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NVIDIAは第二のIntelになるのか [ハードウェア]

AMD、“反競争的条件”や“ゲーマー税”を非難
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1117812.html

まあ、このネタは記事にするつもりはなかったが、AMDのこうした反応を見てやはり書く事にした。


最近のパソコン用ビデオカード市場は、事実上AMDとNVIDIAの2大ブランドに寡占されている。
かつてはS3や3dfxやMatroxなど、他にもいくつか独自にビデオチップを開発・生産する企業があって、それぞれ競い合っていたために他の選択肢があって楽しかった。

しかしその2社による寡占状態は、現在大きくバランスを崩しつつある。

それはNVIDIAのシェアがAMDを大きく上回って、独占に近付きつつある事だ。

こうなった原因の大半はAMDにある。数年前よりAMD製のGPUはNVIDIA製と比べて魅力が大きく減ってしまった。まるでかつての、Intel製CPUに対するAMD製CPUのように。

その結果、現在日本で売られているビデオカードの7割~8割はNVIDIA製のチップを使ったカードとなり、流通量が少ないからなのか、AMD製のGPUを使ったカードはかなり割高に感じる値段が付けられている。(割高な値付けがされているのは、NVIDIAの影響を否定できないかもしれない)

このような状況の中、NVIDIAはさらなる消費者の囲い込みを行い始めた。


NVIDIAがゲーミングブランドからAMDを締め出そうとしている「GeForce Partner Program」問題とは?
https://gigazine.net/news/20180327-nvidia-geforce-partner-program/


このGIGAZINEの記事を読めばわかる通り、NVIDIAからチップを買ってカードを生産する企業に対し、AMD製のチップを使ったカードを出来るだけ売らせないようにする働きかけを行っているのだ。

これはかつてIntelがパソコン製造販売会社に対し、AMD製のCPUを使ったパソコンを作らせないように働きかけた事と良く似ている。

この一件によって、私のNVIDIAに対する信頼は地に落ちた。

私はこれまで、純粋にNVIDIA製のGPUに対する性能と使い勝手を信頼して使い続けてきた。

だが、これからはもうNVIDIA製のGPUを使ったカードを選ぶ事は無いだろう。


参考:

2004年のPC業界を予想する
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0108/hot296.htm


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