだ。

Windowz10Sはそんな小さな失敗の積み重ねで生まれた、大きな失敗の一つだと私は思う。


ただし、世界的には失敗するだろうが、日本国内は事情が違う。

世界的に見て個人へのデスクトップパソコン(含むノート型)の普及率が低い日本では、老若男女問わずコンピュータへの理解度が低いためどこかで聞きかじった言葉に簡単に踊らされ、全体の方針を決める者はそれが何なのか理解出来ないため失敗し、決められた方針にただ従うだけの者は無駄な労を費やすばかりで、単に消費するだけの者は一定の話題に同調した後は飽きたらポイ。

教育機関へのパソコン導入に関しても例外ではないので、こうした日本人の行動パターンが悪用され、簡単な調査でデタラメな運用計画を立て、どこかの誰かが私腹を肥やすために決めた上位組織からのお達しで全国の学校に大量導入される可能性がある。

そういった可能性を考えると、日本マイクロソフトの営業手腕によっては日本国内だけで一定数の売り上げに成功する可能性が見えてくる。昨今のアメリカの動向を考えれば、そちらからの圧力も無視出来ない事になる可能性もあるので尚更だ。


従って、Windowz 10 Sは日本国内である程度の売り上げには成功するかもしれない。

・・・ただし教育機関への導入後、それが投資に見合った成果を出せるかは不明だが。


そこまでしてストアアプリを売りたいのか
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2016-08-31-1


MS-IMEの改悪で感じた事 [OS]

私の2nd PCにはWindowz10の最新版である“Windowz10 Creators Update”がインストールされているが、今日久々に電源を入れてテキストを打ち込んでいると画面中央に“A”とか“あ”とか出る事に気付いた。

出るタイミングが半角/全角キーを押した時だったので、MS-IMEのプロパティを見ると「IME入力モード切替の通知」という項目が追加されていた。

w10cu_ime.png
IME入力モード切替の通知のチェックボックスは標準でチェックが入っている


この機能、人によっては便利なのかもしれない。

しかし私には邪魔でしかなかったので、チェックボックスからチェックを外した。
すると半角/全角の切り替え時、画面中央に“A”とか“あ”は表示されなくなった。


それにしても、人間側でコントロールすれば良い問題についていちいちパソコンにやらせる機能が増える事、増える事。

場合によっては生産性向上に役立つかもしれないが、多くの場合、単に能力の低い(或いは無い)人間を怠けさせるだけの話である。

人間は学ぶ事で生物として生きていくために必要な能力を身に付けていくが、その機会がどんどん減っている昨今、こうしたコンピュータによる余計な機能がこれを加速させていると感じるのは私だけだろうか。

どこかの誰かが思い付きで便利なモノを作るのは良いが、それに慣れてしまうと人間は生物として退化する。

その内にコンピュータを利用する生活に慣れているが、代わりにコンピュータの介助が無ければ生きていけない人ばかりになるのだろうか。



最新CPUはWin7アップデート停止 [OS]

今年3月のOSシェアが、Net Applicationsより発表された。

これによるとWindowz7のシェアは増し、Windowz10のほぼ2倍を維持している。

Windows 7と10で75% - 3月OSシェア
http://news.mynavi.jp/news/2017/04/03/052/



このWindowz7とWindowz10のシェア争い、今年に入ってWindowz7の優勢が続いている。
1月こそWindowz7のシェアは前月比1%ほど落ちたが、その後は2ヶ月連続で増加に転じているのだ。

一方でWindowz10のシェアは伸び悩む。
新しいパソコンのほとんどはWindowz10がインストールされているにも関わらず、2月は微減、3月は微増するもシェアが1%増加したWindowz7との差がまた開いた。


こうした状況の中、3月6日にはMicro$oftよりこのような文書が公開されている。

Windows の更新プログラムをスキャンまたはダウンロードするときに、"お使いの PC はこのバージョンの Windows でサポートされていないプロセッサを使用しています" エラーが表示される
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4012982/the-processor-is-not-supported-together-with-the-windows-version-that-

要はRYZENとKabylakeを使ったパソコンでは、Windowz7及びWindowz8.1がインストールされているとWindowz update出来ません、という事だ。


M$の場合こうした嫌がらせは枚挙に暇が無いが、これは悪質すぎる。

ユーザーは理由があってWindowz7を選択しているのだ。

それを強制的にWindowz10にしろという、しかも既存OSのセキュリティを人質にして。


こうしたM$の嫌がらせに対しては、各方面で擁護の意見もある。その多くはセキュリティの維持とコストの問題を挙げるが、それは素人が無知である事を利用した言い訳に過ぎない。

現場の事情は理解するが、開発会社の方針は理解しない。

すでに社会インフラとして定着しきった商品で、開発会社の一方的な事情の押し付けを利用者にする事が許されるのか?

納得出来る理由があるのならばまだ許せるが、ことWindowzに関してそのような理由は存在しない。


さて、どうしたものか。

今のところは手動でWindowz updateのパッチを当てる方法が残ってはいる。

古いパソコンを延命するか、最新のパソコンでは手間をかけてアップデートするか。

そのどちらかしか、Windowz7を使い続ける方法は無いようだ。



参考記事

Kaby LakeとRyzenのWindows 7/8.1アップデートが終了 自作PCの選択肢はWindows 10のみに

Windows 7ユーザーに朗報 AMDはRyzen CPU用のWindows7のサポートドライバーを「使い方がわかる人」用に公開

マイクロソフト 意地でもWIN10普及を進めるためWIN7ユーザーを締め出しにかかる




W10 CUインストール [OS]

“Windows 10 Creators Update”とやらをインストールしてみた。

インストール画面が少し変わったなァ。

w10_se_01.jpg


インストールが終わるといきなりEdgeが起動してこんな情報が。

w10_se_02.jpg

要はアレか。(以下略)


まだ細かいところまで見てはいないが、単にアプリケーションソフトウェアを使うためのプラットフォームとして見れば今までとまったく変わらない印象だ。

もちろん、増えた余計な機能は別だが。

なお、インストールに伴っていくつかのプライバシー設定が元に戻され、また増えた機能のプライバシー設定は当然のごとく個人情報タレ流し設定になっている。

従ってそれが嫌だという人は設定を見直す必要があるし、そうでない人はそのまま使えば良いと思う。


04/06 追記

新しいWindowz10についての詳しい解説はこの記事がお勧め。

「Redstone 2」アップデート対応版!! すべてが分かるWindows 10大百科
http://news.mynavi.jp/special/2017/windows10creators/

なお、Creators UpdateことRedstone2は以前よりエクスプローラに“Officeの広告が表示される”という報告があって世界中で叩かれていたのだが、この機能をオフにする設定もこの記事に書かれている。

設定の方法はエクスプローラーを起動した後に「表示」→「オプション」と開いて、フォルダーオプションの「表示」タブより「同期プロバイダーの通知を表示する」のチェックボックスからチェックを外す。



こっちは来なくていいから [OS]

Windows 10 次期大型アップデートは今春配信
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1701/15/news013.html


記事をざっと流し読みしたが、どうも私にとって望ましくないアップデートであるようだ。


現在私が使用するWindowz10が動作するパソコンは、使用頻度が極めて低い。
何故なら、メインで使用するパソコンのバックアップである2nd PCであるからだ。

それでも昨年夏頃までは、新しいOSについて学ぶ(ただし主にトラブル対策)ために稼働率は高かったが、今の所把握するトラブルに対する知識と経験は必要なだけ得た事から、現在では週に1回電源をいれるか入れないかである。


そこに来て今回の大型アップデートの情報。

しかもUIの偏向(誤変換だがあえてそのまま)まであるという。待ってくれ。もう何もして欲しくは無いから。


しかしWindowz10に関して、来てしまうアップデートから逃れる術はWindowzの使用を一切とりやめるしかない(しかもその選択が問題の解決になるとは限らない)。だが必要なアプリケーションソフトウェアのプラットフォームとして他に選択肢が無い以上逃げることが出来ないため、甘んじてこのアップデートを受け入れるしかない。


しかも年2回の大型アップデートの場合、一部のプログラムモジュール差し替えではなく新規にOSをインストールした環境に設定やアプリケーションとデータを移すというインストール方法になる。

この場合過去の例から、今までカスタマイズした設定の一部が失われる可能性が高い。戻された変更点を探し出して再設定するという手間は、クリーンインストールから環境を再構築する手間に近い時間が必要だ。

しかもアップデートがどんなトラブルを引き起こすかの検証もしなければならない。

もう、本当に勘弁して欲しいと思う。



正気の沙汰ではない、Windows10 [OS]

販売開始から1年と4ヶ月を経過したWindowz10であるが、登場以来絶え間なく続く様々なトラブルとの格闘に私はかなり疲れている。

Micro$oftは新しいWindowzが出る度に生産性の向上などを訴えるが、現実にそうなった事はあまり無い。一応、Windowz 2000~Windowz 7までは、OSが安定している場合に限り概ね満足な感触があったが、UIが破壊されたWindowz8系は安定していてもダメだったし、Windowz10に至ってはまったくもって安定とは程遠い状態が1年以上続いており、生産性という言葉はどこかへ行ってしまっている。

Windowz10はただでさえ機能が増えて使い辛くなっているのに、それに加えて保守管理の手間がWindowz7以前よりもはるかに多く増えているのだ。


そんなWindowz10に、新たな“正気の沙汰ではない”問題が増えたようだ。

Windows 10にはアップデート実施時に「Shift+F10」キーで管理者権限ゲット&暗号化保護を回避可能な危険性あり
http://gigazine.net/news/20161201-windows-10-upgrade-bitlocker-bypass/

記事によると、現在のWindowz10はWindows updateに「正気ではない」と専門家が指摘するバグが存在していて、アップデート中に「Shift+F10」キーで管理者権限の入手と暗号化保護を回避出来てしまうという。

このバグの悪用はパソコンが他人に使用される恐れが無い限り問題が無さそうな事から、個人の自宅ならば違法侵入者が入って来るとか、同居人か招きいれた客人に悪意でも無い限りあまり問題が無いように思える。

だが複数の人間が働く事務所や、不特定多数が出入りする場所にあるパソコンでは大問題だ。


他にもリモートデスクトップなどで遠隔操作出来る環境ならば致命的な問題であるが、現在この問題に対してMicro$oftは対応中という事で、回避する方法はWindows updateをしない事くらいしかないように思える。

そしてこうした問題の発覚は、まだまだ氷山の一角にしか思えない。

Windowzはこの先どうなってしまうのだろうか。



Windows10の、Windows updateのファイルが大き過ぎる [OS]

私は、先月から私の所有するWindowz10環境をほぼ1ヶ月の間、Windows updateしていなかった。

Windows updateのトラブルを恐れて先延ばしにしている内に色々忙しくて忘れていたのだが、今日出たばかりのWindows updateについて情報収集した結果問題なさそうという判断から、先月からやっていないアップデートをまとめてしようと思った。

そこで複数のパソコンで同じ内容のダウンロードは時間がかかりすぎるので、サイズの大きなものをあらかじめダウンロードしておくためにMicrosoft Update Catalogにアクセスして検索をしてみた。


Microsoft Update Catalog
http://www.catalog.update.microsoft.com/Home.aspx


するとKB3197954(先月28日分)とKB3200970(今月9日分)の合計が、64bitで1.65GB、32bitが911MBという巨大なサイズに。

近いうちに差分のみの配布でダウンロードサイズが3割ほど減るようになるらしいが、こう肥大化していては焼け石に水ではないかと思う。

アップデートのファイルが巨大化する理由は機能の増加しか考えられないので、Micro$oftはOS本体と付属する機能の切り分けをして、それぞれ別個に行うべきだ。(もちろん、不要な機能の削除もセットで)

様々な理由で特定のアプリケーションしか使わず、それら以外が動作する事が都合の悪い環境にとって現在のWindowz10はあまりも不要な機能が多すぎる。

本当に、どうにかして欲しいと思う。


Windows10のトラブル2 [OS]

朝、仕事をするためにパソコンの電源を入れたら、いきなりアップデートが始った。

Windowz10がインストールされたパソコンを使っている方で、こんな経験をした事がある人はどれだけ居るのだろうか。


先日Windows updateでキーボードが使えなくなった知人から、そんな電話があった。

またキーボードが使えなくなる事を恐れての電話だった。

知人にはとりあえずアップデートが終わるまで落ち着いて待つように言って電話を切り、その後知人宅を訪れると、アップデートは無事に終わっており、仕事にも支障なく使えているとの事だったので安心した。


このような「勝手にアップデート」はどうにかならないものか。

特にこれから仕事をしようという時にアップデートが始ってしまうと、それだけでアップデートが終わるまでの時間が無駄になってしまう。アップデートが数分で終われば良いが、SSDを搭載しないHDDなノートパソコンで、しかも家電屋で売っている“余計なソフトウェアが山盛り”なヤツだと、アップデートが終了するまで1時間以上待たされる事もザラだ。

その上、アップデートの不具合でパソコンが使えなくなった場合は最悪だ。

パソコンを仕事で使う上で一番重要なのは、毎日安定して使える事である。
目新しいユーザーインターフェイスや、不要なアプリケーションの広告、OSとして贅肉としか言えない余計な機能などのためにアップデートする事はまったくの害悪でしかない。

OSはセキュリティとOS本体のメンテナンスさえしっかりやっていれば、他は何もいらない。
特定の作業に必要な機能はオプションで用意して、必要な人には自分で選ばせれば良いのだ。


Micro$oftは、本当に何がしたいのか。

Windowzを使う消費者を家畜かなんかだとしか思っていないのか?

スマートフォン的なお遊びOSと仕事で使うOSは別にしてもらいたいと思う。



Windows10のよくあるトラブル [OS]

昨日、しばらくお呼びのかからなかった知人から久々にヘルプコールが来た。

どんなもんかと見に行くと、Windows10のノートパソコンが「パスワード入力画面でキーボードからの入力が出来ないのでログインできず」、仕事も出来なくて困っている、という事だった。

話を聞く限り、こうなった発端は数日前にこのパソコンが自動で行ったWindows updateであるようだ。そこでディスクのアクセスランプを見ると点滅どころか点灯状態なので、まだアップデートが終わっていない。

というワケで知人にはアップデートが完全に終わるまで待ちましょうと提案した。そしてお茶をいただきながら雑談すること約1時間。ようやくアクセスランプの点灯状態がたまに点滅するくらいまで落ち着いて来たのでパスワードの入力を試みたところ、やっぱりダメだった。仕方ないので“困った時は再起動”を実行する。


再起動をかけた後にアクセスランプの状態が落ち着くまで待ってから、再度パスワードの入力をする。今度はキーボードからパスワードの入力が出来て、デスクトップを拝む事が出来た。知人は大喜びだったが、このタイミングで「実はこうなる前に“弥生”という会計ソフトのパスワード入力が出来なくなった」と打ち明けられる。

どうもこうなる以前、一度はデスクトップの表示にまで行きついていたようだ。

何か釈然としない気持ちを持ちつつ、とりあえず弥生を起動してパスワードの入力を試みた。しかしキーボードからの入力を受け付けない症状が出てアウト。確認のためにNotepadを起動してキーボードから入力しても、文字の入力が出来なかった。

ログインパスワードの入力時はキーボードが使えて、デスクトップの表示以降は使えないというよくわからない症状だ。原因について詳しく調べたいところだが、知人によるとあまり時間の猶予はなく、出来ればいますぐにでも仕事を再開したいという。


ということで、現状のままキーボードの動作を回復する事をあきらめる事にした。
Windowz10の、直近のWindows updateはトラブルが多い更新という知識はあったので、もう手っ取り早くアップデートを元に戻そう。それが一番簡単な解決方法に思えた。

その後は設定→回復で「前のビルドに戻す」を行って、1時間以上かけて以前のビルドに戻した後にNotepadでキーボードが使えるようになった事を確認、弥生もパスワードの入力が出来るようになって無事にそのパソコンで業務を行えるようになった。

ここまで到達するのに4時間近くもかかった(そのほとんどはパソコン自身の作業が終わる事を待たされただけだが)。

実に無駄な時間と労力を、Windowzの勝手な振る舞いで浪費する事になったものだ。




Winsows10 のアップデートで、またトラブル [OS]

もはや“毎月恒例”の問題になった、Windowz10のWindowz update。

今月も期待に応えてくれたようだ。


Windows 10 Anniversary Updateの累積的アップデートでトラブル発生
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1610/03/news044.html


記事によると、トラブルの具体的な内容は以下の通り。


・ ダウンロードが途中で止まる
・ アップデートが完了せず自動的に従来バージョンに戻る
・ 再起動のループに入る
・ マウスやキーボードが無効化される


ダウンロードが止まるくらいなら大した事は無いが、他の問題は致命的だ。

パソコンが使えなくなると困る方は、Windows updateの設定を変えてアップデートを阻止するか、Home Editionの方は再起動のスケジュールを遅らせる事でアップデートを回避しよう。



ただ使っているだけで壊す人々 [OS]

Windowzは非常に複雑なソフトウェアの集合体で、OSそのものも複雑だが、利用者がインストールする各種ソフトウェアによって、或いは使用するハードウェアに“何が含まれるか”によっても変わって来るため、例えば同じメーカー同じ型番のパソコンであっても、利用者によって環境に大きな差異がある事は普通だ。


このような状況の中で、一部の人達は特に何かしているというわけでもなく、「ただやりたい事をやっているだけ」にも関わらず、その環境を変化させ、その結果OSが機能不全を起こして死ぬ、という事をやってのける。

今日、私の元にかかって来た電話の主も、そんな「ごく普通のパソコン利用者」の一人だった。


彼曰く、「今日使おうと思ったら、電源を入れた後白い文字が出て、その後パソコンの画面が真っ暗になって動かない」と云う。

私は夕刻に仕事のキリが付いたタイミングで彼の元を訪れ、問題のパソコンを調べたところ、バックアップに使用している3台目のハードディスクの挙動がおかしく、これを外して電源を入れると正常に起動して来た。

しかしまだ挙動がおかしいのでチェックディスクをかけた所、システムドライブのファイルが一部壊れていたが、幸い論理エラーが修復されて元通りになった。


以上で問題は一応解決したが、彼に原因と対処と結果について話したところ、彼のごく当たり前の行動がこうした問題を生んだ事がはっきりした。

どういう事かといえば、常駐する各種ソフトウェアの多い事(便利そうだと思うと片っ端からインストールする)がひとつ、そしてクラウドストレージを利用する為のソフトが何故か4つも入っていて、さらにデスクトップが出てマウスカーソルが動かせるようになると即ブラウザなどを立ち上げて作業をするという事だ。

これら一つ一つの事は、それ単体ではたいした問題では無いのであるが、これらの要因が重なるとハードウェアに過大な負荷をかける事になる。トラブルの原因は環境の複雑さとそういった使い方を含めたものだった。環境については私から見れば明らかに異常で、そもそ何故利用してもいないクラウドストレージのクライアントが3つも余分に入っているのか尋ねても「知らない」としか返事が返って来ない。

そこで私は彼と協議して不要なソフトウェアの削除や、代替出来るのならシステム負荷の軽いものに変える等の、トラブルの予防措置を行ったが、果たしていつまでその効果が維持されるだろうか。そもそも過去に私自身が、それもつい半年前に別件でメンテナンスした折にOSの環境を掃除していたのだ。それがたったの半年で・・・

ちなみにこの手のトラブル解決の依頼は結構多い。そして困ったから助けて、と電話をかけてくるのは大体同じ人である。こうした人は即座に名前が挙がる人だけで5~6人は居る。
ネットの掲示板でも同様な話を見かけるので、「ただ使っているだけで壊す人々」というのは結構多いのかもしれない。



Windows10とWindows7のシェア [OS]

昨日の記事を書いた後、今Windowz10のシェアがどうなっているのか気になったので調べてみた。

OS_shear_1510-1608.png
OS_shear_2016_08.png
引用元:Desktop Operating System Market Share


図は上が昨年10月から今年8月までのWindowz7と10のシェア推移、下は今年8月の各OSのシェアを円グラフで示していて、8月時点ではいまだにWindowz7のシェアが最も大きいという結果になった。


私の感想としてはWindowz10のシェアの伸びが思っていたよりも大きかったという事と、それでもWindowz OSの中ではWindowz7がほぼ半数を維持している事が意外だったという事。
Windowz10については登場から1年でこの数字は驚異的な普及速度と言えなくもないし、Windowz7に関しては思ったよりもシェアの減少が少ないと言えるかもしれない。

Micro$oft的には無料アップグレードが成功したという認識らしいが、この結果から見るとその通りだと思う。


また、8月になってWindowz7のシェアが微増しているが、これはアップグレード後にWindowz7に戻した人が結構多かったという事なのだろうか?そう考えると説明が付きやすいが、実際の所はわからない。


なんにせよ、それでもWindowz7のシェアが圧倒的である事に注目したいと思う。
これは今後のパソコン業界で大きな意味を持つからだ。


なお、こうした調査はWebサーバーに対するアクセスを元に行っているので、サーバーによって調査結果が大きく変わる事を考慮する必要がある。

今回参考にしたシェアも、実際のシェアとはまったく違う可能性があるという事を忘れないようにしたい。



参考:過去に私が書いた、Windowz10のシェアに関する記事

Windows10は普及しているのか
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2016-06-13

Windows10 最初の大型アップデート「TH2」は11月
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2015-11-01


Windows10の提灯記事が多い [OS]

Micro$oftによる、大々的なWindowz10移行キャンペーンの一つ、無料アップグレードが終わって1ヶ月を過ぎた。

しかし未だにWindowz10の提灯記事が多くて呆れる。


こうした記事の多くは、要約すると「Windowz10に移行しない人は後悔するよ」という内容で、様々な脅し文句で旧OS利用者に対してWindowz10への移行を促そうとしている。

私にはどうみても違和感が強い。恐らくMicro$oftによる依頼でこのような記事が書かれているのだろう。


そんな提灯記事の中にハードウェアのサポートに関するものがあるのだが、その中で最新のCPUを含む新しいハードウェアはWindowz7などでMicro$oftがサポートしないと宣言している、というものがある。

サポート出来ないなんて事はあり得ないので、これもWindowz10移行キャンペーンの一環なのだろう。だが、ハードウェアメーカーが独自にサポートする事は可能だ。過去にもWindowz9xなどMicro$oftのサポートが終わったOSに対し、ハードウェアメーカーからドライバーやパッチ類が提供された例は存在する。
従って、現在でも根強い需要があるWindowz7に対しても同様のサポートが期待出来ると私は考えている。


今後もWindowz7を必要とする方は、提灯記事の脅し文句に惑わされないようにしよう。



そこまでしてストアアプリを売りたいのか [OS]


「Windows 10 Anniversary Update」で「Pro」ユーザーが悲鳴を上げる理由
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1608/24/news06.html


上記リンクの記事は会員にならないと読めないのだが、一応ソースとしてリンクを貼っておく。


私は気付かなかったのだが、「Windows 10 Anniversary Update」ではProfessional Editionにおいて、主に企業ユーザーにとって致命的な仕様変更があったようだ。

それは、グループポリシーで「ストアアプリケーションをオフにする」に出来る事。
こうすることで有害なストアアプリを動作させないように出来た。

ところが最新のWindowz10ではこれが出来なくなっている。
セキュリティを重視する人々にとって、この変更は非常に迷惑極まりない。もしこの設定をしたければEnterprise Editionに変更しなければならないそうだ。記事では、Micro$oftがEnterpriseを売りたがっていると書かれている。


私から見れば、企業で使われるWindowzの大部分を占めるProfessional Editionが動作するパソコンに、ストアアプリをインストールさせるためにこんな変更をしたとしか思えない。
Windowz10はお勧めのアプリとやら、つまり広告が表示される。設定でこの広告をオフには出来るが、何割かのパソコンでは広告を表示させる事が可能かもしれない。そして広告が表示されたパソコンの何割かがストアアプリを購入してくれれば、多少なりとも利益になるかもしれないというわけだ。

そしてこれが、ストアアプリの普及に役立てばよいとも考えているに違いない。


Windowz10は、もはやOSではない。
OSを含んだ広告アプリである。同時に個人情報を収集するマルウエアでもあるのだから始末に負えない。

OSとはなんなのか。

Micro$oftには今一度考えて欲しいものである。


「インターネットください」 [OS]

Windows 10 Mobileが売れていないらしい。

Windows 10 Mobileのシェア減少が止まらない
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1608/10/news051.html


この記事によると、世界的にWindows 10 Mobileを搭載したスマートフォンのシェアが減少しているという。

例外的に日本国内では一定のシェアがあるらしいが、これは主に企業向けにWindowz10 Mobileのスマートフォンが売れているという情報があり、また格安のモデルが一部投売りされたりなど、ある意味ガラパゴス市場的な状況があるためであるようだ。


とはいえ企業向けに売れているといっても同じ企業向けに売られているAndroidやAppleの製品と比べたら圧倒的に少ない。
また売れている理由がセキュリティ面での懸念からAndroidが敬遠されているという事なので、消極的な選択としか思えず、企業向けに限っても今後Windowz10 Mobileが盛り上がっていくとはとても思えない状態だ。


私はセキュリティ面をAndroidと比較した場合、Windows 10 Mobileの方が優位であるという事は認める。信頼性や安定性の面でもサービス面も含めてWindowz10 Mobileに軍配が上がると思う。だが、市場のおよそ9割を越えるフツーの利用者にとって重要なのはそういう事ではないわけだ。

従って、Windows 10 Mobileのシェアは今後も伸びず、そのためにアプリが開発されなくなり、利用者から愛想を尽かされるという悪循環になっていくと思われる。


そもそもMicro$oftは真面目に商売する気があるのか?という疑問すら湧く現状で、こうした現象は当然に思える。

何故ならデスクトップ用のWindowz10が「OSの支配的立場を利用した傲慢さ」としか思えない設計と普及のための強引な移行キャンペーンでヒンシュクを買っている(ただし大多数の人はそういう事に無関心)し、本来まったく違う操作体系である携帯デバイスとデスクトップパソコン用OSを融合させようという暴挙をやっている上、スマートフォンやタブレットといった携帯デバイスのためのWindowz10においてWindows10 Mobileとデスクトップ用Windowz10が混在するという状況に加え、アプリケーションが相互に互換性はなく、互換性確保のために開発したUniversal Windows Appsの存在自体が希薄なため、結果どっちつかずの状況に従来からのWindowz利用者とスマートフォン利用者の双方から距離を置かれるようになってしまったのだ。

二兎を追うものは一兎も得ず。現在のMicro$oftはそのことわざ通りの状態にあるわけだ。


WindowzのOSとしての失敗は、思えばWindowz98で実装したActive Desktopから始ったように思う。

あれはインターネット上のコンテンツとデスクトップの融合を狙ったものであり、今では無かった事にされつつあるActiveXもそのためのものだったのだが、結局はMicro$oftの迷惑な独り善がりの妄想を消費者に押し付けた結果なわけだ。

このような事は現在のスマートフォンやIoTなどを取り巻く環境にも共通する問題だが、Micro$oftのWindowzの場合には一つだけ違う事がある。

それは、インターネット黎明期であった当時、インターネットを利用するためのOSはMicro$oft1社が事実上独占していたという事。Windowzが大ヒットしていたあの当時はインターネットを利用するための選択肢が実質的に他に無く、それ故に全てがMicro$oftの思い通りになっていたが、今となってはインターネットを利用するための道具はWindowzを搭載したパソコンだけではない。

つまり、競争がある故にダメなモノは早々に淘汰されてゆくものが、Windowzではそうならなかったのだ。


インターネット≒Windowzパソコンという状況から始ったMicro$oftを取り巻く状況が、WindowzというOSを歪な形に成長させたのだろうか。
それともアメリカ企業に良くある独善と傲慢による押し付けが、他の選択肢が無い状況によって仕方なく受け入れた消費者の無知と勘違いによって増幅されてしまったのか。

今でも強く印象に残る言葉「インターネットください」。
これはWindowz95を搭載したパソコンを買い求める消費者が、実際に言った言葉だ。

Windowz 10 Mobileが売れない原因の根っこには、「インターネットください」と真顔で言うような消費者の無知と、消費者の無知を利用して市場の独占を謳歌してきたMicro$oftの、双方の思い込みと勘違いが複雑に絡まっているのかもしれない。

危険すぎるWindows10 RS1 [OS]

幸い私の使用するパソコンではパーティションが消えたりWindowsが起動しないなどという致命的な問題は出ていないが、ネット上ではそのようなトラブルが報告され、一部では悲惨な目に遭った方々の悲鳴のようなコメントが見られるWindowz10 Ver10.0.14393 Red Stone。

アップデートの配信が始って2週間、どうもあまりよろしくないようだ。


Windows 10 Anniversary UpdateでPCのフリーズ問題が発生中
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1015068.html

Windows 10大型更新、一部でパーティションが認識されない不具合
http://news.mynavi.jp/news/2016/08/15/255/


これほど致命的でないにしろ、今回のアップデートは様々なトラブルがいくつもあって、正直私はもうWindowz7に戻そうか、それとも古い資産を利用するための環境としてWindowz7までのパソコンを維持しつつ、今後メインで使っていくOSをWindowz以外、例えばLinux Mint辺りに変更しようか、などど考え始めている。

もちろん完全に捨て去る事は無理なので、いつ使えなくなっても良い環境として1台だけ、Windowz10の環境も残す必要はあるが。


まあ、今後Windowzを使い続けるとなれば、これから半年に一度の大規模アップデートというイベントにいつもビクビク怯えて暮らさなければならない事に間違いはない。(加えて半月に一度のWindows updateにも。)

それにOS側に問題はなくとも、過去のハードウェア切捨てが今まで以上のペースで行われる事は確実で、それが強制となればその対策も考えなくてはならない。


セキュリティの問題も年々深刻化する一方だし、色々考えてなんとかしようとすればするほど何か賽の河原で石を積まされているような、そんな憂鬱さを感じる。


Windows10のWindows updateをなんとかしたい [OS]

Windowz10のWindows updateは、Windowz10最大の
改悪の内の一つである。

個人的にはWindowz7時代と同じ仕様に戻してもらいたいと思っているが、幸いにもProfessional版では対策が可能らしいという事で調べてみた。(残念ながらHome版では不可能。)

そして、調べた結果判明した方法は以下の通り。


 1.レジストリエディタで以下の項目を編集。

 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DriverSearching
 を開き、「SearchOrderConfig」の値を「3」に変更

 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU
 を開き、「NoAutoUpdate」の値を「1」に変更

No_WU_01.png

 2.再起動する。


以上。


なお、これをやるとWindows update自体が機能しなくなる。

そこで「Windows Update MiniTool」というツールを使って、毎月第二水曜日に配布されるアップデートパッチを自力でインストールするか、もしくはなんらかの方法でパッチ単体をダウンロードして手動でインストールする。


Windows Update MiniTool(以下WUMT)のダウンロード先はいくつも存在するが、個人的には以下のサイトが望ましいと考える。

Download Windows Update MiniTool - MajorGeeks
http://www.majorgeeks.com/files/details/windows_update_minitool.html


WUMTの使い方は簡単なので、説明は省略する。
というか、その程度の事が自力でわからない人はWindows updateに関して変更してはいけない。




Windows10でSafe modeに入れるようにする [OS]

“Windowz10 Anniversary Update”の配信が始ってもうすぐ一週間経つが、ネット上の情報を見る限りどうもこのアップデートは古いパソコンにとっては地雷であるケースが少なくない。
これは主にデバイスドライバ関係のトラブルであり、私の環境でもビデオチップのドライバがエラーを起こして動作しなくなってしまった。仕方が無いので現在は標準ドライバで様子見しているが、そろそろ本来のドライバを当ててやろうかと思っている。


そこで問題になるのが、ドライバの互換性だ。
元々がVista用のドライバなので、入れなおしても結果が同じ可能性がある。そして最悪の場合、パソコンが起動しなくなってしまう可能性も否定できない。

Windowz7であれば、そのような場合Safe modeで起動して問題を取り省くという手段があるが、Windowz8以降ではデフォルトでSafe modeが使えなくなってしまった。


というわけで、レッツ検索だ。
適当なキーワードでアヒル先生に尋ねると、この手の情報は潤沢に出回っているようでいくつかのWebページをピックアップする事が出来た。

そしてある意味それらはどれも内容的に同じだった。
当然だ、方法は極めて単純だったからだ。

ここでは情報の大元と見られるMicro$oftのサイトを紹介する。


BCDEdit /set
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/ff542202(v=vs.85).aspx


上記のアドレスに記載されている情報によると、Windowz10でSafe modeを有効に設定するには以下のようにすれば良い。


 a.管理者権限でコマンドプロンプトを起動
 b.コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行する
  
  bcdedit /set {default} bootmenupolicy legacy

以上。


ちなみにDVDやUSBメモリのインストール メディアがある場合には、そちらから設定する方法もある。


Windows のスタートアップ設定 (セーフ モードなど)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/17076/windows-8-startup-settings-safe-mode


こちらの方法はGUIを操作するので、コマンドプロンプトよりもとっつきやすい人が多いかもしれない。



Windows10 Anniversary Updateを入れた [OS]

昨日、テスト環境にWindowz10 Anniversary Updateを入れた。

アップデートは、Micro$oftからMedia Creation Toolで落としたISOのSetup.exeを起動してインストールという方法で行った。

なぜこんなやりかたをしたのかというと、Windows updateでの配信にタイムラグがあるという事で少なくとも現時点で私の環境にはアップデートが来ていない事と、他にも2台あるWindowz10環境全てで数GBのダウンロードなどしたくなかったからである。


今回のアップデートは事実上再インストールに等しい変更のようで、Windowz7からのアップグレードと同じように「Windows.old」フォルダが生成されて、そこに以前の環境が残される。従って「Windows.old」フォルダが存在する環境ではこれが上書きされてしまい、元に戻せなくなるので注意が必要だ。

また、アップデートに失敗=OSが起動しなくなったと、という人も居るので、事前にハードディスクイメージによるバックアップを行った方が安全かもしれない。


アップデートした感想は、UIの細々とした変更が面倒に思った。
やっと慣れてきたWindowz10のUIを、一部とはいえまた覚えなおさなくてはならないからだ。

そしてプリインストールアプリを含め、環境設定の一部が初期設定に戻されているので、これも設定しなおさなくてはならない。
これがまた手間のかかる作業で、結局全部見直して確認する必要があるので全てやり直しに等しい時間がかかった。特にアプリの削除は二度とやりたくない作業の一つだ。

動作に関してはまだ使用時間が短いので判断できないが、一応は安定しているように見える。
特に重くなったという事も感じない。
ただ、追加されたストアアプリも含めて不要な物は全部削除した環境なので、ほとんど削除されていない一般的な環境と比較はできない。


それ以外の点については、すでにあちこちで上がっている情報と大差ない。
追加された新機能とやらについては私個人まったく用がない代物なのでコメントできない。
あえて言うのなら「要らない機能は全部消したい」。

それだけだ。


尚、Windowz10 Anniversary Updateについて詳細な変更点や気をつけるべきことを知りたければ、「Anniversary Update まとめ」で検索するとかなりの情報が得られる。

みんな凄いなあ。
よくこれだけ調べるものだ。

参考:

Windows 10、1年目の大型更新「Anniversary Update」は何が変わったか?
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1608/04/news035.html


Windowz10 カスタマイズ内容 その1 [OS]

前提

・私(98式軍刀)はマイクロソフトアカウントを使っていない
・Professional でテストしているので、Home は出来ない事があるかもしれない
・管理者のアカウントでログインする
・全ての設定について自己責任で行う(何かおかしくなっても私は責任を負いません)



・プライバシーの設定

 スタートメニューより「設定」を開いて、「プライバシー」のアイコンをクリック
 出てきた項目全てをチェックし、自分に不要な設定を全てOFFにする
 ※一番下にある「バックグラウンドアプリ」の許可を見逃さないよう注意
 私個人は設定できる全ての項目をOFFにした


・オフラインマップをオフ(アプリのマップを使う人は要注意)

 スタートメニュー → 設定 → システム → マップの更新をオフ


・Cortanaを無効にする(無効にする事でシステムのパフォーマンスが上がる)

 スタートメニューを開き「Cor」と入力 → 歯車アイコンをクリック、Cortanaをオフにする
 ※メニューを開いても入力欄は無いが、そのままキーボードから入力すると下図左側のように切り替わる

Cor_off.png

 ただし無効にするだけではプロセスが残り、少量ながらメモリを消費する
 完全に削除する事も可能だが、テストした結果、削除しない方が良いと判断


・OneDriveを無効にする(OneDrive が必要な人はやってはいけない)

 スタートボタンのアイコンを右クリック → 「コマンドプロンプト(管理者)」を選択
 コマンドプロンプトで taskkill /f /im OneDrive.exe と入力してEnter
 
 Windowz10が32bitの場合:
 %SystemRoot%\System32\OneDriveSetup.exe /uninstall
 
 Windowz10が64bitの場合:
 %SystemRoot%\SysWOW64\OneDriveSetup.exe /uninstall
 
 を入力してEnter(無効後に使いたくなった場合は上記コマンドを /uninstall を外して実行)


・不要なプリインストールアプリの削除(ただし、ストアアプリを使う人は要注意)

 最初にストアを開き、人型?のアイコン → 設定とクリック、「アプリを自動的に更新」
 をオフ、これをしないと消しても勝手に復活する(ついでにライブタイルもオフ)

Store_off.png

 人型?のアイコンの左に出ている↓4というアイコンはダウンロード中のアプリの数。
 「アプリを自動的に更新」をオフにしていない環境でアプリを削除しても、このように
 裏で復活の儀式が進行する

 次にスタートメニューを開き「Pow」と入力 → 「Windows PowerShell」を右クリックして
 「管理者として起動」を選択
 
 PowerShellが起動したら、不要と思うアプリを以下のコマンドでアンインストールする
 ※コマンドの入力はコピー&ペーストでOK
 ※※普通の方法でアンインストール出来るものは、普通のやり方の方が良いかもしれない


・3D Builder
Get-AppxPackage *3dbuilder* | Remove-AppxPackage

・Groove Music
Get-AppxPackage *zunemusic* | Remove-AppxPackage

・XBOX
Get-AppxPackage *xboxapp* | Remove-AppxPackage

・アラーム&クロック
Get-AppxPackage *windowsalarms* | Remove-AppxPackage

・カメラ
Get-AppxPackage *windowscamera* | Remove-AppxPackage

・カレンダーとメール
Get-AppxPackage *windowscommunicationsapps* | Remove-AppxPackage

・スポーツ
Get-AppxPackage *bingsports* | Remove-AppxPackage

・ソリティアコレクション
Get-AppxPackage *solitairecollection* | Remove-AppxPackage

・ニュース
Get-AppxPackage *bingnews* | Remove-AppxPackage

・ボイスレコーダー
Get-AppxPackage *soundrecorder* | Remove-AppxPackage

・マップ
Get-AppxPackage *windowsmaps* | Remove-AppxPackage

・マネー
Get-AppxPackage *bingfinance* | Remove-AppxPackage

・モバイルコンパニオン
Get-AppxPackage *windowsphone* | Remove-AppxPackage

・電卓
Get-AppxPackage *windowscalculator* | Remove-AppxPackage

・写真
Get-AppxPackage *photos* | Remove-AppxPackage

・映画&テレビ
Get-AppxPackage *zunevideo* | Remove-AppxPackage

・天気
Get-AppxPackage *bingweather* | Remove-AppxPackage

・Get Office
Get-AppxPackage *officehub* | Remove-AppxPackage

・Get Skype
Get-AppxPackage *skypeapp* | Remove-AppxPackage

・Get Started
Get-AppxPackage *getstarted* | Remove-AppxPackage

・OneNote
Get-AppxPackage *onenote* | Remove-AppxPackage

・People
Get-AppxPackage *people* | Remove-AppxPackage

・Windows ストア
Get-AppxPackage *windowsstore* | Remove-AppxPackage



以上、とりあえずここまで。



あと一ヶ月 [OS]

Windowz10の無料アップグレード終了まであと1ヶ月。
同時に、あと1ヶ月でWindowz10が「正式に公開」されてから1年だ。

この間、Windowz10に関して本当に色々あった。
そのほとんどはトラブルであるが、パソコンの機種によってはほとんどトラブルらしいトラブルが出ていないのも事実だ。私の場合、これはまったくの素でカスタマイズなど一切していないタブレットPCが当てはまる。まあ、使用頻度が極端に少ないという事も理由になるのだろうが。

一方でデスクトップPCに関しては、カスタマイズというかWindowz10のGUIからは出来ない特殊な変更をやりまくりな関係もあって、問題が色々出ている。要はやりすぎた、という事だが、そもそもWindowz10はOS本体はVista以降最も軽いOSといえるが、バックグラウンドで動作するタスクが比較的重いため実際使うと時々レスポンスが悪い事がある。Cortanaを筆頭にシステムに登録されたいくつかのサービスと、ストアアプリが何かとネットワークで通信しようとする事が主な原因だ。これの排除をする事に対するリスクは当然にあり、やる事をしっかりやっていないと問題が起きるのは当然である。

また、デバイスの一部でもWindowz10に対応しないパソコンの場合Vista用などの古いドライバを利用しなくてはならないが、これが原因でトラブルになる事も多い。


こうして考えてみると、少なくとも私の場合トラブルの原因は自分で作り出したものが少なくないといえる。が、根本の原因はOS自体にあるという私の主張を譲る事は出来ない。

まあなんにせよ、Windowz10がどれだけ最低なOSだったとしても私に逃れる術はない。
私一人の問題ならばどうとでもなるが、現実はそうではないからだ。

後はWindowz10とどう付き合っていくかが問題といえる。
その方法はいまだ手探り状態だが、カスタマイズの内容に関してはある程度まとまった時点でこのブログに書くつもりである。


Windowz10へアップグレード後にファイルが消える問題への対処 [OS]

昨日は私のブログ内でやたらとページビューが伸びている記事があった。

Windows 8以降はLFSのバージョン違いでファイルが消える場合がある
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2015-08-23
20160616_pv.png

他の記事は特にアクセスが増える理由がある場合でも100も行かないし、普段アクセスが多い記事の平均はせいぜい10とか20なので、3桁行く場合はかなりすごい伸びだ。そんな中でも800を超えるこの数字は、記憶にある最高PVの2倍くらいにもなる。


そこでなんとなく「Windows10 ファイルが消える」「windows10 データが消えた」等のキーワードで検索をかけたところ、強制アップグレードによってファイルが消えたと御立腹の方がちらほら散見された。

とはいえこのキーワードで見付かったファイル消失は、デスクトップ等のユーザーフォルダに置いてあったファイルが消えたというものが多く、私の記事で書いた「LFSのバージョン違いによるファイルシステムの不整合が原因の消失」ではない。LFSが原因の場合は、ディスク内全てのファイルが一気に消えるためだ。消えるファイルはユーザーフォルダ内のファイルに限らないし、最悪の場合ストレージ内の全ファイルが消える可能性もある事(というか実際にそうなった例がある)が報告されている。


被害にあった方の報告によるとこの「Windowz10アップグレード後にファイルが消える」という現象はこういうものらしい。

 1.Windowz7又はWindowz8.1より、Windowz10にアップグレード
 2.デスクトップ画面が表示されて、今までデスクトップにあったアイコンが無い事に気付く
 3.元のファイルやフォルダを探し出し、デスクトップやマイドキュメント等の元にあった場所へ移動
 4.「ああ、やっと元に戻った」と安心しながら再起動
 5.再起動後「あれれ?移動したはずのファイルやフォルダが無い!?」


…ご愁傷さまとしか言いようが無い。
まあ、何が原因でそうなったのか気付くにはそれなりの知識や経験が必要なはずで、普段からWindowsを何も考えずにただ使うだけの人にとっては割りと陥る可能性がある罠ではある。


こうした事態を防ぐには一にも二にもバックアップである。
特にOSの更新には多くの危険が付き纏うため、バックアップは絶対に必要だ。
強制アップグレードでバックアップしている間が無かったというのは単なる言い訳である。重要なデータのバックアップは常日頃からやっておくべきものであるからだ。

もちろん何が起きているのか正確に把握できていれば迂闊なデータの移動などしないものだが、そうであってもやはりバックアップは行った方が良い。

消えたら困るデータが多ければ外付けのハードディスクへ、少なければUSBメモリーでも良い。とにかくWindowz10にアップグレードするなら最低限消えたら困るデータの複製をどこかに保存する事だ。

また、余裕があればバックアップソフトを使って、ハードディスク(又はSSD)をまるごとイメージファイルとして保存する事をお勧めする。
こうしておけば、仮にハードディスクがまるごとダメになっても復旧は容易いからだ。


なおこの現象についてもっと詳しく知りたい人は自分で検索してみよう。



Windowz10のアップグレードライセンス認証が変わった? [OS]

現在Windowz7がインストールされたパソコンを順次Windowz10にアップグレードしては元に戻すという作業をしている。しかし、ここで今までと違う現象を確認した。

それはライセンス認証の手順。

今までWindowz7がインストールされたパソコンに対し、Windowz10をクリーンインストールした場合にライセンス認証しようとした場合、事前に「gatherosstate.exe」で「GenuineTicket.xml」を作成し、Windowz10をインストールした後に所定のフォルダへ「GenuineTicket.xml」をコピーする事でライセンス認証が行う事が可能だった。


しかし、昨日と今日それぞれ1台ずつWindowz10をインストールしたケースでは、「GenuineTicket.xml」を所定のフォルダに入れるまでもなく、Windowz10をインストールしてしばらくした後に勝手にライセンス認証が行われ、「GenuineTicket.xml」が不要であるかの動作をするようになっている。


もし私の記憶違いで過去にWindowz10にアップグレード済みだったとすれば、2台のパソコンで同じ事が起きるだろうか。

2台とも記憶違い?

私の場合あり得る話だが、いくらなんでもそれは無いだろうという想いはある。


明日以降、時間があればもう一台、クリーンインストールによるアップグレードを試みるつもりである。

これで同じ現象が起きれば「GenuineTicket.xml」が不要になった(とはいえ一度パソコンがインターネットに繋がった状態で作成しておく必要があるかもしれないが)可能性が高まる。


が、検証はすまい。

めんどくさいので。


Windows10は普及しているのか [OS]

今日、ZDNet Japanの記事にこんなものが出ていた。

普及する「Windows 10」、普及しない「Edge」--統計に見る実情
http://japan.zdnet.com/article/35083865/

記事によると、

“2016年5月に米国政府のウェブサイトにアクセスした全Windows PCのうち、Windows 10が占める割合は25%を超えている”

となっていて、Windowz10がものすごい勢いで普及している事を印象付けている。


一方でこちらの情報では、2016年5月時点でのWindowz10の普及は17.43%とそれほど高くない。

OS_shear_2016_05.png
引用元:Desktop Operating System Market Share


Micro$oftのお膝元であるアメリカではMicro$oftの政治力が大きく影響している所為か、政府や軍関係のパソコンのWindowz10普及率が非常に高い事が前者の統計に表れているように思う。


こうした統計は観測地点の違いで大きな偏りがある可能性がある事を考えるとあくまでも参考にしかならないが、それでも両統計を見ると半分くらいのシェアを持つWindowz7の事を考えると、Windowz10の普及はMicro$oftの思惑を外れてあまり普及していないように思う。

なんにせよ、答えが出るのは無料アップグレードの期限である7月29日以降だろう。


無料アップグレードについては、少なくとも私は今後数年は使うパソコンに限り「ステルスアップグレード」をしておくつもりで、すでに4台のパソコンをWindowz10にアップグレードし、その内の2台はアップグレードした後に元のWindowz7に戻して使用している。あと4台ほどあるWindowz7機も、今月中にアップグレード後Windowz7に戻すつもりだ。

恐らく私のようにステルスアップグレードするパソコンは相当にあると思う。
もちろん全体からすれば微々たるものかもしれないが、少なくともMicro$oftが無料アップグレード期間が終わった時に出してくる統計はステルスアップグレードしたパソコンも勘定に入れてくるだろう。


多分8月早々にも結果が出ると思うが、Micro$oftの発表と他の統計の差がどうなるのか、楽しみだ。



Win10に強制アップグレードされたPCをWin7に戻す [OS]

先日強制アップグレードでWindowz10にされてしまった知人のパソコンを、Windowz7に戻す作業をした。


必要な物は全てあるからとパソコン本体のみを預かってきたのだが、PS2マウスとUSBキーボードをつないで電源を入れたところ、マウスは認識せず、キーボードは認識するものの、Windowsキーが効かない。
これはWindowz10のシャットダウンが、実際にはシャットダウンではなく特殊なスリープ状態である事が原因のようだ。

そこでUSBマウスをつないでマウスでスタートボタンをクリックした。しかしスタートメニューは開かない。
スタートメニューが開けないと元に戻せないようなので、これでは困る。

こうして作業は最初から躓いてしまった。


仕方がないので再起動を試みるが、スタートメニューが使えないため再起動が出来ない。
そこでエクスプローラーでcmd.exeを管理者で起動して「shutdown -r」で再起動をかけたところ、やっと再起動してくれた。


再起動すると漸くスタートメニューが使えるようになった。
そこで所定の手順で元に戻す作業を開始。

w7001.png

アップグレードして元に戻すのに1ヶ月の制限があるとか、どう考えてもクレイジーとしか思えないが、今回は強制アップグレードされてから1週間ほどなので関係無い。
憤りを感じつつも開始すると、何故元に戻したいのか聞かれるが全てネガティブな答えにして、最後のメッセージ欄には「マイクロソフト死ね」と書いてやった。(書いた後大人気ないと思ったがあえてそのまま次へ進んだ。)

が、進むとこんな画面が。

w7002.png

注意のつもりだろうが、私にとってこれは脅迫にしか思えない。
使用者の了解を得ず勝手にアップグレードしておきながらこれだ。


だが脅迫に負けずメッセージを無視して続けると、その後は順調に作業は進み無事Windowz7が復元。
おなじみのデスクトップが表示され、Windowz10では動かなかった業務に使用するソフトウェアも無事に動作した。

しかし、しばらくするとWindowz10のダウンロードが始まった。
Micro$oftはどうあってもWindowz10にアップグレードさせたいようだ。
当然、私はダウンロードを強制終了してLANケーブルを抜いた。
そしてその後、Windowz10にアップグレードさせるためのあらゆる仕組みを排除した。


まあ、今回は自分で組み立てたクリーンな環境だったので、Windowz7に戻してもなんら問題は無かったが。市販のイロイロされたパソコンの場合、一部のプリインストールソフトが元に戻らないとか、そもそも戻す事自体に失敗するケースすらあると聞く。

もし元に戻せない場合は、リカバリ(又は再インストール)を行って環境を再構築するしかない。
そのための時間と労力を金に換算したらいくらになるのか。

今回の仕事料をMicro$oftに請求したら、Micro$oftは支払ってくれるのだろうか。



マイクロソフトの「汚いトリック」 [OS]


ウィンドウズ10更新、マイクロソフトの「汚いトリック」と批判
http://www.bbc.com/japanese/36376047?ocid=bbc-japan-twitterjapan

以下、記事からの引用。

“ウィンドウズ10への更新を推奨するポップアップ右上の赤い「x」をクリックすると、ボックスが閉じるのではなく、更新手続きが始まる”

“こういう汚いトリックは、長年のウィンドウズ・ユーザーを怒らせるだけだ。”


Micro$oftの言い分は「ユーザーのためにやった」事らしいが、実際には自分自身の事しか考えていない。

しかしそれでも、私を始め多くの人は必要に迫られてWindowzを捨て去る事が出来ない。

もちろん絶対に不可能ではないが、そのためには非常に多くのものを失う事になる。


Micro$oftが“Windows as a service”と言うのなら、Windowsの全てを公開し、OS本来の機能とそれ以外の機能に分け、必要な機能は全て利用者に選ばせるべきだと思う。



私の身近にも勝手にアップグレードの被害者が出た [OS]

とうとう私の身近にも、Windowz10の勝手にアップグレードの被害者が出てしまった。

その数2名。


一人はパソコンの用途がネットを見るだけなので大した問題にはならなかったようだが、もう一人は仕事に使っているパソコンなので、業務で使用しているソフトウェアが動かなくなって困っている。


こういう事は法的に何も問題がないのだろうか?



そもそもこうした問題の大元には、Micro$oftによるWindows利用者への悪質な嫌がらせが存在する。

どういう事かというと、Micro$oftは自社の新しいOSへの移行を進めるため古いOSで新しいソフトウェアが動かなくなる細工をしたり、逆に新しいソフトウェアを売るために新しいOSで古いソフトウェアが動かなくなる細工をやっている。
逆に言えば、こうした細工が無ければ一部廃止になった機能を利用するものや、どうしても新しいOSの新機能が必要なもの以外は互換性問題など出ないのだ。

意図的に問題を作り出すなど、いくら営利企業だからといってやって良い事と悪い事があるはず。

私の感覚ではMicro$oftのやっている事は犯罪以外の何ものでもない。



参考:

「勝手にWindows10」騒動、MSついに屈服? 「更新回避法」を動画で紹介する事態に
http://www.j-cast.com/2016/05/23267555.html

徐々にエスカレートしていくwindows10アップグレードちゃんの様子
https://twitter.com/ponzholic/status/732906390084157441/photo/1



Windows10のKB3156421が示すこと [OS]

すでに先週から話題になっていることだが、今月のWindows updateで配信されたWindowz10向けのアップデート、KB3156421が大きな波紋を呼んでいる。

このKB3156421に関する問題は、表面的には適用するとWindowz10の動作がひどく重くなるというもの。
そしてその原因はCortanaの動作に問題があるとして、Cortanaの機能の一部をオフにするという解決方法が出回っている。

私の持つWindowz10環境は現在デスクトップとタブレットが各1台あるが、どちらもCortana自体が機能しないように設定しているためこの不具合を確認できない。しかし実際私の環境では起きていない事から、出回っている解決方法は正しいのだろう。


そんなわけでKB3156421を導入してパソコンの動作が重くなった場合、Cortanaをなんとかすれば解決して問題がなくなるわけだが、実際の所この問題はとても根が深く深刻だ。

まず市販されるパソコンの大多数にインストールされるWindowz10 Home Editionは、Windows updateが強制執行される設定を変える事が出来ないため、事前に問題を把握していてもアップデートを一時保留するなどして問題を回避する事が出来ない。
(一応回避策は用意されていているが、一般の消費者の多くは事実上不可能な方法である。)

また、Professionalなどビジネス向けのエディションではWindows updateを保留する事が出来るが、アップデートを保留して問題を回避するにしても、Windowz10の場合は全ての更新プログラムが一つのアップデートパッケージに含まれるので、問題を含むアップデートのみを保留する事が出来ず、他の緊急を要するセキュリティアップデートを個別にインストールする事が出来ない。
従って、今回の問題で言えば、セキュリティリスクを取るか、パソコンがマトモに動かなくなるのか、どちらかを選ぶしかないという事だ。

さらに、今回問題になったのはCortanaに関する不具合だが、このCortanaがWindows 10 Insider Preview ビルド14328以降で無効にできなくなっているらしい。この仕様変更は今夏の「Anniversary Update」で適用される事が確実らしいので、外部ツールでCortanaを殺してある私の環境ではどうなるのか。
もし復活させられてしまうとなると非常に腹が立つ。
そして今回のような問題がまた起きれば、回避策が無い場合どうしようもなくなるというわけだ。


とにかくWindowz10を含め、最近のMicro$oftのWindows updateは問題が多すぎる。
特に今回のKB3156421で浮き彫りになった一括でないと更新が受け取れない問題は、Windowzの安定性とセキュリティに大きな影響を与え、今後ますますWindowzの使い勝手が悪くなるという事を示している。

ただでさえ不安定要因が増したWindowz10がこんなでは困る。
しかもユーザーの自由度は減っていく一方であるため、自力で問題を解決する方法も限られてくる。

他のOSに移行することも考えられるが、少なくとも私には現状で不可能である。

さて、どうしたものか。


Windows 10アップデートで動作が異常に遅くなる可能性
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20160511_756756.html

更新プログラム「KB3156421」に起きたトラブルと心配
http://news.mynavi.jp/articles/2016/05/16/windows10report/



Windows updateでPC起動不能 [OS]

我が家には、Windowz10をインストール後数ヶ月放置していたパソコンがある。

これを今日久々に起動したところ、Windowzのバージョンが初期の10240のままだった。
そのためWindows updateでTH2(10586)にしたところ、アップデートに失敗して起動不能になった。
具体的にはデスクトップ画面が出た所でエラーで止まって、青い画面になる。

原因は不明。調べるのも面倒なのでどうでもいい。


幸い、元のバージョンに戻すという選択肢が効いて10240に戻すと無事に起動してきた。

さすがはバグの王者Windows10だ。
アップデートでパソコンが起動しなくなるとは。


まあ、過去のWindowzは全てこのような事が起きた過去があるから、最新のWindowsであっても(というか尚更)油断は禁物だ。

Windowz10が安定する日は来るのだろうか?



2016/04/14追記

SSDをフォーマットして、新規に10586をインストールする事で問題を解決。
アップデートよりこっちの方が早かった。