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RYZEN5 1600Xの定格クロックとは [ハードウェア]

今日、以前私が撮ったビデオファイルをHandBrakeでフォーマット変換したのだが、同様の作業で今まで使っていたPhenomⅡ X6 1065Tと比較してあまりに処理時間が短くなって、非常に快適に思えた。

このとき作業の途中からHWiNFOを起動し、CPUの動きを眺めてヒマを潰したのだが、十数分という短い時間とはいえ、定格の最高動作周波数は3.6Ghzのはずが6コア全て3.7Ghzで動作していたのが少々不可解に思った。

ryz_tcc.png

RYZENは全てのモデルでターボコアというオーバークロック機能が存在するが、1600Xの場合最大で4.0Ghzという事になっている。しかしこの数字はコアごと別個に設定されたものであり、必ず全てのコアで可能な数字ではない。そして設定されたCPUの温度によっては4.0Ghzより低い周波数までしかオーバークロック出来ない。

今回6コア全てが3.7Ghz動作していたのはこのターボコアによるオーバークロックだと思われるが、これが一部のコアだけであるとか、いくつか(或いは全て)のコアが時々3.6Ghzまで落ちるならばともかく、6つとも3.7Ghzで安定するなら最初から定格の最高動作周波数を3.7Ghzと表示すれば良いのではないかと、この時ふと思い至った。


結局、RYZEN5 1600Xの定格クロックとはなんなのか。

改めてよく考えると、気候の違う世界各地の国々で同じものが売られているCPUは、それぞれの地域で一般的な屋内環境であればどのような環境でも安定動作しなければならない以上、動作マージンというものが存在し、ターボコアはそのマージンを削って定格より高い周波数で動作させる機能である。

そう考れば、たとえ4Ghzで安定動作しようとも定格はあくまで定格である。


まあそういう事なのだろう。


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