SSブログ

ThunkPad T43p SATA化 その後 [Thinkpad]

さて、Windows7が発売され、無事自分のT43pにもインストールできた。
面倒な環境構築も終わり余裕が出来たので、今回は改造してから後の事を書こうと思う。

改造後はとりあえずWindows上でエラーもなく動いているように感じている。
速度も交換したHDDの性能がしっかり出ている辺り、配線に乗るノイズ等も最小限に留まっていると判断しても良いかもしれない。
しかし、PCを運用する上で大切なのはなによりも信頼性である。
これは時間をかけて検証するしかない。

というわけで改造後ヘヴィーな使用状況を作りテストを続けているが、ここで心配なのは以下の2点。


・システムボード裏の配線

 システムボード裏の配線は、ATA66用のフラットケーブルをバラして使用している。
 これは能動的なノイズ対策が現時点で不可能なうえ、配線の固定も困難なためシス
 テムボードとPC筐体内部底面の間に挟んでいるだけである。一応、システムボード
 のグランドパターンと筐体底面部のアルミ箔の間に挟まっているから、ノイズ対策
 になっているかも?という期待はあるが、配線を流れる高周波の信号が周囲に撒き
 散らすノイズまではどうなのか?というのもある。
 この部分の信頼性は限りなく不安な要素であり、被服の熱に対する耐久性も含めて
 今後の課題となりそう。
 せめて出来ることならもっと外径が細くて被覆も丈夫な耐熱電線を使いたいところ
 だが、Ghz級の超高周波を流す事を考えると何を選べばいいのか。
 この辺りの判断がつかないのが素人の悲しい部分である。
 そしてそれとは別に、配線がシステムボードと筐体底面部のスキマを一部分断して
 いる事から、この部分を流れる空気の流れにどう影響が出ているかわからない。
 この部分のスキマはシステムボードの冷却に大きく影響する部分であることから、
 長時間の、あるいは高負荷な使用状況において熱暴走しないか等が心配である。

・SATAコネクター

 SATAコネクターは、寸法上は元のPATAを基準に作成したためHDDの交換はPATAの時と
 変わらない使用感を維持している。しかしこの部分の耐久性は未知数であり、持ち
 運びやHDDの交換が頻繁な場合予期せぬトラブルが発生する可能性は否めない。
 よって今後定期的な点検が必要であり、場合によっては継続的な改良も検討すべき
 である。



以上を踏まえて只今検証中だが、今のところ長時間高負荷をかけるような使い方、例えばゲームのベンチマークを24時間、数日間に渡って実行するとか、家の中で電源を入れたまま移動するなど頻繁に場所を変えて使うようなケースでも表面上の問題は起きていない。
またHDDの交換もかなり頻繁にやってみているが、こちらも今のところ問題は出ていない。
もうしばらく使ったら、分解して配線とコネクター周りを点検しよう。

そしてSATAにしたら一番気になる、HDDの速度向上。
これは先日250GBプラッタで7200rpmなSeagate ST9250410ASを導入してからはかなりはっきりと感じる事が出来ている。今でも250GBを超える容量のPATAインターフェイスの2.5inch HDDは手に入るが、7200rpmの物は無いのでT43pでこの体感速度が得られるのはSATA化のメリットだと思う。


nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0