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無知・無理解=バカだらけ [雑談]


「無知・無理解=バカだらけ」というのは、人類の宿業だ。

人類がこの地球上に現れてから滅亡するまで続く、負の連鎖である。

「無知・無理解=バカ」から逃れ得る人間は誰一人として居ないが、自分自身がそうである事を“理解”出来たのであれば、その人はただのバカではなくなる。

ちなみに

「自分をバカだと思う」事と、「自分がバカだと理解」する事は、本質的に違う

という事に注意しなければならない。


さて。

こんな冒頭の文を書いたのには理由があって、それは以下の記事を読むために必要だからだ。


クルマ産業は半導体の「バカの壁」を超えられるか?
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/72522


要は「バカの壁」が問題になっているのは「人間の活動全てに関わっている」という事が理解出来ていないと、この問題の深刻さが理解出来ないかのである。

そしてこの問題を緩和(解決は物理的に不可能)出来る人間は「自分がバカだと理解」している人の内、バカから少しでも利口になろうと努力を惜しまない人に限られ、そういう人達のおかげで人間社会は危ういバランスを保っていられると。


私にとってはクルマも半導体も人生を楽しむために必須なので、本当にどうにかしてほしい。

かつてはクルマの開発に携わっていたが、その時も様々な問題をどうにかする事に心を砕いて働いた。

現在は川上から川下に移り住み、消費する側から支えているつもりになっているが。

人間とはどうしても自分個人の利益にしか興味が持てないらしい。極少数の例外を省いて。

一見利他の活動をしている人達も、ほとんどは利己のための活動をしているに過ぎない。

あれらは、要するにアル中やポン中と同じなのだ。


さて。

この先クルマと半導体はどうなっていくのか。

個人的には電子制御が入るクルマなどゴミだと思っているが。

一方でクルマを動かすためには電気の力が必ず必要で、エンジンの点火制御も機械式より電気式の方が同じ仕事をしているとしても維持管理の面で優れている。

だからアナログな半導体のお世話にならない理由は無い。

一方でクルマの装備として、カーステやエアコンは出来れば欲しいところ。

こうした部分に関してはどうしてもコンピュータ制御に頼らざるを得ない部分が排除出来ない。

純粋にスポーツを楽しむためのクルマであればカーステもエアコンも不要だが、日常の足に使うのであれば欲しいというのが本音なのでそうなるのだ。

ましてや、クルマを使う人は私のような極端な者ばかりではない。

しかも仕事の道具として使う人たちには、自動運転さえも渇望する装備かもしれない。

さらに電気自動車ともなれば、少なくともクルマを動かすための動力には半導体が絶対に必要で、さらに付加価値が無ければ競争力を失うので、昨今の情勢を鑑みればスマートフォンと合体したかのような電気自動車として作らざるを得ない。

だから色々難しい。


まあ、この先どうなるにせよ、“クルマ産業は半導体の「バカの壁」を超えられるか”という問題は、消費者を直撃する問題だ。

特に自動車産業が大きな比重を持つ日本という国の国民にとっては、自動車も半導体もまったく無関係な業種の人にまで深刻な影響を与える。

「バカの壁」は自分で壊すしかない。

誰かが教え諭したとしても、それは絶対に叶わない。

この問題の緩和には童話の「北風と太陽」が有効だと思うが、太陽に相当するものがなんなのか、人や環境や状況などによって違うからなお難しい。

出来る者が、出来る範囲で、出来る事を、身近でコツコツと積み上げるしかないのだと、私の経験が示すが。

それすらも、出来る人はあまりに少ない。

焼け石に水なのだ。



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