SSブログ

Web広告を消す [ソフトウェア]

Webには広告が溢れている。

実際に自分が望む情報を持つWebページをダウンロードし、ブラウザで表示しようとしても、それとは無関係な広告が多数同時にダウンロードされ、それがWebブラウジングの快適さを著しく損なう事もしばしばだ。

またスマートフォンやタブレットなどの携帯情報通信端末では、広告のデータをダウンロードするだけでかなりのロスになる。
一定の通信量で速度制限が課されるようなケースでは不要な広告のデータをシャットアウトするだけでかなりの通信量削減になるし、重い画像や動画が表示されない事で情報処理の負荷が減る分バッテリーの消費にも影響が出るはず。

これだけならばまだしも、Web広告はマルウエアの感染源として利用される。
うっかり広告をクリックしただけで、ウイルスやトロイなどの各種マルウエアに感染する仕掛けが良く使われるのである。

このような邪魔な広告を消し、さらにトラッキングなどのプライバシー漏洩に繋がるスクリプトや危険なサイトまでをもブロックしてくれるフィルター、「μBlock」を現在テストしている。


μBlockはこの手のフィルターソフトとして有名な「AdBlock」互換のフィルターで、AdBlock用の定義がそのまま利用出来る。そのうえAdBlockと比べメモリーの消費量が少なく、AdBlockのように広告主から金銭を得てフィルターを解除するというような事もしない。


ブラウザはChrome、Firefox、Safariに対応。
OSは今の所Firefoxについてのみの確認で、Windows版だけ動作。Android版のFirefoxでは残念ながら動作しなかったので、こちらはAdBlockを使用中。

μblock.png
μBlockの設定画面。ここでチェックボックスをいじるだけで全てOKならば簡単なのだが。

現在私の環境であるWindows版Firefoxでの動作はバージョン0.8.7.0で一応安定しているように見える。が、Firefox版はまだ出て日が浅いので細かいバグは結構あるのかもしれない。

デフォルト設定での使用感は強力すぎるの一言。
ブロックする要素があまりにも多く、おかげでページレイアウトが崩れてしまう事も多い。
その代わりにページのダウンロードとレンダリング速度は体感できるほど向上した。

カスタマイズはAdBlockに慣れた身としてはあまりに違うUIに悩まされている。
フィルターの設定は簡単といえば簡単だが、細かく変更しようとするのなら相応の知識が必要だ。ここはまあAdBlockも同様だが。


というわけでまだ勉強不足で結論を出すのは早いが、とりあえずAdBlockよりは良さそうな感じ。
ただしフィルターリストを自分の使い方に合うようカスタマイズしないと、デフォルトで用意されたリストがあまりにも多くブロックしてくれるので不便を感じる事になるかもしれない。
しかしどうしても不便な場合はそのページに関して簡単にフィルターを切る事が出来るので問題ないと思う。

Windows版のFirefoxを使っているのならば、μBlockとNoscriptの二つを併用すればセキュリティに関してもかなり効果があるので、興味がある方には使用を是非お勧めしたい。


2015/03/20 追記

フィルターをWebページごとに後から設定変更する方法はこちら
Firefox版のμBlock 0.9.1.1 がリリース


μBlockの入手は以下の場所で。

μBlock
https://github.com/gorhill/uBlock

また、より詳しい紹介と使い方についてはGIGAZINEの記事で。

Adblockよりもはるかに軽い広告除去ツール「μBlock」を使ってみました
http://gigazine.net/news/20150210-ublock/

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0