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当事者意識の欠如 [セキュリティ]

まあ、コレが普通、The Standard だ。

衝撃的なほど深刻な事態、中国が日本で最も機密性の高いシステムに侵入 https://grandfleet.info/japan-related/shockingly-serious-china-breaks-into-japans-most-sensitive-systems/

なにしろ日本政府が肝煎りで設置しているサイバー問題対策組織ですらこんな体たらくである。

内閣サイバーセキュリティセンターにゼロデイ攻撃 - 公知後も対策に至らず
https://www.security-next.com/148464


要するに、当事者のほとんど全員(例外的に何の権限も無い下っ端で当事者意識がある者を省く)が、自分自身の職務について他人事であり、当事者意識がゼロという事だ。

何故こんな事になっているのか。

それは、人間の根源的な問題に起因する。

それは何か。

「自分さえ良ければ他はどうでも良い」

これに尽きる。

特に向上心の強い者のほとんど全部はこの傾向が非常に強い。

さらに言うと、エリートから底辺の者までを含むほとんど全ての人間はそれ以前の問題であり、自分自身が社会にもたらす影響についての意識が希薄すぎて、こうした「自分の意識が社会に深刻な問題を生んでいるという事実」に関する問題を意識する事が不可能なのだ。

ちなみにこの問題は本人の表層意識における自覚とは無関係なのでなお始末が悪い。

したがって、ほんのひとつまみにすらならない極めて僅かな者達の奮闘も、焼け石に水なのである。

焼け石に水なのである。焼け石に水なのである。


一方で泥棒達の意識は極めて高い。

なにしろ仕事が成功すればとても気持ちが良い。

しかも、安全と報酬が約束されたサイバー攻撃である。

そのうえ、コンピュータシステムを設計し、開発し、運用し、管理し、利用する者達はバカの集団である前者である。

正に濡れ手に粟。

やらない方がバカといって良い。

それを、犯罪者集団どころか、国家規模でもやっているのである。

これで防ごうという事に無理がありすぎる。


例外的に、現金を扱う企業、例えば銀行やキャッシュカードサービス会社などは、当事者意識が非常に高くて当たり前なので、この問題にとても神経を使っているが。

それでも、ヤラレている所はヤラレているのである。

しかも彼らは利用者にリスク相当の金銭的負担を強要して自分自身が損をしない仕組みを構築し、問題の責任を免れている!!!

もっとも、バカ相手の商売が全ての彼らにとっては当たり前の対処だと思うし、私が当事者だとしてもそうするが。

まあ、この問題は永久に解決する事は無いだろう。


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