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Windowz10へアップグレード後にファイルが消える問題への対処 [OS]

昨日は私のブログ内でやたらとページビューが伸びている記事があった。

Windows 8以降はLFSのバージョン違いでファイルが消える場合がある
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2015-08-23
20160616_pv.png

他の記事は特にアクセスが増える理由がある場合でも100も行かないし、普段アクセスが多い記事の平均はせいぜい10とか20なので、3桁行く場合はかなりすごい伸びだ。そんな中でも800を超えるこの数字は、記憶にある最高PVの2倍くらいにもなる。


そこでなんとなく「Windows10 ファイルが消える」「windows10 データが消えた」等のキーワードで検索をかけたところ、強制アップグレードによってファイルが消えたと御立腹の方がちらほら散見された。

とはいえこのキーワードで見付かったファイル消失は、デスクトップ等のユーザーフォルダに置いてあったファイルが消えたというものが多く、私の記事で書いた「LFSのバージョン違いによるファイルシステムの不整合が原因の消失」ではない。LFSが原因の場合は、ディスク内全てのファイルが一気に消えるためだ。消えるファイルはユーザーフォルダ内のファイルに限らないし、最悪の場合ストレージ内の全ファイルが消える可能性もある事(というか実際にそうなった例がある)が報告されている。


被害にあった方の報告によるとこの「Windowz10アップグレード後にファイルが消える」という現象はこういうものらしい。

 1.Windowz7又はWindowz8.1より、Windowz10にアップグレード
 2.デスクトップ画面が表示されて、今までデスクトップにあったアイコンが無い事に気付く
 3.元のファイルやフォルダを探し出し、デスクトップやマイドキュメント等の元にあった場所へ移動
 4.「ああ、やっと元に戻った」と安心しながら再起動
 5.再起動後「あれれ?移動したはずのファイルやフォルダが無い!?」


…ご愁傷さまとしか言いようが無い。
まあ、何が原因でそうなったのか気付くにはそれなりの知識や経験が必要なはずで、普段からWindowsを何も考えずにただ使うだけの人にとっては割りと陥る可能性がある罠ではある。


こうした事態を防ぐには一にも二にもバックアップである。
特にOSの更新には多くの危険が付き纏うため、バックアップは絶対に必要だ。
強制アップグレードでバックアップしている間が無かったというのは単なる言い訳である。重要なデータのバックアップは常日頃からやっておくべきものであるからだ。

もちろん何が起きているのか正確に把握できていれば迂闊なデータの移動などしないものだが、そうであってもやはりバックアップは行った方が良い。

消えたら困るデータが多ければ外付けのハードディスクへ、少なければUSBメモリーでも良い。とにかくWindowz10にアップグレードするなら最低限消えたら困るデータの複製をどこかに保存する事だ。

また、余裕があればバックアップソフトを使って、ハードディスク(又はSSD)をまるごとイメージファイルとして保存する事をお勧めする。
こうしておけば、仮にハードディスクがまるごとダメになっても復旧は容易いからだ。


なおこの現象についてもっと詳しく知りたい人は自分で検索してみよう。



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