USB4 Version 2.0 [USB]
今日、“USB4 Version 2.0 ”なるものが発表される、という記事を見つけた。
正式な発表は11月になるらしいが、この新規格はこんな内容らしい。
・既存のUSB4対応ケーブルで80Gbpsの転送速度を実現。
・Alt Mode では最新のDisplayPortとPCIeの規格に対応。
・旧来のUSB 1.0以降の規格と下位互換性を維持。
非常に単純に考えると、単に速度が倍になったUSB4規格のようだ。
しかし今までに無い“ケーブルは今までの物がそのまま使えて速度が倍”という特徴がある。
これまでは速度が上がると対応ケーブルが必要だった。
とはいえ、USB4 Version2.0 の機能を全て使うには対応ケーブルが必要になるはず。
ケーブルに内蔵されたeMarkerの更新が必要だと思われるからだ。
それにしても、本当に面倒になるばかりのUSB。
単純だったUSB 2.0までの時代が懐かしい。
ちなみにこれまでの規格を表にするとこうなる。
規格 | 策定年月 | 最大速度 | 備考 |
USB 1.0 | 1996年1月 | 12Mbps | USB規格の始まり |
USB 1.1 | 1998年9月 | 12Mbps | USB 1.0 を若干修正、仕様はほぼ同一 |
USB 2.0 | 2000年4月 | 480Mbps | 速度向上、OTGの仕様追加で家電等でも利用可能に |
USB 3.0 | 2008年11月 | 5Gbps | USB 2.0とは信号の互換性が無いため配線を5本追加 |
USB 3.1 | 2013年8月 | 10Gbps | USB 3.0はUSB 3.1 Gen1、新規格はUSB 3.1 Gen2と呼称変更 |
USB 3.2 | 2017年9月 | 20Gbps | USB 3.x はこれ以降3.2 Genxxxに呼称統一 |
USB4 | 2019年9月 | 40Gbps | IntelのThunderbolt規格を取り込んで速度を倍に |
USB4 Ver.2.0 | 2022年11月? | 80Gbps | 互換性を維持したまま速度はさらに倍に |
・・・USBはこの先どうなるのだろうか。
参考:
“既存のケーブルで” 80Gbpsの帯域幅を実現したUSB 4バージョン2.0が発表
https://texal.jp/2022/09/02/usb4-version-2-0-to-offer-up-to-80-gbps-data-transfer/
80Gbps転送を実現した「USB4 Version 2.0」登場
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1436779.html
「USB4 Version 2.0」はUSB4の倍速 既存のType-Cケーブルで
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2209/02/news071.html
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