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あと1週間でXPが [ソフトウェア]

あと1週間でXPのサポートが切れる。(ただし組込み機器向けや企業向け等の有料サポートなどはある)
にも拘らず、XPの世界シェアはいまだ3割近くあるという。
何故なのか?

XPは2001年に発売されたOSで、現在まで13年間以上も使われて来た。
他のWindows OSが5年前後の寿命だった事を考えると異常な長寿命だ。
(ちなみにVistaなんかは2017年までサポートがあるのにシェア3%とすでに終わっている)

2001年頃というとパソコンとかインターネットに関する市場が成熟しつつある時だ。
なので恐らく、XPが普及し切った頃にはもはやWindows95が出た時のようなOSによるイノベーションの時代は終わり、OSの役割はかつてのMS-Dosのようなアプリケーションソフトウェアのためだけのプラットフォームになったのだろう。そしてその肝心のアプリケーションソフトウェア自体もWebアプリの台頭などに見られるようにOSへの依存から脱却しつつある。というわけで、コンピューター利用者にとってOSなんてもうなんだって良いというのが考え方の主流になっているのだ。

一言で言うのならば、「やりたいことができりゃOSなんてなんでもいいよ。」

実際工場などで使われる制御用コンピューターはいまだにMS-DosやWindows3.1なんかが現役というところも少なくない。そのためにわざわざ古いOSが動く昔のハードを修理したり中古を買ったりして古いシステムを動かし続けている。一般消費者だってもうネットだけ出来ればいいような人は、最新のハードで動き、使いたいソフトが動きさえすれば今でもWindows95とかでぜんぜん問題がないわけだ。
なので今になっても最新OSでないと嫌だ!という人はもはや時代遅れの少数派なのかもしれない。

とはいっても、現実問題としてOSそのもののセキュリティ問題があるために、完全なスタンドアロン、つまりネットに繋がっていなくてなおかつ外部とのファイルのやりとりすらないケース以外はメーカーサポートのある新しいOSに乗り換えないといけないのだが。
ちなみに私がパソコンの面倒を見ている方々は、数年前よりXPからの移行を徐々に進めているおかげで現時点では残る1台のみがXPのマシンだ。みんなXPで十分仕事が出来るから、使えるのなら1円でもパソコンにお金をかけたくないというのが彼らの本音だが。

私の場合も、数台所有するパソコンの内1台がいまだにXPのまま元気に稼働中だ。買ってからもう6年間ほど、故障もなく働いてくれているのですでにかなりの愛着がある。
さぁて、このマシンはXPのサポートが切れたらどうしようか。
修理できない故障による廃棄まで、サポート切れXPの統計に貢献しようかな。
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