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SONYの、VAIO譲渡の件

SONYがVAIO(PC事業)を譲渡した話が巷で騒がれている。
譲渡先は日本産業パートナーズ株式会社(略してJIP)。
ここはどんな会社なのだろう?Wikipediaによると、

「日本産業パートナーズは、事業再編に際して、事業成長のための資本や経営支援を提供する、日本型のプライベートエクイティファンド運営会社である。」

という事だ。要はSONYが「俺、もうこの仕事無理!」と放り出したものを買い取って別会社を設立し、VAIOというPCブランドの再生を図る事で金儲けをたくらんでいるのだ。

VAIO譲渡のニュースで騒いでいる人の中には、事業譲渡によりVAIOが消滅すると心配する人がいるかと思う。しかし当面はその心配はないという事だ。むしろ、VAIOがより魅力的な製品となって我々の元へ帰ってくる可能性があり、それがコケた時が本当の終わりだとみるべきだろう。

SONYの広報にもこうある。

「PC事業をJIPが設立する新会社へ事業譲渡することにより新会社のもとでVAIOブランドPC事業を存続させることが最適であるとの判断に到りました。」

VAIO関連の資産は、そこで働く人達も含めて新会社に移動となる模様なのでVAIOの血脈が途切れるということもないようだ。


しかしこの件では、平井一夫代表が6日の会見で言ったこの言葉にSONYの没落振りを感じてしまう。

「MicrosoftがWindows 8を導入すると市場が戻ってくるのではないかという見通しを持っていた」

ありえない!ありえなさすぎるよ!
一体どういう知識と感性を持っていたらこんな見通しを持てるというんだ?
そもそも商品の魅力じゃなくてWindowz8に頼っているとか、アホかと。
市場のパイがしぼんでいるからという言い訳はさすがドン底のSONYというしか他にない。

もうここ20数年間、SONYはこんな調子で外しまくりなのである。その中でVAIOが一定の成功を収めているのは奇跡みたいなもんだと改めて強く感じた。

まァ、SONYそのものにはかつて盛田昭夫がぶち壊した伝統を復活させ、トランジスタラジオ発売以来の「未来を感じさせる」商品開発をやってほしいと思う。
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