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久々にMP3ファイルを作った [ソフトウェア]

今日、先月注文していたCDが届いた。

CDを買ったのは7年ぶりくらいだ。

私は音楽CDをMP3ファイルに変換してから聞く事が多いので、今夜は7年ぶりにMP3ファイルを作った。


CDからのMP3ファイル作成は、通常Wavファイルに変換するリッピング作業の後に、WavファイルをMP3フォーマットへ変換、必要ならばID3タグの付与、という流れになる。

かつてはリッピング、MP3化、タグ編集と個別に作業するのが当たり前だったが、21世紀に入るとこれらの作業を一元化して行うソフトウェアが用いる事が主流となった。

私の場合「CD2WAV32 for Windows」(以下CD2WAV32)というソフトウェアを長年利用している。

cd2mp3_1.png
CD2WAV32 for Windows。

CD2WAV32の優秀な点は、CD一枚を一括でリッピングからMP3化するだけでなくタグ編集も同時に、比較的簡単に行える事だ。市販のCDリッピングソフトでは当たり前の機能が全てあり、それがフリー(あえて無料とは書かない)で利用出来る。

タグ編集では共通する項目は一回の編集でアルバムの全ての曲に反映出来て、後は曲名を個別に入力すればいい。
この“共通する項目を一回の編集で反映”という事が出来ないリッピングソフトは多い。
この点だけでもかなり使い勝手が良いと思う。

cd2mp3_2.png
タグ編集画面。シンプルでとても使いやすいが、最後に“設定を反映”を忘れると全てが無駄に。

さらに、MP3の変換プログラムを自分で選べるのも良い。
私はMP3エンコーダとして日本国内ではポピュラーな“午後のこ~だ”を使う事が多い。
かつては色々試したのだが、結局“午後のこ~だ”に戻ってくる。何故だろうか。
cd2mp3_3.png
このように外部エンコーダとして色々選べる。今は使う事も無い。

CD2WAV32を使う前はSCMPX、さらにその前はMP3黎明期の様々なエンコーダ(スクリーンショット中の8hz-mp3など)を試した事もあったが、その違いはほとんどわからない。一部明らかにこれはダメだ、という品質の悪いエンコーダはあったが。

ちなみにCD2WAV32はかつてYAMAHAとNTTが共同開発していた“Twin-VQ”というフォーマットに変換する事も可能だ。
Twin-VQは試用版が無料で公開されていたので、これを利用する。
ビットレートは低かったが、MP3と比べても特別悪くは思わなかった。
少なくともロック系の音源には合っていたように思う。

私は何枚かアルバムを変換していて今でもTwin-VQのまま聞いているが、音質についてはまったく不満を感じた事は無い。

難があるとすれば再生環境を選ぶ事。
特にポータブル再生機でTwin-VQに対応するものは、今では手に入らないかもしれない。
cd2mp3_4.png
Twin-VQフォーマットの音楽ファイル。拡張子は.vqfだ。

というわけで、今時MP3とか知らない人の方が多いかもしれないが。

音楽をダウンロードして聴くという習慣がまったくない私は、今でもCDを買って、それをMP3に変換するという作業を何年かに1回という頻度で行っている。

私のような者は、すでに生きた化石なのかもしれない。



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