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歴史に残るMP3再生・エンコードソフト [ソフトウェア]

かつて、一部のパソコンマニアの間で一世を風靡したMP3。

しかし今、世間では“MP3”などという単語が使われる事など無い。

MP3が何なのか知らない人も少なくない現在、今でも私はMP3フォーマットの音楽ファイルを再生して聞いている。


そんな私が先日、MP3関連のプログラムファイルを整理していた所。

そういえばSCMPXが無いな!

と気付いた。

まあ、古いMOに保存されてはいるだろうが、この際なので検索してみる事にする。

SCMPXの検索
https://duckduckgo.com/?q=SCMPX&ia=web

すると検索結果の3番目にSCMPXの開発者が運営する本家のWebページが表示されたが、リンクをクリックすると表示されるのは開発履歴なので、ページ内のリンクからトップページに移動する必要がある。

そして20年ぶりくらいに見たそのWebページは、あの当時のままだった。

しかも、今でもフリーソフトの作成を行っているようだった。

これまで数多のMP3関係ページが消えていったが、まさか今でも活動しているとは思わなかった。


さて、件のSCMPXだが。

Download のリンクをクリックすると、あった!

だが配布が終了している!! 

しかも、Internet archive を見ると今年の11月6日に保存されたダウンロードページには、未公開のver.1.6のダウンロードリンクがあるのに、今日見た本家のダウンロードページからは削除されている!!!

そのうえ、Internet archive のリンクからはファイルが削除されているというメッセージが出るだけで1.6のダウンロードが出来ず、アドレス直打ちでもダメ。

作者がInternet archive に削除要請したのだろうか?

なんにせよ、もう手に入らないとなると非常に残念だ。


昔話になるが、かつて私がSCMPXを知る前は、“8Hz-mp3”というソフトウェアでエンコードしていた。

“8Hz-mp3” はMS-Dosで動かすソフトウェアなので、当時はWindows95のDos窓で実行していた。

しかも変換速度がMMX Pentium 233Mhz程度だと、4~5分の曲を変換するのに20~30分程度かかる。

あの頃はアルバム一枚分リップしたWaveファイルを、寝る前に変換をかけて朝起きたら出来上がっている、というような使い方をしていた。

その点SCMPXはGUIで簡単に出来て、しかも変換速度が10倍は速いため、非常に重宝したものだ。

そして、音質についても“8Hz-mp3”より良かったように思う。

しかし以前このブログの記事に書いた“CD2WAV32”が出ると、まったく使わなくなってしまった。

何故なら“CD2WAV32”はCDのリッピングから変換、ID3タグの編集まで非常に簡単に出来てしまうから。

“8Hz-mp3”やSCMPXだと、リッピング用のツールでCDをWaveファイルにして、それを各ソフトでエンコードし、その後ID3タグ編集ソフトで一曲ずつタグ編集という、非常に面倒極まりない、手間のかかる作業を強いられた。
※後にSCMPXを二十数年ぶりに使ってみたら、一曲ずつだがID3タグの編集が可能である事がわかり、当時はこの機能でタグ編集していたと思われる。すっかり忘れていたよ!

そして再生に関しても、SCMPXに代わりWinampを使うようになってからはお役御免に。

だったら不要ではないか、と思う事もあるが。

SCMPXが出た時、一つのソフトで再生とエンコードがGUIで可能という事、それ以前に出ていた類似のソフトよりもあらゆる面で優れていたという事もあり、非常に画期的だったのだ。

SCMPXは歴史に残るMP3再生・エンコードソフトと言っても過言ではないと思う。

それが、ほんのひと月前まではダウンロード出来ていたというのに、それを逃した事が悔やまれる。

・・・古いMOからVer.1.51を掘り出してくるか。


追記。

SCMPXが見つかった!
SCMPX.png

残っていて良かった。


さらに追記。

Windowz10 Pro x64 で正常に動作する事を確認。適当な.m3uファイルを食わせると普通にアルバム一枚が再生された。

SCMPX2.png

今見ても、このUIのデザインはセンスが良いと思う。


参考:

久々にMP3ファイルを作った
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2019-03-08

かつてSCMPXを配布していたWebサイト
https://ch3.azurewebsites.net/


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Thunderbirdを115.1にアップデートしたらおかしくなった [ソフトウェア]


私は長年、メールソフトにMozillaのThunderbirdを使っている。

出た直後からなので、もう20年近い。

そして、プロファイルフォルダの中で一番古いタイムスタンプは2005年。

一度使い始めてからプロファイルフォルダもずっと使いまわしている。


そんな中、先日このような記事を見つけた。

「Thunderbird 115」に初めてのマイナーアップデート ~セキュリティ関連の修正も
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1517925.html

その時使っていたThunderbirdのバージョンは103。

セキュリティのアップデートがあるという事もあり、アップデートする事にした。


ところが。

Thunderbirdのアップデート機能を使うと最新バージョンと出てアップデート出来ない。

この時私はもっと慎重になるべきだった。

アップデートした後に、少なくともプロファイルフォルダのバックアップを取らなければならなかったと後悔した。

自動でアップデート出来なかったため、私はThunderbirdのWebページでインストーラをダウンロードして、更新したのだ。

すると。

統合フォルダにある受信トレイなどにあるはずのいくつかのアカウントが消え、So-netとHotmailのアカウントが全てログイン出来なくなってしまった。

フォルダーモードを「全てのフォルダ」に切り替えた所、とりあえずアカウントの内容は残っているようだった。

当然、この時点で私はThunderbirdのバージョンを元に戻したが、「プロファイルが対応していない」というメッセージが出てバージョンダウンが出来なかった。

どうやらアップデートでプロファイルフォルダの中身が大幅に書き換わってしまったようだ。

こうなっては仕方がない。

ここから不具合を直して元の環境の使い勝手に近付けるための作業が始まった。


まずSo-netとHotmailのアカウントがログイン出来ない問題は、サーバー設定の認証方式が「通常のパスワード認証」から「OAuth2」という物に代わっている事にすぐ気付いた。

なのでそこを元に戻すと無事にログイン出来るように。

この点、同じく「OAuth2」に変わっていたGmailは問題なくログイン出来ていた。


そして次に統合フォルダから消えたアカウントのフォルダの復活を行った。

消えたフォルダは全て、「OAuth2」でログイン出来なかったアカウントだった。

それから試行錯誤を繰り返して元に戻す方法を発見。

具体的には、復活させたいフォルダの親を右クリックしてプロパティを出す。

すると「検索対象」という項目があるので、「選択...(H)」というボタンをクリック。

「フォルダーを選択」というウインドウが開くので、復活させたい各アカウントのフォルダの「検索」というチェックボックスにチェックを入れる。

消えた全てのアカウントでこれを行った後、「OK」、「更新」、とクリックする事で復活した。

後はユーザーインターフェイスもあちこち変更されているので、これらも全て使いやすいように直した。


さて。

アップデートで色々変わってしまうのは、正直な気持ちとして言語道断の所業だ。

だがまあ、時代の流れという事も理解出来る。

だが。

ログインの設定を勝手に変更してログイできなくするとか、統合フォルダの中身が一部とはいえ消えてしまうのは許容出来ない。

とはいえ他に選択肢が無いのでこのまま使うしかないのだが。

Thunderbirdは昔からこうしたやらかしがたまに起きる。

使い続けるには、こうした問題が起きた時に対処する能力を身に着けるしかない。



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長年利用しているアプリケーションプログラム① [ソフトウェア]

20世紀からパソコンを活用している人の中には、20年以上使い続けているアプリケーションプログラムがあるという人は少なくないと思う。

私の場合、そんなアプリケーションプログラムの一つにこんなものがある。

PowerWitch the Royal
https://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se161737.html


PowerWitch the Royal。

これは「バイナリエディタ」という区分に類するプログラムであり、私が長年愛用するプログラムである。

私の場合、用途は端的に言えば「プログラムの改造」。

私はPC-8801の時代からバイナリの改造を行っており、その道具として“WESTSIDE SOFTHOUSE”の提供する各種プログラムを使っていたが、「PowerWitch the Royal」はその流れを汲むバイナリエディタであり、当然に“改造”に都合が良い機能を持つ。

※バイナリの意味がわからない人はこの機に学ぶと良い。


ちなみに、バイナリ云々する人は当然にアセンブラを理解している(過去形でも可)事が必要。

何故なら“バイナリ”と云うモノは二進数の羅列の事であり、“それ”を人間が理解しやすいように記号化したモノがアセンブラと云うプログラム言語?なのだから。

言語?と“?”マークが付くのは、アセンブラそのものは“ニーモニック”という記号のルールの集合体でしかないからだ。

だがそのおかげで、「00110101110101111011100001101101」などという二進数の羅列を人間が容易に?理解出来るようになる。(ちなみにウルトラ警備隊の隊員はコレが当たり前に理解出来る描写がされておる)

細かい事はもう30年以上前の記憶なので忘れてしまったが。

当時の私は逆アセンブラで解読したプログラムの改造を行っていたのだ。
(とはいえ、自分でプログラムを作る事は事実上ゼロだったが)


話が脱線した。

とにかく、過去の経験もあって未だにバイナリエディタは手放せないツールとなっている。

スマートフォンが標準の今となっては「ナニソレ?」だが。

例え高級言語を操るのが得意な者であっても、コンピュータが二進数の命令を実行するデバイスである限り、基本は変わらない。

二進数の命令は8bitとか16bitとか32bitとか、今では64bitが標準となりつつあるが。

全ては“バイナリ”という形式に帰結し、これに従ってプログラムが実行されていく。

高級言語のコンパイラ(或いはインタプリタ)がどれほど高度に進化したとしても、バイナリを直接いじるコトには敵わない。


バイナリエディタは、私が死ぬまでお世話になる事は間違いない。


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Assetto Corsaを衝動買い [ソフトウェア]



現在、Steam というゲームのオンライン販売サイトで“オータムセール”というものが開催中らしい。

Steamでオータムセール開催中!
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2211/23/news064.html

Steam
https://store.steampowered.com/


このニュースを目にした私は、ハッ!とした。

そういえば、Steamには“Assetto Corsa”があるではないか。

“Assetto Corsa”は以前、興味を引かれて少し調べたのだが。

わざわざ買ってまで遊ぼうという気が起きなかった。

何故なら、ゲームを買ってもハンドルコントローラを持っていないので、楽しむには大きな壁があったからだ。

それ以前にゲームを遊ぶ時間を作るのが難しいという問題もあるが。


ところが。

いざSteamのサイトを見ると、なんと80% off。

ならばとりあえず買っておこう、と思った。


・・・・・・・・・。

さて、買ったは良いものの、ハンドルコントローラが無いどころかゲームを遊ぶ環境そのものが無い。

とりあえずメインPCにインストールするのは無しとしても、過去の部品で一台組む事は可能だ。

となると、あとはハンドルコントローラか。

う~ん・・・

プレイステーション3とグランツーリスモ5を買って、遊ばずにそのまま放置した過去がある私だ。

今回もそうなるかもしれない。


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インターネットエクスプローラの終焉 [ソフトウェア]

長く続いた、Micro$oft社(以下M$)製のインターネットブラウザ、インターネットエクスプローラ(以下IE)が、やっとサポート終了となる。

詳しくは以下のサイトを参照。

いよいよ完全終了へ。Internet Explorer(IE)サポート終了スケジュール
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1503/11/news134.html

予告はされていたが、やっとその時が来るのかと思うと感慨深い。

何故「感慨深い」などという言葉が出るのかというと、IEは昔から色々な問題の原因となって私を苦しめて来たからだ。

古くはWindowz95の頃から、そして今現在に至るまで。

私はFirefoxというブラウザに出会うまではIEを使っていたが、それでもIEそのものではなく、HTMLを読み込んで解釈し、それを表示する機能のみを流用した「IEコンポーネントブラウザ」を使い続けていた。

IE5や6の頃は、IEでWebページを開くだけで感染するウィルスなども流行し、友人知人のパソコンでも何件か感染があったため対処に追われた。

また、官公庁のサービスがIE決め打ちで他のブラウザが使えない事が多く、このためセキュリティリスクの高いIEは官公庁のサービス専用とし、他の業務にはFirefoxなど他社のブラウザを使うように環境を整えたり、利用者を指導したりする事もこれまでずっと続けてきた。

現在では官公庁のサイトもFirefoxやChromeが使えるようになりつつあるが、2021年の時点でもまだIE専用サイトは残っていたように記憶している。

それが、今年の6月で全て終了になるのかと思うと、胸のすく思いだ。

なんにしろ、あと数か月で終わる。

今から待ち遠しい。



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20年以上使い続けているソフト [ソフトウェア]


昨年の暮れ、ある知人と一緒に食事をしている時にこんな事を頼まれた。

「前に作ってくれた名刺、また作ってよ。」


私は時折、友人知人に頼まれて名刺を作る事がある。(もちろんタダ働きではなく、酒一本などの対価を頂いている)

名刺の作成にはパソコンとプリンターを用いるが、この時使用するソフトウェアはもう20年以上同じ物を使い続けている。

ソフトウェアの名は「名刺MAKER」

名刺MAKER
https://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se125806.html

これはとても古いソフトウェアで、実行ファイルのタイムスタンプを見ると“2000年12月2日”と、もう20年以上前に開発されたソフトウェアであり、私は当時からずっと使い続けている。

ソフトウェア配布サイトのベクターでは対応OSが「Windows NT/95/98」となっているが、現在でもWindowz10で何の支障もなく動作するので、とてもありがたいと思っている。

meishi_rei.png
作成例。文字情報だけでなく会社ロゴや顔写真などを配置したり、名刺全体に写真等の背景を置く事も可能だ。
(作成例の会社名・個人名・住所・電話番号などは全て架空のものです。)

今でも問題なく使えるのは良いのだが、難点は縦書きの名刺の場合、横向きのままデザインしなければならない事。

また、縦書きにしたい場合フォントに縦書き用が用意されているものしか使えない。

さらに、名刺を立てて横書きのデザインにしたい場合、あらかじめ文字と画像の配置を完成させたものを画像として貼り付ける以外に作る方法が無い。

とはいえ、それら以外の場合デザインの自由度が高く、プログラム自体が小さい事もあって動作はすこぶる軽快であり、用紙もミリ単位で位置決めが出来るので市販の名刺用紙全てに対応可能である。

まあ表裏に印刷したい場合、表と裏を別に作成して2度印刷する必要があるが、名刺印刷を生業にしているのでもなければ困る事ではないだろう。


ところで。

Micro$oftはこのような古いWin32ソフトのサポートを切りたくて仕方がないらしい。

現在大手ソフトウェア開発企業の市販ソフトを中心に「Universal Windows Platform」(UWP)準拠のソフトウェアへ転換が進んでいると思うが、元々UWP自体がWin32と互換性の無いWindows 10 Mobileやゲーム機のXBOXとソフトウェアの共通化を狙った規格である。

だがWindows 10 Mobileはすでに開発が終了しており、XBOXについてもゲーム専用機であるためにデスクトップ用のWindowzとソフトウェアの共通化を図るメリットが薄い。

このため、今となってはUWPの存在自体がほとんど意味の無いものとなっている、と私は考えている。

とはいえ、Micro$oftからすればUWPの存在意義はまだ大きい。

何故ならMicrosoft Storeで配布されるソフトウェアはUWP準拠でなければならないからだ。

したがって今後もUWPの推進は進められて、脱Win32は続けられるだろう。


というワケで。

これまでもいくつかの名刺作成ソフトを試したが、「名刺MAKER」を超える物に出会った事が無い。

いつ使えなくなるかわからないが、「名刺MAKER」はこれからも使い続けていくつもりだ。


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Windows7互換モードでOK [ソフトウェア]

最近Windowz10において、私が日常的に使う古いアプリケーションが上手く動作しないという現象が立て続けに起きている。

症状は様々なので具体的にどう上手くないのかは省略。


例を一つ挙げるならば「Winamp 2.80」。

これを起動させると“Can't access registry information...”というメッセージのダイアログが出て、ダイアログを消すと起動はするが通常消しているエンハンサーのウインドウが出てしまう。(ほんの2~3か月前は普通に起動していたはず)

Winamp_err.png
件のエラーダイアログとWinamp 2.80。

このため、起動の度にダイアログの“OK”ボタンをクリックし、エンハンサーのウインドウを消す操作がかなり煩わしい。


この問題を解決する方法を考えたが、Winampを互換モードで動作させるくらいしか思いつかないのでやってみると成功。

最初はWindowz Xp時代の古いモノなのでXp互換にしたが、UACの暗転が出るためWindowz 7互換にすると以前の動作に戻った。

ちなみに他のアプリケーションも全てWindowz 7互換モードで解決。

事なきを得た。


Windowz10は過去のアプリケーションとの互換性が段々悪くなっている。

これはある程度仕方のない事かもしれないが。

Windowz10に対応する新しいモノにはロクなモノがなく、なんとか使えそうなモノでも無駄が多すぎて使う気にならない。

必要な機能を使いやすく実装するだけなら一桁MB(メガバイト)もあれば足りるようなアプリケーションが、数十~数百MBもインストール領域を必要とするなんてありえない。

ましてやインターネットに接続出来ないと動作しないなど言語道断である。

シンプルな昔ながらのWin32アプリがいい。

そう思っているのは私だけではあるまい。


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IE11終了まであと?年 [ソフトウェア]

GIGAZINEにIE11のサポートがあと一年ほどで終わると誤解されそうな記事が出ている。

Internet Explore 11のサポート終了までのスケジュールをMicrosoftが発表
https://gigazine.net/news/20200819-farewell-internet-explorer-11/

記事のタイトルはまるで全てのIE11が終わるかの印象を与える。(しかもIEの綴りが一字足りない)

記事本体は冒頭でいきなり“Microsoftがウェブブラウザ「Internet Explore 11」(中略)サポート終了までのタイムラインを発表しました。”と来る。

本来はMicrosoft 365アプリのIE11サポートが切れるという話なのに、「Microsoft 365」とは一切入っていない。

なのでいつ終わるのかと日付を探すと“2021年8月17日”という日付があって、この日で終わりなのかと。

他にも悪い点はいくつもあるが、ここまで質の悪い記事がよく公開されたものだと思う。


なおこの件についての別記事がimpressというサイトにあるが、内容はごく当たり前のわかりやすさだ。

Microsoft 365でのIE 11対応が2021年に終了
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1271287.html

本来ならタイトルはこうでなければならない。

そして記事の内容も要点を捉えた簡潔で理解のしやすいものだ。


ちなみにIE11サポート終了までのスケジュールは、変更が無ければ以下のサイトにある通りのはず。

一目で分かる、Internet Explorer(IE)のサポート終了時期
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1503/11/news134.html

Windowz8以前でサポートされていたIE11はすでにサポート終了しており、Windowz8.1のIE11は2023年1月まで、一般向けWindowz10(HomeとPro)のIE11は2025年10月までとなっている。

そして業務向けとサーバー向けのWindowz10は最長で2029年1月までという最も長いサポート期間を有するが、実際にところこんなに長くサポートする必要があるのかと思う。

“IEでなければ動作しないWebページ”というインターネットの癌は早く消えて欲しいので、さっさとサポートを切るべきだ。


というワケで早く消えて欲しいIE11は、Windowz10の場合終了まで5年以上も残っている。

IE11が大好きな人はもうしばらく楽しめそうだ。


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Windows10のMS-IMEがダメすぎる [ソフトウェア]


メインPCをWindowz10にしてから2ヶ月余り。

普段利用するアプリケーションプログラムは今の所問題なく利用出来ているため、Windowz10がOSとしてどうかはともかく、使うだけなら現在の環境は概ね問題無い。(カスタマイズと管理の手間が激増して非常に困ってはいるが)

ただ、その中でどうしてもガマン出来ない事が一つ。

それは日本語入力だ。

私は普段仕事や趣味での情報収集と整理、及びブログ編集などでテキストを打ち込む事が多いが、これがWindowz7の頃と比べて誤変換が多すぎて非常にストレスが溜る。

当然作業の速度も落ちていて、生産性は大きく下がった。

私個人に限る話かもしれないが、Windowz10のMS-IMEは過去最悪のIMEだと思う。


そこでかつて何度か挑戦するも挫折した、ATOKを試してみる事にする。

ATOK for Windows 試用版
https://www.atok.com/try/win/

atok.png

ここにアクセスして試用版をダウンロード、そしてインストール。

で、使ってみた感想は・・・誤変換多い、変換候補に自分が使いたい候補が無い、親切な機能と思われる各種挙動が邪魔すぎる、等々。

コレではMS-IMEの方がマシである。(料金がサブスクリプションのみになった事も気に入らない)

他にはGoogle IMEもあるが、かつて短期間使った経験ではやはりダメで、結局元のMS-IMEに戻った。

何よりもスパイウェア同然であるGoogle IMEなど、怖くて使う気にもならない。


もうWindowz10のMS-IMEを使い続けるしか選択肢が無いのだが、どうしたものか。

個人的にはMS-Dos時代のVJEが一番良く、次いで出た当時絶賛されたMS-IME98(私はわざわざパッケージを買った)が良かったと思うが、VJEはWindows版となってから不具合が多く2005年を最後に消え去ったし、古いMS-IMEは新しいWindowzにインストールすら出来ない。(IME 2010で実際にやってみた)

そもそも日本語入力のためのIMEが中国で開発されている、というだけでもMS-IMEは使いたくない。
(今のところは設定を変えておけば余計な通信等が無いようなので、そういう意味では問題ない)

他にはSKKFEPという物もあるが、キー操作や変換方法などが独特過ぎてダメだった。

当然、中国製の某IMEは論外。名前を出す事すらセキュリティリスクとなるアレは絶対にダメだ。

スマートフォンで利用しているWnn(うんぬ)がWindowzでも使えれば良いのだが、Windowz用はこれも15年以上前に開発が止まったままだ。


クラウドやAIなど、私にとっては要らない機能ばかりが充実する現代の日本語入力プログラム。

そのおかげで外部のコンピュータにキーボードの入力が送信されたり、複雑になったプログラムはあちこちで機能不全を起こしたり、使い方や設定が複雑になって高機能である事自体が無意味になったり、挙句の果てに開発時に想定したピンポイントの使い方でしか性能を発揮出来ない。

便利な機能とやらは、そもそもそれらが不要な人にとっては邪魔でしかないのにそれを削除する事も出来ない。

昔のIME(当時はFEPと呼ばれた)は今より機能が限られていたが、人間側の能力が向上する事でそれを補う事が出来た。

しかし現在のIMEは人間側の能力が向上すると逆に足を引っ張っている。むしろ何も考えていない方が効率が上がるとかありえるのかと。

まあ昔から、コンピュータプログラムは年々利用者に要求される能力が低くなるよう開発されているが。

直感的な操作性を維持しつつ、玄人好みのシンプルイズベストを体現した、優良なモノが出てきて欲しいと心から思うのは私だけだろうか。


参考

MZ-IME日本語入力
https://katahiromz.web.fc2.com/mzimeja/ja/index.html

上記リンク先には、かつて以下のような一文が載っていた。
Legacy_jp.png


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久々にMP3ファイルを作った [ソフトウェア]

今日、先月注文していたCDが届いた。

CDを買ったのは7年ぶりくらいだ。

私は音楽CDをMP3ファイルに変換してから聞く事が多いので、今夜は7年ぶりにMP3ファイルを作った。


CDからのMP3ファイル作成は、通常Wavファイルに変換するリッピング作業の後に、WavファイルをMP3フォーマットへ変換、必要ならばID3タグの付与、という流れになる。

かつてはリッピング、MP3化、タグ編集と個別に作業するのが当たり前だったが、21世紀に入るとこれらの作業を一元化して行うソフトウェアが用いる事が主流となった。

私の場合「CD2WAV32 for Windows」(以下CD2WAV32)というソフトウェアを長年利用している。

cd2mp3_1.png
CD2WAV32 for Windows。

CD2WAV32の優秀な点は、CD一枚を一括でリッピングからMP3化するだけでなくタグ編集も同時に、比較的簡単に行える事だ。市販のCDリッピングソフトでは当たり前の機能が全てあり、それがフリー(あえて無料とは書かない)で利用出来る。

タグ編集では共通する項目は一回の編集でアルバムの全ての曲に反映出来て、後は曲名を個別に入力すればいい。
この“共通する項目を一回の編集で反映”という事が出来ないリッピングソフトは多い。
この点だけでもかなり使い勝手が良いと思う。

cd2mp3_2.png
タグ編集画面。シンプルでとても使いやすいが、最後に“設定を反映”を忘れると全てが無駄に。

さらに、MP3の変換プログラムを自分で選べるのも良い。
私はMP3エンコーダとして日本国内ではポピュラーな“午後のこ~だ”を使う事が多い。
かつては色々試したのだが、結局“午後のこ~だ”に戻ってくる。何故だろうか。
cd2mp3_3.png
このように外部エンコーダとして色々選べる。今は使う事も無い。

CD2WAV32を使う前はSCMPX、さらにその前はMP3黎明期の様々なエンコーダ(スクリーンショット中の8hz-mp3など)を試した事もあったが、その違いはほとんどわからない。一部明らかにこれはダメだ、という品質の悪いエンコーダはあったが。

ちなみにCD2WAV32はかつてYAMAHAとNTTが共同開発していた“Twin-VQ”というフォーマットに変換する事も可能だ。
Twin-VQは試用版が無料で公開されていたので、これを利用する。
ビットレートは低かったが、MP3と比べても特別悪くは思わなかった。
少なくともロック系の音源には合っていたように思う。

私は何枚かアルバムを変換していて今でもTwin-VQのまま聞いているが、音質についてはまったく不満を感じた事は無い。

難があるとすれば再生環境を選ぶ事。
特にポータブル再生機でTwin-VQに対応するものは、今では手に入らないかもしれない。
cd2mp3_4.png
Twin-VQフォーマットの音楽ファイル。拡張子は.vqfだ。

というわけで、今時MP3とか知らない人の方が多いかもしれないが。

音楽をダウンロードして聴くという習慣がまったくない私は、今でもCDを買って、それをMP3に変換するという作業を何年かに1回という頻度で行っている。

私のような者は、すでに生きた化石なのかもしれない。



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ThunderbirdでOutlook(hotmail)を使う2018年11月版 [ソフトウェア]

一昨日Thunderbirdでメールを受信しようとしたところ、Outlook(旧hotmail)のみメールが受信出来なくなっていた。

Micro$oftが運営するこのWebメールサービスは、短期間で仕様変更を繰り返すために度々このような事が起きる。今回は一体何が変わったのか調べてみた。


OutlookのWebページにアクセスすると以前記事に書いた時と比べてユーザーインターフェイス(UI)が大幅に変更されているが、一体以前の何が気に入らなかったというのだろうか。私の場合はメールクライアント(Thunderbird等のメールソフト)で使う場合の設定をするだけで他の機能は使わないので、最初だけ一通り確認して設定を済ませればまったく不要なものだ。だからUIの変更はある意味大した影響は無いが、それでも変更される度に必要な項目を探すのが非常に面倒だ。

というわけでThunderbirdで使うための設定項目を探す。

まずはWindowz10を使っている方ならばおなじみの、スプラインが描かれたアイコンをクリック。
ol2018_01.png

次に現れたメニューの一番下にある、「Outlook のすべての設定を表示」をクリック。
ol2018_02.png

次に「レイアウト」メニューの「メールを同期」をクリック。
ol2018_03.png

すると「メールを同期」の下の方に「POPとIMAP」とあるので、POPで受信したい場合は「はい」を選択、ThunderbirdでしかOutlookを使わないのなら「アプリやデバイスによる Outlook からのメッセージの削除を許可します」も選択しておく。
ol2018_04.png

最後はメールクライアントの設定情報が書かれているので、Thunderbirdの設定をこれらに直しておく。

以上。他の項目は特に触る必要も無いが、興味があるのなら一通り目を通しておくといい。時間の無駄だが。


なお、古い設定のままでもメールの受信が出来る事は一応確認している。(こちらは別のパソコンで確認)

トラブルが出ていないのならば新しい設定に変える必要も無いが、放っておくといつかは利用できなくなるので、気付いたのならば早めに設定を最新の状態に改めておくべきだ。

それから設定を変えてもサーバーに接続できない場合、パソコンを再起動してみるといい。

私の場合はそれで問題なく接続出来るようになり、メールの受信も可能になった。

ただ、パスワードの入力を要求されるので、パスワードを忘れてしまった人はそこで詰む。

パスワードの管理はしっかりやっておこう。



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次期主力ブラウザ [ソフトウェア]


FPW_dt0.jpg

Firefoxがまったく新しい設計となり、生まれ変わってもう9か月ほどだろうか。

そのおかげで私が愛用するアドオンの半分以上が利用できなくなり、その後仕方なくFirefox 52をベースとするESR版を使い続けている。

だがそのESR版も今月いっぱいでメンテナンス期間が終了し、私の使いたいアドオンが利用不可能な、設計の変わった新しいFirefoxがベースのものになってしまう。


一応、今年の3月頃にはFirefox互換ブラウザの内、Pale MoonとWaterFoxを試用したりもしたが今一つ使い勝手が悪く、今日まで移行を先延ばしにしてきたが、もうそろそろ決めなければならない。

セキュリティリスクをそのままにして現在のFirefox ESRを使うか、それとも他の互換ブラウザに移行するのか。


現在私の使うFirefox ESRは、基本全てのJava scriptを無効とし、広告の類も禁止に設定され、Flashも当然OFFになっているため、一定のセキュリティ対策にはなっていると思う。だがブラウザ本体の脆弱性を突かれたらこうした対策も無意味になる可能性が高い。

一方他の互換ブラウザも、メンテナンスが何時まで続くのかという不安と、本家のFirefoxより脆弱性対策が遅れがちという問題がある。
さらにアドオンの互換性やユーザーインターフェイスの違いといった問題もあり、単に移行といってもそのハードルは低くない。


という事で、改めて現在のFirefox ESR(Firefox 52.8.1)と、Pale Moon、WaterFoxの3つを比較してみた。

比較条件として、インストールするアドオンを全て同じものにし、同時に開くタブの内容と数も全て同じにした。

なお、インストールしたアドオンは「Firebug」「Noscript」「μBlock Origin」「UnMHT」「Tab Mix Plus」の5つ。


以下は比較の結果。


・ユーザーインターフェイスの使いやすさ
 使い慣れた本家のFirefoxが当然に最も使いやすい。次いで本家のデザインを踏襲する
 WaterFox。そして最後はPale Moon。Firefox52 ESRとは違うUIには慣れが必要だ。

・アドオンの互換性
 当然に本家のFirefoxがトップ。次がWaterFoxで、最後にPale Moon。
 WaterFoxは旧い仕様のアドオンをサポートすると正式に表明しているだけあって、何も
 問題は起きなかった。一方Pale MoonはFirebugとUnMHTについて最新のバージョンが
 インストールできず、それぞれ1.12.8.1と7.3.0.5.1の古いバージョンをインストーるせざる
 をえなかった。さらにNoScriptに問題があるとして警告が表示されてしまう。
 それら以外は特に問題は見当たらなかった。

・動作の軽快さ
 最も軽かったのがPale Moon。次に軽かったのは本家Firefox、最も重かったのはWaterfox。
 本家とPale Moonは体感でそれほど大きな差はないが、Waterfoxははっきり重いと感じた。
 それは消費するメモリの量にも表れており、内容の同じ十数個のタブを開くと、Pale Moonが
 342MB、本家が417~441MB、WaterFoxは509MBとかなり大きな差となっていた。

FPW_mem.png

・移行の手間
 移行自体が発生しない本家が当然一番良い。次がインストーラで一括移行できるWaterFox。
 最後のPale Moonは、ブックマークだけでなくアドオンやクッキーなども含めて全て最初から
 入れなおしになるため非常に面倒だ。Profilesフォルダを移植すれば良いという情報もあったが、
 問題が出た場合結局は最初から全部入れなおす事になるので、今回は避けた。


以上の結果から、それぞれの環境はそれぞれに長所と短所があり、どれが一番良いのか結論を出すことが難しい。
が、今後のセキュリティリスクや使い勝手などを考えるとWaterFoxが一番良いと思った。

動作の軽さを考えるとPale Moonが一番良いのだが、アドオンの互換性の悪さが痛い。それにUIもFirefox 52に最も近い事から、操作の習得に必要な時間も節約できる。なによりもFirefoxの設定や保存されたクッキーなど、ほとんどがそのまま移行出来るのがいい。

動作の重さについては、パソコンのマシンパワーで解決すればいい。メインのパソコンは当然に問題にならないし、テストに用いた2nd PCは少なくとも6年以上前の古いパソコンなので、こちらはRaven Ridgeにでも更新しよう。メモリも4GBから8GBに増やせば、メモリ消費量の問題も解決出来る。


というわけで今後はWaterFoxを使う事に決定。
使い込んでいく内に何か問題が出なければいいが、とにかくこれで行くしかない。



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メインブラウザはFirefox ESR [ソフトウェア]

Firefox 57のアップデートが来てまだ1週間ほどだが、とうとう我慢出来なくなってメインブラウザをFirefox ESR(52.5.0)に変更した。

私にとってTab Mix PlusとUnMHT、そしてNoscriptが使えないのはあまりにも不便すぎる。


この三つの内NoscriptだけはFirefox 57への対応が予定されているが、残りの二つは無理かもしれない。

特にUnMHTは作者が開発をやめてしまった可能性があるので絶望的だ。

UnMHTのMozilla公式アドオンページには、悲鳴のようなコメントが多数書き込まれているが。


まあ、私はFirefox ESRに逃げたわけだが、これ(Firefox 52系ESR)もサポートは来年6月まで。
次のESRはいきなり59かららしい。

さてどうしたものか。


なお、現在Firefox 57を使っていて戻したいと考えている方は、一旦アンインストールしてからESRをインストールすればいい。
その後クリーンアップしてからアドオンを入れなおせばOKだ。



Firefoxが使い物にならなくなった
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-11-15

Firefox ESR
https://www.mozilla.jp/business/



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Firefoxが使い物にならなくなった [ソフトウェア]

ついにFirefox 57が来た。

おかげで利用できるアドオンが“μBlock Origin”のみに。

私にとって、これでは使い物にならない。


これはもうメインブラウザをFirefox ESRにするしかないか。

後は一日も早く私が使用するアドオンがFirefox 57に対応する事を祈るのみ。


だがもしアドオンの対応が無く、そのままFirefox ESRのサポート期限が来てしまったらどうしよう。

まあ、古いバージョンのままでもなんとかなるか?

少なくとも“NoScript”無しよりはずっとマシかもしれない。


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Firebugが使えなくなって困った [ソフトウェア]

今日、私の使っているFirefoxがバージョンアップし、56.0になった。

自動更新をONにしているのでこれはいつものアップデート。

だが、アップデートと同時に“Firebug”が使えなくなった。


FirebugはhtmlやJava scriptなどの編集が可能な、古いデバッガだ。

現在はFirefoxの開発ツールに統合されているために新しいバージョンが出ないのだが、少し前からFirefoxの57.0よりFirefoxの新しい仕様に対応していない従来のアドオンが全て使えなくなるというアナウンスがあった。今回の56.0のアップデートで古いアドオン切捨ての一部が来た形だ。

おかげで今、非常に困っている。
理由は最新のFirebugとも言えるFirefoxの開発ツールが、私にとって非常に使いづらいためだ。

私はWeb上の記事をローカルに保存するためのHTMLソースの改変にしか使用していないのだが、FirebugだとHTMLソースの編集でテキストエディタのようなコピー&ペーストが可能なのに、開発ツールではそれが非常に制限された使い方しか出来ない。


とりあえずFirebugのためだけに古いFirefoxの環境を作っておくしかないか。


10/17追記

古いFirefoxは以下を使っている。

Firefox ESR(現在の環境に上書きする場合)
https://www.mozilla.jp/business/

Firefox ESR, Portable Edition (現在の環境とは別にインストールする場合)
https://portableapps.com/apps/internet/firefox-portable-esr




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自分のPCを持つ子どもは問題解決能力が高くなる? [ソフトウェア]

何事にも前提条件というものがある。

その前提条件は多くの場合あまりにも当たり前過ぎて、ほとんどの人は意識する事が出来ない。(従って前提条件を無視した行動に走りがちになる)


というわけで本題に入るが、今日見つけた記事にこんなものがあった。


“自分のPCを持つ子どもは問題解決能力が高くなる”
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1049256.html


まあ、確かにそうかもしれない、と私は思ったが、同時に必ずしもそうとは限らないとも思った。

理由は先に挙げた前提条件だ。

“自前のパソコンを持つ事で問題解決能力が高くなる”には、どのような前提があるのか。

それは、「自己の能力を高める道具としての使い方をした場合」、である。
もちろんこの条件は無意識にやっている場合も含む、というか人間は当たり前に自己を高めるための行動を無意識に行う動物なので、誰でも例外なく経験している事を、パソコンでもやるかやらないかというだけの違いだ。

パソコンという機械自体、そこにあるだけで人間の役に立つという事はない。人間がパソコンを道具として使う事で初めて人間の役に立つわけで、それは使い方次第、使う人間次第なのである。

従って元々“問題解決から逃げたがる者”にパソコンを与えた所で、問題解決能力が高くなる事などあり得ない。
ただし極めて少数の者は例外的に問題解決能力が上がる可能性を否定はしないが、それはあくまで例外中の例外である。


また、記事内では「教育機関のプログラミング教育を支援するといった活動も行なっており」とあるが、主催が“ウインドウズ デジタルライフ コンソーシアム(WDLC)”という事もあり、そういった活動はMicro$oftがWindowzを売るための一環から脱するものではない、単なる宣伝行為に近いものだと思う。

要はWindowzという首輪を付けたブタを飼育するための活動であるという事だ。(ブタになってしまうかどうかは本人次第だが。)

結局のところ彼らの言う“自分のPCを持つ子どもは問題解決能力が高くなる”とは、先日大阪のなんとか小學院の話でも問題になった、「某有名進学校に入れる」という言葉で入学希望者を釣ったアレと同じなのである。



AI≒人間=AI??? [ソフトウェア]


Windowz2000が登場したとほぼ同時に始った、Windowzの情報サイト「Windows Server INSIDER(初登場時はWindows 2000 Insider)」というものがあるのだが、ここに連載されている4コママンガ「がんばれ!アドミン君」が面白くて時々チェックしている。

ところで今日は「がんばれ! エーアイくん」というタイトルの作品を読んだのだが、マンガに登場する「 エーアイくん」は“AI”というよりも“人間”そのものに見えて仕方が無い。

もしかするとこのマンガ、現在のAIブームを風刺しているわけではなく、ある意味“AIみたい”な現代人達を暗に揶揄しているのかもしれない。


第530話 がんばれ! エーアイくん
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1612/06/news009.html

英語論文を翻訳してくれと言われ…


第531話 がんばれ! エーアイくん2
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1612/13/news015.html

模試をさせたらほとんどの大学で「A判定」だったが…


第532話 がんばれ! エーアイくん3
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1612/20/news021.html

…………


第533話 がんばれ!エーアイくん4
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1612/27/news026.html

…居眠り。


どの作品のエーアイくんも、身近で見た事がある人間(或いは過去の自分自身)そのものだ。

まあ、気をつけないと「エーアイくん」みたいになるよ、という事で。



以下、他にも面白いと思った作品。


第510話 進むも……、退くも……
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1606/14/news020.html

第515話 熟慮の理由
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1607/26/news016.html

第525話 VR元年
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1611/01/news026.html

第527話 ネットバンキング
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1611/15/news024.html


510話と515話は私自身の経験と重なるし、525話は未来がそうなる可能性、527話は便利になったはずがかえって不便になっている現実を良く表している。



ThunderbirdでOutlookメールが突然受信出来なくなった場合の対処 [ソフトウェア]

最近Outlookメールが突然受信出来なくなったという報告が多いようだ。

私も同様に受信できず、Thunderbirdからパスワードの入力を求められるようになっていた。


このような事は以前にもあったので、またセキュリティチャレンジかと思い「最近のアクティビティ」を確認すると、やはりセキュリティチャレンジが発生していたのでこれに対処した。


方法は以下の通り。


1.ブラウザでOutolook メールにログインする

2.最近のアクティビティページにアクセスする

  最近のアクティビティ ページ
  https://www.microsoft.com/ja-jp/msaccount/security/recentactivity.aspx

3.最近のアクティビティで「セキュリティチャレンジ」となっている項目を確認する
  ※注:下のスクリーンショットでは国内からのアクセスになっているが、イギリスや中国の場合もある。

4.「自分ではありません」となっているリンクをクリックする

hmxxx1.png

5.以下のようなメッセージが出るので、指示に従ってパスワードを再設定する

hmxxx2.png

6.Thunderbirdでメールの受信が出来るようになっていれば成功


以上。


というわけで、自力で対処出来なくて困っている方は参考にして欲しい。

ただしこれは私のケースで有効だったが、他の人の場合でも有効かどうかの保証は出来ない。

Outlookメール側の設定が勝手に変更されている場合があるので、該当する方はこちらを参考に。

Outlookメール(Hotmail)をThunderbirdでPOP受信する
http://17inch.blog.so-net.ne.jp/2016-03-04


2016/11/27 追記

最も確実な解決方法として以下を提案する。

Hotmail(Outlookメール)の使用をあきらめる
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27





こうなる事を知っていて責任回避か [ソフトウェア]

日本国内でもサービスが開始されたポケモンGo。

私を含め多くの人が懸念していた通り、日本でも事故や事件の原因になっている。

私は先日ゲーム製作会社にも責任があるはず、とブログに書いた。
しかし、開発元のナイアンティック社は恐らく何が起きるのか調査・検討したうえで、責任回避のための規約を作成、ゲームをプレイするには規約を承諾する必要があるため、プレイヤーは同社の責任回避に同意した事になっているために、このゲームに関わる訴訟を起こしにくくなっている。

「ポケモンGO」利用規約に仕組まれた"ワナ"用意周到に「責任回避」が準備されている!
http://toyokeizai.net/articles/-/128679

要するに何が起きても全責任はプレイヤーにあると誓約させられているわけだ。

もちろんゲームを楽しむためには、周囲に気を配って他人の迷惑にならないようにする責任はプレイヤー本人にある。

しかし、実際プレイ中にそんな事を気にする事が可能だろうか?

もし可能ならば、事故など起きないはず。

実際気を配れている人は起こしていないだろうと思われるが、必ず一定のバカが存在するため、このような社会問題になっているのだ。


私が思うに、過去に同様のゲームが出てこなかった理由はそこにあると思う。

現実社会に与える影響を考えれば、ポケモンGoのような危険なゲームを開発など出来ないからだ。

しかしナイアンティック社はそれをやった。
責任回避のための、用意周到な規約まで用意して。


私は「ポケモンGoそのものには罪は無い」と考える。

しかし、現実にこのゲームが原因の不幸が多数起きている。
ある人は「今までもスマートフォンそのものが原因の事故や事件が起きているのに何を言うか」という意見を言っていたが、それとこれは別問題である。

何より今までスマートフォンの使い方に気をつけていた人までもが、ゲームに夢中になるあまりそれまでやっていなかった歩きスマホや自動車の運転中にスマートフォンを凝視するなどをやるわけだ。

そのうえ分母の数が多い分、バカをやる人数も増える。
今までスマートフォンを持っていなかった人が、このゲームのために買い求めているというニュースもある。
問題の本質は危険度の高さだ。 拘束時間も普通にSNSなどでメッセージをやりとりするよりもずっと長いはず。 それまで屋外ではたまにしかスマートフォンに触らなかった人までもが夢中になっている。

そうなる事をナイアンティック社は知っていて、ゲームが原因で事故や事件が起きる事を承知していた。

ゲーム製作会社及びプレイヤー自身による自制が期待出来ない以上、これはもう法律で縛るしかないと思う。






F35のソフトウェアがバグだらけという記事を読んで [ソフトウェア]

アメリカ軍が開発する戦闘機「F-35」の制御プログラムはバグだらけで改修に多くの費用と時間がかかる見込み
http://gigazine.net/news/20160504-f35-buggy-software/

少々古い記事だが、この記事で私が注目するのは「コンピュータソフトウェアとバグは切り離せない」という現実だ。


昨今のコンピュータ事情は大規模化・複雑化が進んでいる。
もちろんこうした現状をなんとかしようと単純化も進められているが、現実は焼け石に水状態だ。


私の過去の経験から言わせてもらえば、コンピュータプログラムのバグは設計段階から存在し、実際にコードを書き始めると人的ミスで増殖し、膨大なコードの全てを把握できる人間は皆無であり、バグ取りのためのツールを駆使したとしても完全にバグを消し去る事はいまや不可能な作業となっている。

現在のソフトウェア開発はバグがあってもとりあえず仕様を満たす動作さえすればOK、という基準で出荷される。しかもそのOKは恣意的に操作され、実際には基準を満たさないケースが後を絶たない。

GIGAZINEの記事になっているF35の件ももれなくそのケースの一つであり、IoTという言葉が走り回る現在、想像される未来はこのF35の現状となんら変わりが無い事が現実であると認識すべきだ。


つまりコンピュータプログラムには、デザイン上・設計上・プログラミング上・運用上・他色々の「バグ」が必ず存在し、これらがあらゆる人間の“想定外のトラブル”を起こし、場合によっては取り返しの付かない災害に結びつく可能性が大きい。

そしてこの問題はシステムの規模が大きくなると指数関数的に増えていく。
同時に対処も難しくなっていく。もちろんコンピュータの操作を廃したバックアップシステムがあれば、問題をある程度回避する事は可能だが、そういう手段を取れるものは限られる。

特にF35のような兵器であれば、予算の上限は民間のそれをはるかに上回り、テストに費やすリソースもずっと多く、しかもダメとなれば潔く中止にも出来る。

だが、IoTの場合はどうだろう?
限られた開発費と少ない開発リソースで製品を開発そなければならず、バグ取りすら満足に出来ないケースがどれだけある事か。
その結果少しでも開発費を回収するため、或いはつまらない自尊心のために、結果がどうなるかわからなくても“理解したと妄想に浸る”事で暴走に等しい見切り発車をするだろうし、ITバブルの前後に代表される過去にもそういう例は枚挙に暇が無い。

しかも問題は作る側だけに留まらないのがこの問題をより複雑化させている。
要は使う側が理解できないまま、なんとなく使うのでそれが原因でトラブルが発生する事も増えるからだ。


コンピュータデバイスがありとあらゆる場所で使われ始めている現在、様々な理由でそれらが分断されている事は幸運かもしれない。
もしこれらが統一された時、それは人類にとって終末の始まりになるのかもしれない。


PWGen 2.8 日本語ファイル [ソフトウェア]

気付いたらPWGenがバージョンアップしていたので、言語ファイルの更新を行った。

需要などほとんど無いと思うが欲しい人はどうぞ。

pwg280_jp.png

PWGen 2.8 日本語ファイル
http://www1.axfc.net/u/3680242.zip


PWGenを初めて知ったという人が居たらこちら。


PWGen
http://pwgen-win.sourceforge.net/

パスワードを自動で作ってくれるので便利。

Outlookメール(Hotmail)をThunderbirdでPOP受信する [ソフトウェア]

昨日ThunderbirdでOutlookメールのアカウントを受信しようとしたら、何故か受信できなくなっていた。
そして今日、受信出来なくなった理由を調べると、接続履歴に「セキュリティチャレンジ」という項目があって、イギリスからログインしようとしていた痕跡があった。このような場合、Outlookメールでは一時的にメールソフトなどからのアクセスを制限する仕組みになっているようだった。

そこで所定の手続きを経て受信できるようにしたのだが、このアカウントはIMAPで受信しているのがストレスになっていた。
IMAPだとThunderbirdで何かするたびにメールサーバー内のフォルダにアクセスする。このため、メールの削除一つするだけでサーバーからの応答を待たなければいけないので、その間他の事をしようものなら正常に終わらないなどとメッセージが出て中断されてしまうからだ。
回線が混み合っている場合などは1分以上待たされる事もあり、この現象にはかなりのストレスを感じていた。


そこで、ついでに以前使っていたPOP3で受信する設定に戻そうと決心。
Thunderbirdのメールをバックアップしてからアカウントを削除(受信設定のみIMAPからPOPに変更出来ないのだ)し、POP受信の設定でアカウントを作り直した。

ところが、設定を終えてメールの受信を試みると

ユーザ xxxxxx@xxxxxx.co.jp のパスワードを送信できませんでした。(以下略)

というメッセージが出て受信出来ない。
設定を間違ったのかと色々調べたがミスは無い。原因不明である。


仕方ないのでThunderbird側の設定は正しいと仮定し、別の原因を考えてみた。
そこで思い出したのがGmailを使う時の設定だ。

GmailをThunderbirdで利用する場合、Gmail側の設定をブラウザでログインして変更した。この設定変更はブラウザ以外のソフトウェアや、モバイルデバイスなどでGmailを利用する場合の許可に関するものだった。

過去にいくつものHotmailアカウント(昔OutlookメールはHotmailという名前だった)をThunderbirdで使えるように設定してきたが、今まではそのような「許可」は不要だった。しかし、今は必要になったのかもしれない。そう思って再度Outlookメールにログインし、設定を探すと、あった!

多くの設定項目の中「POPとIMAP」とだけ表示された項目があり、そこをクリックすると表示される画面に「デバイスやアプリでPOPを使用する」という項目がうずもれていた。この項目が必ずあると確信していなければ、きっと見付ける事が出来なかったと思うほどわかりにくい場所だ。

この項目を「はい」に設定すると、ThunderbirdでPOP受信が出来るようになった。

ちなみに他のアカウントが設定されているThunderbirdでは最初からPOP3のまま5年以上使い続けているが、今まで受信出来なくなった事は無い。仕様変更する以前のアカウントで過去POP受信があったものは最初から「はい」になっていたのだろうか。


というわけで、自ら「無知なおばかさん」を証明する出来事であったが、なんとか問題を解決する事が出来た。
恐らく「この程度は常識」という方も少なくはないだろう。しかし、多くの人は私のように「知らないのが常識」なので、私のように困った人も居ると思う。


最後に、今回行った手順をまとめておく。


OutlookメールをThunderbirdでPOP受信する場合の手順 2017年8月版

1.ブラウザでOutlookメールのアカウントにログインし、右上の歯車アイコンからオプション
  を開き、「メール」→「アカウント」内にある「POPとIMAP」の内「POPオプション」の
  「デバイスやアプリでPOPを使用する」を「はい」にしておく。
  設定が終わったら上にある「保存」をクリックする事を忘れないこと。

Hot_pop.png

2.Thunderbirdで新しくアカウントを作成する。

3.アカウントの作成で自動的にサーバーの設定を読み込むが、その設定はキャンセルして以下の
  設定を手動で行う。
  
  POP3
  サーバ名:outlook.office365.com
  ポート :995
  ユーザ名:メールアドレス
  認証方式:通常のパスワード認証
  接続の保護:SSL/TSL

  SMTP
  サーバ名:outlook.office365.com
  ポート :587
  ユーザ名:メールアドレス
  認証方式:通常のパスワード認証
  接続の保護:STARTTLS


終わり。


2018/11/02追記

hotmailのサーバーが変わったので修正。
Hotmail側の設定はこちらを参照。
ThunderbirdでOutlook(hotmail)を使う2018年11月版


2017/08/07追記

いつの間にかhotmailのサーバーが変わっていたので記事の修正をした。


2016/11/23追記

ThunderbirdでOutlookメールを受信しようとすると、今まで問題なく受信できていたのが突然パスワードを要求されるようになった方で、自力で対処できなくて困っている方はこちらを参考にしてみてください。

ThunderbirdでOutlookメールが突然受信出来なくなった場合の対処
http://17inch.blog.so-net.ne.jp/2016-11-23



Windows10のEdgeはダメ [ソフトウェア]

Microsoft Edge、InPrivateモードで閲覧したWebサイトの情報を保存していた
http://it.srad.jp/story/16/01/30/2044207/

Windowz10の重要な新要素の一つであるEdgeというブラウザには、Firefoxなどでも実装されている「プライベートブラウジング機能」が存在する。「プライベートブラウジング機能」とは閲覧履歴などを残さずに秘密のWeb閲覧を可能にするものだが、Edgeにおいてはその機能が事実上働いていないということだ。

こうした履歴は他人に覗かれると趣味趣向や個人情報などの漏洩に繋がるため、「プライベートブラウジング機能」によってこうしたWeb上の行動履歴を残さないようにする必要がある人もいるだろう。しかしEdgeの場合ほとんどの履歴が残っているそうだ。


この問題は意図的なのか、それとも何かの手違いでこうなったのかはわからない。
しかし現に「プライベートブラウジング機能」を利用しても履歴は残っているので、まるで意味が無い状態だ。


この事を指摘されたMicro$oftは修正をする意向を示しているようだが、Micro$oftのこと、過去の例にあるようにいつまでも放置する可能性は十分にある。

またこの事とはあまり関係が無いが、Edgeは使い勝手が悪いのでWindowz10に移行したユーザーから敬遠されつつあるようだ。

シェアを減らし続けるMicrosoft Edge
http://it.srad.jp/story/15/12/22/0226223/


つい先頃にInternet Explorerの終息宣言が出たばかりだが、肝心のEdgeがこのような状態では、Micro$oftのEdge売り込み計画(ひいてはWindowz10の布教)はイバラの道であるようだ。

BIOS(UEFI)というものについて頭を整理 [ソフトウェア]

パソコンを自分で部品を買ってきて組み立てる人にとって、“BIOS”という言葉は一般的だ。
この“BIOS”とは“Basic Input/Output Syastem”といい、コンピュータに電源を入れた時最初に実行するプログラムであり、パソコンの基板に搭載された128kbyte~1Mbyte程度のNOR Flash ROMに書き込まれている。だから、OSの入ったハードディスクやフロッピーディスクなどがコンピュータに接続されていなくても、コンピュータはBIOSに組み込まれたプログラムの機能の範囲で動作する。


ここでBIOSの基本的な機能を並べてみる。

1.ハードウエアのチェック及び初期化
2.各種インタフェースとの通信
3.イニシャルブートローダの実行

1の「ハードウエアのチェック及び初期化」は、文字通りの機能であり、CPUやメインメモリーを始め、これら以外にコンピュータに接続されるあらゆるハードウエアが正常かどうかチェックし、初期化していく。この段階でなんらかのエラーが検出された場合、エラーコードを吐き出してコンピュータを停止させる。

2の「各種インタフェースとの通信」は“Basic Input/Output Syastem”という名の通り、CPUに繋がるあらゆるインターフェイスと基本的なデータ通信をするための機能である。この機能は限定的ながらもハードウエアを使用するために必要十分なコマンドを扱えるため、OS側からBIOSの機能を呼び出して利用するという事も可能である。例えばWindowsなども各種デバイスドライバを読み込む前はBIOSの機能を使ってハードディスクからデータを読み出し、ディスプレイの表示を可能としている。(だからWindows起動画面は解像度が粗かったり使用できる色数が制限される時代があった)

3の「イニシャルブートローダの実行」は、Master Boot Record(以下MBR)に書き込まれたイニシャルブートローダを実行する機能で、この機能が無ければOSを読み込んで実行する事は出来ない。MBRとはディスクの先頭から512バイトの事で、ここに各種OSのイニシャルブートローダが書き込まれ、イニシャルブートローダによってOSが起動する事になる。


BIOSについて、これら以外の機能は基本的にオプション扱いである。
例えばPC/AT互換機でおなじみの“BIOS画面”。これはハードウエアの各種設定を可能にするユーザーインターフェイスだが、BIOSが登場した当初は存在しなかった。当時はハード的な“ディップスイッチ”による設定変更のみしかなかったのだ。
他にもオンボードで搭載するグラフィック、サウンド、USB、IDEやSATA等を制御するためのプログラムもオプション扱いであり、オンボードで搭載される各チップごと別途に組まれたプログラムをBIOSから呼び出して動作させている。
これは初期にBIOSを搭載したIBM PCが、CPUとその周辺のシステムバス以外のほとんどを拡張機能として提供していた名残である。(マザーボードには8ビット幅のISAスロットとキーボード用のコネクタしか存在せず、キーボード以外のデバイスは全てISAカードによる拡張で行われた)


さて、ここでUEFIの登場だ。
UEFIは“Unified Extensible Firmware Interface”の略で、BIOSの持つ基本機能(ハードウエアのチェックや初期化など)を核にさらなる拡張を目指して設計された“BIOSのようなもの”である。基本的な部分で実際やっている事はBIOSと大差ないが、拡張された部分に関しては従来のBIOSでは不可能な機能も多い。

そもそもUEFIはBIOSの拡張が限界に達した事で必要とされ生まれた規格である。
当初は“EFI”といい、IntelのItaniumというCPUを使ったシステムで必要とされ、IntelとHewlett Packardにより作られた。その後EFIを普及させるために標準規格として策定され“UEFI”となり、一般消費者向けのパソコンにも採用されるようになった。現在はx86系システムのほとんどがUEFIを使用していて、AppleのMachintoshシリーズもPower PCからx86に切り替わった時から採用する。

また、ARM系のシステムでも採用が進んでいて、Linux系カーネルがベースになっているAndroidも一部機種ではUEFIからブートローダを呼び出している。(これら以外のAndroid端末は、BIOSと同等機能のプログラムを含むブートローダーと呼ばれるファームウエアがNOR Flash ROMに書き込まれていると思われる)


しかし現在、UEFIに関するセキュリティ問題が出始めている。

BIOSには無かった柔軟性を持つUEFIは、コンピュータを動作させるために必要な最低限の機能以外にも様々なプログラムをUEFIの一部として提供できる仕様となっている。例えばプログラムサイズがNOR Flash ROMに収まるサイズであればゲームだって遊べる。そのためにUEFIを格納するNOR Flash ROMには大容量のROMが用いられ、大きなサイズのプログラムであっても余裕をもって格納できるようになっている。従って、ウイルスなども高機能なものを感染させる事が出来るのだ。
例えば、これはウイルスではないとされるがこんな例もある。

LenovoのPCにはBIOSレベルでWindowsのシステムファイルを上書きする
http://gigazine.net/news/20150813-lenovo-service-engine/

これはThinkpad以外の、いくつかの機種で採用されている「Lenovo Service Engine」というもので、UEFIに組み込まれ、Windowsのシステムファイルを書き換える機能を持つ。書き換えられたWindowsはパソコンの持つ固有情報や日時、地域情報などをサーバーに送信するという。

また、Windows8とWindows10にはOSからUEFIに実行ファイルを埋め込める機能が存在し、この機能によって例えばOSをクリーンインストールした場合でもUEFIからOEMプログラムのインストーラを呼び出してメーカーのサーバーからプリインストールソフトを自動的にダウンロード・インストールさせる、というような事も可能。

この機能を悪用すればパソコン内の情報を盗んだりウイルスを感染させたりやりたい放題出来るというわけだ。

・・・話が脱線した。

ともかくこのように、UEFIとは“非常に高機能なBIOS”という認識でかまわないと思う。

そして最後に、BIOSもUEFIも名称こそ違うが、要は“ファームウエア”であり、今の所は一部例外を省けば基本的にWindowsが動作するシステムだけで通用する言葉であり、これら以外で同等な機能を持つプログラムは単にファームウエアとかシステムROMとかブートローダーとか呼ばれているようである。

Widows update でKB3035583が勝手に復活 [ソフトウェア]

今日のWidows update は要注意だ。

何故なら、「非表示設定しているKB3035583」が復活するからだ。

非表示設定しているという事は、利用者になんらかの理由があってそうしているのであって、M$側が勝手に非表示を解除して良いわけではない。にも拘らず復活させるとはけしからん。


kb3035583xxx.png

Micro$oftはそんなにWindowz 10を使って欲しいのか。
だが余計なお世話というものだ。


10/20追記
この問題に関連する詳しい情報はこちら

Windows7で消すべき更新プログラムなど
http://17inch.blog.so-net.ne.jp/2015-10-18


7/16追記
この記事のアクセスが多いので、一応消し方の案内。

Windows 10の広告を削除
http://17inch.blog.so-net.ne.jp/2015-04-08



右下に変なアイコンが・・・Windows 10 の宣伝か! [ソフトウェア]

Windows 10の発売は7月29日らしい。
あと2ヶ月ほどなのか。

そして今日、私の2nd PCのタスクトレイに、こんなアイコンが出てきた。

W10CM.png

クリックするとWindows 10についての宣伝と思われる様々な情報と、予約するための項目が出てくる。

ワナとしか思えない。
もし何も知らない人が安易に予約して、アップグレードしたらPCが動きませんとなったらどうするのだろう。
PCのコンディションは人によって様々で、同じメーカーの同じ型番の同じモデルであっても、インストール後にどうなるのか結果が変わって来る事もある。

ブルースクリーンでデスクトップ画面すら出ないトラブルに見舞われた場合、元の環境に戻す術はあるのか。
或いはWindows 10との互換が取れないアプリケーションが出た場合、それが仕事で使っているPCだったら業務に差し支える。IT管理業者と契約を結んでいたり、専任の管理者が居る企業ならともかく、大部分の中小零細企業はそんな金のかかる事はしていないだろう。だとすれば、これはちょっとしたパニックの原因にもなり得る。


しかしこの広告は先日の「KB3035583」ではないのか?
私は仕事場と自宅にある全てのPCについて、「KB3035583」を削除後リストに出ないよう非表示設定したはずなんだが。
今日このメッセージが出ている事を確認したのは自宅の2nd PCのみなので、やったつもりが出来ていなかったという事か。


まあなんにせよ余計な事をしてくれるものだ。
とりあえずは無視しておこう。


Windows 10 の種類 [ソフトウェア]

現在Windows系のOSは、PC&サーバー用、スマートフォン用(Windows Phone)、組込み向け用(Embedded)と大雑把に3種類展開されている。これはWindows 10でも変わらないようだ。

これらはWindows 10の場合このような名称になる。

「Windows 10」「Windows 10 Mobile」「Windows 10 IoT」


通常のWindows 10はデスクトップやノートなどのPC用、或いはサーバー用で共通のx86又はx64のカーネルを持っていて、“一応”、過去のWindows用ソフトウェア資産と互換性を保つ。
そしてここが今までのWindowsと違うのだが、通常のWindows 10はさらにWindows 10 Mobileと共通の「Windows 10 API set」を持ち、“ユニバーサルアプリ”を動作させる事が出来るようになっている。

要するにWindows 10ではスマートフォン用のアプリも動く(ただし全てではないと思われる)。
またこのOSはAtom系CPUを使った一部のタブレットやスマートフォンにも搭載される可能性が高い。


次のWindows 10 MobileはARM系CPU用に書かれたNTカーネルを持ち、ユニバーサルアプリのみ対応する事が特徴だ。従って昔からあるWindows用のx86やx64用のコードで書かれたソフトウェアを動作させる事は出来ない。
基本的にスマートフォン用なので、同じWindowsを冠するOSであってもまったく別と思った方が理解しやすいかもしれない。元々がWindows CEなので知っている人は「ああ、CEか」とでも思えば良いし、知らない人は今現在流通しているWindows Phone8.1やWindows RTと同じと思えばよい。

見かけ上、通常のWindows 10との共通点は、見た目とユニバーサルアプリのみである。
またAndroidやiOS用のアプリも動くようになる模様。


最後のWindows 10 IoTは、ATM端末やレジ端末等で使われている事で知られるWindows Embeddedの後継になる。
名称がEmbeddedからIoTに変化した事には意味があり、IoTという単語が示す通り、今後はあらゆる情報端末機能を持った機器全てにWindowsを展開していくという事だと思われる。今の所は冷蔵庫や炊飯器のシステムにまでは食い込めそうもないが、いつかはそうなる時が来るのだろう。

ちなみに先日「Raspberry Pi 2がWindows 10を無料で使える」というニュースが話題になったが、このRaspberry Pi 2に提供されるものがWindows 10 IoTらしい。従来のEmbeddedはx86系のWindowsがベースとなっているが、ARM系CPU用のIoTはWindows Phoneベースになるのだろうか。

Win10x3.png


というわけで。
Windows 10は全てのプラットフォームで名称がWindows 10に統一される。

しかし、相変わらずx86系PC用のソフトウェアはスマートフォンで使えない(一部機種省く)、という事は肝に銘じておこう。



人工知能は核兵器よりも潜在的に危険 [ソフトウェア]

人工知能は核兵器よりも潜在的に危険
http://gigazine.net/news/20150529-ai-will-overtake-humans/

いつものようにGIGAZINEからのネタだが、そもそもこの問題はかなり昔からある問題。
最も初期の話としては、アシモフのロボット三原則だろうか。

要するに自ら考え行動する機械は、重大な事故を引き起こす可能性が非常に高いという事だ。


そもそも今現在でさえ、プログラムのバグで各種ロボット(見た目は関係無い)が事故を起こしまくっている。
完璧なプログラミングが事実上不可能である以上、万が一の事態に対処する術はつねに研究すべきである、という事だ。


今現在、人工知能の開発やその応用を考えている人達は、『金』のためにこの事実を知っていながら無視を決め込み、明るい未来(そんなものあるはずがない)を雄弁に語ることで開発資金と自分自身の懐を暖める金を無心し続けている。
そして自分自身は安全な所で金を稼ぎつつ、人工知能に翻弄される愚民を眺めて悦に入るつもりなのだろう。

便利といえば聞こえはいいが、そういうものには利用者が得たものと等しい対価の支払いが必然である。
その対価がなんであるのか、我々愚民はよくよく考えなければならないと思う。

Windows 10はAndroidとiOSのアプリが走る [ソフトウェア]

ここ1~2週間くらいの間にWindows 10 のニュースが色々出ていて、読んでこう思った。

また色々面倒になりそうだ。

理由は色々あるが、最も面倒だと思ったのは「AndroidとiOSのアプリが走る」という事。
これは一見すると未来の薔薇色なイメージが浮かんで来そうだが。
私にはどうも悪い予感しかイメージ出来ない。

そう思う根拠の一つは、ただでさえOSとして肥大化しすぎなWindowsにこんな機能を載せて破綻せずうまくいくのかという事。

ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)と呼ばれるこのシステム、中身は一体どういうものだろうか。
記事によるとアプリのパッケージにちょっとした細工をするだけでWindowsでネイティブに動作するらしいが、その仕組みが私にはイメージ出来ない。この辺りは素人の限界なのだが、今までのWindowsの歴史を直に経験して来た身としては警戒感しか湧かないのである。

それからデスクトップアプリとストアアプリの大きな違いとして、デスクトップアプリはフルスクリーンとウインドウ双方で利用でき、同時に複数のウインドウを開いて作業が出来るが、ストアアプリはフルスクリーンでの動作しか出来ない。ブラウザで出したWebの資料を読みながらワードで文書を編集というような事が出来ないわけだ。
その対策かどうかはわからないが、「Continuum」という機能を使うとストアアプリでもシームレスにデスクトップアプリのような画面に切り替えて使えるようになるらしい。これもUWPに準処する事で可能な機能という事だ。

この「Continuum」に関しては素直に歓迎できる。
画面の大きさや解像度などに合わせて、レイアウトや文字の大きさが破綻しないように自動で合わせてくれるからだ。例えば4Kモニターで昔ながらの96dpiでデザインされたアプリを使うと、ウインドウの大きさや文字のサイズがドットバイドットで表示されるので小さくて使い物にならない。しかし「Continuum」に対応したアプリならば、低解像度の携帯デバイスでもデスクトップ用の超高解像度モニタでも最適化されて表示するので、高解像度モニタでの使い勝手が向上する。


というわけで、Windows 10以降のUWP対応アプリが今後どうなるのか、非常に興味がある。
もしUWPアプリが主流になり、旧来のデスクトップアプリが消え去る運命となった場合、それは過去の資産との決別を意識しなければならない可能性があるという事だ。私は今でも10年以上前のソフトウエアを必要としているが、もしWindowsが過去のデスクトップアプリのサポートを打ち切った場合、これらを代替できるものを探さなければならない。

正直AndroidやiOSのアプリにはまったく興味が無い。これらがWindowsで動作したとしても、それでメリットがあるのはほとんどがWindows 10をOSとしたスマートフォンやタブレットを利用する人だけだと思う。
私は携帯電話には通話機能と電話帳の機能だけあれば良いので、Micro$oftの都合で搭載されたこれらの機能はまったくの不要とすら考えている。


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