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今更のXpでKB2686509のインストールに失敗 [ソフトウェア]

まあ、ワケあって今でもXpのPCをいじる機会があるわけで。

3年ぶりくらいに起動した私のThinkpad X24。
CMOSの電池を新品にしたりして起動してみると、しばらくしてWindows updateのアイコンがタスクトレイに出てくる。最後に起動してからサポートが切れる去年4月までのアップデートがあるってことだ。

そしてアップデートをするのだが、どうしても一つだけ失敗するアップデートが。
そう、KB2686509だ。
グーグル先生にお尋ねすると、このKB2686509が失敗する理由はキーボードレイアウトがどうとか。
曰く、レイアウトをいじっていると失敗するとか。
曰く、レジストリには存在するが、実体ファイルが存在しない場合に失敗するとか。

前者はレジストリを調べても、問題となるキーが存在しなかった。レイアウトをいじった覚えもないし当然だ。
後者はよくわからなかった。
解決方法は足りないキーボードMAP?のファイルをCABから取り出してc:\Windows\system32に置くとかなんとかあったが、使わないモノをわざわざ面倒なコトして補うとかやってられない。


そこでちょっと考えたら、ファイルを補うよりレジストリ消す方が簡単じゃないかという事に気付いた。

やり方は簡単だ。
まずレジストリエディタで以下を出す。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts

そしてこの中から、c:\Windows\system32 にファイルが存在しないものを片っ端から消す。
私の場合5~6個消した。
その後改めてKB2686509をインストールすると、無事終了。
kbd_err.png

それにしても何故、使うはずも無い米国右手用とか左手用とか、英国や中国のキーボードレイアウトがレジストリに入っているのか。もしこれらを使うのならキーボードを交換するか、USBかなんかでそのレイアウトのキーボードを接続する必要がある。そんなのはキーボードが接続された時にドライバーをインストールするから、その時にレジストリに書き込めばいいのだ。

まったく余計な手間をかけさせる。
接続した事もないキーボードレイアウトがレジストリに登録されている事も問題だが、それまでなんの問題も無かった事にいちいちチェックを入れてくる更新ファイルのやり方も気に入らない。それとも、そんな所までセキュリティーに関する問題が出るのだろうか?
私には想像できないのだが。

まあとにかく、レジストリの不要な情報を消すコトでなんとかなった。
おしまい。


Windows 10の広告を削除 [ソフトウェア]

米Micro$oftが先日、Windows updateを通じて配布した「KB3035583」というアップデート。
これがWindows 10の広告を表示するためのモノという事を知った私は、私が管理する全てのPCから削除した。


削除する方法は以下の通り。

1.コントロールパネルからプログラムのアンインストールを開く
2.「インストールされた更新プログラム」をクリック
3.「KB3035583」を検索してアンインストール

6/12追記
これをやった後、Windows updateで「KB3035583」を非表示設定にしないとまたインストールされてしまうので、スタートメニューからWindows updateを起動して「設定の変更」で「更新プログラムを確認するが、ダンロードとインストールを行うかは選択する」とし、Windows updateで「KB3035583」が検出されたら右クリックから「更新プログラムの非表示」を選んで「OK」をクリックする事。

以上。


この「KB3035583」の詳細については以下の場所を参照。


更新により、Windows の 8.1 および Windows 7 SP1 で Windows の更新の通知の追加機能
http://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3035583

MicrosoftがWindowsの更新プログラムに次期OSの広告を仕込んでいたことが判明
http://gigazine.net/news/20150407-windows-update-trap/



いつもの事だが、Micro$oftはまったくロクな事をしない。
もし業務で使用するPCで、無知なユーザーが何も考えずにWindows 10にアップデートしてしまったらどうするのか。
Windows 10に対応出来ないソフトウエアが正常動作しなくなったら、その復旧に多大な労力が発生する。

そういえば「Windowsをオープンソース化する可能性がある」という話があるようだが、やるなら早くやって欲しい。Windowsはもはや世界の標準OSとして支配的な地位を占める。ならばオープンソース化すべきだ。
Micro$oftのWindows独占による独善的なアップデートでユーザーが翻弄され続ける現状は、そろそろ終わりにするべきだ。

Firefox 37とμBlock 0.9.3.0 [ソフトウェア]

先日アップデートしたFirefox 37だが、何故か私のFirefoxは最新版として36.0.4のままアップデートしてくれない。

そこで仕方なくmojillaのFTPサーバからインストーラをダウンロードして手動でアップデート。

https://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/

より「Firefox Setup 37.0.exe」を探し、ダウンロードして実行。
こうする事でインストーラが新規インストールではなく更新してくれる。

今回のアップデートはいくつかの脆弱性が修正されているとの事で、アップデートしないのが気になって仕方なかったからこれで安心出来る。


次はμBlockだが、公式サイトへ行ったら0.9.3.0が出ていたのでコイツもアップデート。

ただ今回μBlockの公式サイトを見て気になったのは、現在リリースしているバージョン以外のインストール用ファイルが存在しない事。
他はソースファイルしかない。
以前は古いバージョンでも.xpiファイルが置いてあった気がするのだが・・・私の勘違いだろうか?

というわけで今まで問題なく使えていた、保存してある0.9.1.1は消さずにとっておく。
新しいバージョンが原因で問題が出る可能性もあるので。


μBlock 0.9.3.0
https://github.com/chrisaljoudi/uBlock/releases/latest

Windows 10のブラウザで困ること [ソフトウェア]

米Micro$oftは現地時間3月24日、Windows 10に搭載する新ブラウザ”Spartan”がIEのレンダリングエンジンを搭載しない事を発表した。

その代わりにWindows 10にはIE11も搭載して、IE向けの古いWebページのサポートを行うらしい。

何故このようなややこしい事になっているのかというと、IEはHTMLを独自に拡張した機能を搭載しているため、過去に作られた企業や官公庁などの万人に向けたデザインのWebページのほとんどが、Windowsが標準で搭載するIEの使用を前提とした、IEでなければマトモに動かない機能を含む設計になっているからだ。

そのおかげでページレイアウトやスクリプトの動作など、特にActiveXを使ったWebページはほぼ他のブラウザではレイアウトが崩れたり、ボタンが押せないなどの問題が出て利用できない。
この所為で私もFirefoxをメインブラウザとしながらも、IE専用ページを利用するためだけにIEを使う事が少なくない。(IE TABというプラグインで動作することもあるが、クラッシュする事が少なくないので実用的ではない)


Windows 10で新たに採用される”Spartan”も当然IE用のWebページは利用出来ない。
役所での手続きとか企業のWebページで何かしようとしても、IE前提の設計であるものは全て利用不可能なのである。そしてそのようなWebページは膨大で、今すぐ切り捨てるのは不可能。なので本当は今すぐ捨ててしまいたいIEを残すという選択肢しか、Micro$oftには無いのだ。


IE前提のWebページを運用している所は一秒でも早くやめて、どんなブラウザでも問題なく使えるように改めて欲しいと思う。

Windows 10のシステム要件(携帯端末) [ソフトウェア]

昨日の続きになるが、Windows 10を動作させるためのシステム要件が出ていた。

Windows 10が使える端末のシステム要件

この記事を見ると、スマートフォン等の携帯端末で対応する機種はかなり限定されそうだ。

理由はARM系で対応するSoCが、Qualcomm製SoCのごく一部しかない事。
以下記事中より抜粋した対応リスト。

Qualcomm     Intel      AMD
MSM8909  Cherry Trail   Carrizo
MSM8208   Skylake    Carrizo-L
MSM8994  Atom x3(LTE)
MSM8992
MSM8952

この内Qualcomm製SoCの名称とCPUコアはこんな感じ。

SoC型番       名称       CPUコア
MSM8909  Snapdragon 210 Cortex-A7
MSM8208  Snapdragon 208 Cortex-A7
MSM8994  Snapdragon 810 Cortex-A57
MSM8992  Snapdragon 808 Cortex-A57
MSM8952 ?Snapdragon 425? Cortex-A53

これらを搭載したスマートフォンやタブレットはどの程度あるのだろうか。
そしてこれら以外のSoCへの対応は今後追加されていくのか、それとも本当にこれだけという事なのか?


また、ハード的な対応以外にもソフトウエア的(いわゆるBIOS的な)な要件も発表されている。
それは、ファームウエア(Androidのファームウエアの事ではない)がUEFI 2.3.1とSecure bootに対応している必要があるという事。
Android端末のUEFIがどんなものかは知らないのでなんともいえないが、UEFIですらない端末も少なくは無いのではないかと思う。

もしUEFIの条件をクリアしている端末があるとすれば、それは現時点でIntelのSoCを搭載する端末だけである可能性もあるし、もしそうだとするのなら、ARM系SoCの端末は今後開発される物に限られ、今現在使用されている端末は全滅であるという事だ。

ただ、なんにしても現時点ではMicro$oftから発表された事以上のことはわからない。
過去に発売された端末がどの程度Windowsの導入に対応するのかも含めてだ。

なので、詳細はWindows 10が発売されるという7月以降より、少しずつ判明する事だろう。

Windows 10は今年夏 [ソフトウェア]

米Micro$oftは現地時間17日、Windows 10を今年の夏に発売すると発表した。

今まで主流だった秋以降という予測よりだいぶ早い。
これは一日でも早く出荷する事によって少しでもシェアを稼ごうと言う魂胆なのだと想像する。


現在、いわゆる従来の「パソコン」に区分される、デスクトップとノート型パソコンの市場は飽和し、数的には縮小していくという予想が支配する。一方でスマートフォンやタブレット等の携帯端末の市場はこれからも伸びていくという予想から、Micro$oftとしては是が非でもこの市場でのシェアが欲しいわけだ。

一方で企業向けのデスクトップPCの市場は手堅く残り、ここでも確実にWindowsのシェアを確保したいという思惑もあると思う。そのため、移行が進まなかったWindows 8系のポジションを一日でも早くWindows 10に置き換え、他のOSやデバイスにシェアを食われないように必死なのだろう。

そして残るコンシューマー向けのパソコン市場では、個人所有のパソコンに対するWindows 10のプレゼンスはそれほど強くは無い。
こちらはWindows PCが廃れてもスマートフォンやタブレットで逃げた客を拾えば問題ないという考え方であるように感じる。理由はMicro$oftに、従来のパソコンと携帯端末の双方をWindows 10がサポートされる事に対する自信が透けてみえるからだ。


さて、Windows 10の登場による影響で一番困るのが過去のソフトウエア資産に対する互換性の問題である。

少なくとも、x86系のシステムで動くソフトウエアはWindows 10を搭載するx86以外のシステムでは動作しない。互換性が保証されているのはストアアプリのみで、これはARM系とx86系用に用意されたWindows 10の双方に「Windows 10 API set」というものを実装する事で実現しているからだ。
対して従来のWindowsソフトウエアは「Win32 API set」というもので動作している。これはx86系システム用に用意されたWindows 10にしか実装されない。

従って、スマートフォンやタブレットでは基本的に従来のWindows用ソフトウエアは動作しないと考えるべきだ。(ただしIntelやAMDのモバイル向けSOCが搭載されたものに関しては、動作する可能性を否定できない)

そしてx86用Windows 10であっても、過去のソフトウエアがどこまで動作するかもまだわからない。
特にXP時代以前から使っていたものは注意すべきだ。
そんな古いソフトなど今更不要という人ならば問題はないが、私も含めて動かないと非常に困るという人も決して少なくはない。

もし動かない場合が出たら古いシステムを残していくか、代替になるソフトウエアを探す(しかし有るのならとっくに移行している)しか無い。

頭の痛い問題である。

PWGen 2.5.3の日本語ファイル [ソフトウェア]

いつの間にかPWGen が2.5.3にまでバージョンアップしていたので言語ファイルを修正した。
UIが一部変更されていて、修正に多少手間がかかった。
ついでに意味不明だったり解り辛かったところも一部修正。


それにしても、時間と共に管理しなければならないパスワードがどんどん増えていく。
ネットで何かしようとすると今はなんでも会員登録しなければならないからだ。
おかげで現在私が登録しているサイトなどの数は100を超えている。
まあそのうちのいくつかはもう利用していなかったりサービスが終了しているものだったりするが・・・

当然このような状態で全てのパスワードを暗記など不可能。
というか、覚えているのは2~3個しかない。

なので私はパスワードを管理するソフトを利用している。
紙にメモとかでも良いのだが、管理や検索の事を考えるとやはりソフトウエアによる管理が良い。
ただし保存されるパスワードが平文だと危険なので、暗号化されるものが良い。

私は現在入手不可になった古いソフトを利用しているが、OSの更新でいつか使えなくなった時の事を考えないとなあ。


PWGen 2.5.3のダウンロードは以下から。
http://sourceforge.net/projects/pwgen-win/

日本語ファイルは以下より。(パスなし)
http://www1.axfc.net/u/3420172

Web広告を消す [ソフトウェア]

Webには広告が溢れている。

実際に自分が望む情報を持つWebページをダウンロードし、ブラウザで表示しようとしても、それとは無関係な広告が多数同時にダウンロードされ、それがWebブラウジングの快適さを著しく損なう事もしばしばだ。

またスマートフォンやタブレットなどの携帯情報通信端末では、広告のデータをダウンロードするだけでかなりのロスになる。
一定の通信量で速度制限が課されるようなケースでは不要な広告のデータをシャットアウトするだけでかなりの通信量削減になるし、重い画像や動画が表示されない事で情報処理の負荷が減る分バッテリーの消費にも影響が出るはず。

これだけならばまだしも、Web広告はマルウエアの感染源として利用される。
うっかり広告をクリックしただけで、ウイルスやトロイなどの各種マルウエアに感染する仕掛けが良く使われるのである。

このような邪魔な広告を消し、さらにトラッキングなどのプライバシー漏洩に繋がるスクリプトや危険なサイトまでをもブロックしてくれるフィルター、「μBlock」を現在テストしている。


μBlockはこの手のフィルターソフトとして有名な「AdBlock」互換のフィルターで、AdBlock用の定義がそのまま利用出来る。そのうえAdBlockと比べメモリーの消費量が少なく、AdBlockのように広告主から金銭を得てフィルターを解除するというような事もしない。


ブラウザはChrome、Firefox、Safariに対応。
OSは今の所Firefoxについてのみの確認で、Windows版だけ動作。Android版のFirefoxでは残念ながら動作しなかったので、こちらはAdBlockを使用中。

μblock.png
μBlockの設定画面。ここでチェックボックスをいじるだけで全てOKならば簡単なのだが。

現在私の環境であるWindows版Firefoxでの動作はバージョン0.8.7.0で一応安定しているように見える。が、Firefox版はまだ出て日が浅いので細かいバグは結構あるのかもしれない。

デフォルト設定での使用感は強力すぎるの一言。
ブロックする要素があまりにも多く、おかげでページレイアウトが崩れてしまう事も多い。
その代わりにページのダウンロードとレンダリング速度は体感できるほど向上した。

カスタマイズはAdBlockに慣れた身としてはあまりに違うUIに悩まされている。
フィルターの設定は簡単といえば簡単だが、細かく変更しようとするのなら相応の知識が必要だ。ここはまあAdBlockも同様だが。


というわけでまだ勉強不足で結論を出すのは早いが、とりあえずAdBlockよりは良さそうな感じ。
ただしフィルターリストを自分の使い方に合うようカスタマイズしないと、デフォルトで用意されたリストがあまりにも多くブロックしてくれるので不便を感じる事になるかもしれない。
しかしどうしても不便な場合はそのページに関して簡単にフィルターを切る事が出来るので問題ないと思う。

Windows版のFirefoxを使っているのならば、μBlockとNoscriptの二つを併用すればセキュリティに関してもかなり効果があるので、興味がある方には使用を是非お勧めしたい。


2015/03/20 追記

フィルターをWebページごとに後から設定変更する方法はこちら
Firefox版のμBlock 0.9.1.1 がリリース


μBlockの入手は以下の場所で。

μBlock
https://github.com/gorhill/uBlock

また、より詳しい紹介と使い方についてはGIGAZINEの記事で。

Adblockよりもはるかに軽い広告除去ツール「μBlock」を使ってみました
http://gigazine.net/news/20150210-ublock/

Windows RT の終焉 [ソフトウェア]

米Micro$oftがARM系CPUを搭載するデバイス向けに提供していたWindows RTをプリインストールしたPC、「Surface 2」と「Nokia Lumia 2520」の製造が終了するようだ。
現在この2機種しかWindows RTを搭載するデバイスは存在しないようである。

従って、ここにWindows RTの終焉が決定した。登場からわずか2年3カ月での終焉である。


リリース当初から売れないと私は思っていたが、何故Micro$oftは販売を強行したのか。
開発と販売を計画した人達にとってはある意味挑戦だったのだろうが、私から見れば暴走でしかない。まあとにかくこれで、Windows 8の亜流であるWindows RTはMicro$oftにとって数多くある黒歴史の一つとして刻まれる事が決定した。


それにしても可哀想なのはWindows RTを搭載するデバイスを買った人達だ。
これらにはWindows 10へのアップグレードが用意されていない。
同じARM系CPUを搭載する「Raspberry Pi 2」のようなデバイスには用意されるのに、だ。

理由はわからないが、恐らくWindows RTをインストールされたデバイスはハードウエア的にかなり独自の仕様が盛り込まれていて、ARM版Windows 10をサポートするにもWindows RTデバイスのためだけによほど多くの開発リソースを割かねばならないのだと思う。


蛇足であるが、Windows 10のARM系デバイスへの対応は決定しているものの、対応出来るデバイスがなんなのか、という情報はまだ少ない。
少なくとも私が確認したのは先に挙げた「Raspberry Pi 2」だけである。

既存の、他のARM系デバイスについては仕様がかなりバラバラであるので、場合によってはその機種専用にコンパイルしたバイナリが多数必要になる可能性がある。
これはARM SOCが基本設計のみ共通で、同じコアを使用したSOCであっても開発した会社が違う場合には同じプログラムが問題なく動作する保証が無いためだ。
この辺り、まったく違う仕様であっても同一のバイナリが動作する事が保証されたx86系CPUとは大きく違う点である。

Androidの場合はこうしたハードウエアの差異を吸収するために、ハードウエアごとに開発された専用のLinux系OSの上にAndroid仮想マシンを走らせ、その上でアプリを動作させている。

もしかするとARM系デバイス用のWindows 10も仮想マシンで動作する仕様なのかもしれないが、実際どうなるのかは不明。
なお「Raspberry Pi 2」用のWindows 10プレビュー版は2015年2月現在、数ヵ月後に提供されるという事だ。


最後のWindows RTデバイスが製造終了 - 2年3カ月の歴史に終止符
http://news.mynavi.jp/news/2015/02/05/463/

Windows RT版Surfaceには「Windows 10」更新なし
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1501/23/news111.html

Better Portable Graphics [ソフトウェア]

去年辺りからBPG(Better Portable Graphics)という、Jpegに代わる新しい画像フォーマットの話題がちらほら見かけるようになった。

現在デジカメで写真を撮ると、ほとんどの場合Jpeg圧縮でファイルに保存される。
Webで使われる画像ファイルも9割がJpeg。残りはPNGかGIFかBMP。

ところが近年、画像ファイルがあまりにも多く使われるためにネットワークのトラフィックやサーバーのストレージスペースがかなり圧迫されていて、関係者を悩ませる種の一つになっているそうな。
そこでGoogleが「WebP」という新しいフォーマットを開発する動きになったりしているのだが、近年新しく策定された動画用圧縮規格であるH.265(HEVC)のサブセットとして開発された、BPGという画像用フォーマットに注目が集まり出している。

このBPG、Jpegと比べるとファイルサイズが十分の一で同等の画質を保てるそうで。
恐らく高圧縮フォーマットでありがちな、画質を上げていくと容量が増えた割りに画質は低いまま、という副作用が存在すると思う。しかし通常Webで使われるJpeg画像自体がかなり画質が悪いので、そのレベルまで情報量を落とした場合にはファイルサイズがJpegの十分の一という驚異的な圧縮率になるのだと思う。


bpg_vs_jpg.png
BPGとJPGの比較。この画像ではJpegに対し1/5という圧縮率になって、画質もはっきりとした劣化がわかる。
まあ圧縮の条件もあるだろう(使い方がよくわかってない)し、画像によって得手不得手もあるのだと思う。


さて、このように素晴らしい性能を見せる画像圧縮フォーマット、BPGであるが、今時そんな数キロバイト単位のデータ量削減がどれほど影響するのか、という意見も出ている。
実際日本の光回線の速度は1ギガbpsに達し、10Kbyteも1Mbyteも光回線で送るなら体感ではまったく変わらない、一瞬でダウンロードが終わる。
携帯用の無線ネットワークも、かつての3G以前と違ってLTE対応端末ならば解像度の高い写真をサクサクやり取り出来るから、FacebookやTwitterやブログなんかにアップロードするのも躊躇無くやれる。

でも良く考えて欲しい。
そのような行為をする人は、“日本だけ”でもどれほど居るのか。
スマホの普及に伴いWebコンテンツのリッチ度が上がり、そのために増えたデータ転送量は5年前と比べても10倍以上増えているのだ。
またクラウドストレージが普及し、自前の端末にはデータを置かず、まるでローカルストレージのようにネット経由でデータをやりとりする事が普通になりつつある。これらのデータの中には日頃スマホで撮り溜めた写真が、かなりの割合で含まれるのだ。iPhoneを使う人の場合なら自動的にクラウドにデータのバックアップを作るから、これはもう相当な量になるのである。


そんなわけで、Jpegと同等の画質でデータ量を十分の一にまで削減出来るBPG。
どれほど普及するかは、まだまだ未知数であるが。
かつて私がMP3という当時ドマイナーな音楽圧縮フォーマットを楽しんでいる間、現在のような普及度を見せるなど夢にも思わなかったように、気が付いたら世界標準になっているという可能性はゼロではない。

普及の鍵は主要なハードとソフトが採用するか否かにかかっている。
具体的には、ハードならデジカメと携帯電話(スマホ)。当然PCも含まれる。
ソフトウエアでは主にブラウザ。Windows10はなにやら標準でH.265に対応するからBPGも採用されるのではないかという話もある。後は画像を加工するソフト、要はフォトショップ等が対応する必要もある。

これらが全てBPGに正式対応し、標準画像フォーマットとして推奨されたならば。
BPGがJpegを駆逐し、世界標準になる可能性は十分にあるのだと思う。


BPG Image format
http://bellard.org/bpg/

BPG用のSusie plug-in ifbpg
https://github.com/256bai/ifbpg


Windowz 10 は無料でアップグレードできる [ソフトウェア]

現地時間の21日、M$主催のイベントで以前よりうわさされていた“Windows 10は無償でアップグレードできる”という話が確定した。

ただし制限があり、

・対象OSはWindows 7 と Windows 8.1 と Windows Phone 8.1 のみ
・期間限定でWindows 10 リリースより1年間

ということ。
期間限定に関しては、無償である事が“個人ユーザー向けの優遇措置”であるためと想像する。
何故かというと、現在Windowsを業務で使用する企業の大半がWindows 7であり、Windows 7は2020年までサポート期間があるうえに、昨年XPから7へ移行したばかりの企業が多く、これらを含めて多くの企業にとってWindows 10に移行する理由はかなり限定的なケースであるからだ。

まあ要するに、Windows 8が出た時にアップグレード版が1200円で売られたのと同じ、スタートで一気にシェアを稼ごうと、そういうツマラナイ理由なのである。
Windows8の時は失敗したから、多分今回も同じ道を辿るだろうなあ。


私自身、Windows 10にはなんの期待も無い。
何故ならWindowsとは単なるオペレーティングシステムとして私自身が必要とするソフトウエアを動作させるために必要な機能が備わっていれば十分で、それは今使っているWindows 7で100%達成されているからだ。

多くのWindowsユーザーである一般の消費者達だって、ヘタするとWindows=M$ Office であるとかInternet Explorer なんて感じかもしれない。
要は使いたいソフトが動けばOSなんてなんだっていいのだ。

ただ、スマートフォンの場合は話がかなり違う。
そもそもWindows Phone自体、使っている人が極めて少ないわけで。
一方でAndroidやiOSで利用出来るM$ Officeとか各種業務用Webサービスは増え続け、携帯端末でWindowsを使うメリットは企業でセキュリティなどの管理がある程度共通化できるとか?
業務用アプリの開発でWindowsのデスクトップやノートと共通のソフトウエアが使えるとか?
でもなんとなくだが、そんな事今更という感じが。
実際のところ、Windows 10 でWindows をOSとしたスマートフォンが劇的に売れるようになるとはとても思えない。


なんにせよ、今から待ち遠しいというよりも、もう新しいWindowsは出なくてもいいよというのが本音。
メインの環境で使えるようなら“あくまで可能性として”移行もあり得るが、例えアップグレードが無償であっても、今の所はWindows 7を使い続ける事になると思っている。

Firefox34のトラブル [ソフトウェア]

Firefoxが34にアップデートしてから数日が経つ。
この間私は随分不便な思いをしてきた。
その理由はFirefoxを起動した時に“前回開いていたタブの復元が出来ない”からだ。

私はFirefoxの設定を、「前回終了時のウィンドウとタブを表示する」に設定して使っていたが、バージョンアップ後にこの設定が反映されなくなった。
そして今日までこの問題を調べて結局はリセットしかないという結論に行き着いたので、Firefoxをリセットする羽目に。
が、案の定アドオンをはじめ様々な設定が消え、見るも無残なカタチになってしまった。

トラブルの調査中に見付けた、プロファイルフォルダの中で最古のファイルの日付は2005年11月26日。もう9年以上も上書きアップデートをしていたわけで、これまで大きなトラブルもなく使えていたのが不思議なくらいだと思って、仕方なく新しい環境を再度カスタマイズする事に決めた。

addons.png

とりあえずアドオンは必要最低限のこれだけ。
後は必要になる都度追加していこう。


9じゃなくて10 [ソフトウェア]

米M$が今日、次期Windowsを正式に発表した。
その名も「Windows10」。

え?9じゃなくて10?
理由はWindows8の失敗を引きずりたくないということらしい。

発売時期は2015年の後半らしいが、Windows9がこの秋に出るという噂はどうなったのか。今回のWindows10発表がそのような噂として広まったという事だろうか。

Windows9の噂の前は9月にWindows8.1のバージョンアップでスタートメニューが復活という話もあった。Windows10はこの「スタートメニューが復活したWindows8.1」に相当する製品なので、M$内部でも色々混乱があるのだろうか。

また、これもまた未確認情報だがWindows8.1からのアップデートとWindows7からのアップデートは無償になるという話もあった。こちらはどうなるのか不明なので予断は禁物か。


内容としては以前よりリークされていた内容そのものとなっている。
具体的にはWindows7と同様のスタートメニューが復活し、メトロUIから旧来のデスクトップが標準に戻った。またWindowsストアアプリは基本ウインドウではなくフルスクリーンで動作していたが、これもウインドウモードが標準に。悪しきスマホ用の作法から元に戻った形だ。
パソコンはスマホやタブレットと違い、複数のソフトウェアを同時に使い、複数のフォルダを開いて同時に複数の作業を行うという使い方が重要なので、スマホと同様なユーザーインターフェイスでは使い物にならないのは自明の理。M$もバカな事をしたとやっと反省したというわけだ。

その一方でWindows10は従来のWindowsOSの中で最も広いジャンルのハードウェアで動作する事を目的にしている。その中核には当然、タブレットやスマホが存在する。デスクトップパソコンのための機能が戻った一方で、携帯端末への対応もWindows8より一歩進んだものとなる模様。
現在はWindows8.1 with BINGとWindows RTという互換性の無い異なるWindowsがタブレット用に存在し、Windows Phoneがスマホ用に存在するが、これが統合されるのかもしれない。
またこのようなタッチパネル主体のデバイスで動作する場合は、メトロUIのようなタイル形式のメニューになり、ストアアプリの振る舞いもフルスクリーンモードが主体になるようだ。

とまあこんな感じで、他にも色々改良?されているらしいが、ユーザーインターフェイスに関してはまさに?という感じで、改良というより変更という見方の方がしっくり来る。内部的な改良は管理者等にはありがたい内容もあるようだが。

という事で、時期WindowsはWindows10で、発売は1年後くらい。
期待しないで待ってみようと思う。

PWGenの日本語化 [ソフトウェア]

PWGen.png

無線LANのセキュリティについて調べていたら、WPA2のパスワード(暗号化キーともいう)を63桁の完全にランダムな英数記号で作るべし、というのを見付け、63桁のパスワードなんか手作業で作れない!という事で何かツールでもないかと探すと、ある場所に「PWGen」というソフトが紹介されていた。

そこで早速ダウンロードして使ってみようと思ったら公式の言語ファイルに日本語が無く、ググっても日本語ファイルを公開している場所を見つけられなかった。
別に日本語化されていなくても使えるのだがなんとなく使いにくいので、では自分で作ってやろうかと。
PWGenの言語ファイルはテキストファイルで、オリジナルの英語の下に変更したい言語でオリジナルに相当する言葉を書込むだけという簡単さ。だからこそ自分でやってみようという気になったのだが。

もちろん私は英語など話すことはできない。部分的になんとなく理解できるものの、だからといってコミュニケーションとして通用するレベルではないのでそこは“グーグル翻訳様”に助けてもらった。
そして途中で何度も挫折しそうになりながらなんとか言語ファイル作成に成功。
出来栄えは自己満足レベルなので他人が使ったら意味不明な箇所があるだろうと思う。

しかしそれにしても、PWGenに関する日本語の情報の少ない事といったらない。
マトモな記事は2010年12月のGIGAZINEの記事しかなく、他はほとんどがLinux等Unix系OSの同名コマンドに関するもののみ。
GIGAZINEの記事は古過ぎて記事中のPWGen自体も古く少し違う。でも基本的な使い方はこれで十分理解出来るか。


というわけで、PWGenの日本語言語ファイルが欲しい人は以下のアドレスからどうぞ。
http://www1.axfc.net/u/3254310
DLキーワード:wpa2


2016/12/10修正
最新の言語ファイルはこちらで。

PWGen 2.9と日本語ファイル
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2016-12-02


Windows XP ? いいえ、POSReady 2009 Death。 [ソフトウェア]

もう数日前、過去のニュースなので今更感いっぱいなのだが、4月10日のセキュリティアップデートを最後にサポート切れとなったWindows XPのサポートを2019年4月まで受けられるという裏技が公開されているので私も試してみた。

ただし断っておくが、これは明らかにライセンス違反である。
法的にどうなのかという判断は私には出来ないが、限りなくブラックに近いグレーであると思う。なので試しにやってみるのは良いが、くれぐれもこんな方法でXPを使い続けようとは思わないように。

さて、その方法であるが。
一般的な32bit版のWindows XPの場合はとても簡単。
以下のレジストリ情報をNotepadなどでテキストファイルに書いて拡張子を.regに変更して保存し、出来た.regファイルをダブルクリックするだけ。

※くれぐれも他のWindows(Vista とか7とか8とか)ではやらないように。間違ってやるとアップデートできなくなるばかりかOSが破壊される恐れがあります。


Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\WPA\PosReady]

"Installed"=dword:00000001



やっている事の内容は非常に単純で、Windows updateでM$のサーバーに接続する際、OSをXPではなく「Windows Embedded POSReady 2009」であるように偽装して接続しているだけ。
この「Windows Embedded POSReady 2009」とはWindows XPをベースにした組込み向けのOSなので、セキュリティパッチは共通のものが使える。おかげで「Windows Embedded POSReady 2009」のサポートが切れる2019年4月までセキュリティアップデートのサポートが受けられるという寸法だ。

以下の画像は今回私が実際にM$のサイトでWindows updateを実行した結果である。
本来XPではありえない5月分のアップデートがPOSReady 2009用として表示されている。そしてアップデートを適用後は再起動を促すメッセージが出て無事にアップデートが終了した。

xp_1405up.png

それからほとんどの人は持っていないと思うが、これは64bit版のWindows XPでも同様に可能であるらしい。64bit版の場合はベースとなるOSがWindows Server 2003 64bit となるので方法は少々複雑で、しかもサポートの終了が2015年7月とあと1年ほどしか無いのだが。
私は64bit版のXPも所有しているので、ヒマがあればやってみようと思う。


最後に、この件に興味がある方は

「Windows XP セキュリティアップデート」

というキーワードで検索するとネタ元の記事が見つかると思うので、より詳しい記事を読みたい場合はそちらを参照してください。

Windows8.1 updateで復活じゃなかったのか [ソフトウェア]

今日知人のNew PCをセットアップしていて気が付いた事。

それは、

Windows8.1 updateでスタートメニューが復活しないという事。

買ってきたPCに期待を込めてインストールしたWindows8.1-KB2919355-x64.msu。
結構時間がかかったが、それもスタートメニューのためだと我慢して待った。
それなのに。

ネットの記事で復活すると書いてあったのだが、先ほど確認したら後日訂正されていた。
曰く、「その後のアップデートで実装」だと。

フザケルナー!!!!!!

XPはもう一度だけアップデートがある [ソフトウェア]

XPのサポートは4/9までというから4月のWindows updateは無いのかと思っていたら、あるらしい。
いつも毎月10日くらいだからギリギリアウトかと思っていたのに。
紛らわしいコトするなぁ。

巷ではもうXP終わり的なニュースや乗換えを薦める話であふれているが、まだしばらく平気みたいだ。

とはいえどのみちセキュリティ問題に晒されるのは時間の問題なわけで。
しかしまだXP無いと困るんだよなぁ。
とりあえず最後のWindows updateだけ済ませてネットワークから切り離すか。

それにしてもXPを諦めさせる脅しが多いのはいいとしても、XPを使い続ける人への記事で結構デタラメ書いているのが目に付く。

そして札幌市がXPを使い続ける決断をしたというニュース。
どこかの新聞記者が取材した内容だから真偽はわからないが、札幌市の担当者によるとウィルス対策ソフトを入れておけば大丈夫と思っているらしい。これは大きな間違いだから。
特にXPで使えるInternet Explorer(通称IE)は8まで。
これを使うのはかなり危険で、ウィルス対策ソフトにはネットの危険にも対応してるから大丈夫!なんて思い込んでいると痛い目に合うのは必定。
その記事では学校で授業に使うパソコンがXPで授業でインターネットもやるそうだから絶対に何か問題が起きると思うのだが。IEではなくFirefoxの最新版とか使うのなら良いのだが、お役所の管轄ならそれはありえない。
それとも有償サポートの契約でもしているのだろうか。

あと1週間でXPが [ソフトウェア]

あと1週間でXPのサポートが切れる。(ただし組込み機器向けや企業向け等の有料サポートなどはある)
にも拘らず、XPの世界シェアはいまだ3割近くあるという。
何故なのか?

XPは2001年に発売されたOSで、現在まで13年間以上も使われて来た。
他のWindows OSが5年前後の寿命だった事を考えると異常な長寿命だ。
(ちなみにVistaなんかは2017年までサポートがあるのにシェア3%とすでに終わっている)

2001年頃というとパソコンとかインターネットに関する市場が成熟しつつある時だ。
なので恐らく、XPが普及し切った頃にはもはやWindows95が出た時のようなOSによるイノベーションの時代は終わり、OSの役割はかつてのMS-Dosのようなアプリケーションソフトウェアのためだけのプラットフォームになったのだろう。そしてその肝心のアプリケーションソフトウェア自体もWebアプリの台頭などに見られるようにOSへの依存から脱却しつつある。というわけで、コンピューター利用者にとってOSなんてもうなんだって良いというのが考え方の主流になっているのだ。

一言で言うのならば、「やりたいことができりゃOSなんてなんでもいいよ。」

実際工場などで使われる制御用コンピューターはいまだにMS-DosやWindows3.1なんかが現役というところも少なくない。そのためにわざわざ古いOSが動く昔のハードを修理したり中古を買ったりして古いシステムを動かし続けている。一般消費者だってもうネットだけ出来ればいいような人は、最新のハードで動き、使いたいソフトが動きさえすれば今でもWindows95とかでぜんぜん問題がないわけだ。
なので今になっても最新OSでないと嫌だ!という人はもはや時代遅れの少数派なのかもしれない。

とはいっても、現実問題としてOSそのもののセキュリティ問題があるために、完全なスタンドアロン、つまりネットに繋がっていなくてなおかつ外部とのファイルのやりとりすらないケース以外はメーカーサポートのある新しいOSに乗り換えないといけないのだが。
ちなみに私がパソコンの面倒を見ている方々は、数年前よりXPからの移行を徐々に進めているおかげで現時点では残る1台のみがXPのマシンだ。みんなXPで十分仕事が出来るから、使えるのなら1円でもパソコンにお金をかけたくないというのが彼らの本音だが。

私の場合も、数台所有するパソコンの内1台がいまだにXPのまま元気に稼働中だ。買ってからもう6年間ほど、故障もなく働いてくれているのですでにかなりの愛着がある。
さぁて、このマシンはXPのサポートが切れたらどうしようか。
修理できない故障による廃棄まで、サポート切れXPの統計に貢献しようかな。

Tor browser の日本語化 [ソフトウェア]

なんとなくTorを使ってみたくなった。
で、早速Torを検索して公式HPからダウンロードし、インストールしたのは良いのだが。
ネットで解説されている「Vidalia Bundle」が現在は無いらしく、ダウンロード出来るのはTor browserのみ。
このTor Browserを起動するとコレがFirefoxというわけで。

元がFirefoxといってもTor browserの場合は英語版しかない。
ただFirefoxなのでLanguage Fileをインストールすれば日本語になるじゃないかと、探そうとしたらFirefoxのバージョンがESRの24.3.0!
ESRというのはなんらかの理由で古いバージョンを使用しなくてはならない人向けにmozillaがセキュリティアップデートを続けている旧バージョンの事だ。なので普通に探しても現在の27.0.1用が検索に引っかかってくる。

そして色々探しまわっていく内にMozilla.orgのFTPサーバーにLanguage Fileがあるということがわかり、そこから拾ってきた。が、今度はインストールしても言語が切り替わらない!
内心泣きそうになりながら検索するとありましたよ、ビンゴな解説が。


以下、日本語化するために必要な事をまとめてみた。


まずTor Browserのバージョンを確認。「Help → About TorBrowser」

mozilla のFTPから適合するLanguageファイルをダウンロードする。
http://ftp.mozilla.org/pub/firefox/

今回の例ではFirefox ESR 24.3.0 なので以下の場所から
http://ftp.mozilla.org/pub/firefox/releases/24.3.0esr/win32/xpi/

ja.xpi を落とす

Add-ons を開き、右上中央寄りの歯車マークをクリック、「Install Add-on From File・・・」を選択

ダウンロードした「ja.xpi」ファイルを選択してインストールする

Tor Browser 再起動

アドレスバーに「about:config」と入力

「search:」に「general.useragent.locale」と入力

general.useragent.locale を右クリックしてModifyを選択

「en-US」を「ja-JP」に変更して「OK」


以上。Tor Browser 再起動でメニューが日本語になっているはず。
しかしこの作業、当たり前だがFirefoxのUIの言語を変更しているわけで、特にTor browserのための方法というわけではない。検索のキーワードを「Tor browser 日本語化」ではなく「Firefox 言語 切り替え」とかにすれば探すのに苦労はなかったかも、と後から気付いた。

気付くのが遅すぎたが!!


最後に以下、参考にした所。有益な情報を公開してくださった方、ありがとうございます。

Tor Browser Bundle 日本語化
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n130306

Windows7 の引越し [ソフトウェア]

こんな方法が使えるとは思わなかった。

Windows7は通常、xcopyコマンドなどでシステムを別のハードディスクへコピーしても起動できない。
が、システムドライブがGPTではなくMBRならば出来るかも?と思ってやってみたら出来てしまった。

やった事は以下の通り。

1.新品のハードディスクをMBRでフォーマットし、アクティブに設定。
2.システムの入ったハードディスクの中身を、FastCopyというフリーウェアで新品の
  ハードディスクに全てコピー。(設定でACL属性にチェックを入れておく)
3.コピーしたハードディスクをパソコンに取り付け、Windows7のDVDから起動する
4.システムの修復で2回ほど修復

これだけ。
元のハードディスクは物理エラーがあり、通常のディスククローンやパーティションコピーソフトは全て失敗したのでこんな方法を採ったが、出来てラッキーだった。

しかし出来たは良いがなにか変だ。
具体的には起動が少々遅い、M$ Officeが勝手に構成がどーたら言って何か始めたがフォントがインストール出来ないと言ってエラーで構成を中断。(しかしその後普通に使える。)

まぁ、なんとかなるだろ。


2014/02/22追記。

その後、数度の再起動で起動が遅いのは解消された。
M$ Officeも問題なく動作している模様。

“Mantle”の意義 [ソフトウェア]

最新のゲームグラフィック事情のニュースでは、現在AMDの“Mantle”の話題でもちきりだ。
MantleとはMicro$oftが提供するDirect3DというAPIに代わる新たなAPIだ。あえて誇大表現をするのなら、「3Dゲームのグラフィックパフォーマンスが劇的に上がる」のがMantleである。

かつてゲーム用3DグラフィックAPIといえば今は亡き3dfxの“Glide”が存在したが、3dfx自身の問題で自滅後は3Dゲームはほぼ全てDirect3Dで動いていた。
が、これはこれで問題があり、要はハードの性能を無造作にしか使う事が出来ないので、ピーク性能は出てもピークとボトムの変動が激しく、ゲーム中に肝心の場面で動きが「ガクガク」になるという事も有り得た。これを防ぐにはボトムのフレームレートを上げるしかなく、結果より高性能なハードウェア(=電気を食う)を必要とする環境に優しくないものだった。

その点Mantleを使うと、どんな場面でもハードウェアの持つ性能を100%引き出す事で極端なフレームレートの低下を防ぐ事が出来る。その結果「体感のフレームレート」が上がるというわけだ。
実際の所、条件によってはピークのフレームレートはDirect3DもMantleもまったく変わらない。そういう意味ではMantleを使っても性能が上がるわけではない。問題なのは「ある処理においてハードウェアの性能を使いきれない」状況がDirectr3Dだと起きる、というわけで、その点を改善し得るのが“Mantle”というわけだ。

統計で見ると数字でしか表現できないので“Mantle”の意義を理解するのは難しい。だが、実際にゲームをすると、フレームレートの向上以上にゲームの動きが全体的になめらかになったと感じるようになるだろう。Direct3Dだとなんとなく動きがぎこちなかったゲームの動きがぬるぬる動くようになった。そういう効果が“Mantle”によってもたらされる。

そういえばかつてある3Dゲームをプレイした時、Radeon7500ではガクガクだったのがSiS315だとぬるぬるだった事がある。ベンチだと性能的にはるかに劣るSiS315で、実際にフレームレートは低かったが、フレームレートの最高と最低の変化量が少なかったためにSiS315の方がなめらかに動いているように感じたわけだ。
“Mantle”を使えば、そのような経験が出来るという事なのだろう。

ただ、問題があるとすればゲーム側の対応状況だ。
現在の3Dゲームはその多くが「~エンジン」という3Dの画像を生成する専門のプログラムを流用してゲーム製作がなされている。AMDはその~エンジンを作っている会社に働きかけて“Mantle”を普及させるつもりで、しかも一定の成果が出た後はそれを公開するという。理論上はIntelでもNVIDIAでも“Mantle”を使えるというので、~エンジンを使ったゲームで成功すればAMD以外のチップでも“Mantle”が利用できるようになる。
しかし~エンジンを使えない、売り上げ本数の少ない=開発予算の少ないゲームは自力で“Mantle”に対応させなければならないので、その場合はゲーム製作者が新たに“Mantle”を学ばねばならず、普及の妨げになる可能性があるだろう。

Windows XP が Windows update しない [ソフトウェア]

先日公開されたMicro$oft Windows のセキュリティアップデート12月分。
Windows7のPCはアップデートするのに、XPのPCだけアップデートしてくれない。
タスクマネージャを見るとデュアルコアCPUだからなのか、CPU使用率が50%。
当然、PCの動作も重くなる。

原因をググると「Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム」の検出処理が原因であるようだ。


Windows XP や Windows Server 2003 環境において、Windows Update 実行時に Svchost.exe の CPU 使用率が 100 % となる、時間を大幅に要する
http://blogs.technet.com/b/jpwsus/archive/2013/10/18/windows-xp-windows-server-2003-windows-update-svchost-exe-cpu-100.aspx


このBlogによると、現象を回避するには手動でIEの更新をインストールすれば良いらしい。
私の環境(IE6)の場合対象となるものは以下の通りだった。

KB2846071(7月公開分)
KB2862772(8月公開分)
KB2870699(9月公開分)
KB2879017(10月公開分)
KB2898785(12月公開分)

これらをググってM$のサイトからダウンロードし、手動でインストールしたら再起動。
(検索キーワードは 「KB28xxxxx XP IE6」のようにXPとIExを足す事。でないと他のIE用や2003 Server用が検索に引っかかって間違える可能性がある。)

すると再起動後に自動的にWindows updateが始まった。

めでたし、めでたし。

Amazonでも違法格安Officeが [ソフトウェア]

ネットを彷徨っていたらAmazonのマイクロソフトOfficeの広告を見つけた。
広告をクリックすると、なんとそれはライセンス違反の違法販売だった。

Amazonもこういう事に手を染めたのかとビツクリ。
が、よく見るとマーケットプレイスで出店している店舗のものだった。

中国版パッケージ+ライセンスキーの販売とかありえん。
どうせ中身は本物に似せたパッケージと違法プロダクトキーである。
その証拠にアクティベーションは電話で、というカスタマーレビューが散見される。

そのカスタマーレビューは300件を超えてるとかさらにありえん。
こんなモノを本物と信じて買うバカがこんなに居るとは。

しかしAmazonはこういうのをチェックしないのか。
出店料などで儲かればなんでもOKなのか。
それ以前にアマゾンの日本法人は日本国に消費税と法人税を払っていないとか
ふざけるなと。

というわけでAmazonでこういうものを買ってはいけません。


追記。

こういう激安OfficeやWindows等を紹介するサイトが意外と多い。
違法販売している店の関係者かもしれないが、違法と知らずに安いからと良いことを広めているつもりのドアホウな人も少なからず居ると思われる。
もしくはそういう情報を公開する事で広告料などをせしめているヤツラか。アフィリエイトとかなんとかいう。

なんにしろこのようなモノは買ってはいけません。
中国人やヤクザの闇資金に金を提供しているのだから!!

Windows 8 等の違法販売サイト [ソフトウェア]

Windows8.1に関する情報収集をしていたら、こんな店を見つけた。
悪質なので晒す。

microsoft-shop  アドレスは書きません
ページタイトルは「マイクロソフトオフィス正規代理店」
表紙はただ SOFT SHOPとある。(変更される可能性あり)

ここはmicrosoftと称しているがまったく無関係で、1400円~からWindows8のプロダクトキーを売っている。インストール用DVD込みだと2500円とか。MSDNからリークしたRTM版のISOを改造して焼いただけのDVD-Rまでをも売るとかありえん。他にもWindows7やOffice、Adobe CSなども売っているがもちろん全て違法な物だ。

ソースを見るとmetaタグで「content="Office 2010, Office 2013,Windows8,Windows7,Adobe CS6,ダウンロードで買う時代24時間いつでもどこでも家に居ながらご購入いただきます," 」(ソースをそのままコピペ)とか書いている。変な日本語なので、間違いなく中国人か韓国人が運営しているな。

当然だがマイクロソフト本家以外ではプロダクトキーの販売は行っていない。
それ以外の所(Yahooとか楽天の店も含む)で売っているプロダクトキーは全て違法である。
オークション等の物も100%違法だと思って間違いない。

そういえば最近はDSP版のWindows8の売れ残りが6800円とかで売っていたなァ。
ネットショップだと本物かわかり辛いが、本物だったら安い。
安く買いたいのならそれを買うしかない。

プロダクトキーのみを使用して Windows をアップグレードする [ソフトウェア]

過去にWindows8のプロダクトキーをマイクロソフトから購入した人は、Windows8.1を改めてインストールする際、一旦Windows8をインストールしてからWindowsストア経由でWindows8.1にアップグレードという面倒な手順を踏まずに、ISOをダウンロードして最初からWindows8.1をインストール出来る方法が存在する。

これは公式に用意された手段であるのだが、私がこの方法を行おうとするとプロダクトキーが違うとハネられる。怒りをもって対抗手段を探すとあった。どうもこのエラーはバグっぽい。


というワケで回避手段。


まずは「プロダクト キーのみを使用して Windows をアップグレードする」で検索して、M$のサイトにアクセス。すると下のほうに「Windows 8 のインストール」と「Windows 8.1 のインストール」という、水色を背景にした文字があるので、その両方をクリックして「WindowsSetupBox.exe」「Windows8-Setup.exe」をダウンロードしておく。

次に確認。一度でもWindows8をダウンロードしたPCは、以下のフォルダを削除しておく。そうでないPCは次へ。

C:\ESD
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\WebSetup


問題がなければ「Windows8-Setup.exe」を実行し、プロダクトキーを入力してダウンロード開始。そして開始を確認したら中止ボタンをクリックしてウインドウを×で閉じる。

次に「WindowsSetupBox.exe」を実行する。
するとエラーで一度ウインドウが閉じるが、もう一度実行するとダウンロードが継続する。

ダウンロードが終わったら c:\Desktop\ESD\Windows\sources に「ei.cfg」という名前で以下の内容のファイルを作る。

[EditionID]
[Channel]
Retail
[VL]
0


終わったらUSBフラッシュ又はISOファイルとして保存する。
以降、これらを利用してインストールが可能となる。
当然だがダウンロードに使用したPCに64bitのWindowsが入っていれば64bit版が、32bitならば32bit版がダウンロードされる(その前にプロダクトキーが通らないかもだが)ので勘違いの無きよう。


それにしてもプロダクトキーの入力時点でハネられた時は焦った。
万が一の事態を想定してみたがそういう事が無くてよかった。

まァ、世の中は一見どんどん便利になっているようで、その実一般市民はどんどん飼いならされ、豚舎のブタ同然に成り下がる世の中になっていっているのだなァ。

激安のWindows8(Windows8.1)に注意 [ソフトウェア]

Windows8(8.1)がネットの商店やオークション等で、格安で売られている。
全てプロダクトキーのみの販売、インストール用DVDはダウンロードで、一部には海賊版のDVD-R付きの物もあるようだ。


こうした格安Windows8は「売るのも(買って)使うのも100%例外なく違法」である。コレを違法と気付かずに(或いは知っていて)買ったバカ者は、購入後にメールで教えてもらうか郵送された紙切れに印刷された違法なプロダクトキーでインストールし、電話で認証作業をする事になる。(認証方法そのものは違法ではないが)


従ってこうした業者(多くは中国人や韓国人)は安さに釣られた?日本人をカモにしているワケだ。元手がタダだからボロもうけだな。販売価格は千円程度から1万円程度まで幅があるが中身は全部同じだ。売るやつも売るやつだが、一番悪いのはこんな詐欺商法に金を出す大バカ者だ。
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