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ひでぶっ! [セキュリティ]


時々お世話になる、黒翼猫様のblogを久しぶりに覗いたらこんな記事が。

【悲報】トレンドマイクロさんが(以下略)
http://blog.livedoor.jp/blackwingcat/archives/2014644.html


要約すると

・三菱電機が「トレンドマイクロさんのおかげでセキュリティは万全です!」とドヤ顔

・その後半月もたたないうちに、三菱電機に不正アクセスがあって情報流出


えっ!?


そして日本のセキュリティサービスで断トツのシェアを誇るのもトレンドマイクロ。


ひでぶっ!


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Alder Lake について [CPU]


昨日、IntelのAlder Lakeが正式に発表され、11月4日の発売日が予告された。

このAlder Lakeは、従来のx86系CPUには無い新しい構造を持つ。

それは「Big & Little」という、省電力コア(以降、Eコア)と高処理能力コア(以降、Pコア)を組み合わせた非対称マルチコアである。

Alder Lakeの場合、EコアにはATOM系のコアである“Gracemont”が、Pコアには“Golden Cove”が使われているのだが、同じBig & Little構成の一般的なArm系CPUと大きく違うのが「Intel Thread Director」という仕組みで、CPUの能力を出来るだけ効率的に引き出せるようにEコアとPコアへプログラムの処理=スレッドを割り当てるようになっている。

つまり、Arm系のようなEコアからPコアへの完全な切り替えではなく、EコアとPコア両方が協調して動作する。

その結果同じ16コアのCore i9-12900KとRyzen 9 5950Xを比較すると、ベンチマークのスコアはCore i9-12900Kが上回るという結果になるようである。

不思議なのは同じ16コアとはいえ、Core i9-12900Kの場合は半分がEコアなのに全てがPコアであるRyzen 9 5950Xを上回る事。


その原因はなんだろう?

いくらCore i9-12900KのIPCがRyzen 9 5950Xよりも上とはいえ、それはGolden CoveのPコアだけの話である。

16コア全てを使うマルチスレッド処理ならば、Eコアが足を引っ張ってCore i9-12900Kのスコアはもっと伸び悩むはず。

この問題に関する答えは、以下の記事にあった。

第12世代Core、PコアとEコアという2種類のCPUの組み合わせなのになぜRyzenより速い?
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1361961.html


答えを一言で言えば、「Intel Thread Director」が優秀な仕事をしているから、となる。

全てのプログラムとデータがL1~L3キャッシュの中に収まってしまうのであれば話は変わるのかもしれないが、どのような処理であれCPUは全ての力を利用者が求める一定の処理だけに注ぎ込んでいる訳ではない。

なので、OSのスケジューラとCPUのスケジューラが協調してPコアが得意な処理は全てPコアに回して、それ以外をEコアで処理する、という事をやっているようだ。

また、3D画像処理や動画のエンコードなど、現在の浮動点少数演算は昔のように原始的な浮動小数点演算器が一つ一つバカ正直に計算しているわけではない。

一般にSIMD命令と呼ばれる、複雑な演算処理の答えを一発で出すハードウェアアクセラレータと言うべき命令処理回路を使う。

これをEコアにも持たせればPコアと同等の結果を出す事は簡単なワケで、恐らくそういう事なのだろう。


まァそんなワケで、史上最強のx86 CPUの座を奪還した? IntelのAlder Lake。

これに対するAMDのCPUはZen4となるのだが。

出るのは一年後くらいになるらしいので、その頃にはIntelも新しいCPUを出して来るに違いない。

AppleのM1の存在もあるし、この先CPUのパワー競争はどうなっていくのか興味深い。


参考:

Windows11とAlder LakeとDDR5メモリ
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2021-10-06


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長く業界にいて専門知識を持っているはずの人々でも混乱する [USB]

長く業界にいて専門知識を持っているはずの人々でも混乱する
https://news.mynavi.jp/article/20211021-mbp/

上記リンク先の記事は、2021年10月現在最新のMac book Proに関する記事だが。

その中のUSBに関する記述でこういう文言がある。

「長く業界にいて専門知識を持っているはずの人々でも混乱する」

USBとは一体なんのために作られた規格なのか。

以下略。



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現在のナノインプリント・リソグラフィ [ハードウェア]

今から2年以上前、私はこんな記事を書いた。

ハンコで作る、東芝のNAND
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2019-05-01

元ネタになった記事では、「東芝メモリら4社連合、ナノインプリントでNANDを19年にも量産へ」という見出しが付いていたのだが。

今現在はこんな状況らしい。

キオクシア、キヤノン、大日本印刷、「ナノインプリント」を2025年にも実用化
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC10DEC0Q1A910C2000000/

なんと当時の予定より6年遅れの“予定”であるという。

この技術、もう無理なんじゃないだろうか。

NANDの開発競争の激しさを考えると、さすがにもう時間切れだと感じる。

だが、今ここで諦めるのはダメだという事も理解出来る。

まるで蜃気楼のようなゴールを追い続けるという技術開発は、現在半導体製造で最重要技術とも言えるEUVリソグラフィでも起きた事。

まあ、本当にゴールまで辿り着ければ、という事なのだが。


こうなった以上、キオクシアは人身御供になってもらうしかない。

そして実用化までたどり着く事が出来れば。

その果実を最初に得る事が出来るのもまた、キオクシアになるのだ。



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M1 ProとM1 Maxに脱帽 [CPU]


かつてAMDが掲げた理想をAppleが実現した。

CPUもGPUも最高性能となったM1 ProとM1 Max、課題はアプリケーション対応
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1359506.html


まさにAPUの到達点。

設計思想が現在のx86と違う事がこのような結果を生んだのか。

なんにせよ、先を越されたという感じがする。


現在のCPUが持つ最大のボトルネックはメインメモリが遅い事。

この問題は世界中で最も多く使われるWindowsパソコン、PC/AT互換機共通の問題でもあり、かつ今のままでは永遠に解決不可能な問題でもある。

もちろん解決といっても“完全”には無理で、いくらか緩和する事が精々だが。

それでもCPUのパッケージ上にメインメモリを載せる事は、現在の技術で可能な答えの一つである事に違いはない。

可能であれば、現在3次キャッシュとして登載されるメモリをそのまま64GBにまで増量出来れば良いのだが。

これはAMDが来年早々にでも出荷するZen3+に使われている技術、「3D Chiplet Stacking Technology」を発展させて、現在たったの198MBであるものを桁違いに大容量化させなければならない。


なんにせよ、メモリ帯域が最大400GB/sともなればCPUにしろGPUにしろ遅いはずがない。

ましてやTSMCの5nmプロセスで製造され、トランジスタ数も大幅に増量されているのだ。

IntelとAMDはM1と同様の技術を導入するか、それに代わる技術を開発しない限り、今後永遠にApple製のCPUより遅いCPUしか開発出来ないだろう。


参考:

AMDの“Zen”と、HBM
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2015-05-08
富岳とM1の共通点
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2020-11-18



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懐かしい・・・Celeron 300A [旧式パソコン]


今日、こんな記事をみつけた。

パワレポ30周年記念生配信やります!! (以下略
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/dosv/kaizou/1358662.html

ここのサイトでは、時々昔のネタを引っ張り出して年寄り共を喜ばせているのだが。

今回はCeleron 300Aと来た。

Celeron 300A は私の記憶の中でも特別に鮮明なもので、元々300Mhz動作なのにほぼ確実に450Mhzで動作し、小改造でデュアルCPUにも対応するという大変おいしいCPUだった。

もちろん定格の1.5倍動作なんてそうそうあるものではない。

まあそれ以前にはPentiumⅡ266Mhzが496Mhzで安定動作なんてのもあったが、Celeron 300A は1万円台の格安CPUである。

しかもDual Slot 1 マザーでデュアルCPU環境が格安で構築出来るのだ。

もちろん、私もやってみた。

FREEWAYのFW6280BXDRというキワモノマザーボードに、SMP対応の改造したCeleron 300A を2個使って。

結果は自己満足のみ。

450Mhzのデュアル動作は出来たものの、だからどうなんだ、という。

当時はCPUが2個の環境を想定したアプリケーションプログラムなどサーバーなどの業務用途しかなく、複数のアプリを起動して疑似的なマルチタスクを行う場合にWindowz2000がお利口な振る舞いをしてくれたならば多少レスポンスが良くなるだけという。

今思えば、目的もなくデュアルCPU環境などやっても使い道などあるはずもない。

なによりも、私はそれ以前にもPentiumⅡでデュアルCPU環境を作ったものの、1年と経たずに売り払っているのだ。


そして現在。

かつてのような熱はすっかり冷めてしまったが、大した意味もなく16コアのCPUを使っている自分が居る。

バカは何度でも同じ過ちを繰り返すのだという、良い見本である。


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Windows11とAlder LakeとDDR5メモリ [OS]

昨日11月5日より、Micro$oftからWindowz11の提供が開始された。

発表から数か月、各方面で様々な波紋を呼んだWindowz11。

一般消費者を省けば、大部分で否定的な見方をされているが。

中身はほとんどWindowz10のまま、ユーザーインターフェイスの刷新と、主にセキュリティ機能の強化が行わている(ことになっている) Windowz11。

私はとりあえずISOファイルのダウンロードだけしたが、今の所インストールして試す予定は立っていない。


ネット上では10月6日現在、大した情報は出ていない。

パソコン関係の情報サイトでも詳しい解説などは無く、一番情報量が多い所でも新機能を並べて説明しているだけだ。

Windows 11正式リリース!気になる新機能をまとめて解説
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1355860.html

実際の所、Windowz10で問題ない人にはまるで魅力が無いOSという事もあるが、ハードウェアの要件が厳しい事もあるだろう。

ちょっと試すにも古いパソコンを再利用して、という事が出来ないケースが多いからだ。

まあ、Windowz11が真価を発揮するには、パソコンの買い替えが進んでDDR5メモリを使うシステムが大半になるまで待つ必要があるのかもしれない。


さて。

そのWindowz11を最大限活用出来るパソコンといえば、もうすぐIntelのAlder Lakeが出るらしい。

公式の情報ではないが、今から約一か月後の11月4日に販売開始だとか。

Alder Lakeは11月4日発表? MSIが対応クーラーのキャンペーン開始日を公開
https://news.mynavi.jp/article/20211006-2009120/


Alder Lakeは一般向けパソコン用で初めてDDR5メモリに対応するCPUで、Arm系CPUでおなじみのBig & Little構成の16コアCPU。

つまり高性能コア8+省電力コア8という構成で、通常は省電力コアのみの動作、高負荷の時はそれに高性能コアが加わるという動作の仕方をするようだ。

IPCは当然にZen3を上回り、動作周波数も最大で5.3Ghz程度まで伸びるらしいから、Ryzen 5000シリーズを大幅に上回る性能が予想される。

ちなみにWindowz11はAlder Lakeに搭載された新しい命令などに対応するらしい。

なので、Alder LakeはWindowz10よりもWindowz11の方が効率良く動くようだ。


それからAlder Lakeが対応する新しいメモリ規格であるDDR5について。

Alder Lakeの発売が近いからか、秋葉原の各販売店でサンプルの展示が増えているらしい。

その写真を見ると、特徴的なのがメモリモジュールの“おでこ”に載った電源回路。

DDR5ではメモリモジュールへの給電は12Vで行われて、DDR5の動作電圧である1.1Vへの電圧変換はメモリモジュール上の電源回路で行う事になった。

またメモリバスの動作周波数が倍になった事でバス上を行き来するデータの信頼性が落ちてしまったため、これまで一般のパソコンではほとんど採用されなかったエラー訂正機能が必須となり、このエラー訂正機能もこの電源回路の制御チップに内蔵されている。

従ってメモリモジュールの製造コストは確実にDDR4を上回る。

パソコンのメインメモリは価格変動が大きいので製造コストが~とか言っても落ちる時は落ちるので、高いか安いかはその時々によるが。

世界的に見ると物価がかなり上がっていることもあり、それも含めるとDDR5メモリモジュールの購入にはDDR4の時よりも確実に出費が増えると思う。

いずれにしろ出始めはモジュールの動作周波数も低くDDR5のメリットはあまりない上に、普及が進むまでメモリチップの製造原価も高止まりし、さらに流通での価格も当然に高額を維持すると思われるので、無駄な出費を抑えたい人は1~2年は様子見した方が良いと思う。


次世代のサーバー/ハイエンドPC向けDRAM「DDR5メモリ」
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1076835.html

DDR5メモリの性能と特徴をDDR4との比較とともに解説!発売時期の見通しも
https://www.seleqt.net/gadget/what-is-ddr5-ram-features-availability/



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USB Type-Cケーブルのロゴ [USB]


USB Type-Cケーブルに新しい「ケーブル電力定格ロゴ」が登場
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2110/01/news082.html

最近発売されたUSB Type-Cケーブルは、ケーブルのコネクタ部分にロゴが印刷又は刻印されるようになった。

最初からそうしていれば良かったものを。

それ以前に出たケーブルは、すでに業界の中では無かった事にされているのか。


ただまあ、これでケーブルが何に対応するのか、ロゴの意味を理解している人であれば間違える事はなくなった。

これだけは良かったと思う。

上記リンク先の記事では、そうしたロゴが新しく増えた事を記事にしている。

要はUSB4と新しいUSB PD規格に対応するロゴが新たに加わったという事だ。


ちなみに新しいUSB PDの規格は「USB PD 3.1」といって、最大で48V 5Aの給電が可能になるもの。

USB Power Deliveryに新リビジョン 給電能力を最大240Wに引き上げ
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2105/27/news094.html

ただでさえあの小さなコネクタに5Aもの大電流はオーバースペックに思うが、さすがにそれ以上電流を増やす事は出来ないようで、電圧をこれまでの最大20Vから28V、36V、48Vの3種類を増やして供給出来る電力を増やしている。


というワケで、今後はケーブルのコネクタ部分に印刷されたロゴを見て、そのケーブルの仕様を確認出来るようになった。

一つだけ問題があるとすれば、ロゴの偽装で偽物を生産可能になった事くらいか。

ただしこの問題は、信頼出来る場所で信頼出来る製品を買う事で防ぐ事が可能だ。

まあ、USBのケーブルに関しては今後も注意が必要という事だけは変わらないという事か。



この件に関係する記事

USB PD に対応するケーブル
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2020-09-10

汎用性が著しく落ちたUSB4規格と専用ケーブル
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2019-04-22

今度はUSB4
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2019-03-05

USB Type-C ケーブルは何を買えば良いのか
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2017-08-14


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キオクシアのPCIe 5.0対応SSD [SSD]


TECH POWER UPによると、キオクシアが PCIe 5.0に対応するSSDを発表したらしい。

KIOXIA CD7 Series PCIe 5.0 SSDs Belt Out 14 GBps Sequential Transfers
https://www.techpowerup.com/287069/kioxia-cd7-series-pcie-5-0-ssds-belt-out-14-gbps-sequential-transfers

記事のタイトルにもあるが、最大転送速度は14GB/sにも達する。

これはまだ試作品のためもっと速度が上がる可能性もあるが、PCIe 5.0における4レーンの最大速度が16GB/sなので、この速度は事実上、上限に近いのかもしれない。


ただ心配なのは消費電力だ。

過去に発表されたMarvellのエンタープライズ向け PCIe 5.0対応 SSDコントローラは、最大消費電力が約10Wもある。

今回発表されたのは エンタープライズ向けの2.5インチフォームファクタ SSDであり、熱対策の問題は解決されているはずだが、一般向けの M.2 フォームファクタで10Wクラスの発熱量は大型の強制空冷ヒートシンクが必要になると思う。

fac_m2_ssd.png
私が想定するM.2 フォームファクタSSD用の強制空冷ヒートシンク。ファンの大きさは40mm。

なお、一般向けでPCIe 5.0 対応の M.2 フォームファクタ NVMe 対応SSDには、9月にPhisonからE26というコントローラが発表されている。

こちらを採用したSSDは来年後半に発売が予想されているが、消費電力と熱の問題はどうなのか。

エンタープライズ向け製品よりも速度が遅い可能性があるので、意外と低消費電力だったりするのだろうか。


参考:

キオクシア CM6-R シリーズ (エンタープライズ向け 2.5inchフォームファクタのNVMe SSD)
https://business.kioxia.com/ja-jp/ssd/enterprise-ssd/cm6-r.html

Marvell、14GB/sを実現した業界初のPCIe 5.0対応SSDコントローラ
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1327649.html

Phison、PCIe 5.0 SSD向け新コントローラ。採用製品は2022年後半に登場
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1354506.html


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