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Athlon 200GEは今日から発売 [CPU]

ネット上の各メディアで、「Athlon 200GE 9月28日に国内販売開始 税別 6,480円」というような内容の記事が昨日より公開されている。


やっと来たかーという思いと共に、販売価格が私の予想(税込み7,000円)と同じだった事に少々がっかりしている。


待望のローエンド“Zen”が発表された
https://blog.so-net.ne.jp/MyPage/blog/article/edit/input?id=106305622


もう少し安ければよかったのに。

時間と共に価格が下がるという事はあっても、ローエンドだからその幅は微々たるもの。

まあそれでも、TDP35WのZenコアAPUという点に関する私の期待は大きい。


これからは「安くパソコン組んで!」という要望に対して、このCPUを選ぶ事になるだろう。


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Windows10でファイル共有の障害とファイル消失 [OS]

先週月曜日の朝、ある事務所から私の元に電話が入った。

「ファイル共有が出来なくなったのでなんとかしてください」(意訳)


その後問題解決のためにその事務所に出向くと、問題の内容を事務員から詳しく聞く。

曰く、数台あるパソコンでファイル共有しているが、その内2台のパソコンの共有フォルダが見えなくなったとの事。実際にアクセスを試みると確かにネットワークにエラーがあるとかなんとか言われてアクセス出来ない。

ちなみにこの事務所、先日全てのパソコンをWindows10にしたばかりである。


問題の2台は、一台はつい先日Windows10にしたばかりで、問題が出る直近にWindowsアップデートが自動で行われていた。

そしてもう一台は、半年前くらいにパソコンを新品に入れ替えてWindows10になっていたもので、先の一台とほぼ同じタイミングでRS2からRS3に強制アップデートされていた。

共通する事は、その前の金曜日には何も問題なく共有が出来ていたということ。
そして共有に関する設定はどちらも事務所内の他のパソコンと同一の設定であると言うことだ。

また、この二台には大きな違いが一つだけある。
それは、RS2からRS3にアップデートされたパソコンは共有フォルダにアクセス出来る時があるかと思うと、いきなり出来なくなる、という症状が出ている事。この症状は他の事務所内の複数のパソコンで出たり出なかったりバラバラであった。ある事務員が使っているパソコンからアクセス出来ているとすると、突然出来なくなり、また別のそれまでアクセス出来なかったパソコンが突然アクセス出来るようになる、といった具合だ。


共有の設定やネットワークアダプタの設定、そしてさらに各種の関連サービスなど、共有が問題なく出来ているパソコンとの相違点を探すが、二台ともまったく見付からない。

一体Windowsのアップデートで何をされたのか!?


わけがわからないので、とりあえずファイルのバックアップに使っているNASの共有フォルダ経由でファイルのやりとりをしてもらうことにして、その時は一旦その場を辞した私。

その後仕事の合間を縫って色々調べると、同様の問題を訴える話がいくつか見付かった。
しかし解決方法が複数存在していて、どれが私の抱えるケースで使えるのかわからない。

なのでとりあえずそれっぽい方法を3つ4つテキストファイルにまとめて、改めて問題解決に挑んだのが今日の午後。

テキストのメモを見ながらいくつか試すと、3つめにメモした「IPv6のチェックを外す」という方法で2台とも問題なくファイル共有が出来るようになった

おもわず開いた口が塞がらなくなるほど簡単な事だったが、同時に他のパソコンはIPv6が有効なまま問題なくファイル共有が出来ている事に納得がいかなかった。

ともあれ、これで「ある朝突然ファイル共有が出来なくなっていた」という問題は解決した。


次はWindows10でファイルが消えてしまうという問題。

どのように消えてしまうのかというと、あるアプリケーションで関連付けされているファイルをダブルクリックしたらファイルが開くどころか消失するというもの。

連絡を受けて話を聞いた私は耳を疑った。

いままでそんな経験は一度もないし、話を聞いた事も無かったからだ。

これもWindows update後に起きているようで、それまでは問題なく開けていたという。

こちらも原因がわからず、とりあえずバックアップからファイルを復旧して、ファイルを直接ダブルクリックで開くのではなくアプリケーションを起動してから「ファイルを開く」から選択する事で開くように指導。

原因究明はパソコンを使わない日に改めて行う事としたが、それにしても関連付けされたファイルをダブルクリックで開けずにファイルが消え、アプリケーションのメニューから「ファイルを開く」とすると正常に開けるという謎の現象が理解出来ない。

それも、問題が発覚する以前は「ダブルクリックでファイルが消える」などという問題は無かったにも関わらず。


一体Micro$oftは何をやっているのか。

Windowzは企業の生産性を高める道具じゃなかったのか。

そんな事に憤りを感じながら情報収集していると、今日、Windowz10向けのアップデートでバグfixのみのアップデートが出たとか。

もしこれを当てれば問題解決するのだろうか、と淡い期待が湧き起こったが、これら二つの問題はWindows update後に起きている。

バグが直ったら新しいバグが増えた、なんていうのもソフトウェア開発ではよくある話だと聞く。というかMicro$oftはそういう事がとても多い。

だがそれでも。Windowzを使い続けなければならない現状、どうやってもこのような問題からは逃げられないのである。


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中国製x86互換CPU「開先KX-6000」の恐怖 [CPU]

兆芯、“第7世代Core i5並みの性能”を実現した「開先KX-6000」の写真を初公開
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1143939.html


この記事に書かれている事は本当なのだろうか。

もし本当だとすれば、中国製のx86互換CPUは、IntelやAMDのすぐ後ろを歩いてる。

今の所は本当の計算能力や消費電力等がわからないので、何とも言えないが。


この記事を読んで、x86互換CPUの開発にあたってIntelとライセンス契約など出来たのだろうか、と思ったが、そういえばVIAのx86互換CPUがベースだという話を思い出した。

VIAは元々中国資本ではないが、台湾の企業という事で中国資本が入りやすい環境にある。詳しくは覚えていないが、中国企業と資本提携かなにかして、その中国企業経由でVIAの持つx86互換CPU開発の技術とライセンスを得たという記憶がよみがえった。(うろ覚えなのでどこまで本当かは保証出来ない)


まあ中身がVIAのCPU(具体的にはEden)そのままではない事は間違いないだろうが、それにしても全てが独自IPだというのは嘘だろう。恐らく中国製新幹線が日本から買った車両と技術(製造技術だけでなく運用ノウハウも含む)をパクって中国国内で製造されたものを、中国独自と言っているのと同じだ。


話が逸れた。

とにかくこのVIA製のCPUが技術の根っこにある中国製CPUであるが、今回発表された「開先KX-6000」というCPUがもし中国人が言うような性能だったとして、さらにこれが世界中で大量にバラ撒かれたとしたらどうなるだろうか。

値段は恐らく性能がIntel製の同程度のCPUの半額以下だろうから、ミドルロー以下の価格帯のWindowzパソコンにかなり採用されるだろう。特に今は中国製のパソコンがじわじわと市場を侵食しはじめている時代だ。最大手のLenovoなど必ずラインナップに入れてくるだろうし、他にも大きなPCメーカーが数社(名前は忘れた)あるし、スマートフォンや家電を作っているメーカー(ハイアールとか)も現在生産しているパソコンに採用するだろう。

そして中国資本が入っていたり中国人が役員になっていたりする欧米や日本等のパソコン製造企業も、一部のモデルに採用するかもしれない。なんといっても安いから。今はIntelのATOM系コアやAMDのゴミみたなCPUを載せている格安ノートなんかは全て中国製CPUに置き換えられるかもしれない。


あり得ない事だとは思うが、このままだといつか世界中のコンピュータ全てが中国製になる日が来るのかもしれない。

もしそんな事になれば、中国からの指令一つでどんな事も可能なコンピュータに世界が支配される事になるのは間違いない。



参考記事

VIAもといCentaurの流れを汲む8コアx86 CPUが中国で登場していた模様
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1048509.html


上海兆芯、最大8コアでDDR4をサポートしたx86互換CPU「ZX-D」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1050330.html


8コア/DDR4対応/GPU内蔵の中国製x86プロセッサ「開先KX-5000」
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1090642.html


中国・兆芯のx86互換8コアSoC「開先KX-5000」の全貌
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1103966.html


VIA Technologies
https://ja.wikipedia.org/wiki/VIA_Technologies



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第9世代Core iシリーズのCore i9-9900K [CPU]

ネットにあふれる情報の海を漂っていると、今月発売が予定されているというIntelの次期デスクトップCPUに関する情報がいくつか見られた。

内容は第9世代のCore iシリーズに関するスペックやベンチマークのリーク情報。

これらの詳細はネタ元におまかせするとして、以下はスペックの要点をまとめたものと私の考察である。


Core i9-9900K
CPUコア数 8コア(16スレッド)
ベースクロック 3.6Ghz
ターボブースト 5.0Ghz
TDP 95W


Core iシリーズもついに8コアである。
これでコア数においてRYZENとの差は無くなった。

それにしても凄まじいのは最大で5Ghzにも達するブースト時の動作周波数だ。(ブーストで5Ghzというのは現行の製品でもCore i7-8086Kが存在するが)

対してライバルの第二世代RYZENは最大で4.3Ghzである。RYZENと同じ8コアで、かつ16%も動作周波数が上でIPCも上となれば、少なくとも2割はRYZENを超える性能になるのではなかろうか。(まあここまで単純な比較は無意味かもしれないが)


というわけでIntel万歳な人にとっては非常にうれしい情報だと思う。

支配的立場に胡坐をかき、傲慢経営だったIntelも、ライバルが復活すればここまで本気になるのだという事を感じさせる。
しかもIntelにはまだ10nmプロセスによる生産が控えている。
逆に言えば10nmの開発に失敗し14nmでもたもたしているにも関わらず、これだけのモノを出して来たという事だ。

一方AMDは来年7nmのRYZENが控えているとはいえ、そのZen2コアは5Ghzに届くのだろうか。
CPUの生産工場であるFabも、GFは7nmから手を引いてTSMCに変わってしまった。
そのTSMCは4Ghz以上で回るCPUの生産経験が無い事が気掛かりだ。


来年以降デスクトップ向けCPUの性能競争は、一体どうなるのだろうか。

第9世代のCore i9-9900Kのスペックを見ると、Intelが有利になっていくような気がしてならない。


Core i9-9900K(あひる先生による検索)
https://duckduckgo.com/?q=Core+i9-9900K&ia=web



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待望のローエンド“Zen”が発表された [CPU]

AMD,Athlonを冠したZenベースのAPU「Athlon 200GE」発表。
https://www.4gamer.net/games/300/G030061/20180905032/


現在CPUのパワー競争において、Intelと互角の勝負を続けているAMD。

その立役者であるRyzenは主にハイエンド市場向けの製品で、その下のミドルレンジ市場はRyzenの下位製品及びRyzen APUと“最後のBulldpzer系APU”であるBristol Ridgeが受け持っている。

だが、これまでのAMDには、Socket AM4というプラットフォーム上で動作するローエンド製品が存在しなかった。

CPUのシェアは、ローエンド製品が大きな地位を占めているにも関わらず。
ノートパソコン向けにはローエンドのさらに下に相当するゴミが流通しているが・・・


そして今日(現地時間では6日)、ようやく「Athlon 200GE」というZenコアのローエンドAPUが発表された。

AMDの“Zen”が、Ryzenとしてデビューしてから1年と半年待たされた事になる。


この「Athlon 200GE」のスペックを要約すると以下の通り。


CPU:2コア・4スレッド・3.2GHz
GPU:Radeon Vega 3 Graphics
TDP:35W


調べるとAthlon 200GEは14LPPでの製造ながら上位のRyzen APU(Ravenridge)とは違うダイを使っているようで、CPUコアはRyzen5 2400Gの半分で2コア、GPUコアは約1/3の3基となっている。ダイサイズは半分以下~1/3程度にまとまっているはず。

性能はAMDの公式発表でPentium G4560よりも上となっているので、Celeronよりも上位になる。
Intel製と比較するまでもなく、スペックを見ればローエンドでも上位の実力である事は確実で、一般家庭でネットや動画閲覧程度の用途や、一般の事務用途ならばこれで不足する状況などありえないだろう。


気になる価格は米国での小売価格は55ドルが推奨されているので、日本では7,000円前後だと予想する。
競争相手がPentiumなのでこんなものだろうとは感じるが、ローエンドには5,000円程度の製品が必要だと思う。
さらに価格設定について、現在1万円ちょっとで買えるRyzen3 2200Gとの価格差が少ないと、スペックの差がありすぎてAthlon 200Gを選ぶメリットが薄れてしまうわけで、この辺りもどうにかして欲しい。

なので、Athlon 200Gは5,000円程度、GPUコアを4以上に増やしてCPUの動作周波数を3.5Ghz以上にしたものをAthlon 250Gなどとして7,000円程度で売るようにすべきである。
こうする事で、Athlon 200GはCeleron対抗、Athlon G250はPentium対抗となってバランスが良い。

或いは「Athlon 100G」などを作り、2コア2スレッドでGPUコアは2個で5000円未満とするのでも良い。もちろんAthlon 200Gはもう少し値段を下げて。


この辺りの競争は結構激しいはずなので、AMDがシェアを広げるためにはもっと多くのローエンド製品を投入する必要があるだろう。


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IoTの不都合な現実 [セキュリティ]

Googleのオフィスはハッキングにより解錠可能で誰でも入れる状態だったと判明
https://gigazine.net/news/20180904-google-doors-hacked/


天下のGoogleが、こんなセキュリティホールを抱えていたなんて!

もちろん、この件が発覚した後に穴は埋められたようだが。


現実問題としてIoTという言葉はバラ色の世界をイメージさせるように情報操作がされており、IoTのセキュリティリスクに対する話は大衆のほとんどに理解されない事もあって埋もれてしまう事が多い。

すでにネットワーク経由で色々出来る携帯デバイス・パソコン・家電、自動車、建物などが増殖しつつある今、今回のニュースにもなったような穴はそこら中にありふれたものである。しかも厄介な事に、“穴”が報告されたデバイスの所有者の多くが自らそれを放置する選択を選んでいる。(放置したくはないが、どうすれば良いのかわからないために放置されてしまう場合も含む)

一部のリテラシーが高い人達が積極的な対処を行っても、大多数が何もしないのでは焼け石に水である。
この大多数には当然、全てを他人に丸投げしている者も含まれる。

さらにIoTデバイスを開発・生産・販売・管理・運用する者は少なからず、利益を最優先にしてセキュリティ問題に対する対策を十分に行っていない事が、この問題をより深刻なものにしている。


これが、IoTの不都合な現実である。


追記:

「iPhoneを探す」を数時間で無効に スマホを盗んだ犯人の巧妙な手口とは
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1808/28/news033.html#utm_source=ent-chusho&utm_campaign=20180903

この記事にはこのような見出しがある。

セキュリティに100%がない理由、それは“あなた”にある

まったくその通りだと思う。


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