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似非SSD [ハードウェア]

T43pをSATA化してからもうすぐ2年。
使用頻度を考えるとよく故障もなく使えていると思う。

ところで、現在私が所有するThinkpadはT43pの他に240ZとX24がある。
さすがにこれらをSATA化する事は不可能なので、今後消耗していくだけのIDE HDDの
代わりを模索してみた。

現在の選択肢としては中古の(又は流通在庫の新品)HDDをなんとか探して入手する
方法があるが、そのような「手に入るか・入らないか」なんていうのは避けたい。
どうせなら今後最低でも10年は必要な時確実に、即座に入手できるのが望ましい。

そうなると今現在、少数ながら流通するIDEなSSDも怪しくなる。
今はまだ買えるが来年以降はわからない。
買い置きという手もあるが、IDEなSSDをもはやコレクターズアイテムに近い240Z等
にスペアとして確保するほどの贅沢もしたくはない。(そんな事に金を使うなら
他の事にもっと多くの金を使う。)

というわけで似非SSDの出番である。
似非SSDのメリットは、汎用メディアを利用するために安価かつ安定供給が望める事。
というわけで現在の似非SSDについて調べてみた。


似非SSDの構築方法は大きく分けて2種類ある。

1.Compact Flash を使う
  
  最も現実的な解。Compact Flash 自身が持つE-IDEインターフェイスを使用
  するため、変換回路は単にコネクタの物理的変換のみになる。
  良い点は性能・互換性共に高い事。
  難点はCompact Flash 自体があまり安くはない事。
  

2.SDカード等の安価なフラッシュメモリを使う
  
  第二案。SDHC等の安価なフラッシュメモリを使う。
  SDカード等はIDEインターフェイスを持たないため、変換回路には専用のチップ
  が必要で、高速なSDHCが買える今となっては多くの場合アクセス速度は変換
  チップの性能に依存する。
  そして現時点(2011/09)では“KTC FC1306T”しか変換チップが確認されない。
  FC1306Tの性能はReadが最高で9.5Mbyte/s、Writeが4Mbyte/sと非常に遅い。
  従って多くの場合速度面でHDDよりも下回り、1998年以前のHDDからの換装では
  なんとか実用になるかもしれないが、互換性に問題が出る場合もあるので注意
  が必要となる。


というわけで、私はCompactFlash を利用する方法を選ぶ事にした。
具体的には2.5inch HDDへの変換基盤とCompact Flashを買い、HDDと交換するだけ。
変換基盤が約200円、トランセンドのTS16GCF133 (16GB)が2500円程度。
合計¥2,700で似非SSDが出来る。
現在¥8,000も出せば32GBのIDEなSSDが買えるのでコストパフォーマンスを考えたら
微妙なところだが、10年も前のノートPCに使う事を考えると本物のSSDはオーバー
スペック過ぎるし、SSDより安い¥6,000で2台分買える事を考えれば似非でいいかと。
そしてIDEなCompact Flashが無くならない限り、壊れた時の心配も要らない。
・・・まぁ、すでにSATAなCompact Flash が出始めているため安心は出来ないが。

ちなみにFlash memory にありがちな書き込み速度の弱点を補うモノがあるので、それ
を併用すると幸せになれるかもしれない。

詳細はFlashFire(FlashPoint)で検索すればいろいろわかる。


CF2IDE44.jpg

CompactFlash CF Card to IDE Hard Disk Adapter Card (IDE-44)
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