GeForce RTX 30 [ハードウェア]
NVIDIAよりGeForce RTX 30が正式に発表され、このビデオカードについて詳細な記事が出始めている。
何より驚いた事は、現行のRTX 20シリーズと比べて2倍以上性能が上がった事。
これは近年無かった大幅な性能向上だ。(RTX 10→RTX 20は大体2割程度だった)
こうなるともはやRadeonなど競争相手にならない。
性能向上に関しては、用途をゲームに絞って開発している事がかなり効いているようだ。
トランジスタの密度や性能はRadeonが使っているTSMCの7nmと大体同じらしいので、純粋に設計の優秀さが性能に結び付いている事になる。
昨年RadeonのRX 5000シリーズが出た時は※少しばかり慌てていたNVIDIAだが、RTX 30シリーズが市場に出回ればゲーム用途でRadeonを選ぶ理由はなくなってしまうだろう。
※とはいえ最高性能のRadeon 5700XTでもGeForce RTX 2060~RTX 2070辺りの性能でしかなかったが
そんなワケで、一般の消費者向けビデオカード市場は今後もNVIDIAの天下が続く。
Intelもこの市場へ再び参戦する気配を見せるが、今の所はあまり期待出来ない性能のようであるし、なによりもRTX 30シリーズの登場によりRadeonとGeForceとの差が広がりすぎてしまって、まったくどうしようもない。
AMDは年内にRadeon 5700XTの2倍の性能と噂されるNavi 21の出荷を計画しているが、それでもこの状況には焼け石に水である。
Armの売却先が決まる [セキュリティ]
Armの売却先がNVIDIAに決まったそうだ。
ソフトバンクのArm売却と、NVIDIAがそれを買う事について、裏で何が起きていたかは想像する事も出来ないが。
(ソフトバンクのArm売却は単純に財務上の問題だったとはとても思えない)
なんにせよ、ArmとNVIDIAはこれを機に市場の支配力をより強めようとするだろう。
だが、IntelがパソコンやサーバーのCPU市場をほぼ独占していた頃がそうであったように、一強の状態が世の中にとって良かった試しは一度もない。
人間の愚かさは永遠に消える事は無く状況により強まっていくので、NVIDIAとArmの組み合わせは必ずロクでもない結果を招く。(ソフトバンクよりはマシかもしれないが)
Armがソフトバンクに売られる事なく独立企業のままだったら良かったのに、と思う。
ソフトバンク、NVIDIAへのArm売却を正式発表--最大4.2兆円
https://japan.cnet.com/article/35159522/
ソフトバンク、英Armを米NVIDIAに約4.2兆円で売却
https://news.mynavi.jp/article/20200914-1302444/
ソフトバンク、Armを最大400億ドルでNVIDIAに売却
https://eetimes.jp/ee/articles/2009/14/news072.html
ArmをNVIDIAが買収、ソフトバンクGが最大4.2兆円で売却
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/08731/
ソフトバンクG、ArmをNVIDIAに売却。約4.2兆円
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1276730.html