フレッツ・ISDNのサービスが終わる [ネットワーク]
フレッツ・ISDN、2026年1月でサービス終了
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1520181.html
フレッツ・ISDNのサービスが、あと2年半ほどで終了するそうだ。
私が初めてインターネット回線の契約をしたのは1996年10月頃だったが、当初から私は遅くて不安定なアナログ回線※ではなく、フルデジタルで速く安定したISDNの契約をしていた。
※デジタル通信が一般化する前は、デジタル信号を音声データに変換する、電話回線によるアナログ通信が一般的だった。
当時はまだフレッツ・ISDNのサービスは始まっていなかったが、その後1998年頃には定額料金のフレッツ・ISDNのサービスが始まっていたように思う。
それまで契約していた通常のISDN回線は従量制の料金だったので、当然私もそのサービスに飛びついたものだ。
ちなみにISDNのサービスを契約した当初は私の使うパソコンもPC-9801BX21台だけだったのでTA直結だったが、その後PC/AT互換機を手に入れたので2台以上接続する必要が出た。
このため、当時はまだ導入する人が少なかった“ルーター”という機器を買った。
私が買ったのは富士通製のNetVehicle-EX3というルーターで、当時はNTTが販売していたMN128-SOHOが大流行していたが、私はひねくれ者なのでNetVehicle-EX3を選択。
NetVehicle-EX3
https://pr.fujitsu.com/jp/news/1997/Jun/2-2.html
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970602/nv3.htm
結果的にこれは大当たりで、何かとトラブルが報告されたMN-128SOHOと違って極めて安定しており、快適なネット環境を構築する事が出来た。
しかし、導入当時はアナログ回線よりも安定して速いISDNだったが、2000年代に入ってADSLのサービスが始まるとその優位も次第に落ちていった。
何しろISDNは64kbps、ADSLは1Mbps以上と、15倍以上の速度差があったのだから。
そのADSLも当初は基地局から遠い私の家のような田舎だとそもそもサービスが無いという問題があったが、年々新しい高速なADSLのサービスが始まるにつれそれも解消されていき、2005年頃には私もADSLに切り替える事になった。
しかしISDNより速いADSLとはいえ、初めの頃は不安定で接続が切れまくるという問題があって色々苦労したなァ・・・
ちなみにADSL(最大10Mbps)に切り替えた後の下りで最大の速度は300~400kbps程度。
ISDNよりは速かったが、私よりも基地局に近い友人知人と比べてあまりの遅さに絶望感しか無かった。
そんなわけで結局ISDNを利用していたのは約8年程度と、ADSLの15年以上と比べて半分程度の短い期間だったが、周囲でISDNを使っていたのが私一人であった事もあって思い出が深い。
そのフレッツ・ISDNもとうとうサービス終了なのか。
おかげで色々思い出して、あの頃は良かったなァ、という思いを強く感じる。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1520181.html
フレッツ・ISDNのサービスが、あと2年半ほどで終了するそうだ。
私が初めてインターネット回線の契約をしたのは1996年10月頃だったが、当初から私は遅くて不安定なアナログ回線※ではなく、フルデジタルで速く安定したISDNの契約をしていた。
※デジタル通信が一般化する前は、デジタル信号を音声データに変換する、電話回線によるアナログ通信が一般的だった。
当時はまだフレッツ・ISDNのサービスは始まっていなかったが、その後1998年頃には定額料金のフレッツ・ISDNのサービスが始まっていたように思う。
それまで契約していた通常のISDN回線は従量制の料金だったので、当然私もそのサービスに飛びついたものだ。
ちなみにISDNのサービスを契約した当初は私の使うパソコンもPC-9801BX21台だけだったのでTA直結だったが、その後PC/AT互換機を手に入れたので2台以上接続する必要が出た。
このため、当時はまだ導入する人が少なかった“ルーター”という機器を買った。
私が買ったのは富士通製のNetVehicle-EX3というルーターで、当時はNTTが販売していたMN128-SOHOが大流行していたが、私はひねくれ者なのでNetVehicle-EX3を選択。
NetVehicle-EX3
https://pr.fujitsu.com/jp/news/1997/Jun/2-2.html
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970602/nv3.htm
結果的にこれは大当たりで、何かとトラブルが報告されたMN-128SOHOと違って極めて安定しており、快適なネット環境を構築する事が出来た。
しかし、導入当時はアナログ回線よりも安定して速いISDNだったが、2000年代に入ってADSLのサービスが始まるとその優位も次第に落ちていった。
何しろISDNは64kbps、ADSLは1Mbps以上と、15倍以上の速度差があったのだから。
そのADSLも当初は基地局から遠い私の家のような田舎だとそもそもサービスが無いという問題があったが、年々新しい高速なADSLのサービスが始まるにつれそれも解消されていき、2005年頃には私もADSLに切り替える事になった。
しかしISDNより速いADSLとはいえ、初めの頃は不安定で接続が切れまくるという問題があって色々苦労したなァ・・・
ちなみにADSL(最大10Mbps)に切り替えた後の下りで最大の速度は300~400kbps程度。
ISDNよりは速かったが、私よりも基地局に近い友人知人と比べてあまりの遅さに絶望感しか無かった。
そんなわけで結局ISDNを利用していたのは約8年程度と、ADSLの15年以上と比べて半分程度の短い期間だったが、周囲でISDNを使っていたのが私一人であった事もあって思い出が深い。
そのフレッツ・ISDNもとうとうサービス終了なのか。
おかげで色々思い出して、あの頃は良かったなァ、という思いを強く感じる。