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例え相手が日本企業であっても基本は同じ [セキュリティ]

私はこれまで何度も、中国や韓国製のソフトウェア及び情報通信サービスを信用するなという趣旨の記事を書いている。

だがこれは、日本製だったら安心だとかアメリカやヨーロッパの企業なら安心とか、そういう事ではない。例え相手が日本企業であっても中国や韓国と比べたら多少はマシというだけで、安心して全てを任せる事が出来るものなど存在しないと考えている。


例えば純日本製の、LINEに対抗するサービスとして始ったDeNAの「comm」。(現在はサービス終了している)

DeNA comm 問題

で検索するとLINEどころの騒ぎではない事が解る。(検索結果でLINE社の本体である“NAVER”のまとめサイトが上位にあるのが笑える)
他にも収集した個人データの販売等で問題になった日本企業もいくつかニュースになっているし、故意ではなくても情報の取り扱いが杜撰で情報漏洩が問題になった企業も多い。

アメリカ企業ではみんなの大好きな「グーグル」も同様。
というか、こちらはLINE並みかそれ以上に性質が悪く、私は過去から一貫してグーグルに個人情報が漏れないように気をつけているし、割と最近からであるが検索に利用する事も可能な限り利用せず、主にDuckDuckGoを使うようになった。


そして今日はグーグルに関してこんなニュースを発見した。

グーグルに疑惑、ヒラリー勝利のために検索を操作?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47157


記事では疑惑の域を出ない内容だが、これは明らかに検索結果を操作してヒラリーに不利な情報を隠蔽しているとしか思えない。

このような行為をする企業を、一体どうしたら信用できるというのか?


中国とアメリカの企業を比較したらどうかといえば、もうこの一件だけで私の中ではどっちもどっちである。

結論としては、どんな国のどのようなサービスであっても、自分で可能な範囲で良いからよく調べて、可能な限り個人情報を晒さず、自分が犯罪の被害にあった場合を考えてアドレス帳から自分以外の家族や友人などの情報まで抜き取られるようなサービスは絶対に利用しない。

或いは、そのようなサービスが必要ならば、個人情報(この場合最も守るべきは自分以外の個人情報だ)が一切入っていない端末を使い、その端末経由で他のコンピュータからも個人情報が抜かれないような対策をする。もちろんその端末を使う場合はあらゆる操作に個人情報を類推できる可能性のある行為は一切しない。当然メッセージのやりとりにも個人情報は一切書かない。

私個人の考えとしては、これくらいの注意深さは必要だと思う。


とはいえ、そこまでやろうと考えられる人は極めて少数派だろう。

であれば少なくとも、その他大勢の方には「自分には漏れて困る個人情報なんか無い」という考えを改めてもらい、

「端末の電話帳やアドレス帳に保存されている自分以外の個人情報を、自分の判断でバラ撒いても良いのかどうか」

くらいは考えて欲しいと思う。
もし友達や家族の個人情報が漏れた場合に何が起きるのか想像できないならば、それらの情報を元に人間関係や日常の行動パターンなどが把握されて、犯罪者が様々な犯罪(なりすましによる詐欺や、場合によっては殺人まで)を行っている可能性を想像しよう。



追記:この記事も注目

便利なポイントカードにご用心、怖い個人情報漏洩
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47141



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