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7年間埃を被っていたNASを動かしてみた [ハードウェア]

最近部屋の整理をしていると、しばらく使っていなかったNAS(ねっとわーく・あたっちど・すとれーじ)がダンボール箱の中から出てきた。

このNAS、いずれ使うつもりで一時的に仕舞っておいたものだったのだが、その後忘れ去られていたもので、電源を入れるとなんの問題も無く動作しているようだった。

NASの型番は「HDL-GX250」というIO DATA製のもので、一時期流行していたHACKでハードディスクを250GBから1TBに換装していたもの。ハードディスクはHGST製の3.5インチで、製造は2008年だから10年も前のものだ。


NASが起動したのでアクセスを試みると、ファイル及びフォルダの最新のタイムスタンプは2011年6月であった。もう7年以上も前である。記録されたファイルを確認すると、今では所在不明で失われたと思っていたものがいくつか見付かった。まあ、当時はバックアップ用のファイル置き場として使っていたのだから、こういう事もあるだろう。


私は古いハードディスクを多数持っていて、それらのいくつかはデータの倉庫として利用している。
中には20年以上前の古いものもあるが、これらの全てが電源を入れると正常にデータを読むことが出来て驚く。

中にはモーターの軸受けの油が切れ掛かっているのか、ギュイーンという異音がするものもあるが、とりあえず読み書きには影響が無いようだ。

これらのハードディスク達の耐久性の高さと、運良く壊れていない事に感心しつつ、思うことがある。

それは現在多くの利用場面でハードディスクと置き換わっているSSDならばどうなっていたのか、という事だ。
SSDではなくコンパクトフラッシュであれば、やはり10年以上前のデジカメで使っていたものがいまだに中の写真を読めたという事もあったが、これは64MBで一万円近くしていた時代のSLCであり、今時のTLCが主流のSDカード等ではどうなのだろう?

まあ保管の環境にもよるが、ハードディスクは意外とデータの長期保存に向いているのかもしれない。
一方NAND Flashを使ったメディアは数年で消耗する使い捨ての利用方法しかあり得ないと思っている。


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