Thunderbirdを115.1にアップデートしたらおかしくなった [ソフトウェア]
私は長年、メールソフトにMozillaのThunderbirdを使っている。
出た直後からなので、もう20年近い。
そして、プロファイルフォルダの中で一番古いタイムスタンプは2005年。
一度使い始めてからプロファイルフォルダもずっと使いまわしている。
そんな中、先日このような記事を見つけた。
「Thunderbird 115」に初めてのマイナーアップデート ~セキュリティ関連の修正も
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1517925.html
その時使っていたThunderbirdのバージョンは103。
セキュリティのアップデートがあるという事もあり、アップデートする事にした。
ところが。
Thunderbirdのアップデート機能を使うと最新バージョンと出てアップデート出来ない。
この時私はもっと慎重になるべきだった。
アップデートした後に、少なくともプロファイルフォルダのバックアップを取らなければならなかったと後悔した。
自動でアップデート出来なかったため、私はThunderbirdのWebページでインストーラをダウンロードして、更新したのだ。
すると。
統合フォルダにある受信トレイなどにあるはずのいくつかのアカウントが消え、So-netとHotmailのアカウントが全てログイン出来なくなってしまった。
フォルダーモードを「全てのフォルダ」に切り替えた所、とりあえずアカウントの内容は残っているようだった。
当然、この時点で私はThunderbirdのバージョンを元に戻したが、「プロファイルが対応していない」というメッセージが出てバージョンダウンが出来なかった。
どうやらアップデートでプロファイルフォルダの中身が大幅に書き換わってしまったようだ。
こうなっては仕方がない。
ここから不具合を直して元の環境の使い勝手に近付けるための作業が始まった。
まずSo-netとHotmailのアカウントがログイン出来ない問題は、サーバー設定の認証方式が「通常のパスワード認証」から「OAuth2」という物に代わっている事にすぐ気付いた。
なのでそこを元に戻すと無事にログイン出来るように。
この点、同じく「OAuth2」に変わっていたGmailは問題なくログイン出来ていた。
そして次に統合フォルダから消えたアカウントのフォルダの復活を行った。
消えたフォルダは全て、「OAuth2」でログイン出来なかったアカウントだった。
それから試行錯誤を繰り返して元に戻す方法を発見。
具体的には、復活させたいフォルダの親を右クリックしてプロパティを出す。
すると「検索対象」という項目があるので、「選択...(H)」というボタンをクリック。
「フォルダーを選択」というウインドウが開くので、復活させたい各アカウントのフォルダの「検索」というチェックボックスにチェックを入れる。
消えた全てのアカウントでこれを行った後、「OK」、「更新」、とクリックする事で復活した。
後はユーザーインターフェイスもあちこち変更されているので、これらも全て使いやすいように直した。
さて。
アップデートで色々変わってしまうのは、正直な気持ちとして言語道断の所業だ。
だがまあ、時代の流れという事も理解出来る。
だが。
ログインの設定を勝手に変更してログイできなくするとか、統合フォルダの中身が一部とはいえ消えてしまうのは許容出来ない。
とはいえ他に選択肢が無いのでこのまま使うしかないのだが。
Thunderbirdは昔からこうしたやらかしがたまに起きる。
使い続けるには、こうした問題が起きた時に対処する能力を身に着けるしかない。
2023-07-24 19:30
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