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写ルンです [雑談]


「写ルンです」が、まだ売られているとは知らなった。


「写ルンです」とは、デジタルカメラやスマートフォンによって銀塩カメラが駆逐される以前、手軽に写真撮影が出来る撮影機材として大ヒットした“レンズ付きフィルム”である。

出た当時の衝撃は大きく、また売れに売れたため、開発・販売元の富士フィルム以外の各社からも類似品が出まくった。

もちろん、本格的な写真撮影には一眼レフなどのマトモなカメラが必要だが、日常のスナップ写真や、旅行先での思い出を残す用途などには十分であり、小型軽量でハンドバッグにも入り、機能が単純なため扱いやすく、しかも必要になればその辺のスーパー・コンビニ・お土産屋など、雑貨を扱う店ならば大抵置いてあるため入手性も極めて良好で、「カメラを持っていれば良かった!」と後悔する事を激減させる大変素晴らしいモノだった。

しかし時代は流れ、21世紀に入ると大衆が買える簡易なデジタルカメラも実用的な性能かつ安価になり、その後は携帯電話に搭載されたデジタルカメラの画質向上、さらにその後はスマートフォンの登場によって銀塩フィルムを使うアナログなカメラの需要は激減。

特に「写ルンです」は大打撃を被って消えたかと思っていたのだが。
(ちなみに私は、2001年に発売されたキヤノンのIXY Digital 300を買って以降、写ルンですを買わなくなった)

実際にはどういうワケか一時期流行もしたそうで、未だに売れ続けているらしい。

ポラロイドが開発した「インスタントカメラ」が今でも売れているというのは知っていたが・・・


とにかく、昔はどこかに出かけるというと持ち歩く事が多かった「写ルンです」。

カメラを持っていなくとも、撮りたいと思う事があればその辺の店で買ってすぐに撮影が出来るという事が魅力だった。

現在のデジタルカメラと比べると、撮影可能な枚数は少ないし、現像しないと撮った写真を見る事が出来ないし、撮った写真を他人に渡すにも写真屋に持って行って焼き増ししてもらうか、スキャナで取り込んでデジタルデータ化するしかない、という手間がかかる不便さもある。

スマホで撮った写真はその場でSNSに上げてシェアするのが当たり前の時代に!

なので一体何が魅力なのか、今の私には理解出来ないが。

「写ルンです」を今でも使う人には、彼らなりに魅力を感じて使っているのだと思う。

そして、そうした人達が商売として成立するだけの需要を生み出している。

だから今でも生産され、売られているのだろう。


写ルンです
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