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みんな知らない、USB Type-C [USB]

先日知人宅を訪れた時の事。

知人の一人が最近買ったばかりのスマートフォンを見せてくれた。
USBの端子は、Type-Cが付いている。

というわけで彼とUSB Type-Cについて話し合ったのだが、予想通り彼は何も知らなかった。

いや、正確に言えば少しばかりの知識はあった。それは、スマートフォンを買った店で店員から説明された内容だった。

だがその知識?とやらがあっても、彼は100円ショップのType-Cケーブルで問題ないだろうと考えていたし、充電器についてもDocomoショップで売っている“対応充電器”以外に何を買えばいいのかまったく理解はしていなかった。


幸いだったのは、彼自身自分の知識に自信をもっておらず、素直に私の話を聞くだけの度量も備えていた事だ。

おかげで彼は今後自信をもってUSB Type-Cのケーブルや充電器の選択が出来るようになるだろう。


恐らくこのケースは、大部分のスマートフォンユーザーに当てはまると思う。

生まれて初めてUSB Type-Cコネクタの付いた機器を購入した時、理解に必要な知識やその知識への理解が足りないために買った店の説明を十分に吸収出来ないと思われるからだ。

また客に説明をすべき立場の店員も、理解が足りない者が多数派を占めると思う。これは私自身過去に色々な家電や電話機を売る店で店員と話して得た結論で、自分が売っている商品に対するまともな知識がある店員がほとんどいないからだ。彼らの知識は良くてカタログに記載されている「言葉や数字」止まりで、その言葉や数字に対する理解は限りなくゼロに近い場合がほとんど。

もしそうでない店員に出会った経験がある人が居るとしたら、それは宝くじで一等を引いたようなものだと理解すべきだ。
(もちろん私は、そういう“十分な知識とその知識に対する理解を有する店員”に出会った事は何度もある。)


まあ、このような状況が現実であるので、知識以前に興味すら無い一般の消費者が、私自身USB Type-Cに関する規格の複雑きわまる事が原因で“勉強”と言うにふさわしい行動と時間の投資を必要とするこの問題を、本人すら十分な理解をしているとは言えない店員からの説明を聞いて理解出来るはずが無い。

であるために、このUSB Type-C規格は「策定者の主張する利便性と引き換えに別の不便を強いる」というシロモノになってしまったのでした。

終わり。


「Type-C=USB PD対応」ではない。高速充電には認証済みType-Cケーブルも必要
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1094286.html


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既存の生体認証技術はもう役に立たない? [セキュリティ]

コンピュータを用いた“鍵”という装置は、単純な電磁式ロックから暗証番号を入力するもの等、過去に色々と開発されてきた。その中でも究極の鍵と言われた“生体認証”。出た当初は個人の識別にこれ以上安全な方法は無いとまで言われたが、現在では指紋や虹彩による生体認証は破ろうと思えば比較的簡単に破られる事が実証されている。

そんな事があってなのか、それとも単に利便性を追求、或いはコストダウンのためなのか。
もしかすると単にデザイン上の理由かもしれないが

Appleの最新携帯端末である“iPhone X”は、目玉機能として顔認証「Face ID」を搭載した。Appleによれば、「Face ID」は人間の顔を3次元データとして取得する事で、極めて強力なセキュリティ機能を単に画面を覗き込むだけという簡単さで可能にする“はずだった”


3Dプリンター製マスクでiPhone Xの顔認証「Face ID」を突破するムービーが公開中
https://gigazine.net/news/20171128-iphonex-face-id-mask/


iPhone Xの「Face ID」は発売が始まる前から色々言われていて、販売が始まってすぐに似通った顔立ちの他人でもロックを解除出来る例がネット上のニュースになり、このニュースの後にはメガネや付け髭、ゴム製のマスクを被るなどの方法でも解除出来るという実証実験も行われて来た。

しかしこれらの方法は成功する確率が低く、また他人が任意にロックを解除する方法としては少々敷居が高い。

だが今回公表された方法は低コストかつより高い確率でロックを解除出来る方法だ。

監視カメラなどを使って顔の3Dデータを取得し、3Dプリンターで精巧なマスクを作るだけなのだから。


この方法は個人では依然敷居が高いとはいえ、費用的にやろうと思えば出来る程度のコストであるし、本格的にセキュリティを破ろうとする組織が相手ではなおさら、役に立たない事が実証されてしまったと言える。



こうした例からみても、既存の生体認証技術はもう役に立たないのかもしれない。




iPhone Xの顔認証機能「Face ID」でスマホをロック解除すべきではない理由
https://gigazine.net/news/20170914-unlock-phone-face-id/



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PRIME B350-PLUSのUEFI BIOSアップデート [ハードウェア]

先日ASUSの公式サイトを覗くと、PRIME B350-PLUSのUEFI BIOSの新しいバージョン(3203)がアップロードされていたのでダウンロードした。

変更内容はAGESA 1071の導入で新しいCPUに対応したらしい。

これは近い将来に出るはずの、デスクトップ版Raven ridgeに対応した、という事だろうか?
それとも12nmLPで製造が予定されている、改良型のRYZENだろうか。

どちらにしても当分CPUを交換するつもりは無いが。


そんなわけで、必要も無いのにアップデート。

再起動後以前ハマったUEFIブートの設定も間違いなく行って、無事にWindowz7も起動した。


毎回思うが、UEFI BIOSをアップデートした際に毎回私が変更した内容がリセットされる事を防ぐ手段はないものか。UEFIブートの設定もそうだが、メインメモリのクロックとアクセスタイミングやLED照明の設定等も変えているので、毎回直すのが面倒極まりない。

昔(Socket7やSlot1以前)ならば必要な設定は精々ジャンパやDipスイッチでの設定変更だけだったので、BIOSをアップデートしても何も面倒は無かったのだがなあ。


まあ必要も無いのに毎回UEFI BIOSのアップデートをしなければいいだけなのだが。



PRIME B350-PLUS BIOS & FIRMWARE
https://www.asus.com/us/Motherboards/PRIME-B350-PLUS/HelpDesk_BIOS/


PRIME B350-PLUSのUEFI bios更新でハマった話
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-09-25

PRIME B350-PLUS のUEFI BIOSのアップデート他
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-05-25



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指摘されたからやめるとは(以下略 [セキュリティ]

Androidは位置情報サービスをオフにしてSIMカードを抜いているユーザーでも追跡することができる
https://gigazine.net/news/20171122-android-send-location-data/

まあ、タイトル通り利用者が拒否しても無駄だった、というGoogleによる個人情報の無断取得。
今回は「位置情報」だけ、という事になっているが。


記事では事態が発覚した後にGoogleは「情報の送信をやめる」、と言ったらしいが、これは裏を返せば“バレなければ何やってもOK”という事の裏返しである。

従って、この手の「個人情報の無断収集」は当たり前であるという事。


もはや無法状態。

やったもん勝ちで誰かに迷惑かけても自分だけが得をすれば万事OKという世界。

ダメだこりゃ。


ところでFirefoxを古いバージョンのESRに戻した私は、現在とても幸せを感じている。

こう書くと色々と勘違いされそうだが、これは「Firefox 57によって利用したいアドオンがほとんど使えなくなってしまった」事がそれだけストレスになっていた、という事であり、別に他に楽しみが無いわけではない。

要はそれだけ、厳選したアドオンを利用し整備した環境の使い勝手が優秀すぎた、という事だ。

ただこれもあと6ヶ月ほどの猶予しか無いが。



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メインブラウザはFirefox ESR [ソフトウェア]

Firefox 57のアップデートが来てまだ1週間ほどだが、とうとう我慢出来なくなってメインブラウザをFirefox ESR(52.5.0)に変更した。

私にとってTab Mix PlusとUnMHT、そしてNoscriptが使えないのはあまりにも不便すぎる。


この三つの内NoscriptだけはFirefox 57への対応が予定されているが、残りの二つは無理かもしれない。

特にUnMHTは作者が開発をやめてしまった可能性があるので絶望的だ。

UnMHTのMozilla公式アドオンページには、悲鳴のようなコメントが多数書き込まれているが。


まあ、私はFirefox ESRに逃げたわけだが、これ(Firefox 52系ESR)もサポートは来年6月まで。
次のESRはいきなり59かららしい。

さてどうしたものか。


なお、現在Firefox 57を使っていて戻したいと考えている方は、一旦アンインストールしてからESRをインストールすればいい。
その後クリーンアップしてからアドオンを入れなおせばOKだ。



Firefoxが使い物にならなくなった
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-11-15

Firefox ESR
https://www.mozilla.jp/business/



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UEFIも所詮プログラム [ハードウェア]

2020年、ついにIntelのx86でDOSが動作しなくなる
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1092273.html

この記事によると、2020年までに従来のBIOSとの互換性を提供する“CSM”機能がUEFIより削除されるそうだ。

私は今でもDosを使うので、これは困る。


記事では「OSのインストールやリカバリといったすべての環境が、UEFIによるセキュアブートの環境下で行なわれ、ユーザー体験が向上。さまざまな製造用/メンテナンス用のツールも、DOSやBIOSに依存しなくなる。ネットワークブートも、UEFI下のPXEとHTTPSで行なわれるようになる。」と書かれているが、私はUEFIのこうした機能は便利かもしれないがセキュリティリスクも増えると考えている。

実際UEFIにはOSから書き込みが出来る領域があり、ここにウィルスを仕込むことでOSをクリーンインストールしても最初からウィルスに感染した状態にする事が可能。
従って、従来ウィルス駆除の有効な選択肢の一つだった“OSのクリーンインストール”が役に立たなくなる。これは当然、OSをインストールするHDDやSSDを新品に交換しても無意味だ。
そして実際、過去にこの問題は起きている。それもメーカーが新品で売っているパソコンで、だ。

一旦感染したら、UEFIからウィルスを駆除しないかぎり何度でも感染してしまう。

そういう類のウィルスは現実に存在するのだ。


それに結局のところ、UEFI自体にも脆弱性があるわけで、セキュアブートも完全ではない。
ウィルスの開発者はUEFIのバグを利用して、簡単に感染させる方法を確立するかもしれない。だがUEFIのアップデートはOSのように定期的に自動アップデートしないものがほとんどで、自動アップデート機能がある場合でもアップデートしたらパソコンが起動しなくなった、という事例も実際に発生している。

UEFIなら多機能で安全で、まるでバラ色の未来が待っているように言われるが、実際には現在のWindowz10みたいなものだと私にはそのようにしか思えない。

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Firefoxが使い物にならなくなった [ソフトウェア]

ついにFirefox 57が来た。

おかげで利用できるアドオンが“μBlock Origin”のみに。

私にとって、これでは使い物にならない。


これはもうメインブラウザをFirefox ESRにするしかないか。

後は一日も早く私が使用するアドオンがFirefox 57に対応する事を祈るのみ。


だがもしアドオンの対応が無く、そのままFirefox ESRのサポート期限が来てしまったらどうしよう。

まあ、古いバージョンのままでもなんとかなるか?

少なくとも“NoScript”無しよりはずっとマシかもしれない。


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Windows10でPIXUS iP4100のプリンタドライバを入れる [ハードウェア]

Windowzのアップデートで大きな障害となる事の一つに、プリンタドライバの互換性問題がある。

一般的に言えば、使用中のプリンターの新しいOS用ドライバがメーカーから出ない限り、新しいOSでそのプリンターを使うことが出来ない。

だがこの場合、古い環境で使用していたドライバーが新しいOSでも動作すれば、保証は無いが一応は使える事になる。


というわけで今回、Windowz10でキヤノン製の“PIXUS iP4100”の動作検証を行った。


このiP4100、発売されたのが2004年とかなり古く、メーカーのサポートはWindowz7まで。Windowz10のドライバなど当然無い。しかもキヤノンからダウンロード出来るのはWindowz XP用までしかない。Windowz7のドライバサポートは、OSに標準で入っているドライバによるものなのだ。

そこでWindowz7用のドライバをiP4100が動作しているWindowz7のパソコンから抽出し、Windowz10のパソコンにインストールしてみた。


手順は以下の通り。


1.Double Driver というソフトウェアを使い、プリンタドライバを抽出する。

  a. Double Driver を起動して「Scan Current System」ボタンをクリック
  b. iP4100 のみチェックが入っている状態にして、「Backup Now」ボタンをクリック
ip4100_01.png
  c. 適当なフォルダを指示して「OK」をクリックする
ip4100_02.png
  d. infファイルがoemxx.inf(xxは数字)になっているので“prnca00l.inf”に修正
  e. restore.ini は削除する

2.1で保存したドライバをWindowz10のパソコンにコピーする

3.プリンターをUSBで接続する

4.スタートボタンから「設定」→「デバイス」→「プリンターとスキャナー」と開く

5.「プリンターまたはスキャナーを追加します」をクリック

6.しばらく待つと「プリンターが一覧にない場合」と出るのでそこをクリック

7.プリンターの追加ウィンドウが開くので「ローカル プリンター又は(以下略)」を選択して「次へ」をクリック

8.プリンターポートの選択を「USBxxx(USBの仮想プリンターポート)」を選んで「次へ」をクリック

9.「プリンタードライバーのインストール」では「ディスク使用(H)...」をクリック

10.「フロッピー ディスクからインストール」で先ほどコピーしたドライバのフォルダを指定

11.プリンターのリストから「Canon Inkjet PIXUS iP4100」を選んで「次へ」をクリック

以上、後は適当に進めて、iP4100のドライバはインストール出来た。

仕上げはキヤノンのサポートページより「Canon IJ プリンタードライバー機能拡張モジュール Ver.1.10」をダウンロードしてインストール。これでiP4100のヘッドクリーニングや調整などが出来るユーティリティも使えるようになる。(全ての機能を試してはいないので、動作しない機能があるかもしれないが)

iP4100_w10.png

なお、必要なドライバはWindowsの32bit/64bitに合わせた物が必要なので間違えないように。ドライバの抽出も当然、Windowz10が32bitなら32bitのWindowz7、64bitなら64bitのWindowz7から抽出する必要がある。


※2019/12/09 追記

コメント欄にて、JJ3MSN/1 様からの情報提供により“iP4100”のWindows8用デバイスドライバがMicro$oft Updateカタログに存在し、これをインストール出来る事が判明した。

他のプリンタの場合でもこの方法で冒険する前に一度、Micro$oft Updateカタログでプリンタの機種名を検索してみると良い。

Micro$oft Update Catalog CANON iP4100 ドライバ
https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=iP4100


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Win10 RS3とA12-9800Eのグラフィックドライバ [OS]

先月20日頃から知人のパソコンを組み立てている。

だが購入した部品を組み立て、Windowz10 Fall Creators Update(以下RS3)を新規インストールし、デバイスドライバを入れて、必要なアプリケーションソフトウェアのインストールと各種設定変更までは数日で出来たが、その後7日ほど作業が止まっていた。

何故7日も作業が止まったのか。

理由はCPUに選んだAMD製の「A12-9800E」に内蔵される、Radeon R7のグラフィックドライバがインストール出来なかったからだ。


RS3インストール後最初にチップセットとグラフィックドライバを入れたが、グラフィックのみ“Microsoft 基本ディスプレイ アダプター”のままで、無理に“Radeon R7”にすると青い画面が一瞬表示された後に再起動してしまう。

このため、ほぼ完成の状態であるにも関わらず、引渡しが出来なかった。


この状態から脱したのがつい先ほどの事。
色々調べて行く内に、どうやらAMDからもRS3に対応しないアナウンスが出ている事がわかり、さらにベータ版ではあるがRS3対応のドライバ(11/2の日付のもの)を見つける事が出来たからだ。


それにしても何故、こんな事が起きるのか。

デバイスドライバの互換性はOSの根幹に関わる部分のはずだが、そこに手が入ったからなのか、それとも単にOSのバグなのか。

こんなことでは非常に困るのだが、しかしWindowz10を使う以上こうしたトラブルを避けて通ることは不可能に思える。

このような事は以前から繰り返しこのブログに書いている気がするが、この件に関して根本的な対処の検討が必要だ。


I LIKE CHOPIN
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-10-30

Windows10のストア不具合
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-10-25





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ボクハブタデス [セキュリティ]


LG製お掃除ロボットに脆弱性、室内を覗き見可能
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1088845.html

IoTと称する“何か”が、ゴキブリのごとく繁殖しつつある昨今。

特に大したモンでもなく、益体も無いゴミが何故これほどまでに有難がられているのか私には理解出来ない。


可能性や利便性を説きつつもデメリットに一切言及しない業界と、一方でそれを真に受ける消費者。

豚舎でエサを撒く人とブタの構図にしか、私には見えない。だがこうしたコトが時として様々なイノベーションを生む事も事実で、私自身も豚舎で飼育されている一匹のブタである事を考えると、否定一辺倒というわけにもいかない。


が、私はただのブタで終わりたくはない。

そう思うからこそ客観的な視点でこうした事象を見て、何か問題があれば対処を考えようとも思う。

何もしなければただのブタであり、一方的に搾取されるだけでなく、人間性すらも失うことになるだろう。


今回ネタとして取り上げた記事のような事例は、今後IoT機器の普及と共に無限に増殖していく。

何も知らず、何も考えず、ただエサを食むだけのブタになりたくなければ、都合の悪い事実を無視しないようにするべきである。


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