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今年出るとされた7nm VEGAは、一般人に無関係だった [ハードウェア]

先日私は「AMDの7nmチップは今年出る」というような記事を書いた。

実際のそれはたしかにAMD製のGPUであったのだが、生産はGFではなくTSMC。

そのTSMCは今、世界中からのラブコールに押しつぶされんばかりの状態で、全ての受注に対し十分な生産が出来ない状態であり、その生産容量の多くは最も重要な顧客であるAppleなどに割かれ、主にGFでチップを生産するAMDにまで回される事は無い。


このような背景があってなのか、一般消費者向けのビデオカードとして生産されるGPUは2019年末から2020年頃までになりそうだという情報を見かけた。


AMD GPUに関する噂話―“Vega 7nm”や“Navi”やその次【6/14追記】
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-9399.html


結局、事実上私の予想通りになってしまったわけだ。


Zen2等のCPUにしても、7nmで生産されたものが市場に出回るのはやはり2019年の後半以降になると思われる。

もしそれよりも早く生産が始まるとしても、それはサーバー向けのチップが優先されるだろう。


それから最近思うのだが、鳴り物入りで出たRaven Ridge(ZenコアのAPU)も、思ったほど売れていないように見える。

私の目にそう映っているだけなのかもしれないが、日本国内で売られているRaven Ridge搭載のノートパソコンがあまりに少なすぎる。DELLなどが数機種カタログに載せているが、Intel製CPUを使う機種とのラインナップの差には目を覆うばかりだ。

よって、デスクトップ向けが私の予想に反して早く出た理由は、やはりノートパソコンに採用される数が少なくてタマが余ってしまったからだと改めて思った。


このような状況なので、Intelは一応焦りを見せたものの、事実上大した脅威になっていないのかもしれない。

ただ一定のシェアを奪われた事は確か。

そこは王者のプライドにかけてツブしにかかっている。

もしかすると、ノートパソコンへの採用が少なく、しかも採用機種が妙に高価格なのは、Intelから圧力がかかっているからなのかもしれない。


こんな事では7nm世代のチップが遅れている事が、AMDにとってさらに重い枷になりそうだ。


AMDの7nm製品は今年中に出るらしい
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-06-06


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