「インターネットください」 [OS]
Windows 10 Mobileが売れていないらしい。
Windows 10 Mobileのシェア減少が止まらない
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1608/10/news051.html
この記事によると、世界的にWindows 10 Mobileを搭載したスマートフォンのシェアが減少しているという。
例外的に日本国内では一定のシェアがあるらしいが、これは主に企業向けにWindowz10 Mobileのスマートフォンが売れているという情報があり、また格安のモデルが一部投売りされたりなど、ある意味ガラパゴス市場的な状況があるためであるようだ。
とはいえ企業向けに売れているといっても同じ企業向けに売られているAndroidやAppleの製品と比べたら圧倒的に少ない。
また売れている理由がセキュリティ面での懸念からAndroidが敬遠されているという事なので、消極的な選択としか思えず、企業向けに限っても今後Windowz10 Mobileが盛り上がっていくとはとても思えない状態だ。
私はセキュリティ面をAndroidと比較した場合、Windows 10 Mobileの方が優位であるという事は認める。信頼性や安定性の面でもサービス面も含めてWindowz10 Mobileに軍配が上がると思う。だが、市場のおよそ9割を越えるフツーの利用者にとって重要なのはそういう事ではないわけだ。
従って、Windows 10 Mobileのシェアは今後も伸びず、そのためにアプリが開発されなくなり、利用者から愛想を尽かされるという悪循環になっていくと思われる。
そもそもMicro$oftは真面目に商売する気があるのか?という疑問すら湧く現状で、こうした現象は当然に思える。
何故ならデスクトップ用のWindowz10が「OSの支配的立場を利用した傲慢さ」としか思えない設計と普及のための強引な移行キャンペーンでヒンシュクを買っている(ただし大多数の人はそういう事に無関心)し、本来まったく違う操作体系である携帯デバイスとデスクトップパソコン用OSを融合させようという暴挙をやっている上、スマートフォンやタブレットといった携帯デバイスのためのWindowz10においてWindows10 Mobileとデスクトップ用Windowz10が混在するという状況に加え、アプリケーションが相互に互換性はなく、互換性確保のために開発したUniversal Windows Appsの存在自体が希薄なため、結果どっちつかずの状況に従来からのWindowz利用者とスマートフォン利用者の双方から距離を置かれるようになってしまったのだ。
二兎を追うものは一兎も得ず。現在のMicro$oftはそのことわざ通りの状態にあるわけだ。
WindowzのOSとしての失敗は、思えばWindowz98で実装したActive Desktopから始ったように思う。
あれはインターネット上のコンテンツとデスクトップの融合を狙ったものであり、今では無かった事にされつつあるActiveXもそのためのものだったのだが、結局はMicro$oftの迷惑な独り善がりの妄想を消費者に押し付けた結果なわけだ。
このような事は現在のスマートフォンやIoTなどを取り巻く環境にも共通する問題だが、Micro$oftのWindowzの場合には一つだけ違う事がある。
それは、インターネット黎明期であった当時、インターネットを利用するためのOSはMicro$oft1社が事実上独占していたという事。Windowzが大ヒットしていたあの当時はインターネットを利用するための選択肢が実質的に他に無く、それ故に全てがMicro$oftの思い通りになっていたが、今となってはインターネットを利用するための道具はWindowzを搭載したパソコンだけではない。
つまり、競争がある故にダメなモノは早々に淘汰されてゆくものが、Windowzではそうならなかったのだ。
インターネット≒Windowzパソコンという状況から始ったMicro$oftを取り巻く状況が、WindowzというOSを歪な形に成長させたのだろうか。
それともアメリカ企業に良くある独善と傲慢による押し付けが、他の選択肢が無い状況によって仕方なく受け入れた消費者の無知と勘違いによって増幅されてしまったのか。
今でも強く印象に残る言葉「インターネットください」。
これはWindowz95を搭載したパソコンを買い求める消費者が、実際に言った言葉だ。
Windowz 10 Mobileが売れない原因の根っこには、「インターネットください」と真顔で言うような消費者の無知と、消費者の無知を利用して市場の独占を謳歌してきたMicro$oftの、双方の思い込みと勘違いが複雑に絡まっているのかもしれない。
Windows 10 Mobileのシェア減少が止まらない
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1608/10/news051.html
この記事によると、世界的にWindows 10 Mobileを搭載したスマートフォンのシェアが減少しているという。
例外的に日本国内では一定のシェアがあるらしいが、これは主に企業向けにWindowz10 Mobileのスマートフォンが売れているという情報があり、また格安のモデルが一部投売りされたりなど、ある意味ガラパゴス市場的な状況があるためであるようだ。
とはいえ企業向けに売れているといっても同じ企業向けに売られているAndroidやAppleの製品と比べたら圧倒的に少ない。
また売れている理由がセキュリティ面での懸念からAndroidが敬遠されているという事なので、消極的な選択としか思えず、企業向けに限っても今後Windowz10 Mobileが盛り上がっていくとはとても思えない状態だ。
私はセキュリティ面をAndroidと比較した場合、Windows 10 Mobileの方が優位であるという事は認める。信頼性や安定性の面でもサービス面も含めてWindowz10 Mobileに軍配が上がると思う。だが、市場のおよそ9割を越えるフツーの利用者にとって重要なのはそういう事ではないわけだ。
従って、Windows 10 Mobileのシェアは今後も伸びず、そのためにアプリが開発されなくなり、利用者から愛想を尽かされるという悪循環になっていくと思われる。
そもそもMicro$oftは真面目に商売する気があるのか?という疑問すら湧く現状で、こうした現象は当然に思える。
何故ならデスクトップ用のWindowz10が「OSの支配的立場を利用した傲慢さ」としか思えない設計と普及のための強引な移行キャンペーンでヒンシュクを買っている(ただし大多数の人はそういう事に無関心)し、本来まったく違う操作体系である携帯デバイスとデスクトップパソコン用OSを融合させようという暴挙をやっている上、スマートフォンやタブレットといった携帯デバイスのためのWindowz10においてWindows10 Mobileとデスクトップ用Windowz10が混在するという状況に加え、アプリケーションが相互に互換性はなく、互換性確保のために開発したUniversal Windows Appsの存在自体が希薄なため、結果どっちつかずの状況に従来からのWindowz利用者とスマートフォン利用者の双方から距離を置かれるようになってしまったのだ。
二兎を追うものは一兎も得ず。現在のMicro$oftはそのことわざ通りの状態にあるわけだ。
WindowzのOSとしての失敗は、思えばWindowz98で実装したActive Desktopから始ったように思う。
あれはインターネット上のコンテンツとデスクトップの融合を狙ったものであり、今では無かった事にされつつあるActiveXもそのためのものだったのだが、結局はMicro$oftの迷惑な独り善がりの妄想を消費者に押し付けた結果なわけだ。
このような事は現在のスマートフォンやIoTなどを取り巻く環境にも共通する問題だが、Micro$oftのWindowzの場合には一つだけ違う事がある。
それは、インターネット黎明期であった当時、インターネットを利用するためのOSはMicro$oft1社が事実上独占していたという事。Windowzが大ヒットしていたあの当時はインターネットを利用するための選択肢が実質的に他に無く、それ故に全てがMicro$oftの思い通りになっていたが、今となってはインターネットを利用するための道具はWindowzを搭載したパソコンだけではない。
つまり、競争がある故にダメなモノは早々に淘汰されてゆくものが、Windowzではそうならなかったのだ。
インターネット≒Windowzパソコンという状況から始ったMicro$oftを取り巻く状況が、WindowzというOSを歪な形に成長させたのだろうか。
それともアメリカ企業に良くある独善と傲慢による押し付けが、他の選択肢が無い状況によって仕方なく受け入れた消費者の無知と勘違いによって増幅されてしまったのか。
今でも強く印象に残る言葉「インターネットください」。
これはWindowz95を搭載したパソコンを買い求める消費者が、実際に言った言葉だ。
Windowz 10 Mobileが売れない原因の根っこには、「インターネットください」と真顔で言うような消費者の無知と、消費者の無知を利用して市場の独占を謳歌してきたMicro$oftの、双方の思い込みと勘違いが複雑に絡まっているのかもしれない。
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