PC-9801BX2(Bs2改)まとめ [旧式パソコン]
PC-9801BX2(Bs2改)を一通りいじって満足したので、そのまとめ。
まず現状のハードウェア構成。
PC本体 :PC-9801BX2(BS2改)
CPU :Am5x86 133Mhz (アセットコア製ODP)
Memory :FP DRAM 72Pin SIMM 4MB + 32MB + 32MB
FDD :3.5inch 2HD ×2
IDE HDD :420MB (Conner CFS425A) A drive
SCSI HDD: 1GB (IBM DPES-31080) B/C drive
CD-ROM :PIONEER DR-533 (x24 SCSI)
MO :富士通 FMV-PD242 (640MB SCSI)
VGA :IO-DATA GA-DRV4/98
SCSI I/F:緑電子 MDC-926Rs
NIC :IO-DATA LA/T-98 SB
Sound :PC-9801-86
今回復活させたPC-9801BX2(Bs2改)。約15年ほど物置でホコリを被っていたが無事に復活。
次はOS。
A drive :MS-Dos 6.2
B drive :Windowz 98
(BIOSの起動メニューで切り替え)
この構成でWindowz98を起動してインターネットを閲覧しようとしたが、ブラウザがIE 6.0 SP1なのでGoogle の検索は結果が表示されるも、Webサイトを表示させようとしても表示できず。
Googelで東京オリンピックを検索。検索までは普通に出来る。
だが、検索結果から適当なWebページへ飛ぶとこの画面しか出ない。
これは現在のWebサイトがIE6.0では表示出来ない仕様となっているからだと思う。
探せばまだIE6.01でも表示可能なサイトもあるはずだが、そこまではやっていない。
Windowz98で現在のネットの仕様に合うブラウザがあれば閲覧出来る可能性はある。だがその前にメインメモリが67.4MBしかないのでメモリ不足になるかもしれないが・・・
まァ無理にネットを見る必要も無いので、あとは当時のアプリケーションを使うとか、SCSI接続のデバイスの検証位が現実的な使い道か。(あとは当時を偲んでCバスの拡張カードをいくつか試してみたり、SC-55Mk2を接続してMIDIの音楽を流してみたりも良いかもしれない。)
物置の整理で出てきたMO(今回接続している富士通製のドライブもその内の一台)も整理したいし、PC-9801BX2(BS2改)のハードディスクにあった古い図面ファイルもどうにかしたいし、まだコイツには頑張ってもらおうと思う。
本件に関係する記事:
記念すべき東京オリンピック2020開幕の日に
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2021-07-23
PC-98用 MS-Dos 6.2のアップデートファイル
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2021-07-25
まず現状のハードウェア構成。
PC本体 :PC-9801BX2(BS2改)
CPU :Am5x86 133Mhz (アセットコア製ODP)
Memory :FP DRAM 72Pin SIMM 4MB + 32MB + 32MB
FDD :3.5inch 2HD ×2
IDE HDD :420MB (Conner CFS425A) A drive
SCSI HDD: 1GB (IBM DPES-31080) B/C drive
CD-ROM :PIONEER DR-533 (x24 SCSI)
MO :富士通 FMV-PD242 (640MB SCSI)
VGA :IO-DATA GA-DRV4/98
SCSI I/F:緑電子 MDC-926Rs
NIC :IO-DATA LA/T-98 SB
Sound :PC-9801-86
今回復活させたPC-9801BX2(Bs2改)。約15年ほど物置でホコリを被っていたが無事に復活。
次はOS。
A drive :MS-Dos 6.2
B drive :Windowz 98
(BIOSの起動メニューで切り替え)
この構成でWindowz98を起動してインターネットを閲覧しようとしたが、ブラウザがIE 6.0 SP1なのでGoogle の検索は結果が表示されるも、Webサイトを表示させようとしても表示できず。
Googelで東京オリンピックを検索。検索までは普通に出来る。
だが、検索結果から適当なWebページへ飛ぶとこの画面しか出ない。
これは現在のWebサイトがIE6.0では表示出来ない仕様となっているからだと思う。
探せばまだIE6.01でも表示可能なサイトもあるはずだが、そこまではやっていない。
Windowz98で現在のネットの仕様に合うブラウザがあれば閲覧出来る可能性はある。だがその前にメインメモリが67.4MBしかないのでメモリ不足になるかもしれないが・・・
まァ無理にネットを見る必要も無いので、あとは当時のアプリケーションを使うとか、SCSI接続のデバイスの検証位が現実的な使い道か。(あとは当時を偲んでCバスの拡張カードをいくつか試してみたり、SC-55Mk2を接続してMIDIの音楽を流してみたりも良いかもしれない。)
物置の整理で出てきたMO(今回接続している富士通製のドライブもその内の一台)も整理したいし、PC-9801BX2(BS2改)のハードディスクにあった古い図面ファイルもどうにかしたいし、まだコイツには頑張ってもらおうと思う。
本件に関係する記事:
記念すべき東京オリンピック2020開幕の日に
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2021-07-23
PC-98用 MS-Dos 6.2のアップデートファイル
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2021-07-25
PC-98用 MS-Dos 6.2のアップデートファイル [旧式パソコン]
一昨日からPC-9801BX2(Bs2改)をいじっているが、当時の知識をかなり失っている事が足枷となって色々苦労している。
こうなると頼みの綱はインターネット上に公開されている情報。
おかげでいくつかの問題が解決出来た。
感謝。
が、調べていく過程で色々と新しい知識や疑問などが増えていき、それによって頭を悩ます事になる。
今回はこうして得た知識の中で情報がなかなか出て来なくて困った事をここに記す。
今回新たに知った問題は、2GBを超えるハードディスクをフォーマットする場合の問題と、MS-DosでFDD2基を使ったディスクコピーに失敗する問題など。
この問題を解決するにはMS-Dos 6.2をアップデートする必要があるのだが、肝心のアップデートファイルが無い。(当時何故この情報を知る事が無かったのか・・・まァ98はほぼ使わなくなっていたからだろうが)
過去にその情報を公開しているブログなどを見つけても、NECのサポ-トページが121Wareから変わってしまったのでその情報が使えなくなっているのだ。
なので検索の単語を色々変えて調べた結果。
現在NECのPCサポートページとなっている「NEC LAVIE公式サイト」に、まだ残っている事がわかった。
以下は問題となったMS-Dos 6.2のアップデートファイルが現存する場所。
MS-DOS(R) 6.2 差分アップグレードモジュール
https://support.nec-lavie.jp/driver/detail?module_no=457
MS-DOS 6.2 アップデートサービス
https://support.nec-lavie.jp/driver/detail?module_no=42
実際には上の「MS-DOS(R) 6.2 差分アップグレードモジュール」だけで良いのだが、念のために古い方も記しておく。
それにしても、NECは20年以上も前の情報を良く残していると思う。
ここまで古い情報は多くの場合、メーカーサイトのアップデートで消えてしまうのだが。
ましてやPC-98x1シリーズは20年近く前に市場から消えたパソコンである。
まあそれだけ、今でも需要が多いのだろう。
こうなると頼みの綱はインターネット上に公開されている情報。
おかげでいくつかの問題が解決出来た。
感謝。
が、調べていく過程で色々と新しい知識や疑問などが増えていき、それによって頭を悩ます事になる。
今回はこうして得た知識の中で情報がなかなか出て来なくて困った事をここに記す。
今回新たに知った問題は、2GBを超えるハードディスクをフォーマットする場合の問題と、MS-DosでFDD2基を使ったディスクコピーに失敗する問題など。
この問題を解決するにはMS-Dos 6.2をアップデートする必要があるのだが、肝心のアップデートファイルが無い。(当時何故この情報を知る事が無かったのか・・・まァ98はほぼ使わなくなっていたからだろうが)
過去にその情報を公開しているブログなどを見つけても、NECのサポ-トページが121Wareから変わってしまったのでその情報が使えなくなっているのだ。
なので検索の単語を色々変えて調べた結果。
現在NECのPCサポートページとなっている「NEC LAVIE公式サイト」に、まだ残っている事がわかった。
以下は問題となったMS-Dos 6.2のアップデートファイルが現存する場所。
MS-DOS(R) 6.2 差分アップグレードモジュール
https://support.nec-lavie.jp/driver/detail?module_no=457
MS-DOS 6.2 アップデートサービス
https://support.nec-lavie.jp/driver/detail?module_no=42
実際には上の「MS-DOS(R) 6.2 差分アップグレードモジュール」だけで良いのだが、念のために古い方も記しておく。
それにしても、NECは20年以上も前の情報を良く残していると思う。
ここまで古い情報は多くの場合、メーカーサイトのアップデートで消えてしまうのだが。
ましてやPC-98x1シリーズは20年近く前に市場から消えたパソコンである。
まあそれだけ、今でも需要が多いのだろう。
記念すべき東京オリンピック2020開幕の日に [旧式パソコン]
武漢ウイルスが世界中に蔓延したおかげで、2020としながら2021年に開催となった東京オリンピック。
今日はその開幕日だが、そんな日に私が何をやっていたのかというと、24年前に主力PCとして使っていた、PC-9801BX2(Bs2改)の復活だった。
オリンピックのおかげで祝祭日が移動し本来ありえない3連休になった事から、以前よりやろうと思っていた事の一つを実行したのだ。
このBX2(Bs2改)、当時それなりに金をかけてパワーアップしていて、元々i486 SX 25Mhz だったBX2にCx5x86 100Mhzを載せ、IO-DATAのグラフィックアクセラレータ、SCSI接続のハードディスク、MO、CD-ROMドライブなどを増設していた。
これをより高性能にするため、ベースクロックが33MhzのBs2をジャンクで購入してBX2から部品を移植、ついでにFDD2基にこだわってフロントパネルとFDDもBX2から移植。
こうしてパッと見がPC-9801BX2の中身がBs2改となった。
その後CPUをアセットコアのAm5x86 133を搭載した物に交換、CバスのLANカードも増設して今に至る。
そんなパソコンで、当時日本国内では一般向けのサービス開始からまだ数年のインターネットにも接続していた。※私が初めてインターネットのISPと契約を結んだのは1996年5月。
さて、復活のために必要な機材を物置から引っ張り出してきたが。
とりあえずケーブルの類を全て接続し電源を入れてみると、パソコン本体が健全な起動をするのは当然として、SCSIのハードディスクが認識はするもののアクセス出来ない。
本体のカバーを外して問題のハードディスクに耳を近付けると、なにやらキュンキュン音がするだけでモーターの回転ノイズが聞こえて来ない。
つまりスピンアップに失敗している。
そこで私は一旦電源を切ってハードディスクを取り外し、その辺に転がっているATX電源から電源を取ってハードディスクの電源を入れ、キュンキュン鳴っている筐体の角へプラッタと並行の向きにゴムハンマーで数度、コンコン、コンコン、と軽く殴った。
すると、今までうんともすんとも言わなかったスピンドルモーターが、軸受けのキュイーンという回転ノイズと共に回転を始めた。
古いハードディスクがスピンアップしない場合、軸受けのボールベアリングの潤滑油が劣化して固着している場合が多い。
これを外部からの振動で動きやすくしてやれば、復活する可能性があるのだ。
ただし殴り方が悪いと壊してしまうので注意が必要だが。
とにかく動き出したハードディスクを1分ほど通電させたまま音を聞いて、モーターの回転が安定しているか、ヘッドの動作音に異常はないかなど確認した後に元のパソコンに取り付けて起動した所、無事にNECの起動メニューが出た。(それまではメニューが出ずにいきなりMS-Dosが立ち上がってしまっていた)
私はIDEのハードディスクにMS-Dos、SCSIのハードディスクにWindows98を入れていたので、Windowsを選択して起動させると無事にWindows98のデスクトップが立ち上がって来た。
その後色々いじって遊んでいた(定番のHD BENCHは当然に)が、どうしてもWindowz10のパソコンとファイル共有が出来ない。
以前起動させた時には、Windowz XpのPC/AT互換機との間で出来ていたはずだが。
そして色々試すうちに、1024x768ドットの画面サイズがあまりに手狭なので解像度を上げようと思い立つ。
が、これが失敗だった。
ディスプレイは19インチの1280x1024ドット液晶で、PC-9801の640x400ドットという解像度も問題なく映している事から、ネイティブの1280x1024ならば問題なくイケるだろうと解像度を変更すると。
期待は裏切られて画面は真っ暗になり「範囲外」のメッセージが。
かつてはブラウン管のディスプレイで1600x1200まで表示した事もあるグラフィックアクセラレータを積んでいるので、1280x1024などなんの問題もなく表示出来るはずだが、ディスプレイ側がダメなようだ。
というワケで、ここで何も出来なくなっておしまい。
続きはまた時間がある時にやろう・・・
追記:
その後復活の手掛かりをネットで検索していると、safe modeで起動してコマンドプロンプトで「scanreg /restore」で直る可能性がある事を発見。
これを見てなんとなく思い出した。あー、そういえばこんなのもあったな、と。
早速やってみると、無事Windows98のデスクトップ画面を再び拝む事が出来た。
一安心。
今日はその開幕日だが、そんな日に私が何をやっていたのかというと、24年前に主力PCとして使っていた、PC-9801BX2(Bs2改)の復活だった。
オリンピックのおかげで祝祭日が移動し本来ありえない3連休になった事から、以前よりやろうと思っていた事の一つを実行したのだ。
このBX2(Bs2改)、当時それなりに金をかけてパワーアップしていて、元々i486 SX 25Mhz だったBX2にCx5x86 100Mhzを載せ、IO-DATAのグラフィックアクセラレータ、SCSI接続のハードディスク、MO、CD-ROMドライブなどを増設していた。
これをより高性能にするため、ベースクロックが33MhzのBs2をジャンクで購入してBX2から部品を移植、ついでにFDD2基にこだわってフロントパネルとFDDもBX2から移植。
こうしてパッと見がPC-9801BX2の中身がBs2改となった。
その後CPUをアセットコアのAm5x86 133を搭載した物に交換、CバスのLANカードも増設して今に至る。
そんなパソコンで、当時日本国内では一般向けのサービス開始からまだ数年のインターネットにも接続していた。※私が初めてインターネットのISPと契約を結んだのは1996年5月。
さて、復活のために必要な機材を物置から引っ張り出してきたが。
とりあえずケーブルの類を全て接続し電源を入れてみると、パソコン本体が健全な起動をするのは当然として、SCSIのハードディスクが認識はするもののアクセス出来ない。
本体のカバーを外して問題のハードディスクに耳を近付けると、なにやらキュンキュン音がするだけでモーターの回転ノイズが聞こえて来ない。
つまりスピンアップに失敗している。
そこで私は一旦電源を切ってハードディスクを取り外し、その辺に転がっているATX電源から電源を取ってハードディスクの電源を入れ、キュンキュン鳴っている筐体の角へプラッタと並行の向きにゴムハンマーで数度、コンコン、コンコン、と軽く殴った。
すると、今までうんともすんとも言わなかったスピンドルモーターが、軸受けのキュイーンという回転ノイズと共に回転を始めた。
古いハードディスクがスピンアップしない場合、軸受けのボールベアリングの潤滑油が劣化して固着している場合が多い。
これを外部からの振動で動きやすくしてやれば、復活する可能性があるのだ。
ただし殴り方が悪いと壊してしまうので注意が必要だが。
とにかく動き出したハードディスクを1分ほど通電させたまま音を聞いて、モーターの回転が安定しているか、ヘッドの動作音に異常はないかなど確認した後に元のパソコンに取り付けて起動した所、無事にNECの起動メニューが出た。(それまではメニューが出ずにいきなりMS-Dosが立ち上がってしまっていた)
私はIDEのハードディスクにMS-Dos、SCSIのハードディスクにWindows98を入れていたので、Windowsを選択して起動させると無事にWindows98のデスクトップが立ち上がって来た。
その後色々いじって遊んでいた(定番のHD BENCHは当然に)が、どうしてもWindowz10のパソコンとファイル共有が出来ない。
以前起動させた時には、Windowz XpのPC/AT互換機との間で出来ていたはずだが。
そして色々試すうちに、1024x768ドットの画面サイズがあまりに手狭なので解像度を上げようと思い立つ。
が、これが失敗だった。
ディスプレイは19インチの1280x1024ドット液晶で、PC-9801の640x400ドットという解像度も問題なく映している事から、ネイティブの1280x1024ならば問題なくイケるだろうと解像度を変更すると。
期待は裏切られて画面は真っ暗になり「範囲外」のメッセージが。
かつてはブラウン管のディスプレイで1600x1200まで表示した事もあるグラフィックアクセラレータを積んでいるので、1280x1024などなんの問題もなく表示出来るはずだが、ディスプレイ側がダメなようだ。
というワケで、ここで何も出来なくなっておしまい。
続きはまた時間がある時にやろう・・・
追記:
その後復活の手掛かりをネットで検索していると、safe modeで起動してコマンドプロンプトで「scanreg /restore」で直る可能性がある事を発見。
これを見てなんとなく思い出した。あー、そういえばこんなのもあったな、と。
早速やってみると、無事Windows98のデスクトップ画面を再び拝む事が出来た。
一安心。
NASからのファイルコピーで出る警告の解除 [OS]
今まであまり気にしていなかったが、NASからパソコンにファイルコピーする時いつの頃からか出るようになっていた
「これらのファイルを開くと、コンピューターに害を及ぼす可能性があります」
という警告。
今日はこの警告が出ないようにするにはどうすれば良いのか調べて対処した。
以下は実際に行った事。
1.田+R で「ファイル名を指定して実行」を出し、「control」と入力、Enter として
コントロールパネル を呼び出す
2.ネットワークとインターネット → インターネットオプション と開く
3.「セキュリティ」タブを選び、「ローカル イントラネット」を選択
4.「サイト」ボタンをクリックし、「詳細設定」をクリック
5.「このWebサイトをゾーンに追加する」の枠内に当該のデバイスに割り当てられている
IPアドレスを入力して「追加」ボタンをクリック
スクリーンショット内のIPアドレスが一部「**」となっているが、ここは環境により違う部分。
以上。
この方法はIPアドレスを指定するのだから、NASはIPアドレスを固定しておかなければならない。
IPアドレス固定は環境により方法が異なるため、NASやルーターの仕様を確認して行う必要がある。
私の環境の場合、ルーター側のDHCP設定で割り振るIPアドレスの範囲を制限していて、固定IPが必要なデバイスは全て範囲外のIPアドレスを機器側に設定するだけでOKだが、ルーターによってはルーター側でMAC Addressを指定して機器側で設定したいIPアドレスを割り当てる必要があるケースも経験している。
まあ、この辺りはどうしようもないので、場合によって柔軟な思考をするしかない。
BIOSTAR B550GTA のUEFI更新 [ハードウェア]
昨日、「BIOSTAR B550GTA」のUEFI更新を行った。
更新に使ったUEFIは「B55AG621.BST」というファイル名で、アップロード日が6月21日となっている物。
更新内容は“AGESA ComboAM4v2 PI 1.2.0.3b”を適用した、となっている。
AGESA ComboAM4v2 PI 1.2.0.3bの内容については、調べてみたが正しいと確認出来る情報をみつけられなかった。
だが未確認情報でCezanne(Ryzen 5000G APU)に対応するらしい。
B550GTAの場合今年2月に出たベータ版で対応済みだが、ビジネス向けのOEM製品であるProへの対応なのでリテールパッケージの5000Gとは別対応なのかもしれない。
後は少し前に問題になっていた、USBが不安定になる不具合が修正されているとか。
これもとっくにAMDから修正されたというアナウンスが出ていたはずだが。
まだ一部で残っていたのだろうか?
USBの問題はごく一部の人しか出ていなかったようなので、修正に漏れがあったのかもしれない。
以上、修正内容は微調整の域を出ない小変更のようなので、B550チップセットが出て約一年、漸く安定したと言えるようになったと思えた。
それからUEFIの更新を行うと毎回初期設定に戻されるので、今回も設定のやりなおし。
とはいえ、Ryzen 9 5950X にしてからオーバークロックなどの設定は一切やっていないので、マザーボードのブートロゴを出さない設定と、セキュアブート周りの設定を見直すだけだが。
B550GTAの場合、セキュアブートの設定はここ(燈色枠内のSecure Boot)から入る。
セキュアブートの設定はメーカーやマザーボードによって違うし、場合によってはUEFIのバージョンによっても変わる。
ボケボケのスクリーンショットを貼り付けたが、あくまでも参考である。
また、最近Windowz11のおかげで話題になった「TPM」の設定も確認。
これも項目名からしてモノによって違うので、使われているマザーボードが違うと毎回探す事になる。
B550GTAの場合は「Trusted Computing」という項目名。
B550GTAの場合TPMの設定は「Trusted Computing」という項目名になっている。
参考に、Asrockの「Fatal1ty AB350 Gaming-ITX」の場合は「AMD fTPM switch」となっていてまったく違う。
Fatal1ty AB350 Gaming-ITXのTPM設定項目名は「AMD fTPM switch」
項目自体もメニューのどこを見れば良いかメーカーやマザーボードによって全て違うので、非常にわかり辛い。
こういう所は標準規格みたいなものが出来て統一されると良いのだが。
パソコンの設定という物は、ディップスイッチでやっていた頃からメーカーや機種ごとに違う事が普通だったワケで。
これからも変わる事なくみんなバラバラなのだろう。
参考:
BIOSTAR B550GTA
https://www.biostar.com.tw/app/en/mb/introduction.php?S_ID=984
DELL Vostro15 3000(3500) の中身 [ハードウェア]
先日、知人に頼まれてノートパソコンの代理購入とセットアップを行った。
ブツは「DELL Vostro15 3000(3500)」。
ここ2年ほどの間はAMD製のAPUを使ったノートパソコンばかり扱って来たが、AMDが色々駄目になってしまったのでIntel製に転換。
CPUはTiger LakeのCore i3を選び、1TBのハードディスクを内蔵するHDDモデルを購入したため、メインストレージをSSDに交換し、ハードディスクはデータの倉庫としてそのまま使うという計画だ。
というワケで早速分解。
中身はこんな感じで、M.2 NVMeのSSDと2.5inchのハードディスク両方を使え、メインメモリはDIMMスロット2本に搭載と、私にとって理想的な構成だ。
写真ではHDDを取り外しているが、バッテリーの左側がHDD搭載スペースとなる。
メインメモリは元が4GBなので、4GB足して合計8GBとした。
現在SSDとHDDを両方搭載可能で、メインメモリも4GB~32GBまで自由に交換出来る機種はそう多くない。
今後誰かに頼まれた時は、このDELL Vostro15 3000(3500)を主に扱っていく事になりそうだ。
それにしても、初めて触ったTiger Lakeはなかなか具合がよろしい。
恐らくこの価格帯で買えるノートパソコンの中では最も高性能なのではなかろうか。
現在Intel製のサーバー・デスクトップ向けCPUは、AMD製CPUに対し非常に苦しい戦いをしているが。
モバイルPC向けCPUの方は当分安泰であるように思う。
ブツは「DELL Vostro15 3000(3500)」。
ここ2年ほどの間はAMD製のAPUを使ったノートパソコンばかり扱って来たが、AMDが色々駄目になってしまったのでIntel製に転換。
CPUはTiger LakeのCore i3を選び、1TBのハードディスクを内蔵するHDDモデルを購入したため、メインストレージをSSDに交換し、ハードディスクはデータの倉庫としてそのまま使うという計画だ。
というワケで早速分解。
中身はこんな感じで、M.2 NVMeのSSDと2.5inchのハードディスク両方を使え、メインメモリはDIMMスロット2本に搭載と、私にとって理想的な構成だ。
写真ではHDDを取り外しているが、バッテリーの左側がHDD搭載スペースとなる。
メインメモリは元が4GBなので、4GB足して合計8GBとした。
現在SSDとHDDを両方搭載可能で、メインメモリも4GB~32GBまで自由に交換出来る機種はそう多くない。
今後誰かに頼まれた時は、このDELL Vostro15 3000(3500)を主に扱っていく事になりそうだ。
それにしても、初めて触ったTiger Lakeはなかなか具合がよろしい。
恐らくこの価格帯で買えるノートパソコンの中では最も高性能なのではなかろうか。
現在Intel製のサーバー・デスクトップ向けCPUは、AMD製CPUに対し非常に苦しい戦いをしているが。
モバイルPC向けCPUの方は当分安泰であるように思う。
日本では10年経っても作れない [CPU]
現在、最先端の半導体は国家安全保障の要である。
この最先端半導体の内、CPUなどに使われる一桁nmの微細加工技術には必ず必要になる装置が存在する。
それがEUV露光装置。
7nmまではArF液浸露光という方法でEUV無しでも製造実績があるが、今後は製造コストの面でEUVの方が優位になる上、5nm以下の微細加工にはEUVが必須となる。
そんなEUV露光装置であるが、かつては日本がEUV露光装置開発の最先端を走っていたにも関わらず、開発に失敗。
唯一開発に成功し、現在製造しているのがオランダのASMLという企業で、このASMLの製造する露光装置はArF液浸であっても日本のニコンが製造する露光装置のシェア約6%に対し約94%(2019年出荷額予想)と大きく上回っている。
こうした背景から、今後日本の企業がEUV光装置を開発する事は不可能で、二桁、或いは三桁nmクラスで十分な製造プロセスに使われるEUVではない光を使うの露光装置を細々と開発するのがやっと、という現状が見える。(もちろん二桁nm以上の露光装置も無ければ最先端技術は成立しないため、そういう意味では重要だが)
そして、半導体の製造ではある意味日本を追い越していると言える中国は、半導体の製造を自国の技術だけで行うために国を挙げて日々研鑽している。
その内に材料や半導体製造装置など、日本の持つ優位な分野ですら追い越してしまうのではないかと思う。
アメリカVS中国の半導体開発競争で鍵を握るオランダ企業の精密機械とは?
https://gigazine.net/news/20210706-asml-photolithography-machine/
この記事には
「中国が同様の装置を自前で作るには少なくともあと10年はかかると考えられています。」
と書かれている。
私は思う。
中国ならば可能かもしれない。(失敗する可能性もあるが)
だが日本は無理。可能性すら存在しない。
何故なら、過去に存在した半導体関連のあらゆる国家プロジェクトは全て失敗しているし、もう何年も前にニコンもキヤノンもEUV露光装置の開発から完全に手を引いているからである。
追記:
記事を上げ忘れていたら、この件に関連する新しいGIGAZINEの記事が出ていた。
半導体製造業の復活を試みる日本の取り組みに対する海外メディアの評価とは?
https://gigazine.net/news/20210706-japan-semiconductor/
海外の評価も私と同じで、“ほとんど不可能”と書かれている。
参考:
半導体露光機で日系メーカーはなぜASMLに敗れたのか
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1803/02/news039.html
半導体のEUV露光で高まる日本メーカーの存在感、普及はどこまで進む?
https://newswitch.jp/p/25417
半導体装置市場、報じられない地殻変動
https://biz-journal.jp/2019/11/post_126627.html
日本のEUV周辺技術開発企業「EIDEC」が解散 - 日本のEUVの研究協業が終焉
https://news.mynavi.jp/article/20190403-801385/