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東電がサポートの切れたXPを使い続けていた件 [セキュリティ]

東電無謀「サポート切れOS更新しない」節約
http://www.sankei.com/life/news/150420/lif1504200001-n2.html


この記事によると、昨年4月に無償のセキュリティアップデートのサポートが終了したWindows XPを、東電は今年3月まで使い続けていたという。
会計検査院から「OSをアップデートしろ」というお達しが出て、それまで平成29年までXPを使い続ける予定だったのを平成27年度上半期に繰り上げたというのだ。


しかし福島の原発事故を起こした東電の事、この記事の話も「なるほどな」としか思えなかった。
要するにリスク管理という概念がゼロという事だ。こんな企業に重大なインフラである電力事業を任せる事自体、重大なセキュリティリスクそのものだと私は思う。
なんにしろこのような社風であるのだから、福島の後始末だってロクに進まないのは当たり前。社員にはオツムのよろしいエリートが大勢いるのだろうがまったく役に立っていない。


そして記事には東電の言い訳も書かれているが、その内容が笑える。

「電力供給についての基幹設備のシステムは外部のネットワークから切り離されているため、影響はない」

・・・。
こんなバカげた言い訳があるだろうか。
コンピュータのセキュリティについて素人にもほどがある。
過去から現在まで、大人の事情でザル同然の警備でもそのような事は起きていないが、もし今の体制でソーシャルハッキングをされたら一発でアウトだ。


十分な対策をしているから安全だ、という意識が存在する組織では、あらゆるリスクに対し脆弱である。現実にはどこまで対策しても必ずどこかに穴があるし、十分なんて事は絶対にないのだ。
実際には様々な理由で可能な対策が限られるわけだし、頭だけ隠してケツを丸出しにしている連中の如何に多い事か。東電はそういった愚か者達の代表者といって差し支えないだろう。
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