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この世には安全なIoTデバイスなど存在しない [セキュリティ]


以前は個人用のコンピュータといえばデスクトップ・パソコンだったが、現在は種類が増えてスマートフォンなどの携帯端末をはじめ、インターネットに常時接続されるテレビや冷蔵庫など、個人を取り巻く電化製品の多くが“パーソナルなコンピュータ”と化している。

こうしたコンピュータは現在“IoTデバイス”として再定義され、もはや社会インフラとして必須のデバイスとなった。

つまり、これらをなくしては生活そのものが成り立たなくなっているのだ。


だが、こうしたIoTデバイスは常に何らかの欠陥を持つ。

特にソフトウェアに絡むセキュリティ上の脆弱性は、それが無いデバイス自体が存在しない。


という事を本記事の読者に認識していただいた上で、以下のニュースを見て欲しい。


iPhoneのiMessageにひそむ「ゼロクリックの脆弱性」でジャーナリストが政府からハッキングを受ける
https://gigazine.net/news/20201221-iphone-imessage-exploit-kismet-zero-click/


この記事は今日投稿されたGIGAZINEの記事だが、この手のニュースは過去にいくらでも出ている。

この記事と過去の記事で共通する事は、始めからあった欠陥が原因でデバイスの持ち主が一方的に被害を受けるという事。

そして受けた被害をいくらかでも修復する事は不可能であるという事だ。

一旦漏れた個人情報は絶対に消去する事が出来ないのは当然、そのうえ金銭的・社会的損失が発生したとなれば、一体誰が補償するのか。

誰も補償など出来はしない。


以上の事から、「この世には安全なIoTデバイスなど存在しない」と言える。

IoTデバイスとは常に個人の生命と財産を脅かす可能性を持ったデバイスなのだ。

インターネットが存在しない時代であれば危険から物理的に逃れる事も可能だったが、今や地球の裏側でさえほぼリアルタイムに情報通信が可能である以上、危険から逃げる事など不可能である。

怖い時代になったものだ。



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