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製造時にマルウェア搭載が当たり前になる [スマートフォン]

ZTE製品など数百種類ものAndroid端末のファームにアドウェアがプリインストール
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1123887.html


記事によると、ZTE製品などの中国製スマートフォンにアドウェア(マルウェアの一種で、その多くは広告などの機能以外にウィルスの侵入に利用するために作られる)がプリインストールされていたという。

被害地域はヨーロッパとアメリカの数カ国に跨っている。

このような例は過去にもあったが、今後は「製造時にマルウェア搭載が当たり前」になっていくという予感しかしない。何故なら、現在のスマートフォン業界はファームウェアの開発の多くを人件費の安い地域で活動する専門企業へのアウトソーシングに頼っているからで、ファームウェアの開発を発注した企業がマルウェアのインストールを監視しても、それを隠蔽する技術が常に進歩し続けている現在は監視そのものが無意味に近く、問題が発覚して初めてそれに気が付く事になるからだ。


今の所は中国企業の一部ブランドに限られているが、その内に世界中のあらゆるメーカー製スマートフォンもマルウェアが最初から搭載されるようになると私は思う。

なお、近年は問題が発覚してもあまり大きく取り沙汰されないような事例が多い。

なぜかと言えば、それはマルウェア開発のテストとして行われ、主にデータ収集目的である事が多いからだ。そして本番ともなれば、それはまず発見されることは無い。もし発見され対策が行われたとしても、それはすでに仕事が終わった後なのだ。


というわけで、現在の業界構造が変わらない限り、この問題は永遠に続くことだろう。


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Windowsはタイムマシンか [OS]

とあるWindowz10 RS4をインストールしたパソコンのセットアップを行っていた時の事。

何故かWindows Defenderのアイコンが赤くなり、リアルタイム保護がオフに。

設定でONにしても、即座にOFFに戻る。


そんなこんなで試行錯誤していると、ある事に目が行った。

それは、“前回の更新が1601年1月1日の9時に行われている”という事。

time_m.png

このパソコンは何時の間に過去へタイムスリップしたのだろうか?


まあこの日時はWindowzの“FILETIME 構造体の起点”というものらしく、他にもこのような例があるらしいのだが。

なんにせよ、そのパソコン(DELLのなんとかいうデスクトップ)でのRS4のセットアップは色々とトラブルが出て大変だった。

最終的には使えるようになったが、ネットで検索するとRS4のトラブルは非常に多い。

生産性向上とか時間を作るとか。

「Windowz10 April 2018 Update」(RS4)は、私にとっては時間の浪費を強要させられる、Micro$oftの主張とは間逆なOSである。


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あふぉっくす [SSD]

最近はSSDの価格下落が激しく、256GBでも7000円を切る製品が増えてきた。

そんな中、格安SSD ブランドの一つ「AFOX」の、256GB SSDが6480円と激安なのを見つけて衝動買い。

そして中身が気になるので、箱から出して即座に解体してしまった。

afox_01.jpg
部品構成は上下分割のケースと中身の基盤、それに写真にはないがM2x2.5皿ネジ1本。

afox_02.jpg
中身の拡大写真。エプソンのGT-7700Uというフラットベッドスキャナで撮影。

このような中身で、コントローラはRealtekのRTS5731、キャッシュ用のDRAMはNANYAのNT5CB128M16FP、NAND FLASHチップはSK-hynixのH27Q2T8CEC9Rがそれぞれ一個。また写真は無いが基盤裏にはSOP 8pinのNOR Flashが一つ、ファームウェア格納用に貼り付けてあるが、「H25S40 BGN180D」という刻印で検索してもメーカーや型番はわからなかった。


性能などについてはRTS5731搭載の他SSDと大差無いだろうし、格安SSDという事で興味も無いために計測しない。

またコントローラについてはネット上ではすでに判明していたが、まあそれも良し。

ちなみにAFOXの256GBは先人達による報告でコントローラが二種類報告されており、今回のRTS5731は3種類目だ。

まあ格安SSDという事で、今後も中身は変わってくるだろう。


それから最後に一つ。

SSDのガワが、格安SSDとしてはありえない高級品である事に関心してしまった。

上下分割のケースはアルミ板のプレス成形品をアルマイト加工しており、上ブタ上面のスミは4面切削加工で面取りがしてあるのだ!上ブタ上面のスミ4面切削加工なんて、Intel製の高級SSD以外に見たことが無い。

安いSSDは大手メーカー品でも安っぽいプラスチック製が多く、この点は非常に好感が持てると思った。

ただし問題は中身の信頼性だ。この辺りはある程度の期間使い続けなければわからない。


参考:AFOX 256GB アヒル先生にて検索した結果
https://duckduckgo.com/?q=AFOX+256&t=ffsb&ia=web


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半年振りにPRIME B350-PLUSのUEFI BIOSをアップデート [ハードウェア]

タイトル通り、今日はPRIME B350-PLUSのUEFI BIOSをアップデートした。

前回は昨年11月なので約半年振りだが、この間に6回ほど更新があった。しかし毎回更新するのは面倒なうえに失敗のリスクもあるので今まで無視していたが、CPUの脆弱性問題もあるのでその解消のためにアップデート。

ちなみに今回アップデートしたUEFI BIOSのアップデート内容は以下の通り。

PRIME B350-PLUS BIOS 4011
Update AGESA 1.0.0.2a + SMU 43.18

内容的には先日出たPinnacle Ridge(Ryzen 2000系)への対応と、AMD System Management Unit に対するアップデートである模様。

明確には説明されていないが、これでCPU脆弱性問題の緩和になったのだろうか?


それにしても毎回アップデートの度にUEFI BIOSの設定をやりなおす手間が面倒だ。

今回は事前にオーバークロック情報の設定をUEFI BIOS内とファイルへの2箇所に保存して、これをアップデート後に読み込もうとしたが、UEFI BIOSの保存領域はアップデートでクリアされたようで保存した設定が消えているし、ファイルに保存した方は読み込むと内容が壊れているというメッセージが出て読み込めなかった。

せめてメインメモリの設定だけでもこれで復帰させたかったが、結局全て手作業で設定のやりなおした。


まあ、今後はもうよほどの事が無い限りUEFI BIOSなど設定画面すら出すことは無いだろう。

だがしかし、その“よほどの事”が割りと頻繁に起き得るのがパソコン業界。

またバグとかCPUの脆弱性などでアップデートが必要になるのだろうなあ。


PRIME B350-PLUS BIOS & FIRMWARE
https://www.asus.com/us/Motherboards/PRIME-B350-PLUS/HelpDesk_BIOS/

PRIME B350-PLUSのUEFI BIOSアップデート
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-11-24

PRIME B350-PLUSのUEFI bios更新でハマった話
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-09-25

PRIME B350-PLUS のUEFI BIOSのアップデート他
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-05-25

Ryzenに内蔵されるセキュアプロセッサの脆弱性について
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-03-23


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ギブソンの経営破綻で [ハードウェア]


もう一週間以上前の話だが、米老舗ギターメーカーのギブソンが経営破綻。

私はギターなど興味がないが、それでも名前くらい知っているほどの有名な会社だ。


このギブソンのどこがパソコンと関わっているのかというと、TEACを子会社とし、ONKYOと資本・業務提携をしているところ。


TEACというと一般にはオーディオ機器メーカーとして有名だが、パソコンで使われる各種電子部品では今でも存在感があるし、かつてはハードディスクとフロッピーディスクドライブにCDやDVDのドライブも製造していた。(TEACのHDDとFDDは今でも持っているし、私が初めて買ったCD-RドライブはTEAC製であり、その後も光学ドライブはTEAC製を数多く買っている)

ONKYOもTEAC同様オーディオ機器メーカーであるが、こちらもパソコンやタブレットなどを製造している。


この件に関してネット上の情報を調べてみると、ONKYOはすでに提携をほぼ解消し、損失は極めて限定的で業務にほぼ影響は無いらしい。

また、TEACの場合は独立した運営を行っているらしく、こちらもほぼ影響は無いようだ。


私は個人的に両社に対する思い入れが強く、それぞれの製品も数多く愛用している事から色々と心配したが一安心。

後は老舗ギターメーカーとしてギブソンが今後どうなるのか。

再生に向けて動いているとはいえ、歴史ある同社が消えてしまうのはもったいないと思うので生き残って欲しい。



ギブソン破たんでオンキヨー、ティアックは「業績に影響なし」
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/02/news088.html

ギブソン、オンキヨー、ティアックのコラボ――「音と音楽」のショールームを八重洲にオープン
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1407/01/news136.html


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NVIDIAがGPPを止める [セキュリティ]

先日、私はこのような記事を書いた。

NVIDIAは第二のIntelになるのか
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-04-18


この記事はNVIDIAによる市場の囲い込みが、GeForce Partner Program(以下GPP)というAMD製GPUの締め出しによる方法を取っている事に対する非難のために書いた。このような反応は世界中で起こっているので、この件に対してNVIDIAはGPPを取りやめる決断をしたようだ。


NVIDIAが非難殺到のGeForce Partner Program(GPP)を取りやめる
https://gigazine.net/news/20180507-nvidia-gpp-end/


記事中にはNVIDIAの弁解がこのように書かれている。

「最近、GPPに関して様々なことが言われており、その憶測はNVIDIAの意図をはるかに超えています。誤った情報と戦うのではなく、プログラム自体を取りやめることを決定しました」


これには政治家や官僚が自己保身の為に吐いているウソと同じ印象を受ける。

とはいえ、この方針転換が本当だとすれば、NVIDIAに対する消費者の印象も変わる。

これでこの騒動は一応の落着となるだろう。



ところでこの件と直接関係は無いが、NVIDIA製のGPUドライバに数年前からテレメトリ機能が付いているという話がある。

ずいぶん前にそのような記事を目にした記憶があったが、この一件で思い出して対処してみた。

このNVIDIAのテレメトリ、実装した当初から色々と問題になったために実装方法が当初と変わっており、現在ではサービス一つを停止して無効化するだけで対処出来るようである。

以下はその手順。


1.コンピュータの管理を起動する

  a.Windowz7の場合
   スタートメニューを開いて「コンピューター」を右クリック、「管理」をクリック

  b.Windowz10の場合
   スタートメニューを右クリック、「コンピューターの管理」をクリック

  ※デスクトップにコンピュータアイコンがあれば、これを右クリック→管理でも可能


2.該当するサービス「NVIDIA Telemetry Container」を停止・無効化する
  
  a.コンピュータの管理にある「サービスとアプリケーション」から「サービス」を開く

  b.「NVIDIA Telemetry Container」を探し出して、プロパティより停止・無効化する

NV_Tele_kill.png

以上。


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DDR5は何時から使えるようになるのか? [ハードウェア]


パソコンに関する海外の記事をいち早く紹介してくれる北森瓦版に、DDR5に関するこのような投稿があった。


CadenceとMicronがDDR5 4400MHzのデモを行う―2019年リリース予定
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9359.html


この記事によると、DDR5では過去の発表にあった通り6400MHz動作までを見込んでいるということだ。(DDRメモリは信号の立ち上がりと立下りの2回カウントする場合があるので6400Mhzと書いたが、リンク先の過去記事では実際の周波数である3200Mhzと表記されている)

DDR5で6400Mhzというと、DDR4で3200Mhz、DDR3で1600Mhz、DDR2で800Mhz、DDRで400Mhz。

DRAMの動作周波数は全ての規格で200Mhzになる。


今の所、JEDECで規格化され市販に至ったDDR4メモリモジュールの最高動作周波数は2666Mhz。3200Mhzにはまだ及ばない。

オーバークロックモジュールでなら3200Mhzどころか4000Mhzを超えるものまで出ているが、動作電圧は1.2Vではなく1.35Vかそれ以上なので、これらは規格外の製品である。

1.2V動作のDDR4-3200メモリモジュールが出るのは、まだ当分先の話になるだろう。

DDR3の場合はDRAMの動作周波数が133Mhzのモジュールが出て1年余りでDRAMの動作周波数が200Mhzの製品まで出揃ったが、DDR4は2年以上経ってもまだ出る気配すらない事を考えると、DDR5でも動作周波数の向上にはかなり時間がかかる事になると思われる。

最悪の場合DDR4が3200Mhzに到達する前にDDR5が出て、DDR5も6400Mhzに達する前に次の規格へ移行なんて事もあり得る。


また、記事では2019年には製品の流通が始まると書かれているが、これはサーバー用であり、モジュールが4400MHzならばDRAMは133Mhz動作のチップが使われる。DDR4で言えばDDR4-2133クラスの周波数(データ転送は2倍)となり、CASレイテンシは20CLKを超えると思われる。当然Buffered DIMMであり、一般のパソコンでは使えない。

DDR4の例から考えると、DDR5が一般のパソコン用として普及するにはサーバー用が出てから2年以上後になると思われる。(DDR4のサーバー用は2013年、一般用は2015年から利用が始まった)

だが、転送速度が2倍となった関係でマザーボード側に設計の制約が科されるかもしれない。具体的には最低でも6層基盤が要求され、さらにDIMMスロットは最大2本となる可能性がある。
この事が普及を先延ばしにするかもしれない。

しかもこうした制約にも関わらず実際の製品が出るには、DRAMチップの性能向上を待つ必要が出てくる可能性も考えなければならない。
サーバー用の部品と比べ安価に製造しなければならない以上、そのしわ寄せを吸収する必要があるからだ。

そのためさらに普及が遅くなる要素を抱えていると言える。


以上の事から一般のパソコン用にDDR5のメモリモジュールが利用できるようになるのは、早ければ2021年後半、遅ければ2022年以降になると私は予想する。

当然、来年予定されているIntelのIceLakeやAMDのRyzen2はDDR4のまま、そしてその後最低でも2世代に渡ってDDR4が使用され続ける事になるだろう。

AMDのプラットフォームであるSocket AM4も、恐らくDDR5対応のCPUが出るまで使われ続ける事になる。


参考:

多様化でDRAMが変わる、メモリ階層が変わる
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/650009.html

次世代ハイエンドDRAM「DDR4」の全貌
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/589890.html

次世代のサーバー/ハイエンドPC向けDRAM「DDR5メモリ」
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1076835.html



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貴重な「時間」をさらに無駄にさせます。 [OS]


Micro$oftの“Windowz10 April 2018 Update”(RS4)に関する記事が、まるで官製報道のようで笑える。


Windows 10 April 2018 Update を発表
https://blogs.windows.com/japan/2018/04/27/windows10_april_2018_update_announcing/


この記事にはこう書いてある。


“Windows 10 は(中略)皆様が大切にしていることのために使える貴重な「時間」をさらに作り出します。”


“貴重な「時間」をさらに作り出します。”(嘘)


今までWindowzがアップデートする度に無駄な時間を費やす事を強要されてきた。

そしてWindowz10は、かつてないほど時間の浪費を強いられるOSである。

しかも有料のOSでありながらOSに広告機能を内蔵していて、不要な機能やアプリケーションなどを削除しても半年ごとに強制で元に戻されるという、“貴重な「時間」をさらに無駄”にさせてくれるありがたぁ~いOS様なのである。


記事では時間を作り出す根拠として様々な機能の追加が挙げられているが、「タイムライン」は人間としての能力を損なうだけの“便利機能”であり、こんなモノに頼るようになったらそれこそ人として終わる。

「集中モード」など、そもそもそんなモノが必要になる事自体が間違っている事に誰も気付かないのだとしたら、それは人類の衰退を意味する。

少なくとも私にとっては不要であり、あっても時間の節約につながるようなシロモノではない。

まあこうした機能は利用者(少数派でありながら声が大きい者達)からの要望を元に作ったモノだろうが、本当にそれらが必要ならばそういう人は自分自身でそれが可能なアプリケーションを導入すればよい。不要な人にとっては無駄にメモリとCPUパワーを使って時間と電力まで浪費させる、迷惑以外のなにものでもないのだから。


もしMicro$oftが言葉通りのOSを作りたいのであれば、

OSとしての基幹部分(GUIと管理用の機能含む)を残して全ての無駄なアプリケーションを削除し、バグの修正とセキュリティアップデート以外のアップデートも行わず、可用性と安定性を極めるべきだ。



参考

Windows 10春の大型アップデートで変わったこと
https://news.mynavi.jp/article/compass-123/

複雑怪奇? Windows 10の大型更新とサポート期間を整理する
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1804/13/news024.html



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