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中国製x86互換CPU「開先KX-6000」の恐怖 [CPU]

兆芯、“第7世代Core i5並みの性能”を実現した「開先KX-6000」の写真を初公開
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1143939.html


この記事に書かれている事は本当なのだろうか。

もし本当だとすれば、中国製のx86互換CPUは、IntelやAMDのすぐ後ろを歩いてる。

今の所は本当の計算能力や消費電力等がわからないので、何とも言えないが。


この記事を読んで、x86互換CPUの開発にあたってIntelとライセンス契約など出来たのだろうか、と思ったが、そういえばVIAのx86互換CPUがベースだという話を思い出した。

VIAは元々中国資本ではないが、台湾の企業という事で中国資本が入りやすい環境にある。詳しくは覚えていないが、中国企業と資本提携かなにかして、その中国企業経由でVIAの持つx86互換CPU開発の技術とライセンスを得たという記憶がよみがえった。(うろ覚えなのでどこまで本当かは保証出来ない)


まあ中身がVIAのCPU(具体的にはEden)そのままではない事は間違いないだろうが、それにしても全てが独自IPだというのは嘘だろう。恐らく中国製新幹線が日本から買った車両と技術(製造技術だけでなく運用ノウハウも含む)をパクって中国国内で製造されたものを、中国独自と言っているのと同じだ。


話が逸れた。

とにかくこのVIA製のCPUが技術の根っこにある中国製CPUであるが、今回発表された「開先KX-6000」というCPUがもし中国人が言うような性能だったとして、さらにこれが世界中で大量にバラ撒かれたとしたらどうなるだろうか。

値段は恐らく性能がIntel製の同程度のCPUの半額以下だろうから、ミドルロー以下の価格帯のWindowzパソコンにかなり採用されるだろう。特に今は中国製のパソコンがじわじわと市場を侵食しはじめている時代だ。最大手のLenovoなど必ずラインナップに入れてくるだろうし、他にも大きなPCメーカーが数社(名前は忘れた)あるし、スマートフォンや家電を作っているメーカー(ハイアールとか)も現在生産しているパソコンに採用するだろう。

そして中国資本が入っていたり中国人が役員になっていたりする欧米や日本等のパソコン製造企業も、一部のモデルに採用するかもしれない。なんといっても安いから。今はIntelのATOM系コアやAMDのゴミみたなCPUを載せている格安ノートなんかは全て中国製CPUに置き換えられるかもしれない。


あり得ない事だとは思うが、このままだといつか世界中のコンピュータ全てが中国製になる日が来るのかもしれない。

もしそんな事になれば、中国からの指令一つでどんな事も可能なコンピュータに世界が支配される事になるのは間違いない。



参考記事

VIAもといCentaurの流れを汲む8コアx86 CPUが中国で登場していた模様
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1048509.html


上海兆芯、最大8コアでDDR4をサポートしたx86互換CPU「ZX-D」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1050330.html


8コア/DDR4対応/GPU内蔵の中国製x86プロセッサ「開先KX-5000」
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1090642.html


中国・兆芯のx86互換8コアSoC「開先KX-5000」の全貌
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1103966.html


VIA Technologies
https://ja.wikipedia.org/wiki/VIA_Technologies



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