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東芝のTDMRとは [ハードディスク]


最近私は大容量のNASを導入しようと考えていて、そのためにIO-DATAの安いNASを買って中身を16TBのハードディスクに交換するつもりで色々調べている。

すると、東芝の「MG08ACA16TE」に関する情報に“TDMRを採用”というものがあった。

私はかつてTDMRについて記事を書いたが、現在の技術ではあのTDMRを採用するのは事実上不可能ではないかと思っている。

そこで「東芝のハードディスクに採用されたTDMR」について調べてみると、以下の記事をみつけた。


東芝に聞く、データセンター向けニアラインHDDの最新技術動向とこれから
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/1809/25/news012.html


記事によると、東芝が採用する“TDMR”は読み取りヘッドを二つ使って磁気信号の読み取り精度を向上する技術であるという。

要は記録密度を上げるためにトラック間隔を狭めると、隣り合ったトラックからの影響で読み取り時の磁気信号にノイズが乗りやすくなる。

そこで読み取りヘッドを二つにして、“隣接トラックとの干渉具合も読み取りながら、二次元的に読み取り信号を補正処理”する(記事からの引用)のが東芝の言う「TDMR(二次元磁気記録技術)」という事らしい。


記録の仕方そのものは従来と同じ一次元なのに、何故二次元磁気記録なのか!

とツッコミたくなったが、とりあえず東芝のTDMRが何なのか理解出来たので、ソコはどうでも良くなった。


まあ、信頼性が高いのであればなんでもいい。



参考:

大容量16TBニアラインHDDを市場に投入 TDMR導入によりCMR方式で大容量化を実現
https://toshiba.semicon-storage.com/content/dam/toshiba-ss-v3/apc/ja/storage/technology-center/201907_nearlineHDD_16TB_j.pdf

TDMR技術を適用してCMR方式で業界最大の記憶容量 16 Tバイトを実現したニアライン向け3.5型HDD
https://toshiba.semicon-storage.com/content/dam/toshiba-ss-v3/apc/ja/company/technical-review/pdf/technical-review-nearline-tdmr-hdds_j.pdf



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