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軌道エレベーターが非現実的と思う理由 [雑談]

今日、GIGAZINEでこんな記事を見付けた。

宇宙と地球をつなぐ「軌道エレベーター」の仕組みと技術的課題がよくわかるムービー
http://gigazine.net/news/20160412-space-elevator/

記事曰く、ロケットだと大変お金がかかる宇宙への輸送が、軌道エレベーだとかなり安上がりとの事。

記事では軌道エレベーターの設置費用を200億ドル(約2兆1000億円)と仮定して計算しているが、これには維持費が入っていない。

私が思うに、年間の維持費はヘタをすると設置費用より高いかもしれない。
何故なら、軌道エレベーターは想像を絶する巨大施設。コレのメンテナンスに、仮にロボットなどによる自動化を最大限導入したとして、これらのロボットの維持費も(人件費よりは安いとしても)かなりかかる。センサー類の設置にしても、これらが正常動作をしていることを確認する手段も必要だし、修繕が必要になった場合、全長3万6000kmの、修繕が必要な場所まで資材と人を運んで作業するにしてもどれだけ費用がかかるのか。

軌道エレベーターは、可用性と安全性を担保するために必要な労力が計り知れないのだ。

もちろん、未知の素材と技術によって、メンテナンスフリー化が進めば必ずしもそうとはいえない事も十分にあり得るが、少なくとも今の所はそんなのは夢のまた夢。

いつかは実現するかもしれない軌道エレベーターではあるが、それこそガンダムが実際に兵器として使われるような時代が来たとしても、その程度の科学技術で可能かどうかは不明である。


まあ、作ったとしても維持が不可能。
軌道エレベーターとは、そういうシロモノだと私は思う。



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