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Zip! Zip! Zip! [ハードウェア]

「Zip」といえば、パソコンなどで最も普及しているファイル圧縮形式というのが一般的な認識だ。或いは、パソコン関係の知識が無い方ならば、アメコミ(アメリカのマンガ)で鉄砲の弾などが地面などに着弾した時の効果音として使われていて、日本ではあまり使われない表現であるが、ミリタリー系のマンガが好きな人は小林源文のマンガで使われている(今私が思い出せる例が他に無いが、他にも日本人漫画家で使う人はいると思う、トニーたけざきの AD Policeなんかでも使ってたかな?)事で良く知っている事と思う。

そんな「Zip」という言葉にはかつて、パソコン用の外部記憶装置の名詞として一般的だった時代があった。

今日唐突にこんなネタを記事にしようと思ったのは、いつも見ているWebサイトにこんな記事があったからだ。


【懐パーツ】100MBの容量を実現したリムーバブルディスク「Iomega Zip」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1022828.html


このZipドライブ、日本のパソコン屋で普通に売られている頃にはまったく興味が無かった。何故なら、Zipドライブが日本に上陸するよりも数年早く、私はMO(エムオー)を使っていたからだ。

当時はMOよりもZipの方が安くて速度も速いという記事が雑誌に載っていた事を覚えているが、実際にはドライブの単価は数千円安くとも肝心のメディア代がMOよりも高かったと記憶している。そのうえ当時パソコンで最大のシェアを持っていたNECのPC-98x1シリーズではデバイスドライバ無しでMOが使えた事もあり、後から来たZipドライブの入り込む隙はその頃怒涛の勢いで普及していたPC/AT互換機、いわゆるDos/VパソコンでMOの初期導入コストを高いと思う一部の人か、MACでZipを使いたい人くらいにしかなかった。

そんな事から世界では標準的なZipドライブも、日本国内ではあまり普及しなかった。当然私も、Zipドライブなどまったく欲しいと思う事が無かった。


それから十数年後、私はヤフオクでZipドライブを落札していた。

それがコレ。

zip_01.jpg
zip_02.jpg
zip_03.jpg

250MBのドライブでSCSI接続。Machintosh用で売られていたモデルなので、SCSIのコネクタはDsub25Pinである。

5年前、このドライブをWindowzパソコンに接続してテストした結果が以下のスクリーンショット。

zip_04.png

zip_05.png

このテストのためにZip250のメディアを入手し、SCSIの変換コネクタまで用意してこの結果。

遅い。遅すぎる。

しかしこのドライブが店頭に並んでいた十数年前はこんなモノでも非常に有難かったのだ。
ちなみにライバルだったMOも大体こんなモンである。

MOについてはまた、記事のネタにしたい。



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