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平成最後の投稿 [ハードウェア]


今日は平成最後の日。

明日からは新しい暦が始まり、元号が令和となる。

とまあ、そういう事はさておき、今回のネタはASUS製Socket AM4マザーボードの、Zen2対応製品リストである。


ASUS Statement on 300 & 400 Series AM4 Motherboards for Next-Gen AMD Ryzen CPUs
https://www.asus.com/News/EtaH71Hbjuio1arV

リンク先はASUSの公式ニュースとして、過去から現在までに発売されたSocket AM4マザーボードの内一部が、機種名と対応するBIOS バージョン番号と共にリスト化されている。

またリストに載っていない機種に関しても順次追加されるという事で、このリストに自分が使うマザーボードが無い人は、しばらく待ってから対応状況の判断をした方が良いだろう。


この件については、今回私が使うPRIME B350-PLUSもリストに入っていた。

以前、新CPUの対応をネタに記事を書いたが、あの時出た最新のBIOS(4602)はやはりPicassoまでの対応だったようで、Zen2に対応するBIOSは今後出る予定の4801から、という事になっている。

PRIME B350-PLUS にも新CPU対応UEFIアップデートが来た
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2019-04-05


というワケで、あと2ヶ月程?先に出るかもしれないZen2なRyzen。

出たらご祝儀相場が終わる頃に買う予定だが、当面はPRIME B350-PLUSに載せて使うつもりだ。

今回のニュースで正式に対応が確認出来たので安心した。



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今年IntelのIcelakeはモバイル向けの省電力のみ [CPU]

現在Intelは最先端の半導体製造プロセスの開発に失敗し、一方で現在生産する14nmのCPUや各種デバイスの生産が需要に対して足りず、少しばかり追い詰められた状況にある。

この影響によって一昨年には出るはずだった10nmプロセスのCPUは極めて限定的な、GPU無しのモバイル向けCPUが細々と行われているのみで、主力のモバイル向け及びデスクトップ向け、そして稼ぎ頭のサーバー向け全てで14nmによる代替品が出荷されている。

こうした中、上手くいけば今年秋頃には出るかもしれないと言われていたIcelake。
コレがもしかすると今年中に間に合わないかもしれない、というウワサまで出ていたが、日本時間で一昨日のIntelによる2019年第1四半期の決算報告により今年末のホリデーシーズンには出荷されるという事が発表された。

Intelの10nm製造「Ice Lake」プロセッサ製品、2019年末までに登場
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1182601.html

ただし、これはモバイル用の低電力バージョンである、型番末尾に“U”が付くCPUのみである。

結局、デスクトップとサーバー用のハイパフォーマンス向けIcelakeは今年中に間に合わないという事が確定した。


どうしてこんな事になってしまったのか。

理由は諸説あるが、外から見た限り、見込みが大甘で無理な設計を「可能」だと押し進めた結果の失敗と、失敗を認めて設計変更すべきところの判断が遅すぎた事が原因であるように思う。(EUVの遅れも多少影響しているかもしれない)

一方でTSMCなどの7nmプロセスは、既存の技術で可能な手堅い手法で設計した製造プロセスだった事が幸いし、ほぼ予定通りに製品の出荷が可能になっている。

こうした事実は、近年のIntelが如何に傲慢だったかを窺わせるものだ。


対してAMDはここ十数年間常に負け続けていた事が幸いしたのか、Intelがこのような体たらくである事にも助けられてシェアを伸ばす事に成功している。

ただし、過去Athlon64の時代には傲慢経営だったツケでどん底に落ちたという事もあるので油断は出来ない。

CPUの性能もZen2コアでやっとCore i9に追い付いたという状況。
ここで10nmのIcelakeが出ればまた一気に差が広がるので、AMDは「Intelに追い付いた!」などと喜んでいるヒマなど無い。

Intelが7nmのCPUを出す数年後にはIcelakeよりも性能が上がっている事は間違いないので、それに置いていかれない性能のCPUを開発しなければならないからだ。


まあとにかく、IntelのIcelakeがまたさらに遅れた事は、少なくともAMDに限って大きなチャンスである。

ここで売り上げを大きく伸ばして、新しいCPUの開発への投資を大幅に増やし、いつまでもIntelの対抗として高性能なCPUを出し続けていて欲しいと思う。


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汎用性が著しく落ちたUSB4規格と専用ケーブル [USB]

先月、突然発表されたUSB4。

一昨年に発表されたUSB3.2の後継規格になるが、これが現在IntelとAppleで利用されているThunderbolt 3をそっくり利用し、統合された規格となっている。

この件について私はいくつかの懸念を抱いて、先月以下の記事を書いた。

今度はUSB4
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2019-03-05


要は規格がより複雑になる事と、ケーブルの問題だ。

現在のUSBですら、データ転送の規格とコネクタ形状の規格が増えた事で利用者にとって非常に理解し辛いものとなっている。

特にType-Cケーブルを利用する必要がある場合、もはやケーブルの選択間違いを避けることは困難な状況であり、一部のUSB規格に詳しい人か、ケーブル選択に慎重で自ら規格について学んだ人のみが正しいケーブルを選べるという状況である。

今回このケーブル問題に新たな問題が浮上する事が判明した。


USB 4の発表で、USB 3.2はどうなった?
https://ascii.jp/elem/000/001/848/1848727/


この記事の最後の方に、

“USB 4.0最大の懸念は40Gbps準拠のケーブル”

と見出しに書かれた部分がある。

そう、見出しの通り、USB4の目玉である40Gbpsの速度を利用する場合、専用のケーブルが必要になるのだ。


ケーブルの見た目はあくまで両端がUSB Type-Cコネクタの、既存のケーブルと同じだ。コレを見分けるには何か印が必要で、当然にその印は付加されるだろうが、普通そんなモノに気付く人は居ない。

自分からその印の存在を確認する人は例外だが。

まあ、店で陳列されているパッケージには間違いなく見分けが付くよう、何かロゴとか「~対応」といった言葉が印刷されているだろう。しかしそれもパッケージから出してしまえば、あの小さなUSB Type-Cコネクタのどこかにロゴか何かを刻印する程度では見分けが付かなくなる。

これを防ぐにはケーブルに目立つような印刷をしたり、ケーブルやコネクタを既存のケーブルに無い色で作る等の工夫が必要になり、さらにそれらを消費者達に覚えてもらう必要がある。


そしてさらに記事中にもあるが、ケーブル長さの問題も出てくる。

Thunderbolt 3規格では40Gbpsの速度を利用したい場合、ケーブル長は50cmが限界となっている。

もっと長いケーブルを使いたい場合は“アクティブケーブル”という、中間に信号の波形を整えたり増幅したりする機能を持つデバイスを埋め込んだケーブルが必要で、これを使う場合には2Mまで延長出来るという事だが、そのようなケーブルはとても高価になる事は間違いない。(多分1万円以上はすると思う)

そのうえアクティブケーブルは相性問題でUSB3.1デバイスを認識しない場合があるというオマケ付きだ。

そんなもの、一部の特殊な用途以外では誰も使う事が出来ないだろう。


このように複雑さが増しているUSB規格。

元々非常に単純で、正に汎用インターフェイスとして大歓迎されて来た経緯でこれほど広く利用されるようになったが、USB 3.0の頃から複雑になりはじめ、今では規格そのものは汎用だが利用については専用になっているという、本末転倒な事になってしまっている。

こんな事になるのなら、過去のUSB 2.0までとそれ以降で分けて、USB3.0以降はType-Cケーブル専用とし、Type-Cケーブルも規格で縛って一種類のみにして欲しい。

こうすれば少なくともケーブルは2種類に減って、消費者も理解しやすくなるのではないかと思う。


参考

USB3.2の規格が発表される
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2017-07-26-1


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自動運転に関する、自動車開発の現実的な方向転換 [クルマ]

レベル5の自動運転よりも現実的? “車内運転支援”
https://eetimes.jp/ee/articles/1904/15/news067.html

リンクの記事を読むと、自動運転に関する関係者達の考え方が変わってきたように感じる。

そもそも自動運転が可能と始めに判断した人達は、自動車の運転にあまりにも無知だった。

もちろん、人類が総力を挙げて開発に勤しめば、いつか完全な自動運転は可能だろう。

しかしそれには途方も無い金と時間が必要で、十年や二十年で出来るようなシロモノではない。

そして急ぎすぎれば必ず人を殺す(というかもう殺された人が何人も居る)。

それが、ようやく理解されはじめたのだと思う。


今後の自動運転は、極めて限られた条件の中でだけで可能な範囲の半自動運転が実用化され、開発が続けられていくと思う。(もちろん半自動運転中の事故と責任に関する法整備もセットで)

「2020年には自動運転を実用化する!」

などという愚者のたわごとは無かった事に(或いは後付けの理屈で正当化)され、より現実的な選択肢が選ばれていく。

そうでなければならないと思う。


当ブログの自動運転に関する記事
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/search/?keyword=%E8%87%AA%E5%8B%95%E9%81%8B%E8%BB%A2

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PlayStation 5はZen2+Naviカスタム [CPU]


GIGAZINEの記事によると、PlayStation 5(以下PS5)はZen2+Naviカスタムを搭載するという事が明らかとなった。

PlayStation 5は(以下略)
https://gigazine.net/news/20190417-playstation-5-first-details/

これまではほぼ確実と言われながらあくまで予想に過ぎなかった事が、ついに確実となったワケだ。


予想外だったのはリアルタイムレイトレーシングに対応するという事。

リアルタイムレイトレーシングの話そのものはNVIDIAのRTシリーズによってわりと最近有名になったが、PS5のリアルタイムレイトレーシングがそのタイミングで採用を決定したとは考えにくく、以前より決まっていた事なのだろう。


さて、PS5に搭載されるプロセッサについてだが。

私の勝手な想像では恐らくSoCとして設計されて、CPUは全ての用途で使いまわされるおなじみの8コアダイが使われ、GPUとIOを統合したダイと組み合わされてパッケージされるだろう。

そしてGDDRがSoCの直近に実装されて、その部分だけ見ればビデオカードのようなレイアウトになると思う。

メインメモリは当然にビデオメモリと共用されるが、メモリの共用による帯域制限の問題については、超大容量のキャッシュメモリで隠蔽する。

この用途のためにHBMをSoCパッケージに載せる事が考えられる。


なお、この構成は将来のAPUにも使われるかもしれない。

Next_APU.png

少なくとも5万円以上のハイエンドAPUとして売り出すのならば、可能性として有り得ると思う。

ただし既存のSocket AM4では絶対に無理で、メインメモリも最低限DDR5が必要。

というわけでAMDには是非、このようなAPUを出してもらいたい。



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愛巣零苦 [ハードウェア]

今年7月頃には出るという、Zen2コアを使うRyzen。

僅差とはいえ現行最強CPUのIntel Core i9 9900kの性能を上回り、消費電力はそれをはるかに下回るという。

AMDのファンならば期待せずには居られないのだが、今年9月~10月頃出るというIce lakeと比べた場合はどうなのか。


Ice LakeではIPCを改善 インテル CPUロードマップ
https://ascii.jp/elem/000/001/845/1845413/

この記事を見ると、Ryzenの三日天下に終わる気がしてならない。

Ice lakeは10nmでの製造が出来ないかもしれない、という話もあるので、その場合にはどうなるのかという事もあるのだが、これは実際の情報が出てこない限りなんともいえない。

いずれにせよIPCの向上が確実視されている以上、動作周波数が同じならばRyzenが負ける可能性が非常に高い。

AMDには今以上の頑張りを期待する。


追記:

結局Icelakeは、2019年内に最大4c8tのモバイル向けのみ出荷という結果になった。

デスクトップ向けは2020年に出る予定だが、Intelの10nmは動作周波数が上がり辛いようで、あまり期待は出来なさそうである。



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トヨタのハイブリッド特許公開について [クルマ]

少し前の話だが、トヨタがハイブリッド自動車に関する特許を公開した。

公開、というのはもちろん、他社が無償で特許に関わる技術を利用出来るようにするという事だ。

となれば当然、トヨタと、競争相手である世界中の自動車製造会社との競争力の差がグッと縮まる事は言うまでもない。


こうした事に対し、トヨタを心配する声は非常に多い。
これまで独占して来た技術を公開するという事は、メシの種を部分的にとはいえ手放す事を意味する。

もっとわかり易く言えば、特許を公開した影響で売り上げや利益が大きく減るのではないか、という事だ。


この問題に対するある視点からの答えが、記事として出ている。


トヨタ ハイブリッド特許公開の真実
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1904/15/news014.html


この記事を要約すれば、トヨタは環境問題に対し世界中のクルマをどんどんハイブリッド化する事で積極的に問題解決したい、という理由でハイブリッドの特許を公開したという話だ。

そして特許の公開による不利益はあまり問題にならないという。
要は今現在の技術はいずれ陳腐化するものなので、その先を現在進行形で開発中であるトヨタの利益にはそれほど影響が無いという事だ。

この点に私は同意する。
さらに記事中にもあるが、単に技術を導入すれば簡単にクルマが作れるという事は有り得ない。

クルマはノウハウのかたまりと記事に書かれているがまさにその通りで、過去にEVが普及すれば家電メーカーでも部品を買って組み立てるだけでクルマが作れるなどという暴論が出ていたが、それは言っている者の無知をさらけ出しているだけの事だ。

この点に対してもトヨタは積極的にノウハウの提供までやるという。

もし利益がどうこう言うのならば、むしろこちらの方が問題である。


さて、ここまでトヨタが無償で特許を公開した理由を、トヨタ側の言葉(記事はトヨタの副社長へのインタビューを元に書かれている)で表した。

記事の筆者は、この背景に過去アメリカで起きたプリウスの暴走事故に対するリコール問題を挙げている。

過去の問題では、公聴会でトヨタ側の言葉を誰も信じてくれなかったそうだ。

だから、日頃の行いを良くする事で企業イメージを上げ、何か問題が起きた時でもトヨタ側の言葉を信用してもらえるようにしよう、という事らしい。


という事で、ここまでは記事に書かれている事。

ここからは私の考えを書く。


現在「環境問題に配慮したクルマという事になっているハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車」のシェアだが、実はそれほど多くはない。

シェアが大きくない、という事はそのカテゴリーでの売り上げが大きくないという事だ。

そしてハイブリッド等の技術は、クルマを開発・製造するための工程を複雑化し、常に新たな技術開発が必要という意味ではこれまでの内燃機関のみの自動車と比べてメーカーの負担が非常に重い。

わかり易い例えをすると、戦闘機の開発だ。
戦闘機の開発はすでにアメリカですら自分達だけで開発するのに荷が重く、同盟国から「共同開発」という手段で金をかき集めてやっと、「先日空自で墜落事故が起きたF35程度の戦闘機」が出来上がる、という難しさである。

自動車もすでに世界の環境規制が厳しくなる中、これに対応させるという必要性から電気モーターと電池を動力の一部又は全部にせざるを得なくなっている。

しかしそもそも100年以上の歴史を持つ内燃機関は、燃料のエネルギー密度の高さも相まって動力性能や使い勝手という「クルマとしての絶対条件」が電気モーターを使うクルマのそれを大きく上回る。
これを技術の進歩で解決するのは何十年後になるかわからないほど困難であり、これが普及を大きく妨げているのだ。

そして枯れた技術である内燃機関は、それほど技術を持たない自動車メーカーでもそれなりに使えるモノが作れてしまう。

トヨタにとってはむしろそういう「とりあえず使えるクルマが作れてしまう」メーカーこそが邪魔であり、ハイブリッドを自動車販売の標準とする事で開発のハードルを一気に上げた方が商機が大幅に増える、というのが私の見方だ。

トヨタがハイブリッドの技術を、世界中の自動車メーカーに、特許や技術だけでなく製造ノウハウまで与えるという。

この行動は世界の自動車開発のハードルを一気に上昇させる。
(実際ル・マンのハイブリッドレーシングカーがトヨタのみになった事がそれを証明している)

すると、技術開発で世界一のトヨタは、自動的に世界での自動車販売シェアを大幅に増やす事が可能になるだろう。

トヨタがハイブリッドの特許を公開するという事は、つまりそういう事なのである。


参考

トヨタ、HV技術特許を無償開放 2万件以上のコア技術を利用可能に
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1904/03/news113.html

2018年のル・マン24時間耐久レースに強い違和感
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-06-21


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5Gについて思う事 [ネットワーク]

最近は5Gに関するニュースが増えたように思う。

すでにサービスが始まっている地域もあるそうだが、実際の所どうなのか、という話はまだ聞いた事が無い。

そのためか、ニュースの内容も“まるで絵に書いた餅”のような、根拠もへったくれもない話しか無い。


5Gによる各種サービスの革新は、「通信速度が4Gの100倍」という理論上の最大速度に依拠している。そして、ワイヤレス通信の全ては光ケーブルを使った基幹通信網に有線接続されるのだが、ここのボトルネックは完全に無視されている。

現在一般家庭向けの光通信サービスは、トラフィックの急増によってサービスの維持が困難になるほどだという。

固定回線でも「ギガ不足」におびえる時代が到来か
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1902/19/news013.html

我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果
http://www.soumu.go.jp/main_content/000568818.pdf

そのため、現在の料金定額制から従量制にせざるをえないかもしれない、という話まで出ているほどだ。

もちろん携帯電話回線に割かれる帯域はこれとは別の割り当てがあるはずで、直接関係がある話ではない。
だが、もし5Gが普及したのなら、基幹回線に対する設備投資が間に合わず、帯域不足でボトルネックになる可能性は非常に高い。

そうなれば5Gの高速通信が前提のサービスは成立しなくなるのだ。


現在のインターネットでは、コンテンツのリッチ化が留まる事を知らない。

別の言い方をすれば、ゴミ通信が帯域の多くを占め、本当に必要な、或いは重要な通信に対する帯域を圧迫している状況だ。

社会インフラとして重要なインターネット通信は、IoTを始めとしてまだこれから通信量が大幅に増える分野が控えており、基幹通信網の帯域向上に対する技術開発や設備投資が追い付いていない状況だ。

そこに来て5Gなどが出てきたら、一体どうなってしまうのか。

私には、私の心配事が現実にならない事を祈る以外に出来る事は無い。


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KB4493132はProfessionalには来ないらしい [OS]

今日は毎月恒例のWindows updateの日。

Windowz10はこれもまた毎月恒例の※不具合付きだが、Micro$oftのセキュリティチームによると最大深刻度は「緊急」との事で、アップデートしないわけにはいかない。

※IE上でアプリケーションを実行出来なくなる不具合との事で、対象となる人は限られるが、影響は大きい。


ところで、来年一月に延長サポートの切れるWindowz7には、今月のアップデートでKB4493132というアップデートプログラムが配信されるという。

Windows 7 SP1 のサポートの通知
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4493132/windows-7-update-kb4493132

このアップデートプログラムは“Windows10への移行を促す”ためのもので、先月には予告されていたものだ。

Windows 7にWindows 10への移行を促す通知が表示されるように ~4月より実施
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1174508.html

要するにサポート切れを知らない、或いは知っていても無視している人に対するおせっかいである。

だが、Micro$oftによるとこのアップデートはProfessionalやEnterprise エディションには配信されないという。

事実上その辺の家電店等でパソコンを買っている人に多い、Homeエディションのパソコンにのみ配信されるようだ。


私はまたかつての“勝手にアップグレード騒動”の時のような対策が必要になるかと思ったが、少なくとも私の場合いらぬ心配であったようだ。

また、移行を促すメッセージも表示出来なくする事は特に難しいという事もなさそうなので、Homeエディションを使っている人も表示されないように設定すれば良いようだ。

まあ、あの騒動ではMicro$oftも少しは反省したという事か。


2019 年 4 月のセキュリティ更新プログラム (月例)
https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2019/04/10/201904-security-updates/



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Windows 10大型アップデートに変化が [OS]


正直眉唾ものとしか思えないが、Micro$oftはWindowz10の半年に一度来る大型アップデートに関する方針を“多少”変更したようだ。

Windows 10の大型アップデートが配信ポリシー変更、より安全快適を目指す
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1904/05/news079.html


この記事によると、直近の大型アップデートは5月後半となる。

前回の大型アップデートは昨年10月だったから、その半年後は4月になるが約一月延びた形だ。


また、これまでアップデートリリース直前のバージョンに対するテスト期間が有って無いような短さだったものが、多少伸びてそれまでの倍以上になるらしい。(驚く事にプレリリース版最終ビルドのテスト期間は、いままで1~2週間しかなかったらしい)

まぁその程度で何か変化が出るとは到底思えないが、例えこれまで2週間だった最終テスト期間が一月以上になっただけとはいえ、何も無いよりはマシだと思いたい。個人的には、Windowz10の規模を考えたら短くても1年以上のテスト期間が必要だと思う。

どれだけテストを重ねたところで、世界中の様々な自然・社会・利用方法等無限の組み合わせがある環境の中、億単位の人が使っているハード・ソフトウェア環境全てで問題が出ないようにする事は不可能、と言ってしまえばそれまでだが。


そしてこれとは別に、大型アップデート時のアップデートはセキュリティと機能のアップデートが分離するという。

これは素直に歓迎出来る事で、私ならば永遠にセキュリティアップデートだけで済ませたいと思う(とはいえそれは無理のようだが)。

これに伴い、Windowz10の古いビルドがサポート期限切れに近付くと(以下記事から引用)

「“Download and install”の項目が出現し、個別にアップデート対応が可能」

となるようだ。


一方でHomeエディションの場合、これまで「サーチ&デストロイ」状態だったアップデートが「35日の猶予期間」を設けられるという。

とはいえ、この変更が一般の消費者に対してどれほどの変化をもたらすのか。

私にはほとんどゼロだ、と断言できる。

何故なら一般消費者のほとんどは、Windowzのアップデートなど意識していないからだ。

だから、Homeエディションは今まで通り「サーチ&デストロイ」で良いと思う。


なお、これらの情報は今の所詳細不明であるとの事で、細かいところはまったく違う可能性があるようだ。

その辺りはMicro$oftの公式発表を待つしかないだろう。



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