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Appleが自動車開発の方針を変更するかもしれない [クルマ]

AppleがEVを開発しているという話が聞かれるようになって結構経つが、そのAppleが車体開発よりもソフトウェア開発に注力するように方向転換する可能性があるらしい。

Appleの自動車開発に変化の兆候か?自動車本体からソフトウェアにシフトする可能性が報じられる
http://gigazine.net/news/20160729-apple-car-software/


EVの開発について、「売っている部品を組み立てるだけで作れるので家電屋でも生産できる」という話をどこかで見たが、それは大きな誤りだ。

詳細は省くが、車体開発が如何に難しい作業であるかはわかる人にはわかるだろう。

そしてそれは開発費にまったく不自由しないAppleであっても同じ。
ヘッドハントで技術者をかき集めたとしても、自動車の作り方を知らないAppleではそう簡単にはいかないのだ。


こうした方向転換には私個人納得がいく。
何故なら、EVそのものがまだ出始めであって、しかもネットワーク化や自動運転なども盛り込む事もあるので、車体以上に車載コンピュータとソフトウェアの開発に労力が必要だと思われるからだ。

そもそもEVは100年前に内燃機関を動力とする自動車よりも普及していた時代があった。
単に動力を電気モーターにするというだけならば、基本構造を100年前のものから変化差させる必要は無い。問題なのは制御に複雑なコンピュータシステムを載せようとしている事であって、これが開発を困難にしている。


Appleはコンピュータ屋であり、EVに対するビジョンは車体そのものに対してはデザインイメージくらいしか持ち得ない。それに対しネットワーク化や車内アプリケーションに関しては明確なビジョンがあるはずで、手探りの車体開発よりも先にソフトウェアをやっつけようとするのは当然の成行きだと思う。


ちょっと欲しいと思った。けれど・・・ [クルマ]

市販自転車を電動車に変えるモーター内蔵車輪
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/20160502_755992.html


この記事にある、モーター付きホイールに興味を持った。

理由は“なんとなく楽しそうだから”。

ただ、日本の法律では原動機付き自転車になるので、あまり手軽に利用する事は出来ない。


それよりも気になったのは、このホイールに「スポーク」が存在しない事だ。

自転車のホイールを自分で組み立てた人経験のある人ならわかると思うが、ホイールの“リム”は単体だとまったく剛性が無い。手で軽くひねるだけで変形するし、強い衝撃を与えたら変形が元に戻らなくなって壊れてしまう。自転車に限らない事だが、車両のホイールはスポーク込みで一定の剛性を保つ事が可能なのだ。

rim_and_spoke.png

記事によると、タイヤは一体成型の発泡性硬質ゴムで出来ているというので、これもホイール剛性にある程度寄与するとは思うが、当然それだけではまったく強度が足りない。もし一般的な自転車用ホイールと同等の強度・剛性を確保するとしたら、あの細いリムをどのような構造にすべきなのか。

私の中にイメージはあるが、実際の製品がそうなっているかはわからない。
ただ一つ言える事は、一定以上「のスピードでカーブを曲がるとか、段差に一定以上のスピードで乗り上げるとか、乗車する人の体重が100kg前後の重い人であるとか、他にもリムが変形する条件は色々あるが、とにかくあの構造だと普通の自転車のホイールより変形しやすい事は間違いないし、もし変形したらリムが外れて事故になる事は間違いない。


もし、この製品を買う人が居たならば、細心の注意を払って取り扱う事をお勧めする。