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Athlonが消えた [CPU]

今日、知人よりパソコンを一台組んで欲しいと依頼されたので、部品の調達をしようとネット通販の店をいくつか見て回ったのだが。

Athlonの在庫を持っている店がゼロ。

幸い手元に新品在庫が一つあったので事なきを得たが。


一方でバルクのRyzen APU(4750Gなど)は潤沢に在庫があるようだ。

また、GPUを持たないAMD製のCPUもまた、潤沢に在庫がある。

これは一体何を意味しているのか。

ちなみに同じダイを使うノートパソコン向けは、割と最近までAthlonが非常に少なかったが今は潤沢で、逆にそれまで多かったローエンドのRyzen 3 4350が消えて、中間グレードの3500や4500は多く出回っている。

ZenコアのAthlonはGLOBALFOUNDRIESの14nmプロセスで製造されているので、昨今の半導体不足の影響は比較的少ないと思うが。
※追記:一部のAthlon3000番台(SilverとかGoldと付く物)はCPUコアがZen+で、GFの12nmプロセスで製造されているらしい。

AMDはZenコアのCPUを売り始めた頃から、主にハイエンド製品を中心にした製品展開で利益率を上げる戦略を採っている。(それ以前も主にサーバー向けCPUに力を入れて利益率を上げようとしていたが、Bulldozer系のCPUを開発して失敗、6年以上の間、超ローエンド路線で細々と食い繋いでいた)

ローエンドCPU(APU)の種類や流通量が少ない理由がそれだが、ノートPCにAthlonを持って行かれて自作市場に流す余裕は無いという事か。

まあ何が理由であるにせよ、私にとって都合の悪い状況である事に違いはない。


とにかく今後Athlonが手に入らなければ、ローエンドCPUでデスクトップPCを組む場合にはIntel製のCPUを選ぶしかなくなる。

何しろ1万円程度で買えたローエンドのRyzen APUも、だいぶ前から流通が止まっているのだ。

まあ、今となってはそれも良いだろう。

以前のようにIntel製CPUを使えば良いだけだ。


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