対岸の火事ではない [セキュリティ]
GIGAZINEの記事によると、韓国の起亜自動車が、ランサムウエアの攻撃で麻痺しているらしい。
23億以上の身代金をヒュンダイ傘下の起亜自動車がランサムウェアによる攻撃を受けて要求される
https://gigazine.net/news/20210222-kia-ransomware-attack/
自動車を製造する企業では過去、ニッサンの英国工場が同じ理由で一時操業を停止したし、昨年はホンダもやられている。
日本国内ではランサムウエアによる被害が拡大していて、この記事の内容を対岸の火事と見る事は私には出来ない。
明日は我が身かもしれないのだ。
が、実際の所地球上のほとんど全部と言える割合の人は、こうしたランサムウエアの被害に無関心だ。
もし関心があったとしてもそれは単に話のネタ程度であり、この問題に対して自分なりに考えて対策をする人など居ない。
だからこそ、こうした犯罪は成功を続けるし、被害は減るどころか増える一方なのである。
23億以上の身代金をヒュンダイ傘下の起亜自動車がランサムウェアによる攻撃を受けて要求される
https://gigazine.net/news/20210222-kia-ransomware-attack/
自動車を製造する企業では過去、ニッサンの英国工場が同じ理由で一時操業を停止したし、昨年はホンダもやられている。
日本国内ではランサムウエアによる被害が拡大していて、この記事の内容を対岸の火事と見る事は私には出来ない。
明日は我が身かもしれないのだ。
が、実際の所地球上のほとんど全部と言える割合の人は、こうしたランサムウエアの被害に無関心だ。
もし関心があったとしてもそれは単に話のネタ程度であり、この問題に対して自分なりに考えて対策をする人など居ない。
だからこそ、こうした犯罪は成功を続けるし、被害は減るどころか増える一方なのである。
TSMCの日本誘致に関して [雑談]
現在世界最大規模の半導体製造企業であるTSMC。
同社は最先端の半導体製造プロセスを用いた各種CPUやSoCの供給元として、世界で最も重要な企業の一つだ。
一方で
「工場など貧乏な国の安価な労働者にやらせておけばいい」
そういう考えの元、ファブレス企業が幅を利かせているが。
半導体が国家の安全保障要件として非常に重要な地位を占めている今、そういう考えは非常に危険で幼稚な考えに変化している。
こうした背景があったのかどうか、TSMCの工場を日本に誘致するという動きが政府にあったらしい。
半導体株が上昇、台湾TSMCが経産省と共同で日本に施設建設の報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-05/QMG9POT1UM0Y01
経産省のメンツを懸けた TSMC日本工場誘致
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210126/se1/00m/020/048000c
政府、台湾の半導体大手を誘致へ=報道
https://www.epochtimes.jp/p/2020/07/59774.html
かつて日本の半導体生産工場はIntelから一歩遅れる程度を走っていたが、45nm辺りで脱落した。
今はかろうじて元東芝のNAND Flash工場と、旧エルピーダ、現在は米MicronのDRAM工場が10nmクラスの半導体生産を行っているが。
肝心のプロセッサは富士通の工場がCPUの生産をやめて以降、立ち消えになっているし、現在量産される最先端プロセスは5nmだ。
要するに、今回のTSMC誘致は衰退し切った日本の半導体生産業界をもう一度蘇らせようと、そういう事なのだ。
もしこれが出来なかったらと思うと背筋が寒くなるほどだ。
だが、オモチャからロケット、さらに自衛隊の各種装備まで、コンピュータの入らない分野はほとんど無いと言っても過言でない今、出来なければ日本の安全保障は立ち行かなくなる事は間違いない。
だがしかし。
日本国内の認識はこの程度なのだ。
報ステのTSMCのニュースに頭を抱えてしまった
https://eetimes.jp/ee/articles/2102/15/news087.html
日本の教育は「すでに用意された答えの丸暗記」が基本で、モノの考え方すら答えが存在する事が前提。
なので、今や幼児から老人までまるで頭を使うと言う事を知らない。
これは多くの産業分野で衰退が止まらない事と密接に関係している。
その一端がコレだ。
以下記事の抜粋
“自分が全く知らない分野(そっちの方が多いですよね)のことを伝える報道番組が、今回のTSMCや半導体の話のように、誤った情報や、都合のよい部分だけを切り取られた情報で制作されていたら……。そう思うと、本当に恐ろしくなります。”
まあ、国がやる事のほとんどが補助金目当てのハイエナのエサになる以上の意味が無い現状。
この件もどこまで効果があるのか。
日本人はいまだに台湾を見下しているようだが、シャープの件などを見ても明らかで、今は台湾を先生と仰がなければならない時代である。
同社は最先端の半導体製造プロセスを用いた各種CPUやSoCの供給元として、世界で最も重要な企業の一つだ。
一方で
「工場など貧乏な国の安価な労働者にやらせておけばいい」
そういう考えの元、ファブレス企業が幅を利かせているが。
半導体が国家の安全保障要件として非常に重要な地位を占めている今、そういう考えは非常に危険で幼稚な考えに変化している。
こうした背景があったのかどうか、TSMCの工場を日本に誘致するという動きが政府にあったらしい。
半導体株が上昇、台湾TSMCが経産省と共同で日本に施設建設の報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-05/QMG9POT1UM0Y01
経産省のメンツを懸けた TSMC日本工場誘致
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210126/se1/00m/020/048000c
政府、台湾の半導体大手を誘致へ=報道
https://www.epochtimes.jp/p/2020/07/59774.html
かつて日本の半導体生産工場はIntelから一歩遅れる程度を走っていたが、45nm辺りで脱落した。
今はかろうじて元東芝のNAND Flash工場と、旧エルピーダ、現在は米MicronのDRAM工場が10nmクラスの半導体生産を行っているが。
肝心のプロセッサは富士通の工場がCPUの生産をやめて以降、立ち消えになっているし、現在量産される最先端プロセスは5nmだ。
要するに、今回のTSMC誘致は衰退し切った日本の半導体生産業界をもう一度蘇らせようと、そういう事なのだ。
もしこれが出来なかったらと思うと背筋が寒くなるほどだ。
だが、オモチャからロケット、さらに自衛隊の各種装備まで、コンピュータの入らない分野はほとんど無いと言っても過言でない今、出来なければ日本の安全保障は立ち行かなくなる事は間違いない。
だがしかし。
日本国内の認識はこの程度なのだ。
報ステのTSMCのニュースに頭を抱えてしまった
https://eetimes.jp/ee/articles/2102/15/news087.html
日本の教育は「すでに用意された答えの丸暗記」が基本で、モノの考え方すら答えが存在する事が前提。
なので、今や幼児から老人までまるで頭を使うと言う事を知らない。
これは多くの産業分野で衰退が止まらない事と密接に関係している。
その一端がコレだ。
以下記事の抜粋
“自分が全く知らない分野(そっちの方が多いですよね)のことを伝える報道番組が、今回のTSMCや半導体の話のように、誤った情報や、都合のよい部分だけを切り取られた情報で制作されていたら……。そう思うと、本当に恐ろしくなります。”
まあ、国がやる事のほとんどが補助金目当てのハイエナのエサになる以上の意味が無い現状。
この件もどこまで効果があるのか。
日本人はいまだに台湾を見下しているようだが、シャープの件などを見ても明らかで、今は台湾を先生と仰がなければならない時代である。