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16TBのSSD [ハードウェア]

先日SAMSUNGから16TBのSSDが発表された。

これはほぼ同時に発表された、第三世代V-NANDによる256Gbit(32Gbyte)チップを使ったもの。


単純計算で500個のチップが使われているはずだが、実際にはダイをワイヤボンディングで積層してメモリーモジュール当たり仮に20枚とすれば、25個のチップで可能な容量。
これなら中の基板を二階建てにすれば2.5インチのフォームファクタに収まるかもしれない。

Chip_nakami.png
ワイヤボンディングによる積層の模式図

予想価格は7800ドル(約97万円)との事だが、使いようによってはHGSTから出ている10TBの3.5インチHDD(10万前後?)を使うよりもトータルでコストダウンになるのかもしれない。


それにしてもNAND FlashとSSDの進化が私の予想をはるかに超えてきて、HDDの優位がどんどん無くなっている事に驚いている。今の所はアーカイブ用途でHDD、データセンター等の読み書きが激しい用途でSSDという住み分けが可能だが、この先はどうなのだろう。

まあNAND Flashの寿命問題を考えるとコスト面も含めてまだHDDが終わる事はなさそうだが、精々5~6年でシステムを交換するようなケースでは寿命問題も関係無い。10年を超えるアーカイブでは磁気テープの方が有利だし、今後数年内にHDDの容量が劇的に上がる事がなければ5~6年でHDDは市場から追い出される可能性がありそうだ。

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