SSブログ

Thinkpadの国内生産開始を知らなかった事 [ハードウェア]

新しいThinkpad X1 CarbonのニュースがLenovo Premium Clubより届いた。

ここ数年のThinkpadのダメさ加減にまったく興味を失っていた私は、そのメールをそのままスルーする所だったが、冒頭の数行の文字が目を引いてスルーを免れた。

曰く、「米沢生産 国内生産により徹底した品質管理」

NECと協業するからというのもあるだろうが、一方で近年の円安のおかげでもあると思う。

現在私の所有するThinkpadのほとんどが多分中国で生産されているが、IBMはThinkpadの設計・開発を極初期から日本IBM大和研究所で行ってきた。
おかげで値段は高いが信頼性も高く使い勝手も最高なThinkpadは長年私の愛機であり、現在も古いT43pや240Zを使っている。

だがIBMがレノボにPC事業を売却してから様子が変わってしまった。
幸いにも大和研究所は従業員から開発体制までがそっくり残され、そのうえ売却後18ヶ月間はIBM時代の計画をそのまま進行していたので、その間はまだ良かった。が、Thinkpadはその後少しずつ変化していく。

新型が出る度にレビュー記事の紹介記事や写真を見ていたが、コストと売り上げに拘るレノボと顧客満足度と品質に拘る大和研究所の綱引きを見ているようだった。
そして明らかにターゲットとするユーザー層の拡大を狙った変化が進んでいく。
Thinkpadは頼れるビジネスツールから家電量販店でも置いてもらえるようなただのパソコンに変わろうとしていたのだ。
その時点で私はThinkpadに対する興味をほとんど失ってしまった。

今もThinkpadは売れるために何をしようかともがくように、仕様の迷走が続いているように見える。
新しいThinkpadが出る度に雑誌やニュースサイトで紹介記事が載るので、興味があまり無くても一応はチェックするが、その度にガッカリさせられてしまう。キーボードが6段になった時はもう終わりだ、とすら思った。

でも今回の国内生産開始のニュースは素直に喜びたいと思う。
いつかこの迷走が終わった時に、Thinkpadがまた私にとって至上のノートパソコンになってくれる事を願って。

ちなみにThinkpadが国内生産されるというニュースは去年の10月にはすでに出ていた模様。
多分Thinkpadの情報にあまりに興味を失いすぎてスルーしていたんだと思う。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0