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既存の生体認証技術はもう役に立たない? [セキュリティ]

コンピュータを用いた“鍵”という装置は、単純な電磁式ロックから暗証番号を入力するもの等、過去に色々と開発されてきた。その中でも究極の鍵と言われた“生体認証”。出た当初は個人の識別にこれ以上安全な方法は無いとまで言われたが、現在では指紋や虹彩による生体認証は破ろうと思えば比較的簡単に破られる事が実証されている。

そんな事があってなのか、それとも単に利便性を追求、或いはコストダウンのためなのか。
もしかすると単にデザイン上の理由かもしれないが

Appleの最新携帯端末である“iPhone X”は、目玉機能として顔認証「Face ID」を搭載した。Appleによれば、「Face ID」は人間の顔を3次元データとして取得する事で、極めて強力なセキュリティ機能を単に画面を覗き込むだけという簡単さで可能にする“はずだった”


3Dプリンター製マスクでiPhone Xの顔認証「Face ID」を突破するムービーが公開中
https://gigazine.net/news/20171128-iphonex-face-id-mask/


iPhone Xの「Face ID」は発売が始まる前から色々言われていて、販売が始まってすぐに似通った顔立ちの他人でもロックを解除出来る例がネット上のニュースになり、このニュースの後にはメガネや付け髭、ゴム製のマスクを被るなどの方法でも解除出来るという実証実験も行われて来た。

しかしこれらの方法は成功する確率が低く、また他人が任意にロックを解除する方法としては少々敷居が高い。

だが今回公表された方法は低コストかつより高い確率でロックを解除出来る方法だ。

監視カメラなどを使って顔の3Dデータを取得し、3Dプリンターで精巧なマスクを作るだけなのだから。


この方法は個人では依然敷居が高いとはいえ、費用的にやろうと思えば出来る程度のコストであるし、本格的にセキュリティを破ろうとする組織が相手ではなおさら、役に立たない事が実証されてしまったと言える。



こうした例からみても、既存の生体認証技術はもう役に立たないのかもしれない。




iPhone Xの顔認証機能「Face ID」でスマホをロック解除すべきではない理由
https://gigazine.net/news/20170914-unlock-phone-face-id/



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