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あけおめ

まあ、新年の挨拶などこのブログには相応しくない。

というわけで今年最初の記事は、「PCに関して2015年は明るい話題が多い」という予言をしようと思う。

その根拠は、現在Intelのみが提供する3Dトランジスタを使ったチップが、他のファウンダリからも提供が始まるからだ。
先行するIntelも、最新のプロセスを使った新製品の出荷が本格化する。
この一連の「新製品」は、確実に今までの常識を、部分的にとはいえ破壊するだろう。

その常識とは「性能を上げると消費電力も上がる」というもの。
少なくとも去年まで主流だった、28nmプロセスの限界を軽々と突破するパワーを持ったチップが、次々と登場するはず。

例えばGPUはその消費電力に対する演算速度が飛躍的に向上する。
CPUに関しても同様、と言いたいが、こちらは性能向上そのものが“ある意味”限界に近付いているために、性能向上よりも省電力化にスポットが当たる製品が多いと思う。

そしてプロセス移行の恩恵を最も受けるのがモバイルデバイスだ。
特にスマートフォンはバッテリーの持ちが格段に向上するはずである。(とはいえこれは条件が付くが)
このブログでは書かなかったが、私は2011年頃にスマートフォンは28nmプロセスチップが普及する2013年から劇的に変わると予言した。実際私の予想とは違った部分で変わったが、それもCPUの製造プロセスに拠るところだ。それが今年の場合、28nmに移行した時よりも大きな変化となる。


そして次に重要なのはストレージデバイス。
これもCPUやGPUほどではないが、一つの大きな山を越えると思う。
つまり、3D NANDを使ったストレージデバイスや、より大容量のハードディスクの登場だ。

他にもWindows10の登場やFirefox OSを搭載したスマートフォンの行く末など、興味深いイベントは後を絶たない。
今年も大いに楽しめそうな一年になりそうだ。
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