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USB Type-C [USB]

USBコネクタの新しい規格が出た。
その名を「USB Type-C」という。

その形状は通常のUSB-Aタイプより小型で、さらに以前より裏返すと挿入できなかった事が不便であると言われ続けていた欠点を補ったリバーシブルな形状だ。

以下断面図。
USB-TypeC_N.png

そしてこちらはピンアサイン。

USB Type-C pin assign.png

2014 08/31 図が正式な図面のモノとあまりに違ったので修正。
2014 10/02 さらに間違いが発見され、ピンアサインも判明したので修正&画像追加。
2016 07/31 ピンアサインの図について間違いを指摘されたので修正。

図は写真から想像した構造を断面図にしてみた。赤青の接点が電源で緑がデータ。
AppleのLightningコネクターと端子形状のオスメスが逆だ。
Lightningはケーブル側の端子がむき出しなので端子が汚れたりショートしやすい。電力を扱うコネクターにこういう形状は普通有り得ないので、Appleは何か対策しているのだろうか。チャレンジャーだなぁ。
その代わり構造が単純なので安く作れるが。
一方USB Type-Cはセオリー通り端子をシェルで覆って保護しているから安全だ。ただし構造が複雑で価格が高い。

どっちが良いのかはなんともいえないが、Lightningは端子の腐食によるトラブルが結構出ている。これはむき出しの端子が汚れてそこに電流が流れることで電食という現象が発生していると思われる。

だが一方で従来のMicro-USB端子でも同様に端子から発火する事故が結構出ている。これはオスメスどっちかあるいは両方か、やはり端子が汚れたりシェルとのスキマに異物が入ってなったのだと思う。スマホをシャツやズボンのポケットに入れて持ち歩くと、汗が蒸発してUSBの端子に付着する事があり得るので、そういうのも原因なのだろう。
従ってUSB TypeCでも同様の事が起きる可能性は十分考えられる。


それにしても、昨今のスマホは電池の容量が大きいからか、充電電流が1Aを軽く超える物が少なくない。
タブレットに至ってはあのMicro USBで充電電流が1.8Aだとか。そんなの普通に考えて燃えるだろう、と思って調べたら、今のスマホに使われているMicro USBは規格で1.8A流せる物が作られている事実を確認した。
恐ろしい事だ。ちなみにUSB2.0は0.5A、USB3.0は0.9Aしか規格上は流せない。Micro USBは本来0.5Aの設計なのだ。私は0.5Aでも電流多すぎな気がするが。

USB Type-Cも多分あんなので2A流せるとか無茶な事やっているのだろうなぁ。
コネクターの規格上問題なくても接点容量がギリギリすぎると思うのだが。
そして些細な事で簡単に発熱して、コネクターが溶けたり燃えたりするのだろうな。

ついでに、この記事を読んでくれた方。
スマホとかを持ち歩く時はポケットやバッグの中に入れて持ち歩くと思うが、仕舞うところはくれぐれも清潔でゴミやホコリや水分が無いようにしましょう。でないと非常にデリケートなUSBコネクターが燃える危険があるよ!

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