今DDR4メモリーを買うべきか その2 [ハードウェア]
昨日記事を書いて1日しか経っていないが、結局Corsair製のDDR4-2400/16GBモジュール2枚組を注文した。
理由は、考えてみれば半年やそこらでDDR4のクロックが現在よりも上がるはずなどないからだ。
DDR3は市場に出回ってから7年という長い期間パソコン用メインメモリーの主流として存在してきたが、規格上は「DDR3-2666、PC3-21333」まで策定されていながら、実際に利用された上限は7年経っても「DDR3-1600、PC3-12800」止まりで規格上の上限から6割以下の速度しか出せなかった。
一方DDR4はDDR3よりもメモリー周りの条件がずっとシビアである。
であるならば、DDR4の速度が上がる余地はDDR3以下であると考えられ、ヘタをすれば年末登場予定のKabylake(DDR4-2400対応がほぼ確定らしい)以降、今後3年くらいは「DDR4-2400、PC4-19200」以上の速度に対応するシステムは出ない、つまりCPU側の定格がPC4-19200止まりである可能性が高い。
そうなると半年後のZenが出た時はZen自体がPC4-17000又はPC4-19200対応止まりで、それ以上はオーバークロックでの対応ではなかろうか、と考えられる。
だったらもう安い時に買ってしまえ、と。
ただし今後の技術革新によって大きなブレイクスルーが起きる可能性は否定できない。
実際にDDR4は規格策定時、メモリーチャネル一つに付きメモリースロットは1本に限られる予定だったが、現在売られているマザーボードにはスロットが4本付いている。DDR3も1チャネル1スロットが検討されていたのが1チャネル2スロットになった事もあり、あくまで“可能性”ではあるがこうした「昨日まではありえなかった仕様が今日からは普通」となる事を否定は出来ないのだ。
とはいえ、現時点でもDDR4-2400以上は1チャネル1スロットじゃないと無理(あくまで標準の仕様上の話でオーバークロックは除外する)という話も出ているし、DDR4規格策定時の2010年には1モジュール1スロットではメモリー容量が足りないという話だったのが今では1チャネル1スロット(都合2チャネル2スロット)で32GBも登載出来るので、これだけ載れば十分だと言う判断でその辺りを割り切り、1モジュール1スロットに限定して高クロックのDDR4モジュールが普及するかもしれない。
今年の常識は来年の非常識なんてことも当たり前のコンピュータ業界なので、その辺りはもうなったらなったで仕方がないとしよう。
参考:
4Gbpsの次世代メモリDDR4の問題はメモリ搭載量
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20100823_388253.html
メモリ4Gbps時代へと向かう次世代メモリDDR4
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20100816_387444.html
B1ガーバー製品についてセンチュリーマイクロに聞く
http://news.mynavi.jp/articles/2015/09/29/ddr4/006.html
理由は、考えてみれば半年やそこらでDDR4のクロックが現在よりも上がるはずなどないからだ。
DDR3は市場に出回ってから7年という長い期間パソコン用メインメモリーの主流として存在してきたが、規格上は「DDR3-2666、PC3-21333」まで策定されていながら、実際に利用された上限は7年経っても「DDR3-1600、PC3-12800」止まりで規格上の上限から6割以下の速度しか出せなかった。
一方DDR4はDDR3よりもメモリー周りの条件がずっとシビアである。
であるならば、DDR4の速度が上がる余地はDDR3以下であると考えられ、ヘタをすれば年末登場予定のKabylake(DDR4-2400対応がほぼ確定らしい)以降、今後3年くらいは「DDR4-2400、PC4-19200」以上の速度に対応するシステムは出ない、つまりCPU側の定格がPC4-19200止まりである可能性が高い。
そうなると半年後のZenが出た時はZen自体がPC4-17000又はPC4-19200対応止まりで、それ以上はオーバークロックでの対応ではなかろうか、と考えられる。
だったらもう安い時に買ってしまえ、と。
ただし今後の技術革新によって大きなブレイクスルーが起きる可能性は否定できない。
実際にDDR4は規格策定時、メモリーチャネル一つに付きメモリースロットは1本に限られる予定だったが、現在売られているマザーボードにはスロットが4本付いている。DDR3も1チャネル1スロットが検討されていたのが1チャネル2スロットになった事もあり、あくまで“可能性”ではあるがこうした「昨日まではありえなかった仕様が今日からは普通」となる事を否定は出来ないのだ。
とはいえ、現時点でもDDR4-2400以上は1チャネル1スロットじゃないと無理(あくまで標準の仕様上の話でオーバークロックは除外する)という話も出ているし、DDR4規格策定時の2010年には1モジュール1スロットではメモリー容量が足りないという話だったのが今では1チャネル1スロット(都合2チャネル2スロット)で32GBも登載出来るので、これだけ載れば十分だと言う判断でその辺りを割り切り、1モジュール1スロットに限定して高クロックのDDR4モジュールが普及するかもしれない。
今年の常識は来年の非常識なんてことも当たり前のコンピュータ業界なので、その辺りはもうなったらなったで仕方がないとしよう。
参考:
4Gbpsの次世代メモリDDR4の問題はメモリ搭載量
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20100823_388253.html
メモリ4Gbps時代へと向かう次世代メモリDDR4
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20100816_387444.html
B1ガーバー製品についてセンチュリーマイクロに聞く
http://news.mynavi.jp/articles/2015/09/29/ddr4/006.html
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