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AMDはライゼンとか言ってる場合じゃない [CPU]

AMDによる先日の「New Horizon」というイベントで、“RYZEN”(ライゼン)というZENのブランド名が発表され、その高性能ぶり(?)がベンチマークにより発揮されていたが。

正直なところ、私としてはかなりお寒い自慰行為にしか見えなかった。


あんなイベントを行ったところで、遅れに遅れてやっと来年に出るのはハイエンドデスクトップ向けの“Summit Ridge”のみ。恐らく数量はIntelのCPUがデビュー時に供給される量と比べたら二桁以上少ない数になる筈。

要は、もし吊るしのパソコンに大量に採用されたなら、自作市場にはほとんど出回らない。逆に自作市場に潤沢な供給があったならば、メーカー製のパソコンにはあまり採用されなかったという事だ。

そして私の予想では、“Summit Ridge”の性格も考慮して極めて狭い自作市場(或いはDELLのALIENWAREのようなハイエンドゲーマーや、一部のクリエイター向けの少数販売パソコン)には潤沢に供給されるが、一般人が買うようなパソコンには一切採用されないと思う。

もう少し具体的に言えば、デスクトップ(実質据え置きで使用されるノートパソコンも含め)向けの単月販売数量のシェアでは0.01%にも満たない供給量になるのではないかと。


一方、AMDがAthronの頃から重視していたサーバー向けチップだが、直近の情報では第二四半期以降とか。

そして現在のCPUの99.99%を占める、最も販売数が出るグラフィックコア内臓のAPUに関しても遅れが酷い。

なんと第3四半期以降というから、楽観的に見て10月~12月の間になるのではないか。

要は早くて1年後にやっと、ZENベースのAPUを搭載したパソコンが買えるようになるというわけだ。



個人的な感想ではあるが、「New Horizon」というイベントを見て、これでいいのか? と。

いや、AMDの状況からしたら、そうやって消費者の期待を煽るしかないのかもしれないが。
(常に期待はずれを経験させられる消費者の身にもなって欲しい。)

こうしたイベントも、製品の開発が思うように進んでいない証拠にしか見えない。


本当に、しっかりしてくれよ、AMD。


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