安価だがそれ以上の価値がある椅子 [ハードウェア]
私が自宅でパソコンを使う時に座る椅子の、表皮の合成皮革(PVC製)が破れ始めた。
そこで新しく椅子を買う事にしたのだが。
色々調べて選んだのは以下の製品。
Dowinx クラシックLS-6688シリーズ
https://dowinx.jp/products/ls-6658
買った値段は¥16,880。
この手の椅子としては比較的安価な、ローエンド製品である。
この製品を選んだ理由は以下の要素を満たしていたから。
1. バケットシート風のデザインである事。
2. オットマン付きのリクライニング機能がある事。
3. 椅子の表皮がPVCでなく布(ファブリック素材)である事。
4. 座面を支える機構にコイルスプリングを使っている事。
5. 値段が¥20,000以下である事。
まあ、1と2に関しては私の趣味の問題。とはいえ、1に関しては実際に座ると幅が広すぎてバケットシート風のホールド感などまったく無く、一定以上の肥満体形でなければその恩恵は得られないと思う。
3は今までの椅子がPVC製の合成皮革を使っていたからで、これが経年劣化で破れた事が理由。
4については座り心地の問題だが、ウレタンの下が即板になっている椅子が私の腰に悪い影響を与えているという事実に基く。
5は単純に、消耗品の椅子に対して支払う限度額を決めていたから。モノによっては100年使える椅子もあるかもしれないが、私の抱える事情でそんなモノは不要。よってコストパフォーマンスを最大にする事が絶対条件であるからだ。
さて、注文した椅子が届いたので組み立ててみると。
以前の椅子と比べて圧倒的に安い作りなのが目に付く。
これまで使っていた椅子は定価 39,800円程度の物であり、基本骨格の作りはもとより、オットマンの支持部に「リニアブッシュ」というボールベアリングが回転用軸受けに対し直動軸受けのベアリングが使われていた。
しかし“Dowinx 6658”は単に樹脂製レールの安い支持部である事からその作りの違いがわかる。
実際組み立てている最中にも「これでいいのか!?」と思える作りの、良く言えば生産コスト優先の単純化が目立つ。
だが一方で、安かろう悪かろう、と言い切れない良さもある。
例えば5本ある脚部。
今まで使っていた椅子は金属製の頑固な作りだったが、“Dowinx 6658”は樹脂製の組み立て式。
しかもかなり安っぽい。
これで大丈夫なのかと不安になるほど粗末な作りだが。
一方で椅子として重要な座面の作りは凝っていて、分厚い作りの中にベッドにも使われるコイルスプリングが内蔵されている。
もうこれだけで他の安っぽい所は「壊れなければオッケー」となる。
少なくとも、安いとはいえ最低限のモノは備えているという事だ。
次いで思ったのは、背もたれの角度調整が少しやりにくい事。
これまでの椅子はレバー操作が単にバネの押し戻しだったのが、レバー操作がロック解除で角度調整の後にロックというものになった。
その調整機構を見て思ったが、これは明らかにコストダウン要素である。
とはいえ、これまでの椅子に慣れていただけの所もある。
作りが安いというのも、背もたれの角度調整の頻度を考えると大した問題ではない。
次に、この椅子の特徴的な要素について。
先ほども書いたが、座面の厚みは伊達ではない。
内蔵のコイルスプリングが絶妙な硬さで、これまでの“スポンジの下が板”の椅子と比べて座り疲れが起きにくい。
値段が一桁違う高級品はコレを座面の形状設計に加えて表皮の材質とウレタンスポンジの厚みと固さだけで実現しているのだろうが。
そういう意味では他の安い作りを許容出来るだけの要素だと言える。
次に全体的な形状。
見た目の問題ではなく、座った時に尻と背中をどういう風に支えるかが椅子として重要なワケで、この形状も私にとっては良く出来ている点である。
これに貢献しているのが腰部に後付けする振動パッド。
振動の機能は単にUSBの5V給電で振動するだけなので、ほとんど無意味。
しかし、腰の支持という点では十分な機能を持っていて、振動機能は無視して良い。
ちなみに“ヘッドレスト”も後付け部品として付属するが、私にはまったく意味がなかった。
そして特徴というほどのモノではないが、リクライニング機能とオットマン。
これが全然ダメ。
言葉で伝え辛いが、とにかくダメ。
オットマンは引き出しにくい上に出る量も少なく、私の体形ではふくらはぎの上側に当たるという、以前の椅子のようにふくらはぎからアキレス腱にかけて支持するオットマンと比べて存在そのもをを否定出来るほど悪い。
リクライニングも170度と謳われているが実際は135度が良い所で、以前の椅子の方はほとんど水平にまで倒れるのと比べてリクライニング機能は存在しないに等しい。
まあ、リクライニングは最悪無くても良いので許容出来る事ではあるが。
水平近くまで倒して、オットマンを使って仮眠したい人は絶対にこの製品を選ぶべきではない。
という事で。
私にとっては良い買い物だったが。
安い分得るものもあれば捨てざるを得ない点もある椅子である事は間違いない。
だが一方でコストパフォーマンスが非常に良い事を認める作りである事も事実。
メーカ-の謡うように、初心者向けの安い製品かもしれないが。
同レベルの製品の中では、確実に良い部類であると私は思った。
そこで新しく椅子を買う事にしたのだが。
色々調べて選んだのは以下の製品。
Dowinx クラシックLS-6688シリーズ
https://dowinx.jp/products/ls-6658
買った値段は¥16,880。
この手の椅子としては比較的安価な、ローエンド製品である。
この製品を選んだ理由は以下の要素を満たしていたから。
1. バケットシート風のデザインである事。
2. オットマン付きのリクライニング機能がある事。
3. 椅子の表皮がPVCでなく布(ファブリック素材)である事。
4. 座面を支える機構にコイルスプリングを使っている事。
5. 値段が¥20,000以下である事。
まあ、1と2に関しては私の趣味の問題。とはいえ、1に関しては実際に座ると幅が広すぎてバケットシート風のホールド感などまったく無く、一定以上の肥満体形でなければその恩恵は得られないと思う。
3は今までの椅子がPVC製の合成皮革を使っていたからで、これが経年劣化で破れた事が理由。
4については座り心地の問題だが、ウレタンの下が即板になっている椅子が私の腰に悪い影響を与えているという事実に基く。
5は単純に、消耗品の椅子に対して支払う限度額を決めていたから。モノによっては100年使える椅子もあるかもしれないが、私の抱える事情でそんなモノは不要。よってコストパフォーマンスを最大にする事が絶対条件であるからだ。
さて、注文した椅子が届いたので組み立ててみると。
以前の椅子と比べて圧倒的に安い作りなのが目に付く。
これまで使っていた椅子は定価 39,800円程度の物であり、基本骨格の作りはもとより、オットマンの支持部に「リニアブッシュ」というボールベアリングが回転用軸受けに対し直動軸受けのベアリングが使われていた。
しかし“Dowinx 6658”は単に樹脂製レールの安い支持部である事からその作りの違いがわかる。
実際組み立てている最中にも「これでいいのか!?」と思える作りの、良く言えば生産コスト優先の単純化が目立つ。
だが一方で、安かろう悪かろう、と言い切れない良さもある。
例えば5本ある脚部。
今まで使っていた椅子は金属製の頑固な作りだったが、“Dowinx 6658”は樹脂製の組み立て式。
しかもかなり安っぽい。
これで大丈夫なのかと不安になるほど粗末な作りだが。
一方で椅子として重要な座面の作りは凝っていて、分厚い作りの中にベッドにも使われるコイルスプリングが内蔵されている。
もうこれだけで他の安っぽい所は「壊れなければオッケー」となる。
少なくとも、安いとはいえ最低限のモノは備えているという事だ。
次いで思ったのは、背もたれの角度調整が少しやりにくい事。
これまでの椅子はレバー操作が単にバネの押し戻しだったのが、レバー操作がロック解除で角度調整の後にロックというものになった。
その調整機構を見て思ったが、これは明らかにコストダウン要素である。
とはいえ、これまでの椅子に慣れていただけの所もある。
作りが安いというのも、背もたれの角度調整の頻度を考えると大した問題ではない。
次に、この椅子の特徴的な要素について。
先ほども書いたが、座面の厚みは伊達ではない。
内蔵のコイルスプリングが絶妙な硬さで、これまでの“スポンジの下が板”の椅子と比べて座り疲れが起きにくい。
値段が一桁違う高級品はコレを座面の形状設計に加えて表皮の材質とウレタンスポンジの厚みと固さだけで実現しているのだろうが。
そういう意味では他の安い作りを許容出来るだけの要素だと言える。
次に全体的な形状。
見た目の問題ではなく、座った時に尻と背中をどういう風に支えるかが椅子として重要なワケで、この形状も私にとっては良く出来ている点である。
これに貢献しているのが腰部に後付けする振動パッド。
振動の機能は単にUSBの5V給電で振動するだけなので、ほとんど無意味。
しかし、腰の支持という点では十分な機能を持っていて、振動機能は無視して良い。
ちなみに“ヘッドレスト”も後付け部品として付属するが、私にはまったく意味がなかった。
そして特徴というほどのモノではないが、リクライニング機能とオットマン。
これが全然ダメ。
言葉で伝え辛いが、とにかくダメ。
オットマンは引き出しにくい上に出る量も少なく、私の体形ではふくらはぎの上側に当たるという、以前の椅子のようにふくらはぎからアキレス腱にかけて支持するオットマンと比べて存在そのもをを否定出来るほど悪い。
リクライニングも170度と謳われているが実際は135度が良い所で、以前の椅子の方はほとんど水平にまで倒れるのと比べてリクライニング機能は存在しないに等しい。
まあ、リクライニングは最悪無くても良いので許容出来る事ではあるが。
水平近くまで倒して、オットマンを使って仮眠したい人は絶対にこの製品を選ぶべきではない。
という事で。
私にとっては良い買い物だったが。
安い分得るものもあれば捨てざるを得ない点もある椅子である事は間違いない。
だが一方でコストパフォーマンスが非常に良い事を認める作りである事も事実。
メーカ-の謡うように、初心者向けの安い製品かもしれないが。
同レベルの製品の中では、確実に良い部類であると私は思った。
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