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インターネットエクスプローラの終焉 [ソフトウェア]

長く続いた、Micro$oft社(以下M$)製のインターネットブラウザ、インターネットエクスプローラ(以下IE)が、やっとサポート終了となる。

詳しくは以下のサイトを参照。

いよいよ完全終了へ。Internet Explorer(IE)サポート終了スケジュール
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1503/11/news134.html

予告はされていたが、やっとその時が来るのかと思うと感慨深い。

何故「感慨深い」などという言葉が出るのかというと、IEは昔から色々な問題の原因となって私を苦しめて来たからだ。

古くはWindowz95の頃から、そして今現在に至るまで。

私はFirefoxというブラウザに出会うまではIEを使っていたが、それでもIEそのものではなく、HTMLを読み込んで解釈し、それを表示する機能のみを流用した「IEコンポーネントブラウザ」を使い続けていた。

IE5や6の頃は、IEでWebページを開くだけで感染するウィルスなども流行し、友人知人のパソコンでも何件か感染があったため対処に追われた。

また、官公庁のサービスがIE決め打ちで他のブラウザが使えない事が多く、このためセキュリティリスクの高いIEは官公庁のサービス専用とし、他の業務にはFirefoxなど他社のブラウザを使うように環境を整えたり、利用者を指導したりする事もこれまでずっと続けてきた。

現在では官公庁のサイトもFirefoxやChromeが使えるようになりつつあるが、2021年の時点でもまだIE専用サイトは残っていたように記憶している。

それが、今年の6月で全て終了になるのかと思うと、胸のすく思いだ。

なんにしろ、あと数か月で終わる。

今から待ち遠しい。



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シャオミ製スマホ [セキュリティ]

中国シャオミ製スマホ、ユーザー情報を自動的に警察にアップロード
https://www.visiontimesjp.com/?p=30271

日本国内でも大人気の中国企業製スマートフォン。

過去にもバックドアやスパイウェアが購入時から入っていたと発覚した事があったが。

今回は中国国内で、スマートフォンの使用者が同デバイスで何をしたのか逐一警察に報告する機能があったとか。


まあ、Googleのあらゆるサービスも、情報の送り先はGoogeleではあるが、似たようなものか。


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米国との価格差は倍以上 [ハードウェア]


意外にも良心価格?Radeon RX 6500 XTが3万円台で各社から登場
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1381934.html


明日からRadeon RX 6500 XTの販売が始まるようだ。

以前より最新ゲームが遊べるローエンドビデオカードとしてパソコン関係情報サイトで話題になっていたが。

気になる価格は米国で199ドル。

それが日本国内での価格は約3万~3万円台後半となっている。


記事ではこの値付けについて「良心価格?」と書いており、その理由に

昨今ビデオカード価格の高騰により、日本では推奨小売価格の2倍近くなっているパターンも少なくない

と書かれている。

これが基準で良心価格というのは明らかに異常だ。(だから“?”が付いているのだと思うが)


要するに需要と供給のバランスによって高騰しているのだが、それでもアメリカでの販売価格の2倍が基準とは。

ちなみにアメリカ人は日本人の1.5倍の物を買う事が可能な平均収入がある。

それを考えれば倍以上の価格差といっても過言ではない。


今から5年ほど前、このクラスのビデオカードは1万~1万5千円程度で売られていたと思う。

ハイエンド製品ならば高値も良いが、ローエンド製品でこれでは・・・

構成部品を見ても本来はその程度のモノなので、現在の価格高騰が如何に異常かという事を強く実感せざるを得ない。



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CMRという噂のWD80EAZZをテスト [ハードディスク]

もう一か月以上前の話だが、昨年11月末頃にWesten Digital(以下WD)の「WD80EAZZ」というHDDが発売された。

「WD80EAZZ」は一般向けHDDブランドの“WD Blue”に属すが、“WD Blue”はこれまで6TBが最大容量だった。

型番 仕様
WD5000AZLX 32MB,7200rpm,500GB
WD5000AZRZ 64MB,5400rpm,500GB
WD10EZEX 64MB,7200rpm,1TB
WD10EZRZ 64MB,5400rpm,1TB
WD20EZAZ 256MB,5400rpm,2TB
WD20EZBX 256MB,7200rpm,2TB
WD20EZRZ 64MB,5400rpm,2TB
WD30EZAZ 256MB,5400rpm,3TB
WD30EZRZ 64MB,5400rpm,3TB
WD40EZAZ 256MB,5400rpm,4TB
WD40EZRZ 64MB,5400rpm,4TB
WD60EZAZ 256MB,5400rpm,6TB
WD80EAZZX 128MB,5640rpm,8TB

現在の“WD BLUE 3.5inch Desktop Hard Disk”製品構成。種類が多すぎる。

気になったので「WD80EAZZ」についてあひる先生にお尋ねすると、「WD80EAZZ」はなんとCMRだという。

同じWD BLUEシリーズの4TB(WD40EZAZ)と6TB(WD60EZAZ)はSMRなのに、なぜ今になってCMRの新機種なのか?

そしてCMRだという話は事実なのか?

私はこの話をつい最近知ったので、今更だが実際に買って確かめてみようと思った。


買ってみると、WD80EAZZはWDブランドのHGST製HDDであるようだった。

HGSTはWDに買収されてから約10年経つが、買収当時に子会社化されたまま現在まで独自にHDDを開発していて、主に業務向けのHDDを開発・生産している。

そのせいかHGST製HDDの筐体はWD製と見た目が明確に違うので判別が容易だ。

従ってWD80EAZZもWD40EZAZ等WD製HDDと違う外観の特徴からHGST製であると私は結論する。


というワケで、買って即TxBENCHでゼロライトを実行。

WD80EAZZ_TxB.png

実行直後に撮ったスクリーンショットでは残り時間が15時間余りとなっているが、実際にかかった時間は14時間02分だった。

2年ほど前、SeagateのST8000DM004にゼロライトした時は14時間48分だった事を考えると、回転数がわずかに高い分短時間で終わったようだ。(ST8000DM004は5400r.p.m.、WD80EAZZは5640r.p.m.)

ちなみに室温23℃の中で行ったゼロライト実行中の温度は、放射温度計による測定で最大42℃だった。

私自身がそうするように、ケースに入れてファンで強制冷却した場合40℃を下回る事は間違いない。


さて、ゼロライトが終わったら次はランダムライトのテストを行う。

方法は以前行ったのと同じ、様々なサイズの小さなファイルを大量に用意してFastCopyで書き込む方法だ。

結果は以下の通り。

WD80EAZZ_test.png

また、以前テストしたST8000DM004の時の結果は以下。

test_fc.png

今回同じ条件のファイル群を用意出来なくて容量で約1割、ファイル数は約3%多いが、それでもST8000DM004より24秒短い。

7200r.p.m.のMD04ACA400と比べると遅いが・・・ランダムアクセスの速度は平均待ち時間の差が大きく影響するため、そこは当然なのか。


以上、テストの結果からWD80EAZZはCMRであると確認出来た。

あとはこれまで一般向けHDDの大半がCMRからSMRに切り替わって来たのに、何故今になってCMRの新製品が出たのか。

私にはその理由を想像する事しか出来ないが。

SMRのデメリットが思っていたよりも大きかったのか。

それとも、技術の進歩でSMRを採用する利点が減ったのか。

或いは単に売れ残り(監視カメラ向けでほぼ同じ仕様のWD84PURZがある)の再利用なのか。

理由はともかく、CMRの大容量HDDの選択肢が増えた事を素直に喜ぼうと思う。


追記

一昨年の秋頃、WDがNAS用HDDにSMRを採用しながらその情報を公表せず炎上して以降、私はWD製HDDを買わずにいたのだが。

今回の「WD80EAZZ」に限り解禁しようと思う。

WDブランドではあるがHGST製という事もあるし、8TBのCMRなHDDで安価な機種は貴重だからだ。

まあ、私の場合すでにHGST製のヘリウム入り8TBを2台持っている上にSeagateのST8000DM004と今回のWD80EAZZがあるため、次に買うとしたらもっと容量が多い機種にしたいので買う機会は無いかもしれないが・・・



参考:

大容量HDDはWD Blueの8TBモデルがオススメ! 理由はCMR記録方式による信頼性
https://ascii.jp/elem/000/004/077/4077757/2/

CMR採用8TB HDDの新モデル「WD Blue WD80EAZZ」を買ってみた、コスパは最強?
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1377840.html

CMRなHDDがどんどんなくなっていく
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2019-02-22

SMRなハードディスク、ST8000DM004を試す
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2020-02-13

ST8000DM004を試すその2
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2020-02-16

HDDおみくじとやらを引いてみた
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2019-08-18



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20年以上使い続けているソフト [ソフトウェア]


昨年の暮れ、ある知人と一緒に食事をしている時にこんな事を頼まれた。

「前に作ってくれた名刺、また作ってよ。」


私は時折、友人知人に頼まれて名刺を作る事がある。(もちろんタダ働きではなく、酒一本などの対価を頂いている)

名刺の作成にはパソコンとプリンターを用いるが、この時使用するソフトウェアはもう20年以上同じ物を使い続けている。

ソフトウェアの名は「名刺MAKER」

名刺MAKER
https://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se125806.html

これはとても古いソフトウェアで、実行ファイルのタイムスタンプを見ると“2000年12月2日”と、もう20年以上前に開発されたソフトウェアであり、私は当時からずっと使い続けている。

ソフトウェア配布サイトのベクターでは対応OSが「Windows NT/95/98」となっているが、現在でもWindowz10で何の支障もなく動作するので、とてもありがたいと思っている。

meishi_rei.png
作成例。文字情報だけでなく会社ロゴや顔写真などを配置したり、名刺全体に写真等の背景を置く事も可能だ。
(作成例の会社名・個人名・住所・電話番号などは全て架空のものです。)

今でも問題なく使えるのは良いのだが、難点は縦書きの名刺の場合、横向きのままデザインしなければならない事。

また、縦書きにしたい場合フォントに縦書き用が用意されているものしか使えない。

さらに、名刺を立てて横書きのデザインにしたい場合、あらかじめ文字と画像の配置を完成させたものを画像として貼り付ける以外に作る方法が無い。

とはいえ、それら以外の場合デザインの自由度が高く、プログラム自体が小さい事もあって動作はすこぶる軽快であり、用紙もミリ単位で位置決めが出来るので市販の名刺用紙全てに対応可能である。

まあ表裏に印刷したい場合、表と裏を別に作成して2度印刷する必要があるが、名刺印刷を生業にしているのでもなければ困る事ではないだろう。


ところで。

Micro$oftはこのような古いWin32ソフトのサポートを切りたくて仕方がないらしい。

現在大手ソフトウェア開発企業の市販ソフトを中心に「Universal Windows Platform」(UWP)準拠のソフトウェアへ転換が進んでいると思うが、元々UWP自体がWin32と互換性の無いWindows 10 Mobileやゲーム機のXBOXとソフトウェアの共通化を狙った規格である。

だがWindows 10 Mobileはすでに開発が終了しており、XBOXについてもゲーム専用機であるためにデスクトップ用のWindowzとソフトウェアの共通化を図るメリットが薄い。

このため、今となってはUWPの存在自体がほとんど意味の無いものとなっている、と私は考えている。

とはいえ、Micro$oftからすればUWPの存在意義はまだ大きい。

何故ならMicrosoft Storeで配布されるソフトウェアはUWP準拠でなければならないからだ。

したがって今後もUWPの推進は進められて、脱Win32は続けられるだろう。


というワケで。

これまでもいくつかの名刺作成ソフトを試したが、「名刺MAKER」を超える物に出会った事が無い。

いつ使えなくなるかわからないが、「名刺MAKER」はこれからも使い続けていくつもりだ。


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