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あれから1年 [Thinkpad]

最後に記事を書いてから1年。

その間私のThinkpad T43p は快調に仕事をしてくれている。
改造したSATAコネクタ部分はまったくトラブルもなく、数十回のHDD交換にも問題は出ていない。

が、夏頃から出始めた問題がある。
それはファンの異音だ。
それも何故か低回転の時音が大きく、ファンの回転が高いと小さくなる。
しばらくはガマンして使っていたが、今年もあとわずかだし、年明けまでに気持ちよく使えるようにしたいと思った。そこで清掃をかねてT43pを分解する事にした。

分解してみると、とにかくホコリがすごい。
まァ結構使ったからなァ。

分解が終わると、まずはヒートシンク&ファンのホコリをエアガンで吹き飛ばす。
当然、ファンの回転部分はエアで回らないように指で押さえる。
押さえないと高圧のエアでありえない回転数に上がったファンブレードが吹き飛ぶ可能性があるし、モータの回転で発生した電流が基盤の部品にダメージを与える可能性があるからだ。

ファンがきれいになったら今度は本体。
本体はエアの圧力がMAXだと壊しかねないので、流量調整式のエアガンのレバーを調整してシステムボードにダメージを与えないよう、気をつけながらホコリを吹き飛ばしていく。

きれいになったところで今度はファンの軸受けに給油だ。
だが、シールをはがすと去年空けた穴からはオイルがにじみ出ている。
油が切れて異音がしたワケではないらしい?
まァいいか、とにかく給油だ、と油を注して、5Vの電源をファンコネクタに加える。
するといきなり全力運転するファンだが、異音がしない…
そして電源を外すと回転が落ち、ゴロゴロと音が。
どうも何かと接触しているようだ。


Fan_c.JPG

そして調べた結果、異音の原因はファンモータの基盤に繋がった3本のケーブルだとわかった。
ケーブルをファンブレードから遠ざけると音が無くなるからだ。
そこで細い精密ドライバーの先で、ケーブルのクセをファンブレードから遠ざかるように付けてやった。
これで異音対策はOKだろう。

元通り組み立てると、それまであった異音はまったく無くなった。



以下、少々アレな情報。

T43pはHDDを交換すると“2010 Error”というものが出る。
これを回避するにはLenovo純正の交換部品としてHDDを購入するか、HDDのファームウエアをアップデートするプログラムをLenovoサイトからダウンロードしてアップデートするしかない。
だが、そのアップデートも対応する特定機種のHDD以外は不可能。
つまりSSDなんかだとまず2010 errorを回避出来ないワケだ。

そこで誰でも思いつくのは“Bios側のHDDチェックを外す”という事。
そもそもBiosでHDDのファームウエアをチェックしなければ、エラーなど出ようもないのだ。
そしてそれを実現したBiosがネットには存在する。

興味のある方は“No 2010 error”でググってみればいい。
少なくとも、私はそのBiosを入れて問題なく動いている。
このBiosはそれ以外にもアレな特典があるのだが、それも含めて自己責任で。

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