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Ryzen 9 5950Xの在庫が復活したが [CPU]


今日何気なく価格.comを見ると、いくつかの店舗でRyzen 9 5950Xの在庫が復活していた。

が、初値が¥106,800だったのに、並行輸入でない物は全て11万円超え。

元々AMDの想定売価が800ドルなのに10万円以上の値付けがされていたのが、何故値上がりしているのか。

なんとなくバカバカしくなって買う気が失せるが、わずかに物欲が勝っているため金曜日までNTT-X Storeの在庫があれば買っても良いかと思う。


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だからファーウェイはヤバイというのに [セキュリティ]

Huaweiがオランダ最大の電気通信事業者を盗聴できる状態だったことが判明
https://gigazine.net/news/20210419-huawei-able-eavesdrop-dutch-mobile-kpn/


以下記事より抜粋


キャップジェミニは、Huaweiが仮にKPNのモバイルネットワークに不正にアクセスしたとしても記録が残されないことから、「どの程度の頻度で起こったかは定かではない」と結論づけており、De Volkskrantは「Huawei機器は、管理の一部をHuaweiに置かなければならないというシステムになっている」と情報筋の意見を報じ、セキュリティ上の懸念を指摘しています。


要点は

1.Huaweiが仮にKPNのモバイルネットワークに不正にアクセスしたとしても記録が残されない

2.Huawei機器は、管理の一部をHuaweiに置かなければならないというシステムになっている


このようなシステムになっているのは当然の事だ。

とはいえ、素人にはこの危険性は理解出来ないのだろう。

また、システム導入権限のある者を買収するという手もある。


こうした事の根拠は陰謀論などというどこかの頭がおかしい連中のたわごとではない。

中国の「中華人民共和国国家情報法」という法律にはこうある。


・いかなる組織及び個人も、法に基づき国家諜報活動に協力し、国の諜報活動に関する秘密を守る義務を有し(以下略)

・国は、国の諜報活動に大きな貢献のあった個人及び組織に対し、表彰及び報奨を行う


また、この他にも協力者は家族や財産の保護などが約束されている。

これでは協力しないという選択肢など無い。スパイ活動は国民や組織の義務であり、ご褒美まで出るのだから。

だから、中国製の機器とサービスは危険なのだ。


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良いニュースと悪いニュース [CPU]


今日は良いニュースを悪いニュースがあった。

良いニュースは、Zen3コアのAPU“Cezanne”のデスクトップ向けモデルが正式に発表された事。

ラインナップは4・6・8コアの3種にそれぞれ通常版と省電力版の2種の計6種類。

これらはビジネス向けのセキュリティ機能を持つPro版ではなく通常版だ。

過去にAMDはZen2コアのAPU“Renoir”を、パソコン需要の過半を占めるノート向けとデスクトップパソコンの最大市場であるビジネス向けに全てを振り向けた。

その結果ビジネス向けのPro版は大量に余って、日本国内ではバルク販売するという事態になっている。

なので今回Pro版ではなく通常版を先に出した事は、過去の失敗を反映したものと個人的に思いついたが。

単に供給量の少なさゆえに大手パソコンメーカーの注文数を満たせないのか、テレワークの影響でビジネス用デスクトップパソコンの需要が大幅に減ったからなのかもしれない。

なんにせよ通常版の方が自作向けマザーボードと相性が良いわけで、そういう需要に対しては朗報と言える。


そして悪いニュースだが。

当初リテールパッケージで出すという予告がAMD関係者からあったにも関わらず、デスクトップ向けの“Cezanne”は全てOEM向けになるという。

これはただでさえノート用の需要に対し供給が足りていない現状では仕方のない事かもしれないが、自分でパソコンを組み立てたい者にとっては絶望でしかない。

世界的な半導体不足の現状、AMDが自社のCPUのためにTSMCの生産枠をもっと確保したくても出来ない事は容易に想像出来るので、リテール販売の“Cezanne”が実現する可能性はとても低いだろう。

希望的観測をすると、今から半年程度後であれば出るかもしれないが。

コロナウイルスの問題が今年中にどうなるかは、ワクチンの接種が進みつつある今でも予測は出来ない。

コロナ以外にも様々な不安要因が世界には多く存在するので、それらの影響もある。

“Cezanne”のリテール販売は「出たらいいなあ」くらいに薄い期待で待つのが良いのかもしれない。



AMDがZen 3アーキテクチャ採用のデスクトップ向け新APU「Ryzen 5000G」シリーズを発表
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2104/14/news066.html

AMD、Zen 3アーキテクチャに刷新したGPU内蔵の「Ryzen 5000G」
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1318466.html


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昔のPCにはなぜ「Turbo」ボタンがつけられていたのか? [雑談]

今日はこの記事を読んで唐突に思い出したことを書く。

昔のPCにはなぜ「鍵穴」がつけられていたのか?
https://gigazine.net/news/20190511-why-old-pc-have-key-lock/

鍵穴はともかく、その横に「Turbo」と印刷されたボタンがある事に気付いた人は居るだろうか。

私はその昔、初めてPC/AT互換機を使い始めた頃から疑問だったが、なんとなく「Turboボタンを押すと加速するのか」と思って流していたものだ。

が、GIGAZINEの記事で思い出した今になって思うと、それはおかしいと思って調べた所。

なんと、Turboボタンが加速ではなく減速ボタンである事が解った。

Turbo button
https://en.wikipedia.org/wiki/Turbo_button

Wikipedia曰く、かつて存在したTurboボタンはDosで動作するソフトウエア、主にゲームのために存在したようだ。

どういう事かというと、かつてDos用のゲームは当時主流だったIntel 8086の動作速度に最適化、いや、その速度そのものに依存するプログラムだった。

要はCPUを最大限使い倒している状態で適切な速度で動いていたのだ。

なのでその後、80286などのより高性能なCPUが主流になるとCPUの処理速度が上がった分ゲームの速度も上昇してしまい、ゲームにならなくなってしまった。

また、ゲームでなくても各種のタイミングがCPUの速度に依存するアプリケーションプログラムは、その動作が破綻してしまう。

そこで登場したのがTurboボタン。

これを「スイッチオン」すると、8086相当の動作速度にまでパソコンの性能が落ちるのだ。(実際には通常Turbo ModeがONの状態で、Turbo buttonを押すと解除されるという動作)

これはかつてNECのPC-8801Mk2SRに、それ以前の88で開発されたプログラムとの互換性を保つためV1modeとV2modeの切り替えスイッチがあった事を思い出させる。

88の時も、SR本来の動作であるV2modeで8801Mk2以前のプログラムを動作させると、BASICのペイント文が破綻して画面全体が一色に塗られてしまった事があるが、そういう場合にV1modeで動作させたものだ。


というワケで、昔のPC/AT互換機にあった「Turboボタン」。

それはクルマなどで一般的な“パワーアップのイメージ”と真逆の、過去のプログラムとの互換性を保つための減速ボタンだった。

それから今現在まで続くPC/AT互換機では、RTCを基準としたタイミングでパソコンの処理性能とは関係なく各種のタイミングが取られるそうなので、CPUが速くなった分ゲームの動作が速くなってしまう事は無いが。

まあ、昔は“そういうコト”を利用した裏技なんかもあったり。

あれはあれで楽しい時代であった。


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嗚呼、何故こうも嘘が多いのか [CPU]


今日こんなWebサイトを発見した。

【2021年最新版】AMD Ryzenについて調べてみたらすごかった
https://jp.ext.hp.com/directplus/cpu/ryzen/

現在パソコン市場でDELLと並ぶシェアを持つヒューレットパッカード(以下HP)の、Ryzenを紹介するサイトだ。

私はタイトルを読んで一体何をすごいと言っているのか気になったので見たのだが。


なんだこれは?


ツッコミどころが多すぎる。


たとえば記事中に“CPUの性能を決める「コア数」です。”とあるが。

これは性能を示す一要素に過ぎないため、まるでこれが全てであるかのような表現は間違っている。


そして次はマルチタスク。

記事中には“Youtubeでお気に入りの (中略) インターネットで調べる。”とあるが。

これはマルチタスクではない!!!


次。

“Ryzenは「高性能」なのに「低価格」を実現しています”

とあるが、2021年現在は別に低価格でもなんでもない。

少なくとも単品販売のRyzenは過去よりも大幅に値上がりしている。

まあその分パソコン製造会社に卸すバルクのCPUは値引きされているのだろう。

完成品のパソコンを買う人にとっては低価格なのかもしれない。


次。

ファブレスである事をメリットとしているが。

現在のAMDはファブレスである事が理由で商機を逃しまくっている事を何故隠すのか。

それに自社工場を持つ持たないは諸刃の剣であるので、一概になんとも言えないと思うのだが。

ちなみにIntelと三星はファブレスではないが大成功している。

話が矛盾するではないか。

まあ、過去AMDが倒産の危機を免れるためにファブレスになったのは事実だから、そういう意味では成功しているといえるが・・・


次。

記事には“BCNの記事によると(中略)インテル社を逆転しました。”とあるが。

これは自作市場で流通する単品販売のシェアで、実際に出回っているCPUの総数ではない。

完成品のパソコンを売ってるHPがこういうデータの流用をする事は間違っている。

ちなみにここで表示されているグラフでは、CPUの平均単価が2019年7月にはIntelと逆転している。

ひとつ前の説明で“低価格”と書いているのに矛盾しているではないか。


とまあそんなワケで、嘘だらけで最低最悪の記事を開陳してしまった日本HP。

・・・まあこれ以上は何も言うまい。



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NVMeなハードディスクを妄想してみる。 [ハードウェア]

今日、こんな記事をみつけた。

「NVMeのHDD」爆誕か? そもそも現実的なのか?
https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2103/31/news01.html


現在ハードディスクは一般的なパソコンにはほとんど搭載されておらず、一般の消費者向け用途はAV関係のレコーダ用か、パソコンであればUSBなどで外付けする、或いはデスクトップパソコンで筐体内に増設する用途しかない。

他にはNASや監視カメラ用などもあるが、どちらも先に挙げた用途の延長だ。

こうした中、業務用のサーバー用途のハードディスクjは需要増加の一途らしい。

何故ならデータセンターなどでは企業向けのサービスや一般消費者向けのサービスで、記録しておかなければならないデータの容量が増え続けているためだ。

こうした用途にも当然SSDが多く使われるが、より多くのデータを記録するためにはまだまだハードディスクの方が有利な状況なので、これからもハードディスクの容量が上がり続ける限りそのような“使い分け”は続いていくと思われる。


一方、3.5inchハードディスクのフォームファクタは30年以上変化せず、SCSIから発展したSASインターフェイスも15年以上続く。

今の所はそれでも過不足なく使えているが、ハードディスクのフォームファクタやインターフェイスも、色々と限界に来ているのだろう。

なので、そろそろ変えてもいいんじゃないか?という議論が起きても不思議ではない。

それが、「NVMe対応ハードディスク」という話に繋がって来る。


今一般の消費者にとって“NVMe”といえば即座に思いつくのがM.2フォームファクタのSSDだろう。

現在デスクトップからノートまで、唯一のストレージとして搭載されるのであれば本に挟む“しおり”みたいな大きさと形状の、M.2フォームファクタのSSDが一般的であるからだ。

だが、NVMeというのはそもそもが「PCI Express」規格のデータバスに直結出来るストレージインターフェイスの規格である。

要はSATAやSASに代わり、それまで

PCI → ATAやSCSI等のストレージインターフェイス → ストレージ

として来たものを

PCI → ストレージ

とするための規格である。

なので規格が策定された初期から今現在まで、ビデオカードが刺さっているPCI Express x16スロットに刺すタイプのSSDがずっと使われ続けている。

という事は?

ハードディスクはさすがにPCI Express x16スロットに直結というワケにはいかないので、SATAケーブルのようなケーブルを使ってPCI Express の配線を持ってきて、ハードディスクに接続するようになるだろう。

筐体に関しては今現在使われている3.5inchフォームファクタでも問題は無いと思うが。

もしかすると、より大容量を実現するために多少大型化した筐体が策定されるかもしれない。


というワケで、NVMeなハードディスクを妄想してみると、今使われているSATAやSASの3.5inchハードディスクと見た目は同じままにインターフェイスのみがPCI Expressになるんじゃないかと。

とはいえコネクタは当然に専用設計されると思うが。

まあいずれにしても、一般の消費者には無縁の話になりそうである。


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この時のために流通を抑えていたのかと [CPU]


ここ数日になって突然、Ryzen 7 5800Xが潤沢に流通しているようだ。

思うに、Rocket Lake発売のタイミングで在庫を確保するため、これまであえて倉庫に積んでいたとしか思えない。


私は思う。

これはAMDのCPUが欲しい人に対する背任行為に等しい悪手であると。

製造上の理由と“マーケティング戦略”とやらのためには仕方のない事なのかもしれないが。

これまで出荷を絞っていたおかげで離れていった消費者は、もう戻らない。


だがそれ以上に、私が買うつもりのRyzen 9 5950Xが全然出て来ない事が不満だ。

これからはThreadripperやEPYCのために大量のCPUダイが必要になるため、5950Xは今のまま幻になるかもしれない。


店に行けば欲しい人が何時でも買える。

そうなるのは、Zen2のRyzen 9がそうであるように、Zen4のRyzenが出るまで無理なのかもしれない。



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Apple M1を上回る…と言えなくもない? [CPU]


「Ryzen 7 5800U」はApple M1を上回る性能で、Intel並みの長時間駆動を実現
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1315668.html


この記事のタイトルを見て違和感を覚える人はどれほど居るだろうか。

確かにベンチマークの結果は“一部”で上回っているが。


ちなみにRyzen 7 5800UとM1は、それぞれこんな感じで違う。


Ryzen 7 5800U
コア数:8
最大動作周波数:4.4GHz

M1
コア数:4+4(Big & Little)
最大動作周波数:3.2GHz


これで上回っているのは、ほぼマルチスレッド性能のみ。

内蔵GPUの性能などヘタをすると1/3以下なのだ。

しかも動画のエンコードなど、ハードウェアアクセラレータを持たない(或いはあっても貧弱)ため、M1と比べると比較にならないほど遅い。

また、マルチスレッド性能が高いというのはスペックを比べれば当たり前といえるもので、M1は実質4コアでしかも動作周波数も3Ghz程度に過ぎないのに対し、Ryzen 7 5800Uはコア数で倍、動作周波数も3割増しである。(とはいえ8コア全部フル回転だと多少下がるだろうが)


まあ、確かに浮動小数点演算をマルチスレッドでブン回すような処理をさせれば、間違いなく1番ではあるが。

それ以外が全敗なので勝った気になれない。

そう思うのは私だけだろうか。



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