Mini-PCIe SSD [SSD]
先日、偶然にもASUSの“Eee PC 901-X”に搭載されていた8GBのSSDを手に入れた。
私はこのSSDについて、mSATAインターフェイスのSSDという勝手な思い込みをしており、mSATA-IDE変換基盤で変換して古いパソコンに使おうと思っていた。
ところが。
mSATA-USB変換ケーブルでパソコンに接続すると、認識するがSDカードなどのカードリーダーみたいな表示になってしまう。
ここでやっと自分の思い違いに気付いて調べると、このSSDはmSATAではなくmini-PCIeインターフェイスである事が判明した。
件のEee-PC用SSD。
事前に調べていれば、こんな間違いをしなかったものを。
昔のおぼろげな記憶でmSATAだと思っていたが、考えてみればこのSSDを搭載したEee-PCが発売された2008年当時、まだmSATA規格自体が市場に出回っていなかった。
なにしろmSATA規格のSSDを接続するためのm.2コネクタを持つ自作用マザーボード自体、2014年に初めて発売されたのだから。
M.2スロット搭載のマザーが初登場、ASRock製
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/632304.html
まあそんなワケで私の目論見は潰えてしまった。
mini-PCIeをIDEに変換する基盤は探せばあるかもしれないが、少しばかりこの事について調べたところ見つけられず、現実的な手段に思えなかった。
8GBの壁がある古いパソコンにちょうどいいと思ったのだが。
Eee-PCのSSDを利用する方法はあきらめるしかないか。
私はこのSSDについて、mSATAインターフェイスのSSDという勝手な思い込みをしており、mSATA-IDE変換基盤で変換して古いパソコンに使おうと思っていた。
ところが。
mSATA-USB変換ケーブルでパソコンに接続すると、認識するがSDカードなどのカードリーダーみたいな表示になってしまう。
ここでやっと自分の思い違いに気付いて調べると、このSSDはmSATAではなくmini-PCIeインターフェイスである事が判明した。
件のEee-PC用SSD。
事前に調べていれば、こんな間違いをしなかったものを。
昔のおぼろげな記憶でmSATAだと思っていたが、考えてみればこのSSDを搭載したEee-PCが発売された2008年当時、まだmSATA規格自体が市場に出回っていなかった。
なにしろmSATA規格のSSDを接続するためのm.2コネクタを持つ自作用マザーボード自体、2014年に初めて発売されたのだから。
M.2スロット搭載のマザーが初登場、ASRock製
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/632304.html
まあそんなワケで私の目論見は潰えてしまった。
mini-PCIeをIDEに変換する基盤は探せばあるかもしれないが、少しばかりこの事について調べたところ見つけられず、現実的な手段に思えなかった。
8GBの壁がある古いパソコンにちょうどいいと思ったのだが。
Eee-PCのSSDを利用する方法はあきらめるしかないか。
ベルギーにある3Mのフッ素化合物工場が再稼働の見通し [雑談]
今日、こんな記事をみつけた。
1位の「3M PFAS問題」には進展も、2022年上期 人気記事Top5
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2207/11/news070.html
先日書いたフッ素グリスを買え! で
“半導体製造で必須の冷却材に使われているフッ素化合物を製造する工場が閉鎖に追い込まれた事で、一時的に半導体の製造が滞る可能性がある”
と書いたが。
この問題ではベルギーにある3Mの工場が稼働停止になったので、この工場で生産されるフッ素化合物が必要なドライエッチングという工程が出来なくなって、世界の半導体工場の80%で半導体が製造できなくなる可能性があった。
そして記事によると、工場周辺の汚染された土壌を浄化するなど環境改善に5億7100万ユーロを投じる事で工場の再稼働が認められたようだ。
このため、半導体が製造出来なくなるという危機的状況は回避される見通しとなった。
ちなみにここ数年続く半導体不足の問題は、すでに急激な需要縮小によって一部の分野で過剰在庫が始まっていて、RenesusやnVidiaなどではTSMCに生産予約の一部をキャンセルしようとしているようで、終わりが見え始めているらしい。
そして、この変化があまりにも急激に進んでいるため、バブルの崩壊に似た状況になりそうだ。
今月に入ってビデオカードの値下がりを見かける機会が増えたが、もうすぐ大幅な値崩れが起きるのかもしれない。
まあ、代理店などは在庫調整を上手くやって値崩れしないように必死なのだろうが。
またCPUなども、今年の春以降パソコンの需要が急激に落ち込んでいる事から値下がりが進む可能性がある。
もしバブルの崩壊が始まったら、特に気を付けなければならないのはDRAMやNAND Flashを使う製品だ。
これらは半導体不足の真っ只中にあって品不足になっていない。
そして昨年にはもう過剰在庫になっていたらしい。
という事は、過去に何度も繰り返したようにかなり大幅な値崩れが起きる可能性がある。
とまァそんなワケで、3Mのフッ素化合物工場が再稼働しようがしまいが、実際にはあまり関係が無かったかもしれない。
なんにせよ、一般の消費者にとっては良くも悪くもあまり歓迎出来ない状況だ。
とはいえ、気にした所で精々買うタイミングを見計らうネタくらいにしかならない話。
高かろうが安かろうが、必要になったら買う以外の選択肢は無いのだ。
フッ素グリスを買え! [工具・ねじ]
先日フッ素グリスを買った。
主な用途はパソコンの整備で、樹脂製の動く部分に使ったり、フロッピーディスクドライブや、CD、DVDなどの光学ドライブなど、機械的な動作のあるデバイスの潤滑用だ。(ただし場所によっては使う事が出来ないことに注意が必要)
フッ素グリスは非常に高価であるが、同時に優れた特性を持つ。
それは、潤滑油がほとんど蒸発や変質する事がないため、熱や機械的な作用による消耗が無ければその潤滑性が半永久に持続すること。
そして少量を薄く塗布する場合、他のグリスではどうやってもホコリを呼び込むがフッ素グリスは逆に汚れやホコリが付きにくくなる。(ただし静電気による吸着は防げない。)
古いパソコンのドライブ類やカバー類などの整備に使う場合、これ以上ない潤滑油であると言える。
実のところ、私は今回買うまでもなくフッ素グリスはすでに所有している。
過去に買って所有しているのは以下の製品。
AZ BGR-002
https://www.az-oil.jp/BG011
たったの5gで770円(税込み)とかなり高価。
しかしこの製品、実はフッ素グリスとしては手に入れやすい安価なパッケージである。
何故なら、フッ素グリスは一般にはほとんど出回っておらず、普通は業務用で大容量のパッケージで万単位の価格が設定されているからだ。
例えばこれ。
太洋株式会社 KF2024 高性能フッ素グリース1kg
https://www.taiyo-kabu.co.jp/products/detail.php?product_id=1063348
1kgで税込み約29万円もする。
また他社製品の少量パッケージでも、一番安くて50g 1万円程度とかなりの高額なのである。
そして今回私が購入したのは、AZのMGR-001という製品。
AZ MGR-001 バイク用 フッ素グリス 純度100% 50g
https://www.az-oil.jp/shopdetail/000000000248/
なんと50gで2933円(税込み)。
個人で買うにはこれでもまだ高価に思えるが、分解が面倒な場所を出来るだけ長期間潤滑したい用途においては、これに勝るグリスは存在しない。
今回追加で買った理由は、フッ素グリスの材料にも使われている有機フッ素化合物の一部に対して非常に厳しい規制がかけられるというニュースを見たから。
半導体部材に規制強化、2025年にも有機フッ素化合物の使用制限
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06783/
このニュースの通りだとすると、半導体不足は今後加速の一途とたどる以外の道は無いように思える。
つまり、近い将来パソコンどころかスマホなんかも作れなくなるというワケだ。
ただ実際この話は何年も前から出ていて業界全体で準備や対策が行われているため、今すぐどうにかなるというコトはないらしい。
危急の問題としては半導体製造で必須の冷却材に使われているフッ素化合物を製造する工場が閉鎖に追い込まれた事で、一時的に半導体の製造が滞る可能性があるということ。
3Mベルギー工場停止、驚愕のインパクト ~世界の半導体工場停止の危機も
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2204/11/news069.html
半導体分野の問題に関しては、新しく規制に引っかからない新製品の開発が望まれる。
話を戻すが、こうした問題が表に出始めている以上、フッ素グリスへの影響もゼロではないと私には思える。
しかも現在は世界的な物価高騰に加えて歴史的な超円安でもある。
日本国内に限った話かもしれないが、近いうちに有機フッ素化合物を材料に使う製品の入手性に影響が出る可能性があるかもしれない、と私は考えている。
というワケで、初めに買った5gのフッ素グリスを使い切っていないのに追加で50g買った。
私の使い方ではパソコン用だけで到底使い切れるものではないが。
まァキャブレターの整備等、自動車整備にも使えるので、そこは問題ないだろう。
参考:
飲料水中の有機フッ素化合物の規制と現状
https://www.kenko-kenbi.or.jp/science-center/water/topics-water/210707.html
化学物質PFASとは何か?
https://sustainablejapan.jp/2021/01/17/pfas/58068
フッ素化合物 規制
https://duckduckgo.com/?q=%E3%83%95%E3%83%83%E7%B4%A0%E5%8C%96%E5%90%88%E7%89%A9+%E8%A6%8F%E5%88%B6&ia=web
主な用途はパソコンの整備で、樹脂製の動く部分に使ったり、フロッピーディスクドライブや、CD、DVDなどの光学ドライブなど、機械的な動作のあるデバイスの潤滑用だ。(ただし場所によっては使う事が出来ないことに注意が必要)
フッ素グリスは非常に高価であるが、同時に優れた特性を持つ。
それは、潤滑油がほとんど蒸発や変質する事がないため、熱や機械的な作用による消耗が無ければその潤滑性が半永久に持続すること。
そして少量を薄く塗布する場合、他のグリスではどうやってもホコリを呼び込むがフッ素グリスは逆に汚れやホコリが付きにくくなる。(ただし静電気による吸着は防げない。)
古いパソコンのドライブ類やカバー類などの整備に使う場合、これ以上ない潤滑油であると言える。
実のところ、私は今回買うまでもなくフッ素グリスはすでに所有している。
過去に買って所有しているのは以下の製品。
AZ BGR-002
https://www.az-oil.jp/BG011
たったの5gで770円(税込み)とかなり高価。
しかしこの製品、実はフッ素グリスとしては手に入れやすい安価なパッケージである。
何故なら、フッ素グリスは一般にはほとんど出回っておらず、普通は業務用で大容量のパッケージで万単位の価格が設定されているからだ。
例えばこれ。
太洋株式会社 KF2024 高性能フッ素グリース1kg
https://www.taiyo-kabu.co.jp/products/detail.php?product_id=1063348
1kgで税込み約29万円もする。
また他社製品の少量パッケージでも、一番安くて50g 1万円程度とかなりの高額なのである。
そして今回私が購入したのは、AZのMGR-001という製品。
AZ MGR-001 バイク用 フッ素グリス 純度100% 50g
https://www.az-oil.jp/shopdetail/000000000248/
なんと50gで2933円(税込み)。
個人で買うにはこれでもまだ高価に思えるが、分解が面倒な場所を出来るだけ長期間潤滑したい用途においては、これに勝るグリスは存在しない。
今回追加で買った理由は、フッ素グリスの材料にも使われている有機フッ素化合物の一部に対して非常に厳しい規制がかけられるというニュースを見たから。
半導体部材に規制強化、2025年にも有機フッ素化合物の使用制限
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06783/
このニュースの通りだとすると、半導体不足は今後加速の一途とたどる以外の道は無いように思える。
つまり、近い将来パソコンどころかスマホなんかも作れなくなるというワケだ。
ただ実際この話は何年も前から出ていて業界全体で準備や対策が行われているため、今すぐどうにかなるというコトはないらしい。
危急の問題としては半導体製造で必須の冷却材に使われているフッ素化合物を製造する工場が閉鎖に追い込まれた事で、一時的に半導体の製造が滞る可能性があるということ。
3Mベルギー工場停止、驚愕のインパクト ~世界の半導体工場停止の危機も
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2204/11/news069.html
半導体分野の問題に関しては、新しく規制に引っかからない新製品の開発が望まれる。
話を戻すが、こうした問題が表に出始めている以上、フッ素グリスへの影響もゼロではないと私には思える。
しかも現在は世界的な物価高騰に加えて歴史的な超円安でもある。
日本国内に限った話かもしれないが、近いうちに有機フッ素化合物を材料に使う製品の入手性に影響が出る可能性があるかもしれない、と私は考えている。
というワケで、初めに買った5gのフッ素グリスを使い切っていないのに追加で50g買った。
私の使い方ではパソコン用だけで到底使い切れるものではないが。
まァキャブレターの整備等、自動車整備にも使えるので、そこは問題ないだろう。
参考:
飲料水中の有機フッ素化合物の規制と現状
https://www.kenko-kenbi.or.jp/science-center/water/topics-water/210707.html
化学物質PFASとは何か?
https://sustainablejapan.jp/2021/01/17/pfas/58068
フッ素化合物 規制
https://duckduckgo.com/?q=%E3%83%95%E3%83%83%E7%B4%A0%E5%8C%96%E5%90%88%E7%89%A9+%E8%A6%8F%E5%88%B6&ia=web